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【緊急事態宣言発令を受け「チョコレート哀歌」は上演延期となりました。】

平素よりノラを応援していただき、ありがとうございます。
ノラ代表のしおと、ひかりです。

この度、緊急事態宣言の発令に伴い『三輪舎×ノラ合同公演 いざよう』の公演延期を決定いたしました。


コロナウイルス感染症の影響により実現が難しかった東京公演が、たくさんの方のご協力により実現可能となった上での今回のクラウドファンディング。

多くのご支援・期待をお寄せいただいている以上、良いものを作らなければならないという想いは強く抱いておりました。

そして、両劇団内で何度も感染対策や感染状況について話し合いを重ねながら、公演実現に向けて動いておりました。


しかしながら、東京の感染状況の悪化、若年層でのワクチン接種率の低さ、医療逼迫の懸念などの理由から、今回のような判断に至りました。


8月の上演支援のためのクラウドファンディングにご協力くださった皆様には、誠に申し訳ございません。
ご支援金につきましては、全額、延期公演の費用として使用させていただきます。そのため、クラウドファンディングのご支援は7月26日まで募っております。どうか、みなさまにご支援いただけましたら幸いです。


最後に、このような不安定な状況下でお気持ちを寄せていただいた皆様に深く感謝申し上げます。

夏にお会いすることは叶わなくなってしまいましたが、期間を得た分より良いものをお届けできるよう、スタッフ一同精進して参ります。

今後ともノラを、どうぞよろしくお願いいたします。



ノラ代表 しおと、ひかり




【ご挨拶・初めに】

初めまして。まずは、当プロジェクトにご興味をお持ちいただきましてありがとうございます。私たち「ノラ」は、京都芸術大学舞台芸術学科の同期であるしおと、ひかりと西﨑わか那の両名によって構成されたユニットです。当団体では、旗揚げかつおうさか学生演劇祭vol.14参加作品として、2021年3月に「チョコレート哀歌」という作品を上演いたしました。同作は光栄なことにおうさか学生演劇祭vol.14にて最優秀劇団賞に選ばれ、本来であれば東京での学生芸術祭へ参加を予定していました。しかし新型コロナウイルス感染症の影響により、残念ながらその機会に恵まれませんでした。

しかしながらこの度、三輪舎さんにご協力をいただき、合同企画として東京公演を行うことが決定いたしました。開催期間は8月中旬、東京はシアターグリーンにて、当団体は「チョコレート哀歌」を、三輪舎さんは新作を上演いたします。今回の合同企画を成功させるため、皆様にご支援を頂戴できればと考えております。以下に詳しいコンセプトなどを紹介させていただいております。どうぞ、ご一読いただけますと幸いです。

※当プロジェクトは、ノラの「チョコレート哀歌」制作費用をご支援いただくためのプロジェクトです。公演自体は三輪舎さんとの共同で行われますが、ご支援金は全てノラの制作費・運営費に使わせていただきます。三輪舎さんへのご支援を募る内容ではございません故、ご注意ください。



【チョコレート哀歌、作品コンセプト】

ー自分を愛して生きる、ということについてー

あなたは自分を愛していますか?

私はあんまり、愛せていません。

だから自分のことを大事にできなくて、簡単に消えたくなってしまいます。

そういう人が、最近多いみたいです。

生きることに意味を見出せなくて、どう振舞えばいいかわからなくって、一人でうずくまってしまう。

本当は傷を負っているのにそれを主張できなくて、スカスカになっていく心を抱えて途方に暮れている。

それをなんとか娯楽で誤魔化して、不安をなんとか見ないふりして、心を麻痺させてくれる存在に依存しながらかろうじて日々を生き延びている。

そうやってどうしようもなく拗れて膿んだ傷は、果たしてどこに辿り着くのでしょうか?

きっと、碌な結末は迎えられないでしょう。

だから私達は、立ち向かわなくてはいけないのです。

傷を傷として認識し、傷含めの自分を愛するために。

この作品が、観る人の「生きる」を見つめ直す一つのきっかけになることを願って、誠心誠意届けます。


【ノラとは】

ノラは、京都芸術大学舞台芸術学科の同期であるしおと、ひかりと西﨑わか那の両名によって構成されたユニットです。日常の中で忘れていける感情や、つい奥底に仕舞われてしまう感情、そういった脆く拗れた感情を逃すことなく掬い上げ、演劇として昇華することをコンセプトに置いた作品づくりを行なっています。通常であれば邪険にされがちな痛々しい主張に華やかで可憐な装飾を施すことにより、アンバランスで魅惑的な世界観を創造しています。ノラのこれまでの活動内容は、以下の通りです。

2021年3月「チョコレート哀歌」於:SPACE9(大阪市)

おうさか学生演劇祭vol.14参加作品として製作しました。美しく、自分に嘘の無いよう生きるということについて考えた作品です。生きていく限り、代償として汚れを覚え続けていく私たちの身体は、どうにもならないものなのか。汚れを拒み続けた先に待ち受けるものは、なんであるのか。そういった思考をベースに、二人の少女の無邪気なやり取りが展開していきます。

撮影:小嶋謙介

2021年5月「春になる 決心をしている」於:喫茶フィガロ(京都市)

カフェ公演として企画していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、急遽映像作品として製作しました。初経を迎えた少女の、乱暴に変わりゆく身体とそれを拒む精神の乖離を表現した作品です。どれだけ苦しんだとしても人はいずれ痛みを忘れ、次の季節に向かう。そんな切ない当たり前を、薔薇と少女のやり取りの中で、詩的要素を交えつつ描いています。

撮影:浦賀わさび

【いただいた支援金の使い道】

感染症対策として客席数を50%に制限する影響により、十分な制作費が確保できない状態にございます。皆様からいただいた支援金は、以下の金額の補填として大切に使わせていただきます。

・出演者、スタッフへのギャランティ(約15万円)
・美術及び機材費(約10万円)
・稽古場代(約10万円)
・感染症対策費(約3万円)    等


【実施スケジュール】

2021年7月17日〜8月9日:稽古
2021年8月10日〜11日:仕込み・リハーサル等
2021年8月12日:初日
2021年8月13日:二日目
2021年8月14日:三日目
2021年8月15日:千穐楽

※上記の初日〜千穐楽の表記は、合同公演と考えた際の割り振りとなっております。実際にノラが上演を行う日程は13日〜15日です。


【ご協力者さま】

今回の東京公演を行うにあたり、ご協力いただいている方々のご紹介を記載させていただきます。※敬称略

三輪舎

編入学をきっかけに意気投合した3人(明利翔、村山和弥、徳永伸光)によって2018年に結成。同一作品を屋外/屋内で上演する企画にて旗揚げした。3人それぞれの異なるルーツを元に、多面的な視点から現代社会と向き合うための作品が特徴。シアターグリーン学生芸術祭vol.13にて最優秀賞、おうさか学生演劇祭vol.13では最優秀劇団賞をはじめ個人賞も多数受賞している。

代表作:シアターグリーン学生芸術祭vol.13及びおうさか学生演劇祭vol.13参加作品『花道を東へ向かい』
Twitter:@3rin4ya
メールアドレス:33rinsya@gmail.com

シアターグリーン学生芸術祭

以下、公式HP(http://green55.jp)より抜粋。

今をときめく多くの劇団も、元を辿れば学生劇団だった時代があります。
無数に存在する学生劇団が内包する才能とエネルギーは計り知れません。
その才能を学内だけでなく、広く一般の方々に向けて発揮してほしい。
そうした思いから、シアターグリーン学生芸術祭はスタートしました。
2007年に始まったこの学生芸術祭=Student Art Festival(通称SAF)は、
2020年で14回目を数え、来場者総数は過去13回で2万6970人に及びます。

おうさか学生演劇祭

以下、公式HP(https://hopsince2013.wixsite.com/osakagakusei/about

)より抜粋。

関西一円の大学・専門学校を対象にした学生演劇祭です。
2007年度から東京・シアターグリーン学生芸術祭(SAF)と同時期に開催し、全国で一番長く続いている学生演劇祭です。
当初は一心寺シアター倶楽の劇団支援プログラムとして開催。
企画タイトルは一心寺の近くにある逢坂から「おうさか学生演劇祭」と名付けました。
関西一円の学生劇団から参加を募集するということと、大阪に留まるとなく、全国に羽ばたいて欲しいという願いが込められています。
演劇祭の内容は本公演スタイル。卒業公演や学生時代の集大成を発揮できる演劇祭にしたいとこのスタイルを貫いています。
2012年、一心寺シアター倶楽の劇場支援プログラムが終了。
その後実行委員会形式をとり、2013年会場・芸術創造館、2014年会場・道頓堀ZAZAに移動したことから「道頓堀学生演劇祭」に名称変更。
11年目となる2018年から「劇場を学生自ら選ぶことができる演劇祭」を目指し、天王寺駅周辺の60席~150席までの5劇場から選べるスタイルに変更。
名称も「おうさか学生演劇祭」戻しました。
参加費(会場費)を極限までコストダウンして、チケット収入はすべて劇団収入にすることにより、興行としても成立するよう支援を心掛けています。

そして2018年9月には20代を中心とした初プロデュース公演「さよなら竜馬」(脚本:マキノノゾミ 演出:大熊隆太郎(劇団壱劇屋)を上演。
この10年。変わらなかった関西演劇界を大きく変えるため、「今の若者はこんなにもアツくて面白い」を体現すべく、演劇祭OBOGを中心に10年計画で上演。
2027年には新歌舞伎座1か月興行(3万人動員)を目標としています。

 3月の学生演劇祭は現役の集大成を。9月のプロデュース公演はステップアップできる場を提供したいと考えています。
この学生演劇祭を単なる地域の大学演劇にとどまらず、若い素質を早い段階で見出し、演劇界を盛り上げる一旦になれるよう、これから様々な企画を考えております。


【おうさか学生演劇祭での評価】

・全体 ・作品としての完成度と「自分たちが何を作りたいか」が一番はっきりしていた。一番熱量、生々しさ、ラ イブ感を感じたため、演劇と呼ぶにふさわしい作品。また俳優の完成度だけでなく、様々なギミック、舞台装置、小道具、衣装、あらゆるものが「作品」 を陰ながらに支えていたように思いました。いちばん目立っていたのが舞台上の2人の俳優。そ れでこそだと思いました(白井)

 ・作品としての完成度が最も高かった。視覚的に統一された劇空間で心地良く演劇を体験できた。(谷屋)

 ・脚本・演出・俳優・スタッフワークほか当日のあいさつ文から整理券にいたるまで、すべてにおいてコン セプトが見えた。観客に想像の余地を残しつつ、しっかりとした世界観を構築していた。演劇である意味のあるモノ作り だった。(立花)

 ・唯一、観劇感のあった団体。嘘の無い芝居(アクティング)と「想い、伝えた事、思想」を演劇という媒体 を通して表現するという、演劇らしさが選定理由。これは演劇か?と疑問の声が聞こえそうな、ギリギリ の線を攻める危うさも個性を感じる。美術、衣装、小道具、照明等にも演出意向が反映されている。身体性に特化した演出は「やりたかっただ け」「振りを踊っている」という印象を得る事が多い。しかし、必然性すら感じる事が出来た。自分のやり たい事を舞台場に表現する演出力は確かなものがある。今後にも期待。(KENSUSAKI) 

【審査員】7 名

藤原治基(おうさか学生演劇祭 プロデューサー)

繁澤邦明(うんなま 脚本家・演出家・俳優)

立花裕介(俳優・デザイナー)

つぼさかまりこ(演劇集団あしたかぜ 脚本家・演出家・照明家) 

白井宏幸(ステージタイガー所属 俳優)

谷屋俊輔(ステージタイガー/焼酎亭所属 俳優)

KENSUSAKI(創造 Street 主宰)



【しおと、ひかりよりご支援のお願い】

こんにちは。ノラで脚本・演出を担当しています、しおと、ひかりです。

私たちは2021年8月、東京のシアターグリーンにて「チョコレート哀歌」という作品を上演します。この作品は、昨年の春に土台を書き上げました。少し、当時のことを振り返ります。

職場が自粛の煽りを受け、二ヶ月の時間を得た私は、毎日のように近くの山に登って空を眺めていました。色んな空がありました。青かったり、赤かったり、白かったり。刻々と変わりゆく空とは反対に、私の心は止まっていました。空が動いていくことを感じれば感じるほど、動かない私の心は澱んでいきました。本気で「演劇ができない世界なら、生きている価値は無い」と思いました。演劇がしたい、とは言えませんでした。他にも必死でこの状況に立ち向かっている方々がいらっしゃる中で、そんな発言をすることはできませんでした。世の中にはどうしようもないことがあって、私にはそれに立ち向かう力が無かったのです。しかしせめてもの抵抗として、私は言葉を残すことにしました。使いさしのノートやメモ帳、チラシの裏など、手当たり次第に文字を刻んでいきました。憂鬱な思考を塗りつぶすように、言葉を書き殴りました。その中で生まれたものの一つとして、この「チョコレート哀歌」があります。

この作品はありがたいことに多くの方の協力を受け、2021年3月、おうさか学生演劇祭にて最優秀劇団賞をいただくことができました。そしてその副賞として、東京公演をさせていただけることになったのです。例年であれば出演予定だったシアターグリーン学生芸術祭は、新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み残念ながら中止の判断となりましたが、三輪舎さんのご協力により合同公演としての実施とあいなりました。多くの方に支えられながら大切に作り上げてきた「チョコレート哀歌」をより多くの方にお届けできるよう、再び邁進しています。

しかしながら、新型コロナウイルス感染症対策(稽古場・劇場での消毒、感染症検査費用等)のための費用は、決して少なくはありません。また、客席数を削減する影響により、十分な制作費が確保できないという状況にもあります。一年前の私であれば「それでも演劇がしたい」などとは言えませんでした。けれども、あれから一年。もう呆然と空を見つめるのは懲り懲りなのです。

まだまだ新型コロナウイルス感染症の勢いは収まらず、必死で戦っている方が多くいらっしゃる中で、こういったご支援を乞うことの身勝手さは認識しております。だからこそ、皆様からいただいた支援金は、関係者へのお礼と、作品をより良くするための資金として大切に使わせていただく所存です。

どうぞノラに、皆様のお力をお貸しいただけないでしょうか。ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。


<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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