私たちSciKaleido(サイカレイド)は、
「“科学や研究の魅力"を楽しみながら知ってもらえるようなコンテンツを提供したい!」
という想いをもって、2021年3月に始動した研究者チームです。
私たちの普段の姿は、化学系のメーカーで働く博士研究員です。
科学と向き合いながら過ごしていると、“勉強としての科学”からは想像できなかった、”純粋に科学を楽しいと思える瞬間” にたくさん出会うことができます。
こういった、日々の研究生活で感じる「驚き・刺激・感動」を誰でも気軽に体験できる機会となるようなコンテンツを、もっと増やすことができたらいいのにな と思い、活動を行っています。
解決したい社会課題:理系や研究の世界を積極的に目指す若者の減少
私たちがこの活動を始めた背景として、
「高校生の頃の文理コース決定時や、大学学部生の頃に配属する研究室決め、大学院での就職活動など、これまでいくつか経験した人生の岐路で、自分たちはどれほど将来をイメージしながら、ポジティブな気持ちで選択ができていただろうか?」
と疑問を持ったことが挙げられます。
理系を選択すると将来どのような職業につけるのか、科学者・研究者という職を志したとしても、具体的にどのようなことをしているのかについて想像することは難しかったですし、
それは大学院、大学、高校と時を遡るにつれ、一層イメージが湧かなかったように感じます。
学生向けの調査結果では、進学する学部や学科を選択する際に迷った理由の第一位は「自分の選択が本当に正しいか?」で、その割合が50%以上を占めているというものもあるようです( Toshin.com 受験についてのQ&A より )。
このように「学生や若者が自分の人生を決めるような重要な選択で自信を持てていない」という現状は、解決すべき重要な課題であると感じました。
昨今指摘されているような日本国内の研究力の衰退なども、このようなところにその原因の一端があるのではないかと考えられます。
私たちは、教育のプロである教員から勉強を教わるのと同じように"当たり前"に、研究のプロが考えていることや見ている世界に誰でも簡単に触れられるようにすることが、この課題に対する解決策となりうると考えています。
科学の魅力や研究の世界を知ることで、よりポジティブな気持ちをもって選択ができるようになると考えています。
そしてそのような気持ちでサイエンスの世界を志す若者が増えるということは、彼ら自身の心を軽くするのと同時に、将来この世界で活躍する科学者の輩出にもきっと繋がるであろうと期待しています。
課題解決のための活動内容:科学や研究の魅力を伝える「ちょっとしたきっかけ」の提供
・「理系科目の授業って、内容をイメージしにくい」
・「科学の楽しさってよくわからないなぁ…」
・「研究の世界に興味があるけど、いまいち想像できない」
とモヤモヤしたことのある人は多いのではないでしょうか。
そして、結局このモヤモヤは解消されなかったなぁ・・・という経験のある人もたくさんいると思います。
私たちは、このモヤモヤした気持ちは、ちょっとしたきっかけがあれば科学や研究への興味に変えることができると考えています。
そしてそのためには、“科学や研究のおもしろさ”に魅せられる体験をすることがとても重要だと知っています。
それは私たち自身が、
漫画や小説に登場する科学者の姿に憧れたり、サイエンスの面白さを説いてくれるような学校の先生に運よく巡り合えたり、身近に研究者がいたり、
そんな科学の魅力を知ることができる「ちょっとしたきっかけ」のおかげで、この世界に興味を持ち、いまでも仕事として研究に携っているからです。
SciKaleidoは、科学や研究の魅力を、
誰でも簡単に味わうことができるような世界を目指しています。
これまで自分たちが運よく出会うことができた貴重なきっかけに感謝しつつ、
今度は私たちが誰かの「ちょっとしたきっかけ」になれるように活動していきたいと考えて活動しています。
その他の私たちの活動は、こちらをご参照ください。
・分子の上を走るゲーム!
・Webページ
・Twitter
SciKaleidoは、こちらの3人で運営する有志団体です(詳細はコチラ)。
ゆー
大阪生まれの理学博士。
高校生の時に有機化学が好きになり、大学生でちょっと嫌になり、でも研究室で研究し始めて「やっぱり有機合成!」ってなりました。(今はまた他のがいい!てなってますが…)
薬を作る世界に憧れてたはずなのに、気づいたら違うことばかりやってる日々。
研究以外にも興味津々。とりあえず形から入っちゃうクセあり。
現在は投資も勉強中。読書が日課で年間100冊以上。
とにもかくにも本質の追求が好き。そのせいか、なんでも分析したがり。
全然関係ないけど、「お笑い」っていいですよね、世界を救うと思うんです。
じょー
広島弁が出なくなってきた薬科学博士。
大学入学時は実は文系。
専門は分子生物学で、在学時は脳機能に関する研究に携わっていました。
「生きやすい人生をサイエンスで築く」がモットーです。
週末は大体外にいて、大地を駆け、山に登り、海に潜ります。
空はまだ飛べませんが、いつか宇宙に行ってみたい。
みっつ
博多弁の工学博士。
過去の専門は光化学や超分子、機能性材料やその周辺。
いまは駆け出しデータサイエンティスト。いつかデータを使いこなして、人に寄り添う技術開発をしたいと思っている。
「工学部の最大のミッションは、人の苦しみを開放すること」という知り合いの先生の言葉が胸に刺さる毎日。
新しいものが好き。最近はスマートウォッチで自分の生活を情報化して観察している。
いつか目からビームを出すのが個人的な夢。
いま私たち今回のプロジェクトで掲げている目標は
「”科学で遊ぶ”を体験できるバーチャルコンテンツをつくる! 」
です。
授業で聞いたり、本で読んだりした科学ってよく分からなかった経験はありませんか?
ミクロスケールの細胞の話や、もっと小さな分子や原子の世界をいきなり想像するのって、すごく難しいと思います。
なのでまずは、よくわからないものを「目に見えるように」「実際に触れられるように」する必要があります。
私たちはそこにさらに「楽しさ」を盛り込んで、遊んでいるうちに、気づけば新しいことがわかるようになっている、そんな最高の体験を提供したいと考えています。
普段、目には見えない不思議な世界に触れる方法として、バーチャル空間を利用したコンテンツの開発を計画しています。
ミクロな世界に自分が入り込んだり、普段見ることもできないようなものを自分の手にとって眺めたりする、そんな直観的で没入感のある体験がバーチャル空間では実現できます。
バーチャル空間を利用して、分子の上を走ったり、細菌やウイルスをやっつけたり、細胞の代わりに働いてみたりといった非現実的で楽しい科学体験を作っていきたいと思っています。
最近では、スマホやPCからでも利用することができるバーチャルコンテンツもたくさんあるので、誰でも、どこにいても、どんなデバイスからも体験できる、そのようなものを作っていく予定です。
加えて、昨今のコロナ禍では、学校での授業だけでなく、実験教室や大学のオープンキャンパス、博物館の展示など、科学と触れ合う機会が少なくなってしまっています。
このような失われてしまった科学体験を補うような場として、距離や時間に関係なく、だれでもスマホやPCで“触れられる“バーチャルコンテンツは、強い味方になってくれると確信しています。
バーチャルコンテンツについて、
まずは二本の柱を軸にして活動を行っていこうと考えています。
①科学エンタメコンテンツを開発したい!
教科書を見るだけではわかりにくいモノを、バーチャル空間上で見に行けるイベントの企画や、楽しく遊んでいるだけで、新しい発見のあるゲームの開発を進めたいと考えています。
具体的には、
・普段の勉強でいまいちピンとこないものを集めた「ピンとこない展 in VR」の開催
・高い専門性にまで踏み込んだ科学・研究を題材にした「科学×脱出ゲーム」の開発
をそれぞれ計画しています。
②科学の魅力を発信する場 を作りたい!
SNSやブログ、YouTubeなどを使って、科学や研究の面白さや、研究者の考えていることを発信・共有できる場所をつくることを計画しています。
特に、スマホやPCからも簡単にアクセスできるバーチャルSNS「cluster」で、イベント開催やゲームコンテンツのテストローンチ、ユーザーとのコミュニケーションを積極的に行っていきます。
また、科学の面白さを知るきっかけになるような、オンラインやバーチャル空間上でのイベントや講演会を開催しようと考えています。
今回のクラウドファンディングで集まった資金を利用して、
以下の3つを進めたいと考えています。
①科学エンタメコンテンツの開発開始
「ピンとこない展 in VR」「科学×脱出ゲーム」 の開発を開始します。
バーチャル空間上で楽しめるようなコンテンツの開発にかかる初期投資を行う予定です。
具体的には、ターゲットとなるユーザーへの受け入れ性を調査することや、それぞれのコンテンツのプロトタイプの作成のために資金を運用いたします。
②バーチャルマーケット6にて、コンテンツのテストローンチ
2021年8月14日からオンラインで開催されるバーチャルイベントである バーチャルマーケット6 へ、SciKaleidoとして科学コンテンツを出展できることが決まりました!
これから制作していく「ピンとこない展 in VR」の一部をプロトタイプとして展示し、ご来場者さまに私たちの活動をご覧いただくとともに、より良いもの作っていけるように、ご意見をいただく場にできればと思っています。資金の一部は、プロトタイプとなる展示の作成費に利用されます。
本イベントはオンライン開催ですので、みなさまのお手元のPCからご来場いただけます。
③バーチャル空間上での活動やコンテンツ制作に必要なキャラクターの作成、その3Dモデリング
バーチャル活動を行っていくためのアバターやキャラクターのキービジュアル決定、およびその3Dモデリングを行います。
作成した3Dモデルを活用し、ゲームの開発やイベントへの登壇、YouTubeなどの活動を進めていくことを計画しています。
このような活動を行うにあたり必須となる、キャラクターデザイン・3Dモデル作成に資金の一部を充てる予定です。
以下のような内訳を想定して、目標金額を設定しました。
・「科学×脱出ゲームアプリ」および「ピンとこない展」開発初期にかかる費用:20万円
・キャラクターのデザイン、3Dモデル依頼費:17.5万円
・バーチャルマーケット 6 に向けた出展物の作成費:4万円
・リターン品の作成費:3.5万円
・クラウドファンディング手数料:5.0万円
以下のスケジュールで今後の活動を予定しております。
・2021年6月 バーチャルマーケット 6 に向けた出展物の作成開始
・2021年7月 キャラクター・3Dモデル作成開始, バーチャル空間での活動開始(イベント, YouTube等)
・2021年8月 バーチャルマーケット 6 出展
・2021年9月 「科学×脱出ゲームアプリ」および「ピンとこない展」の開発スタート
応援してくださった方へのお礼として、以下のお品物をお返しさせていただきます。
詳細は、各リターン品の項目にてご確認ください。
7月13日 こちらのリターン品を追加いたしました。
詳細については、ご気軽にお問い合わせください。
※リターン品はイメージです。
文字や色合い等、若干の仕様が変更される場合がございます。ご了承ください。
なお、リターン品は、複数お選びすることも可能でございます。
私たちの活動が、研究者の目線や考えていることを知って、科学や研究の世界を少しだけ身近に、
そして面白そうな世界だと感じるきっかけになれば嬉しい限りです。
私たちの提供するものをきっかけに、
高校の文理選択、 大学の研究室選び、就職活動での仕事選びなど、
人生の岐路で、自分の知的好奇心を大事にしてポジティブな選択をする人が増えてくれたらいいなと思って活動をしていきます。
新しい視点で身の回りを改めて見てみることで、世界がちょっとだけ楽しそうに映る、そんな体験をしていただけるようなものを精一杯つくっていこうと考えています。
そしてなによりも、私たち自身も楽しみながら活動を行っていきたいと思っています。
まだ見たことのない新しい、わくわくする世界を、一緒に覗いてみませんか?
私たちの活動にご共感いただけたら、ご支援いただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るリターン品について
2021/12/09 12:42こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
【お知らせ】リターン品についてのメールについて②
2021/09/03 01:24こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
【お知らせ】リターン品についてのメールについて
2021/09/02 00:16こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
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