はじめに

 フリースクール札幌自由が丘学園は、不登校の子どもの学びの場・居場所として28年にわたって活動してきました。毎年、およそ20数名の子どもが本学園を利用しています。

 本学園にやってくるのはいわゆる「不登校」といわれる子どもたちです。人間関係や学習など、学校ではうまくいかないことがあったけれど、他の場所でなら学びたい・友人をつくりたい、そんな子どもたちが通ってきています。

 フリースクールは民間団体が運営するため、利用するにはどうしても利用料・授業料がかかってしまいます。数年前から「フリースクールを利用したいけれど、経済的に厳しく授業料を出すことができない」、そんな声を聞くようになり、本学園では対象家庭への授業料の減額を行ってきました。

 このプロジェクトにより集まった寄付は、授業料を減額するための資金とします。

 これからもこの制度を続けていくために、みなさまのお力をお借りしたいのです。



メッセージ  フリースクール理事 新藤 理

授業料減額制度を始めるまでは、問い合わせの際に授業料の金額について伝えるとその時点で利用を諦める方が数多くいました。非常に大きな意味のある取り組みだと私たちは考えています。しかし、そんな減額制度も、かつてやむを得ず中止したことがありました。特定の財源がない中で授業料を減額したことで、ただでさえひっ迫していた学園の収入状況がますます苦しくなってしまったためです。


減額を受けていた各家庭にこの制度を中止せざるを得なくなったことを伝えると、なんとどの家庭も残らず

「せっかく子どもが居場所を見つけて元気になってくれているのだから、授業料が上がっても何とか頑張って、できるだけ学園には通わせ続けます」と言ってくださいました。

そして「だから、どうか学園をつぶさないでくださいね」と言ってくれた方も。

自分たちの力不足を痛感しつつ、やっぱりこのままではいけない、という思いで一杯でした。


クラウドファンディングで広く皆様に寄付を求める理由は、学園を利用できる生徒を増やすため、というだけではありません。経済的には苦しくても、子どもたちが喜びと手ごたえを感じて日々を送れるなら、どうにかしてその道をつなげたいという保護者の方々の声があるからこそです。現状の授業料設定は、そうした家庭に資するために私たちができるギリギリのラインです。みなさんのお気持ちを寄せていただくことで、子どもたちも保護者も、より安心してフリースクールでの生活を続けることができるようになります。

毎日笑ったり泣いたりしながらエネルギーを放ち、学園に初めて足を踏み入れた時とはまるで違う子どもたちの姿と、家庭の経済状況の厳しさという現実の間には、胸が苦しくなるほどのギャップがあります。

そのギャップを少しでも埋めるためのお力添えを、どうかぜひよろしくお願いします。


解決したい社会課題

2019年度の不登校児童生徒数は全国で約18万人にのぼります。2012年の11万2千人から増加が続いている状態です。2020年度はコロナ禍によりさらに多くの子どもたちが不登校であると予想されます。

【文部科学省 令和1年児童生徒の問題行動等調査結果公表資料】


不登校の原因はいじめや人間関係の悩み、学習への不安など様々です。いくつかの理由が重なっていることもあれば、本人にも理由はよくわからないということもあります。
2016年に出された「不登校児童生徒への在り方について(文部科学省)」では、


・不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要がある

・児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある


とあります。
不登校の子どもが「フリースクールなら通いたい!」と思ったときに、経済的理由でそれをあきらめなければいけない。それでは「社会的自立」「自分を見つめ直す」チャンスを失ってしまうことになります。

文部科学省の「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」(2015年)によると、フリースクールの会費(授業料)の月額は平均約33,000円です。本学園も月に36,000円の授業料をいただいます。

2019年に本学園が行ったアンケート(不登校の子どもを持つ親の会に参加している保護者が対象、回答数43)では、「子どもがフリースクールなどの民間教育施設を利用する際に家庭で負担可能な費用」について5割以上の保護者が「1万円以下」と答えています。不登校は誰にでも起こりえることなのに、学校に通えばかからない費用がかかってしまう。家庭にとっては相当な負担となります。

もしも子どもが不登校となり、フリースクールであれば元気に通えるというときに、家庭の経済的理由でそれをあきらめざるをえないというのはあまりに残念です。このプロジェクトにより、経済的状況を乗り越えて子どもがフリースクールを利用できるようになることを目指しています。



このプロジェクトで実現したいこと

 経済的困難のためにフリースクールが利用できない家庭に対し、授業料の減額を行います。150万円の目標金額を達成すると、6家庭を対象に授業料を月額14,000円、16か月減額することができます。また、目標金額に達しなかった場合は、対象家庭数や月額を調整し授業料減額を行います。


【150万円の目標達成の場合】
手数料(集まった金額の9%) 135,000円
月額14,000円の減額×対象家庭数6家庭×16か月
リターンの発送など 21,000円

※集まった金額に応じて、対象家庭数や月額を調整します。


実施スケジュール

7月中旬  プロジェクトスタート
      卒業生・保護者からの応援メッセージを随時発信していきます!
8月25日 プロジェクト終了
9月    リターン発送 

<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


リターン

お礼のメッセージと生徒作成の学園通信特別号を郵送いたします。

(寄付額に関わらず一律のリターンとさせていただきます。)


フリースクール札幌自由が丘学園の活動

札幌自由が丘学園には国語・数学・英語などの教科学習の時間、美術・音楽・ものづくりなどの体験的学習の時間、職業体験や宿泊学習などの多彩な行事があります。
現在は新型コロナウイルス感染症の影響で活動時間の短縮・行事の削減をせざるを得ない状況ですが、生徒たちは日常を大切に、楽しく過ごしています。


宿泊学習 in登別・白老
コロナ禍の2020年度はなかなか宿泊行事が実施できませんでしたが、2021年の3月にようやく卒業旅行も兼ねて登別・白老を訪ねることができました。マリンパークニクスではイルカに水をかけられたり、ウポポイでは解説を担当した職員の方と仲良くなったり……。たった2日間ではありますが、我慢し続けた楽しみを取り戻せた時間でした。


オンライン授業
一般の小・中学校は休校にならなくても、フリースクールには公共交通機関を使って通う生徒が多いため、コロナウイルス感染症の状況に合わせて慎重な対応を取らざるを得ません。これまでに何度か独自の臨時休校期間を設けました。そこで活躍するのがオンラインの授業中継システム。札幌市の補助で機材を揃え、11月の休校期間から授業中継を始めました。登校再開後も、感染への不安から自宅で授業を受けたいという生徒向けに対面&オンライン並行の授業スタイルを続けました。


ホームページ https://www.sapporo-jg.com/free-school/

Facebook、Twitterでも随時、活動の様子をお伝えしています。
ぜひご覧ください!



最後に

新型コロナウイルスの感染拡大により、学校を取り巻く環境も大きく変化しました。
クラスメイトとは距離をとって接し、行事は削減され、常にマスクを着用する…など、子どもたちはストレスを抱えながら日々を過ごしています。

私たちのところにもコロナ禍以降、学校に行きづらくなったという相談が寄せられており、フリースクールの役割は今後ますます大きくなっていくと感じています。

子どもがフリースクールを利用したいというときに、経済的状況によって利用をあきらめなくてもいいように、どうか皆さんのお力をお貸しください。


※NPO法人フリースクール札幌自由が丘学園は非営利法人ですが、このクラウドファンディングを支援することで、支援者が税制優遇を受けることはありません。

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