【はじめに・ご挨拶】

 こんにちは、福島県喜多方市にの「マルサ漆器製造所」という漆器の製造販売業を営んでおります、代表の佐藤達夫です。
マルサ漆器製造所のの4代目として漆一筋で活動しております。
マルサ漆器製造所の特徴は使う物を全て独自の製法で作り出すこと。「本漆」にこだわって、自然の素材を最大限に生かす製品作りをする事です。

日用品をメインに制作活動し、日本伝統工芸展をはじめ、各公募展に出品し自身の技術やデザインの向上を目指して活動しております。
それと共に、地域の伝統工芸や、その活動に賛同して、技術の向上や、後継者の育成にも尽力しているところです。
今後も出来る限り、様々な方へ漆の魅力を伝える活動をして参りたいと思います。

漆工芸は、伝統的でエコロジーな素材を使い、単純に今まで通りに木材に漆を手仕事をしていく、現代の生活の中でも愛されるものつくりを続けていきたいと思います。

※↑四代目 代表:佐藤達夫

◆東日本伝統工芸展監査委員
◆福島県美術家連盟会員
◆福島県総合美術展員
〈所属〉
◆ 日本工芸会 正会員 
◆ 会津工芸新生会 会長
◆ 喜多方美術協会理事
◆ NPO法人 壱木呂の会会員
◆ NPO法人 はるなか会員 他

【マルサ漆器製造所】

 大正元年創業 マルサ漆器製造所は、創業当初から量産向けの食器の製造所として営んでおりました。「本物の良い素材を使い、良い仕事をする。」という思いで
これまで時代に流されることなく、一筋に漆器造りを追求し続け現在に至っております。

「お客様に直接、こだわりの商品を届けたい!」
マルサにしか出来ない逸品にこだわり、機械化の影響なども見込み、三代目(今年で89歳現役活躍中)から、製造業から店舗での販売業を営んでおります。

 製品は、東北の良質な木材を吟味し、木取り、漆の精製、原料素材に気を配りながら、木地制作、漆の調合、下地、塗り、蒔絵まで、
一貫して丹念な仕事に時間をかけて、一つ一つを手仕事で時間をかけ丁寧に仕上げています。

◆コンセプト
普段の生活に潤いを与えられるような漆器造り。
長く愛着を持って使って頂けるように、本物の材料、丁寧な仕事を追求しています。

◆物造りへのこだわり
木材の仕入れて、10年~30年、しっかり乾燥させた木材を、更に良い部分だけを厳選し、使用しております、
漆も生漆を仕入れ、手作業で生成して、塗り漆を作り、下地から仕上げまで、丁寧な工程を経て、丈夫で美しい漆器を作っております。
 全てオリジナルデザインにこだわり、食器、小物から、テーブルまで、生活に必要とされ、愛される漆器を心がけて製作しております。

【漆のいいところ】

 ◆循環型エコロジーな全て天然素材。
 ◆抗菌性があり、安心安全な素材。
 ◆漆黒の色と艶
  古来よりヨーロッパの人々が憧れ、ピアノの色が黒に定着した。
 ◆木材と漆で作り、軽くて丈夫。
 ◆柔らかい手触り、口当たりも優しく心地良い。

【福島県会津塗りの歴史】

会津漆器造りの歴史は、1200年ほど前、弘法大師空海の同年代の高僧徳一の時代

に仏教と共に磐梯町慧日寺に伝わったと考えられます。寺院建築物、仏像、須弥壇、他食器など。下り天正18年(1590年)安土桃山時代、豊臣秀吉の家臣蒲生氏郷が近江より木地師、塗り師希望の者を3年足軽に取立て会津に技術が伝えられました。

漆は世界の東アジアの一部の地域でしか取れない特異で貴重な材料です。縄文の人々も土器の修復に接着剤として使い、大事なものに塗り、金や貝などを貼り、豪華な蒔絵と発展して来ました。

漆の字は木なのに木偏ではなく、さんずい。木の下にキズを入れ液が垂れた象形文字の形です。
日本人は古代より漆液を身近に利用して来た歴史があります。

北方(喜多方)地方 は、木材、漆の調達し易い地域であり、各地での生産が始まりました。

様々な技術は伝承され420年以上、時代に必要とされる物づくりを続けております。

漆工芸は漆を育て採取する、塗り刷毛、蒔絵筆、金粉、貝材料など様々など道具、材料を準備して下さる職人、木地師が居られなければ成り立たない総合工芸なのです。

漆器造りは、良質の木材を十分に乾燥さし高度な技術を持って形作られます。
木地に漆を沁み込ませ固め木地と漆が一体と成る。
漆下地を重ね、平滑に研ぎ、漆を塗重ね、時をかけ堅牢な漆器と成る。
どこにも手と考えを疎かにするわけには行かないのです。

【皆さんは「漆器」にどのようなイメージを持っていますか?】

 飾って楽しむ芸術品、扱いがわからない、焼き物なの?など、漆器についてわからないというかたもいらっしゃいます。

 扱いにくいイメージの漆器ですが、古くは鎧(よろい)や兜(かぶと)、船舶の塗料に漆が使われていたこともあり、意外と弱くないんです!
漆器は堅牢さ(丈夫)と、漆塗りならではの美しい艶が上品に食卓を彩り、自然が生み出した温かさが特徴です。
 
木には断熱性、保温性があり、温度を和らげ、適温で触れることが出来るのが嬉しいポイントでもあります。

そして、漆の艶やかで深みがある漆の黒は、他では出すことが出来ない、煌びやかな上品な魅力だと思います。
金紛や貝などを使う事で、自然が生み出す煌めきの奇跡が輝き、漆器独特のアートをお楽しみ頂けるかと思います。

使ってこそ漆器の魅力が発揮されますので、
怖がらずに手に触れ、普段の日常で使用して欲しいのです。

☆器を手にした時、冷たい飲み物は、手が冷たくなりにくい。
☆温かい飲み物は、手が熱くならずに飲み物は熱々。 

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 お客様から多くの嬉しいお言葉を頂いていますが、
初めて漆器に触れた時の感想をご紹介したいと思います。

【初めて漆器に触れて】

伝統工芸品、芸術品、昔の食器、純和風、高級品、使い方がわからない、手入れが面倒・・・
様々な言葉が思い出されますが、日用品として考えると何となく消極的な気持ちになってしまいがちではないでしょうか。

実際私も漆器の街に住んでいながら、上手く活用できない一人でした。
しかし、マルサ漆器製造所さんのこの「変わり塗り猪口」に出会い、漆器に対する思いが180度変わりました!

 手にした時の軽くてしっくりくる感覚、口をつけた時の柔らかさや、お酒やそばつゆの入れ物というイメージが強い「猪口」という言葉にとらわれない使い方、意外と簡単なお手入れ方法など、知れば知るほど「毎日傍に置いて使いたい!」と愛おしい気持ちになったのは初めてです。

 天然木を使用し、木地の段階からひとつひとつ手をかけ時間をかけてつくられ、芸術品と表現してしまうほどの美しさを持った漆器が、まさか私の日常に新たな明るさと潤いをもたらしてくれるとは!

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【資金の使い道】

今後の新商品開発の経営資金に使わせて頂きます。
漆器が現在まで生活の中で連綿と使われて来たことや、漆の魅力、使う事の嬉しさ、心に伝わる温かさを伝えていきたい。
伝統を守り、なるべく自然なもので造り続け、現代の生活により馴染むような温かな商品作りに精進して参ります。

【返礼品】

マルサ漆器のこだわりの商品をお届けします。
〈箸〉
◆雫--Shizuku-- (濃茶、茶茶、薄茶)
◆ざらめ--Zarame-- (黒、赤、 朱)
◆七色--Nanairo-- (金、銀)

〈猪口(ちょこ)カップ〉

デザートカップ、ロックカップとしてコーヒーやお酒もいいです。
蕎麦のつけダレ、一品おかずにも大活躍のマルサの売り上げナンバー1の猪口カップです。

◆金茶--Kintya--
◆黒金--Kurokin--
◆岳--Gaku--
◆峰--Mine--
◆百花--Hyakka--
◆グラス--Glass--
◆蘭まる--Ranmar--〈+スプーン〉

〈お椀〉
◆小町--Komati--
◆大自然--Nature--
◆炎--Flame--シングル・・・赤
◆炎--Flame-- ペア・・・赤+朱or赤+赤

〈壁面アート〉◆五感--Gokan--

【実施スケジュール】

返礼品の商品は丹念に製作中です。只今途中経過でして、プロジェクト終了後、 8月末までに皆様のもとにお届け致します。
※【壁面アート◆五感◆】に関しては、9月末までの予定しております。

【最後に】

自然が生み出す天然素材から加工し、全てが手作業でひとつの製品を制作しおります。
筆の入り方や、刷毛跡、模様などひとつひとつ世界に一つだけの製品の為、写真と全く同じの物ではなくすべてが少しずつ異なります。
丹念に仕上げた手作業の味をお楽しみいただけたらと思います。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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