ne- からのごあいさつ

こんにちは!屋久島に移住して10年、日々の豊かさや彩りを感じられる空間を創りたいとの想いから、環境教育やつながりづくりを行なっている丸山悟(まる)と、暮らしの体験宿を営んでいる妻の真実(まみ)、そして娘のうたです。


今回私たちは、屋久島の山と里の間にある森に、Plant-based Cafe & Act【ne-】 をオープンすることとなりました。森に還る自然な食事(=Plant-based)のランチやスイーツを持って、森で食べ、森で遊び、森を感じる。そんな森と過ごす豊かな時間が、日常に添えられたら。森ヨガや森でのイベントなどを、カフェを起点として開催していくことで、このカフェが“森の通り道”として、皆さんと森がつながるきっかけとなりますように。


現在、2021年9月のグランドオープンに向けて、仲間達と改修工事や開業のための準備を整えています。今回は、カフェの存在をより多くの方に知ってもらい、そして賛同してもらえる方にカフェの開業資金を応援してもらえれば、と考えクラウドファンディングに挑戦することに決めました。


私たちがなぜこのcafeのオープンに至ったのか、まず、私たちの経歴をお話しします。


私たちは大学卒業後、青年海外協力隊で西アフリカのニジェールという国へ赴き、そこで出会いました。ニジェールは国土の4分の3がサハラ砂漠で、人間開発指数(HDI)は常に最下位に位置する、最貧国と言われる国の一つ。緑というものがほとんどない乾いた茶色の大地で、綺麗な水にアクセスすることは難しく、作物を育てる厳しさに直面しました。繰り返し起こる干ばつ、食糧危機。国連や他国からの食糧支援・技術協力も、度重なる過激派のテロにより治安が悪化し、支援に入ること自体が難しい現状。栄養不足や劣悪な衛生環境は、そこに暮らす人々の健康や命を明らかにむしばんでいました。それでも子ども達は変わらず笑顔なのですが。



ー生まれた場所の自然環境の違いー

私たちの住む日本は国土の3分の2は森林に覆われ、その緑のある自然環境がいかに貴重であるか、そこで生きてこれたこと、生かされていることのありがたさを実感しました。それと同時に、私たちはその豊かな自然環境を本当に大事にできているのか、そんな疑問を抱きました。
 

 帰国後、ニジェールとは正反対に緑が豊かな世界自然遺産の島・屋久島へ移住。そこでホリスティック教育を行なっている通信制高校に勤め、屋久島の大自然の中で、多感な生徒達と自分や他者との関係性に向き合いました。

その後、より屋久島の自然環境に向き合いたいとの想いから、屋久島で環境教育を提供している施設で、自然体験インストラクターとして働くことに。その中で、屋久島環境文化村構想や屋久島憲章という屋久島の先人達が島の今後の未来を考え言葉にしたものに出会い、そこで繰り返し使われる言葉「共生と循環」それこそが屋久島の真の価値であること、屋久島が日本で初めて世界自然遺産として登録された時に評価された部分であることを知りました。


ー共生と循環ー

人が自然の一部として、共に生き、生かされ、全てがつながりの中で循環している

山、川、海、大地、、当たり前のようにそこにある屋久島の大自然は、日々の暮らしの中に豊かな時間が溢れていることを教えてくれます。

こんな日常の豊かさを島外の人にも共有ができたら、との想いから妻まみは2019年から「暮らしの体験宿 いろは」を始めました。塩づくりや川でのんびりSUP体験など、屋久島の日常の暮らしを体験できる、一日1組限定、貸切ロッジの宿です。


私自身は友人と2019年にNPO法人HUB&LABO Yakushimaを立ち上げ、環境教育や地域づくりをテーマに活動を始めました。NPOの活動の中で、屋久島に住む方達と、屋久島環境文化村構想や屋久島憲章の理解を深め、屋久島の30年後のビジョンマップを作成しました。

「共生と循環」という言葉に表れるように、人々の暮らしも自然の中で共生し、全ての繋がりが循環していること。山だけでなく、海、川、里、暮らしの至る所で、私たちは日々「共生と循環」を感じます。


世界自然遺産としての屋久島は、縄文杉に代表されるような樹齢1000年以上の屋久杉の森のイメージが強く、登山で山に入り、太古からの深い森を味わうことができる島であることは事実です。ただ、登山という形で山に入ることだけが、自然との関わりではありません。森は私たちのすぐ身近にあります。日常の暮らしの中にある森、川、海。そこで遊び、ご飯を食べ、自然と溶け込む時間はとても豊かで、私たちが自然の一部であることを感じる瞬間でもあります。


今回オープンするCafeのすぐそばにある「7000年の森」。

そこは自然更新・針葉樹広葉樹混成林・植林帯がある鑑賞林として作られた森で、「屋久島環境文化村構想」のなかで、“人が森と関わる場所”として作られた経緯があります。気軽に行ける森がそこにあるのです。


新型コロナウイルスの影響により、様々なイベントが中止になり、外に出る機会や、親子が集う場所はより少なくなりました。

そんな時にこそ、私たちは森で過ごすことを提案したい。森の中では密になることはなく、美味しい空気を味わいながら、自分自身と向き合ったり、家族とゆっくりとした時間を過ごすことができます。カフェでお弁当やスイーツをテイクアウトし、森でご飯を食べながら、遊び、感じ、豊かな時間を過ごす。森の通り道としてcafeがあることで、そんな豊かな日常のきっかけとなればと思っています。
実際に森で過ごすことは、ストレスが解消されるだけでなく、植物が発するフィトンチッドの効果で、ウイルスに対抗し、自然免疫力を高める効果があります。


森でスラックラインをしたり、森でヨガをしたり、ハンモックでお昼寝をしたり、自然のものを使ったかご作りや草木染め体験、苔や虫の観察会など、カフェを起点とした自然体験イベントを定期的に開催することで、親子や観光客が森に来やすい環境を創っていく予定です。



Plant-based 〜森へ持っていく食べ物は、人や生き物、自然に優しいものを〜

ブッダボウルやヴィーガンスイーツなど、カフェで提供する食事はPlant-based(=植物由来のもの)で、動物性の食品は使わないようにしています。それが人の身体や、生き物、自然環境に優しくあるための、一つの選択肢だと考えているからです。Plant-basedの食事が人の身体の免疫力を高めることに繋がること、また、畜産のために進む森林伐採や農地開発、家畜の排せつ物による水質悪化、それによって生物多様性が失われている現状を知るきっかけとなればと思っています。普段はヴィーガンでない方も、ここではそういう選択をしてみる。ただそれだけで、世界が少しずつでも変わっていく、カフェがその一助となればと思っています。

また、お野菜やフルーツはできるだけ島のものを、そしてオーガニックな食材を使っているので、子どもも安心して食べることができます。子どもにやさしいおやつ、それは大人にとっても身体がよろこぶおやつ。

木の発信基地として

屋久島には屋久杉(樹齢1000年以上の杉)以外にも、地杉やツガ、マツ、シイ、ヤマグルマ、ヒメシャラなど、多様な種類の木があります。それぞれの木にはそれぞれの個性があり、カフェのインテリアやカトラリー、おもちゃなどで、屋久島の様々な木に触れることができます。山で見た木が、表情を変え、木目が出て、私たちの手元に来たとき、その木の温もりは私たちに、森で感じるような安らぎを思い出させてくれます。目の前にある「木」の製品が、どんな木からできていて、その木はどんな森から来ていて、どんなシゴトによって目の前まで来ているのか、それを知ることで、目の前にあるものの大切さに気付けるのではないかと考えています。カフェでは、島内の木工作家さんの作品なども販売していく予定です。また、カフェの売り上げの一部を植林などの「森を育てる活動」につなげることで、“人が訪れるからこそ森が豊かになっていく”システムづくりも目指します。


〜森と過ごす日常を、日常の中にある豊かさを〜

屋久島には人と自然が共に過ごせる環境がたくさんあります。そして山に登らずとも、素晴らしい森はすぐ身近にあります。Plant-based Cafe & Act【ne-】は、森で美味しい空気を味わいながら食べ、遊び、感じる。そんな森で過ごす日常の豊かさや彩りを感じる、きっかけ創りをしていきます。そしてPlant-basedの食事を選択することで、人や生き物、自然に優しく生きていく提案をしていきます。ActはActionの略。「ここから行動を起こしていこう」そんな意味をこめました。


資金の使い道

今回ご支援いただいた支援金は、Plant-based Cafe &Act【ne-】の開業資金として、現在仲間達と行っているDIYの店舗改修費(道具、木材、ペンキ代など)や備品購入費(キッチン用品、電化製品、食器、カトラリーなど)、デザイン委託費(HP作成費)等に使われます。

また、5%はCAMPFIREからの振込手数料として使われます。今回は「新型コロナウィルスサポートプログラム」として、CAMPFIREの掲載手数料は免除となっているため、95%はカフェの開業資金に当てられます。



リターンのご紹介

今回支援金として、カフェの開業を応援していただいた方には、支援額に応じて下記のリターンをお送りします。

・カフェドリンク、スイーツ、ランチ券
・屋久島産たんかんピール入りオーガニックグラノーラ

・【ne-】オリジナル焙煎珈琲豆

・屋久島地杉コースター

・【ne-】オリジナル屋久島地杉プレート

・屋久島森の体験プログラム一日案内
・屋久島の貸切ロッジ宿泊券


追加リターン

・うた手作りクッキーとお礼メール


最後に

全てがつながりの中で 生き、生かされている

私たちは 「ともにある」ことを大切に 日々の暮らしを紡いでいます。

【ne-】

根っこ(根源)とつながり、見つめなおす場所


このCafeの存在が、あなたに、世界に、そして私たちが暮らす地球に、つながっていきますように。


丸山悟・真実・うた

Plant-based Cafe & Act 【ne-】

住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町安房2739-343

アクセス:屋久杉自然館より徒歩1分

営業許可番号:指令屋保 第33号の33,34

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


■ 特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名:ne-
 ●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:丸山悟
 ● 事業者の住所/所在地:〒891-4311 鹿児島県熊毛郡屋久島町安房2739-343
 ● 事業者の電話番号:Tel:080-3187-8533
 ●送料:送料込み
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

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