大変な時こそ、美味しいごはんが心に沁みる。2016年熊本地震の体験から得た支援する側、される側双方の教訓を、いざという時にも手に取れる書籍に。「おいしいミニ炊き出しブック」の出版を実現させたいと思っています。

プロジェクト本文

▼きっかけは、熊本地震の「支援する」「支援される」それぞれの「気づき」

 はじめまして。「おいしいミニ炊き出しブック」プロジェクトは、2016年熊本地震の際に、神奈川県川崎市から支援物資を送る事がきっかけで生まれたチームです。

 地震の直後、熊本県益城町に住む兄弟からの支援物資の相談がきっかけで、ご近所や友人などのつながりを通じ、支援物資を溝の口、大岡山の2箇所から支援物資を合計ダンボール90箱、義援金40万円をお送りし、活用していただきました。

 その後、地震直後の慌ただしさが落ちついた頃に、川崎、益城の人が双方に行き来し、話を伺う中で、「支援する」側は物資のまとめ方や必要なものの取りまとめ、「支援される」側は物資の使い方など、それぞれ「気づき」があるという事が分かり、情報交換や交流を深めていく事になりました。


神奈川県川崎市で支援物資を送ったのがきっかけで交流が始まりました

 

熊本県益城町で震災の時に感じた良かったこと、困ったことをシェアする座談会を開きました

▼「炊き出し」から広がる現場の良かったこと、困ったこと

 熊本県益城町では、町が運営する避難所だけでなく、建物の被害が少なかった個人の方が軒先などで炊き出しをし、ご近所で支え合う「ミニ炊き出し」が行われた話を聞きました。こちらの映像でご紹介している中華料理店を営む満田さんは地震の後、停電で冷蔵庫に入っていたストック食材について、電気もいつ復旧するか分からない、捨てるにもゴミの収集が止まっているから捨てられない。という事に悩み、建物の被害は軽かったため、お店の軒先で調理をする「ミニ炊き出し」を始めました。

 すると、近所の方が集まり、ご近所内での助け合いも生まれる中、商店や農家の方は食材を頂く事もあり、カット加工されたお肉が使いやすい反面、普段は問題なく調理できる泥付きの野菜は水道が止まっていて洗えず、調理法に工夫が必要な一面も。他にも小分けされた調味料は食材として活用するだけではなく、お手伝い頂いた方へのお礼に使うなど、物資の使いやすさについても実感したとの事。そして町が運営する避難所への支援にも行く中、温かい食事の提供の難しさなど避難所の運営という側面からも困った事があったようです。

 ちなみに、満田さんの「ミニ炊き出し」の一番人気だったメニューは暖かい「ハッシュドポーク」。大変な時こそ、美味しいごはんが心に沁みる。災害時の食を考えることは、日頃からの食や近所づきあいを大事にすることであり、それがいざという時にも役に立つことを教えてもらいました。

「ミニ炊き出し」の様子

▼支援する側もいざという時を考えてみると、分からないことが

 今回、熊本地震の支援をさせていただいた川崎のメンバーも益城町の方の話を伺う事で、水や食料の備蓄はしているけれども、ガスが止まった時、水道が止まった時、電気が止まった時、それぞれ、どういう風にすれば良いのか?冷たい食事が続くと気持ちが参ってしまうのではないか?避難所だけでなく、ご近所でどういう風に支え合うことができるのだろうか?益城の方とお話をする中で、もし私たちが被災した時、より元気に復興へ立ち向かうどうすればいいのか?という疑問が生まれました。


川崎で行った益城町の話を伺う会では簡単に作れるお味噌汁づくりを体験

▼「おいしいミニ炊き出しブック」構成案

80~100ページ程の書籍を予定しています。
・実用的な「ミニ炊き出し」レシピ
・備蓄の食材を普段からも美味しく食べる「ローリングストック」レシピ
・復興の中でいざという時、心に沁みる一品を「美味しい炊き出し」レシピ
・多くの人が集まる地域の中で配慮したい「世代別・アレルギー」への対応法
・熊本県益城町での避難所運営・生活再建のお話し「益城町立広安西小学校 井出文雄校長先生」「益城町立広安西小学校PTA会長(当時)万江 英彰さん 」へのインタビュー
・熊本地震被災の初日から100日まで体験記憶タイムライン

▼いざという時にも手に取れる「書籍」に

この、「支援する」「支援される」それぞれの交流がきっかけで生まれた「気づき」。
「ミニ炊き出し」のお話をお聞きすると「食」だけでなく、「地域との交流」「避難所」「生活再建」など、暮らしの再建に直結する気づきが「支援する」「支援される」それぞれの視点から数多く出てきました。
いつ来るか分からない災害、この気付きを次に活かせれば、災害からの復興ももっと早く出来る、そう考え、いざという時、動揺して困ってしまっている時でも、停電でインターネットが出来なくても、手元で見て、まず食べて、生活を再建していくための1つのツールとして、書籍にしたい。と考えました。

▼スケジュール

2017年10月より編集、制作作業を開始し、2018年4月の完成を目指します。また、書籍化にあたり、出版について、このプロジェクトに賛同頂いた「株式会社からだにいいこと」様にご協力頂く形で調整を進めております。

▼制作実行委員について

このプロジェクトが生まれるきっかけになった支援物資の協力やこのプロジェクトに賛同頂いた方達と一緒に書籍化に向け制作を進めていきます。

・企画
山本美賢/尾崎健一/上島洋/井村晋作
一般社団法人 防災ジオラマ推進ネットワーク
・企画/減災監修
鈴木光
一般社団法人 減災ラボ
・レシピ制作
上島亜紀
・編集/ライティング
山本詩野/有川美紀子/神津伸子
・撮影
松本祥考/末吉理
・デザイン
山崎百香/佐藤彩/浦上まい

▼ご支援いただいた資金の使い道

「おいしいミニ炊き出しブック」の書籍化・出版に際し発生する
・編集費
・印刷費
・書店への流通費
・ご支援いただく方へのリターン品
・各種発送費用
へ使わせていただきます。

▼ご支援のリターンについて

ご支援いただいた方にはプランにより以下のリターンをご用意いたします。

●ご支援いただいた方全員
・SPECIAL THANKSとして、お名前、団体名などを掲載させていただきます。
・完成した書籍(プランによって冊数は異なります)
●一部のプランにご支援いただいた方
・「ミニ炊き出し」のお話をお伺いした時に紹介頂いた、熊本県のおいしい食材
・あなたの地域にあった備え方を楽しくマップを使って考える「my減災マップ」ワークショップ出前講座(減災監修を頂く鈴木光さんが講座を実施します)

▼最後に

できあがった書籍はいわゆる「防災ブック」のような体裁でなく、書店のレシピコーナーに置かれるような美味しそうで思わず手に取りたくなるような書籍作りを目指し、一人でも多くの方に「ミニ炊き出しのススメ」を伝えたいと思っています。制作実行委員一同、日本中の方々、未来の人たちに軽やかに「食を通じて備えを身近にすること」を伝えたいと思っています。ご支援のほど宜しくお願いいたします。

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