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セクシュアル・コンセント(性的同意)の教材をつくって大学生の性被害をなくしたい!

性暴力の加害者にも被害者にもならないために必要な知識を載せた『セクシュアル・コンセント・ハンドブック』をつくって、来年4月の新学期に、大学生に配りたい!私たちと力を合わせて、誰も傷つけない・傷つかない豊かな人間関係が広がる社会を一緒に作っていきませんか?

現在の支援総額

1,701,000

113%

目標金額は1,500,000円

支援者数

177

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/10/15に募集を開始し、 177人の支援により 1,701,000円の資金を集め、 2017/12/21に募集を終了しました

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セクシュアル・コンセント(性的同意)の教材をつくって大学生の性被害をなくしたい!

現在の支援総額

1,701,000

113%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数177

このプロジェクトは、2017/10/15に募集を開始し、 177人の支援により 1,701,000円の資金を集め、 2017/12/21に募集を終了しました

性暴力の加害者にも被害者にもならないために必要な知識を載せた『セクシュアル・コンセント・ハンドブック』をつくって、来年4月の新学期に、大学生に配りたい!私たちと力を合わせて、誰も傷つけない・傷つかない豊かな人間関係が広がる社会を一緒に作っていきませんか?

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プロジェクトの紹介

若い人の性被害をなくすために、性において自分自身と相手の意思を大切にし、傷つけない・傷つかない性関係を築くための教材『セクシュアル・コンセント・ハンドブック』を、来年4月の新学期までに約1万部作成し、大学生に届けさせてください!

こんにちは。ちゃぶ台返し女子アクションの大澤祥子です。
大学生を中心に、ワークショップの展開などを通して、性を取り巻くカルチャーを変え、性暴力をなくす活動に取り組んでいます。

突然ですが、

皆さんは「性」に対して、どのようなイメージを持っていますか?大切な人と、パートナーと、性についてコミュニケーションを取り合っていますか?

「性」と聞くと何となく恥ずかしいこと、他人と話してはいけないこと、と感じる方は多いのではないでしょうか。中には、望まない性的な経験をして傷ついている方、または自分が相手を傷つけてしまったことがある方も、いるかもしれません。

でも本来、性とは、人間の根幹の部分として、ポジティブなものだと思います。そして、自分自身に向き合い、相手とつながり、豊かな人生を送るためにとても大事な部分です。

私たちは、タブー視されがちな「性」を、もっとオープンで、ポジティブで、ハッピーなものに変えたいと思っています。
そして、性的な暴力によって、誰かが傷ついたり、誰かを傷つけたりすることのない社会を作りたいと思っています。

そのために必要な知識が詰まった「セクシュアル・コンセント・ハンドブック」を作り、一人でも多くの大学生に届けたいです!みなさんの力を、ぜひ貸してください。

 

このプロジェクトをやろうと思った理由

私自身、「性」に対して考え方が大きく変わったのは、大学生になってからでした。

それまでは、自分の性も身体も自分のものである、と思えることがあまりありませんでした。雑誌を見れば「モテるため」「愛されるため」特集のオンパレードで、女性は受け身で他人に尽くすことが当たり前なこととして描かれているドラマや漫画ばかり。

それにモヤモヤしながらも、常に他人のレンズを通して自分を評価していました。

大学に入り、海外メディアの記事を通して初めてセクシュアル・コンセント(性的な同意)について知った時、目の前の霧が晴れたような気分になりました。自分の性や身体について自分が主体性をもって決めて良い、そしてその意思は必ず尊重されるべきものである、ということを知り、とてもエンパワーされました。そのおかげで、社会人となった今でも、自分に自信を持ち、自分自身も相手も大切にできる対等な人間関係を築くことができるようになりました。

写真提供:Community Organizing Japan 

ここ最近、東大や千葉大などの有名大学での性暴力事件が多く目立っています。そして、平成26年度の内閣府男女共同参画局の調査によると、異性から無理やり性行為をされた経験のある女性のうち、警察に行ったのはたったの4.3%・・・メディアで報道される件数よりも、もっと大勢の被害者がいることが予想されます。さらに、インターン先や就職活動の中で、大学生が性被害に遭ってしまうケースも報告されています。

このような性被害をなくす鍵となるのが、「セクシュアル・コンセント(性的な同意)」についての知識を広めることです!

セクシュアル・コンセント(性的な同意)とは、性的な行為への参加に対する積極的な意思表示を意味しています。性的な行為においては、必ず互いの同意があることを確認し、意思を尊重しよう、という考えです。

そこには、豊かな人間関係を築くための、大切なヒントが詰まっています。

・自分と相手の性的バウンダリーと性的自己決定権を理解し、尊重する大切さ
・何が「同意」で、何が「同意ではない」かの、正しい知識
・お互いが納得するかたちで合意形成をする、コミュニケーションのあり方

日本の性教育から欠けている、「セクシュアル・コンセント」

残念ながら、今の日本の学校では、そのようなことは教わりません。その代わりに、レイプまがいなアダルトビデオや、暴力的な愛情表現を美化するような作品が多く出回っており、それらが実質的な教科書となっています。また、性に関するトピックはタブー視されていて、オープンに話せない雰囲気があります。

そのような環境が、「受け入れた自分が悪いんだ…」と被害者が自分を責めてしまったり、逆に「こんなに相手を傷つけるなんて…」という現状を生み出していると私たちは考えています。

一方、海外では・・・

一方、アメリカやイギリスの大学では、セクシュアル・コンセントを教えるプログラムが盛んに行われています。6年ほど前に、大学キャンパスでのレイプ事件が多発して、大きな社会問題として認識されるようになったからです。

そのような現状を変えなくてはならないと、全米の大学生や性暴力問題に取り組む団体が立ち上がりました。

左上から時計回り:#AskConsentのポスター、アメリカン大学でのイベント告知ポスター(写真提供 Chie Yamamoto)、I Heart Consentのワークショップガイド、2017年1月にアメリカで開かれたWomen's Marchの様子(写真提供 Chie Yamamoto)

結果、今では多くの大学で、新入生向けにセクシュアル・コンセントについてオリエンテーションを行うことが義務化されたり、キャンパスのあちこちで啓発ポスターが貼られたり、セクシュアルコンセントや性暴力について有益な情報が載っているグッズが配られたりしています。問題はまだ残っていますが、その解決に向けて性や性暴力の問題がオープンに議論され、誰もが安全に過ごせるキャンパスになるよう、大学側も学生側も真剣に取り組んでいます。
そのことを聞いて、私は、きちんと働きかければ周りや社会を変えることができる!と大きな希望を感じました。

 

このプロジェクトで実現したいもの

日本でも、セクシュアル・コンセントの知識を広めることで、若い人の性被害をなくしたい。

誰もが自分の身体や性をポジティブに捉えて、豊かな人間関係を築ける社会にしたい。

そう願い、私は、同じ思いを共有している大学生メンバーと一緒に、今の大学生だけでなく未来の大学生もが学べる機会を与えられるよう、日本の大学でもセクシュアル・コンセントについての教育を制度化するためのキャンペーンをはじめました。セクシュアル・コンセントについて学生が学ぶ機会を広げたり、制度化を求めて大学に働きかけたり、様々なソーシャルアクションを展開していきます。

その第一歩として、誰もが分かりやすく「セクシュアル・コンセント(性的な同意)」について学ぶことができる「セクシュアル・コンセント・ハンドブック」を作成し、来年の新歓時期(2018年4月)に、一人でも多くの新入生に届けたいです!

現時点で、配布を予定している大学は以下の通りです:

・東京大学
・創価大学
・中央大学
・国際基督教大学
・慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス

キャンペーンの一環として各大学で実施するワークショップ、イベント、様々なソーシャルアクションの場や、学生同士のネットワークやコミュニティを活用しながら、合計約1万部のハンドブックを広く配布します。

そして、プロジェクトの認知を広がり、ご支援を多く集めることができたら、さらに多くの大学に配れるようにしたいです。

 

これまでの活動

私たちは今年の4月から、東京大学・創価大学・国際基督教大学・駒沢女子大学などにおいて、有志の学生が主体となり、セクシュアル・コンセントについて考えるワークショップを展開してきました。これまで、延べ300人以上の大学生に対して、計14回以上のワークショップを実施しました。

この3大学の他にも、中央大学や慶應義塾大学においても、学生のチームが立ち上がり、実施に向けて動いています。

これらの活動は、NHK毎日新聞朝日新聞などの大手メディアにも多数取り上げられました。

 

このワークショップは、アメリカやイギリスの大学において学生向けに提供されているプログラムを基にしています。身近なシナリオを題材にしたロールプレイ等の参加型のワークを通して、性暴力の実態やセクシュアル・コンセントの大切さについて理解を深め、互いの意思を確認して尊重するための実践的な方法について考える内容になっています。

※一般向けのワークショップの様子が分かる動画はこちらからご覧いただけます: https://youtu.be/25TifGTC6Qw


実際に参加した学生たちからは、以下のような様々な感想が寄せられています。


『性暴力というテーマに真剣に向き合ったことがなかったので、セックスと性暴力がどのように違うのか等の基本的だけど意識しなければならない問題を知り考える機会になりました』

『大学生になってから考えるのは、少し遅いと思う。せめて中高生にこのワークショップを開いてあげてほしい

アクションを起こす側に同意を得る責任があるという考えは新鮮だった』

 

その他にも、「ただハイという事だけが同意ではない事に気付いた」「性暴力が思ったより身近であることが分かった」「自分の意思や気持ちを伝える大切さを知った」というコメントが寄せられました。

これらの声を聞くたびに、セクシュアル・コンセントについて学ぶことは、性関係に限らずあらゆる場面において、対等な関係性を築けるようになること、自分自身を大切にすることにつながると強く実感します。

さらに、参加学生の多くや、相談に乗ってくださる大学の教職員の方々が、「この活動は必要!」と共感してくださり、セクシュアル・コンセントについて学ぶ機会を一人でも多くの学生に届けたい、と強く感じています。

しかし、ワークショップ形式でリーチできる学生の数は、限られています。授業やバイトが忙しくて予定が合わなかったり、自分は無関係だと思ってしまったり、そういう場に参加するのは恥ずかしかったり・・・

気軽にセクシュアル・コンセントについて学べるハンドブックを作り、学生の間で配ることによって、もっと多くの大学において、もっと大勢の学生に、セクシュアル・コンセントについて知ってもらうことができると考えています。

 

大学だけでなく、社会全体へのインパクトも・・・

私たちはではこれまでの1年間、110年変わっていない刑法性犯罪を実態に即したものに改正するために、「ちゃぶ台返し女子アクション」「明日少女隊」「NPO法人しあわせなみだ」「刑法と性暴力を考える当事者の会」が力を合わせてビリーブ・キャンペーンを展開してきました。(キャンペーンウェブサイト:https://www.believe-watashi.com/

このキャンペーンでは、潜在化しやすい性暴力の問題を漫画や動画を使ったり、アートを取り入れることで分かりやすく伝えたり、また大学生や一般向けにセクシュアル・コンセントについて学ぶワークショップを展開するなど新しい切り口で多くの一般市民を巻き込むことに成功しました。最終的には、イベント参加者数は800人近くにのぼり、5万4千もの人が刑法改正を求めるオンライン署名に賛同してくれました。

そして、それらの市民の声を国会議員に直接届けることで、2017年6月に刑法性犯罪の改正を実現することができました!この改正により、強制性交等罪と強制わいせつ罪が非親告罪化され、男性もレイプ被害の対象として認められるようになりました。また、3年後に更なる改正が必要かを見直す規程が入りました。


でも残念ながらも課題は残っています。今回の改正後の刑法性犯罪も、「必死に抵抗しないと罪と認めてもらえない」という内容のままで、まだ諸外国に比べて被害者保護の視点が大きく欠けています。3年後の改正見直しの機会において、「被害者が十分に抵抗したか」を主軸とする現行法から、「加害者がきちんと同意を得たか」を主軸とした刑法に変わるためには、「性的な行為においてはコンセント(同意)が必要不可欠である」という世論を形成することが重要です。

セクシュアル・コンセントの大切さが、大学生から中心に社会全体に広まることによって、社会全体の性や性暴力に対する姿勢を変え、実態に即した法制度実現の後押しになるような波及効果を作り出せます。

 

プロジェクト・チームの紹介

下記のメンバーが中心となって、ハンドブックの制作を進め、ワークショップなど様々なアクションを展開しながら完成したハンドブックを大勢の大学生に届けます!

左上から時計回りにメンバーのプロフィールを紹介します:

大澤祥子(ちゃぶ台返し女子アクション)
大学でのキャンペーンとハンドブック制作プロジェクトの全体コーディネーターです。セクシュアル・コンセントについて学ぶワークショップのリサーチ・開発も手掛けています。誰もが「自分の体も、人生も、自分のもの」と実感できる社会にするために、日本において性と性暴力を取り巻くカルチャーを変えることを目指して、活動を進めていきます!

佐々木 弘一(東京大学大学院 人文社会系研究科 修士1年)
他人事だと思っていた性暴力が実際に身の回りで起きたことをきっかけに、まずは自らが所属する東大で、性暴力について正しい理解を広め、性暴力を防ぐための活動に取り組み始めました。活動する中で自分自身が性暴力神話(性暴力に対する誤解や偏見)に囚われていた/いることに気づき、誰かを傷つけないために正しい知識を得る大切さを日々痛感しています。誰もが安心して過ごせるキャンパスを「性」という視座からつくっていくことが最終目標です。  

高橋亜咲(国際基督教大学3年)
アメリカに住んでいた時からずっとジェンダー平等(Gender Equality)などに興味があり、大学でジェンダーやセクシュアリティーに関する授業をとっています。日本に来て「セクハラ」と言う言葉が軽く使われていることにびっくりしました。これからICUでワークショップを行い、大学に入学するにはワークショップを受けるのが必須になるように活動をして行きたいです。日本が男女平等に互い生きやすくしていけるようになるのを願っています。 

淵上貴史(創価大学4年)
大学での同意についてのワークショップの導入に向けて交渉・啓発を行っています。性暴力の解決を通して、ジェンダーに関わらず、一人ひとりが尊重された日本を目指しております。なかなか理解の進まない文化の中ですが、草の根運動で男女間の架け橋であり続けます。

足立有希(中央大学 総合政策学部 政策科学科 3年)
現在は大学で主にジェンダーやセクシュアリティに関して勉強しています。大学入学後、社会におけるジェンダーバイアスに違和感を持ち勉強していくうちにビリーブキャンペーンに出会い共感し、大学において啓発活動をしています。交際関係に関わらず人付き合いにおいて、自分を守ることや相手を尊重する意味でセクシュアル・コンセントの概念はすべての人が知る必要があると感じています。ワークショップを通して多くの人がこのことを知り、自分や相手との関係を大切に扱うことを考えていただきたいです。

山本智恵(慶應義塾大学 環境情報学部 2年)
昨年の秋から留学していたアメリカ・ワシントンDCでの経験から、ジェンダーやセクチュアル・ハラスメントの問題に関して関心を持つようになりました。意外と身近なところにある問題ですが、文化的障壁があり、日本ではあまり話されることはありません。この活動を通して、様々な人が議論できる環境を作り、快適に生活できる社会が作れるような力に少しでもなれたらと思います。

 

資金の使い道

ハンドブックの制作費、デザイン費、印刷費に使用させていただきます。
また資金の一部をハンドブック配布の主要手段となるキャンペーンの運営費に充てさせていただきます。

 

★ハンドブックの内容(予定)についてご紹介★

ハンドブックの中では、セクシュアル・コンセントや性暴力についての知識の他、性被害をなくすためにできる実践的な取り組みについても紹介します。

・セクシュアル・コンセントとは何?なぜ大切なの?
・性暴力とは?なぜ一人一人がこの問題に向き合う必要があるの?
・性暴力神話(性暴力に関して広く信じられている嘘)、それらがどのように間違っているのか
・性的バウンダリー、性的自己決定権の話
・性におけるコミュニケーションのあり方
・被害者、加害者ではないから関係ない?第三者にも性被害を止める力がある!(性被害をなくすために誰もができる実践的な取り組み、「第三者介入」の紹介)

 

リターンについて

★お礼のメールをお送りし、ワークショップに優先ご招待します!★
3000円のリターン
①スタッフからのお礼メール
②本ハンドブックに基づいたワークショップに優先ご招待(ちゃぶ台返し女子アクション主催の一般向け「セクシュアル・コンセント・ワークショップ」または「第三者介入トレーニング」。2018年春頃に開催予定)

★特設ウェブページにサポーターとしてお名前を掲載します!★
5000円のリターン
①スタッフからのお礼メール
②本ハンドブックに基づいたワークショップに優先ご招待
③特設ウェブページにサポーターとしてお名前の掲載

★完成したハンドブックをお送りします!★
10,000円のリターン
5,000円のリターンに加えて、
④完成したハンドブックをお送りします。

★ハンドブックにサポーターとしてお名前を掲載します!★
20,000円のリターン
10,000円のリターンに加えて、
⑤ハンドブックにサポーターとしてお名前の掲載

★ハンドブック完成報告会にご招待!★
30,000円のリターン
20,000円のリターンに加えて、
⑥ハンドブック完成報告会にご招待
ハンドブック製作関係者とプロジェクトを応援していただいている支援者を集めた報告会にご招待します(2名様)

★出張講座を開講します!★
100,000円のリターン
30,000円のリターンに加え、
⑦ご希望の団体・コミュニティにて性被害予防プログラム「セクシュアル・コンセント・ワークショップ」または「第三者介入トレーニング」を2018年2月〜12月の期間中に1回実施いたします。(所要時間はプログラム内容に応じて90〜150分)
※日時要相談。首都圏は交通費無料、それ以外の場合は交通費のご負担を別途お願いします。

★【法人向け】ハンドブックにロゴを掲載します!★
300,000円のリターン
20,000円のリターンに加えて、
⑧5つの大学において約1万人の大学生に届くブックレットに、企業や団体名およびロゴを掲載します。
※暴力・差別・ヘイトスピーチを推奨する企業や団体の場合、この引換券をご購入をいただいてもお引換できませんのでご了承ください

 

最後に

セクシュアル・コンセントという概念が広く理解され、実践され、それが当たり前のものとして大切にされるようになった先には、何があるのでしょうか?

一人ひとりが、自分自身の身体と性と人生に対するオーナーシップ(主体性・自己決定権)を発揮でき、それが尊重される社会。

対等で、互いに尊重できる豊かな関係性が広がる社会。

誰もが性暴力の加害者にも被害者にもならなず、全ての人の性的健康・性的安全が守られる社会。


このような社会を、皆さまとぜひ一緒に作っていけたら、とても嬉しいです。

そのための第一歩として、セクシュアル・コンセントについてのハンドブックを作って広めるためのご支援、ぜひよろしくお願いします。

最新の活動報告

もっと見る
  • 2018年5月27日の日曜日、渋谷にある株式会社CAMPFIREのオフィスにおいて、「セクシュアル・コンセント(性的同意)の教材をつくって大学生の性被害を無くしたい!」クラウドファンディングプロジェクトの達成と、学生が0から作ったセクシュアル・コンセント・ハンドブックの完成を記念して開催したイベント『セクシュアル・コンセント・ハンドブック報告会〜177人の想いをかたちにした大学生からの声〜』が無事終了いたしました。 当日会場には、40人ほどに足を運んでいただきました。学生主体のイベントとしては、社会人の方も多くお集まりいただき、その関心の高さを感じることができました。 長丁場のイベントでしたが、みなさん熱心に報告を聞いてくださいました。 改めて、心からお礼申し上げます!ありがとうございます!   【当日の流れ】 ・開会の挨拶 ・当団体のこれまでの活動と、クラウドファンディング挑戦の経緯 ・ハンドブック制作メンバーによるパネルディスカッション ・ハンドブック配布メンバーによる報告 ・監修者・協力者からのコメント・講評 ・会場での感想シェア ・閉会の挨拶 ・交流タイム   ★クラウドファンディング結果ご報告 2017年10月15日〜12月21日で実施したクラウドファンディングは、177名のから、1,701,000円の御支援をいただき無事達成することが出来ました。初めてのプロジェクトながら、目標額113%達成という大成功で終えられたのも、御支援いただいた皆さまをはじめ、記事のシェアなどをしていただいくなど、多くの方々のお気持ちがあってのことと、感じております。改めてありがとうございました。 多くの御支援をいただいたおかげで、実際に、学生とゼロから制作したハンドブックは、予定よりも多く、20,000部も発行することができました。すでに関東を中心とする13の大学で、4532部を配布することができています(5月時点)。   ★パネルディスカッション パネルディスカッションでは、制作に取り組んだ3名の学生が登壇しました。 そもそもなぜ、このプロジェクトに参加しようと思ったのかを語ってもらいました。都内の私立大学生は、留学時の経験が大きかったと語ります。 「オーストラリアに留学した時に、キャンパスレイプ予防の啓発ポスターが壁いっぱいに貼ってあってこれは日本では見ないな、と思った。それに、日本ではタブーだけれど、向こうでは性の話も政治の話も普通に話す。それで、そういうカルチャーは日本でも広めたいなと思っているときに、このプロジェクトを知って、私がやりたいことだと思って参加した。」  また、都内の国立大学大学院に通う学生は、性暴力やセクハラを身近な問題として捉えることが多く、その際にいかに被害に遭わないかという議論にしかならないことへの違和感が参加の動機となったと話してくれました。 「私は、大学院で研究してるが、友達からも、性に関する嫌な体験にあった話も本当によく聞く。身近で起こっている問題。それなのに、被害者がいかに被害に遭わないように気をつけることだけでは限界があると思って、誰も加害者にならないようにするために、『セクシュアル・コンセント』という概念などを広めたいと思った。」 都内の私立大学に通う生徒は、刑法性犯罪を変えるためのキャンペーンにも参加しており、その時に「同意」の大切さを大学にもっと広めていきたいと思い、活動を続けていると話してくれました。また、男性が参加することの意義も感じていると話してくれました。 「もともと、環境系の社会課題に関心があった時に、男性は日中仕事だから、実は草の根で環境保護活動の中心は女性が担い手であることが多い、など、そこでもジェンダーの話が出てきて関心を持つようになった。大学で勉強していくうちに、フェミニズムは、男性にとっても有益な考え方、概念であると気づいて、それでもこういう活動に参加する男性は少ないので自分でやろう、と。男性と女性の考え方の橋渡し役になりたいなと思って活動している。」 様々な想いや経験をもとに集まった多様なメンバーを中心にやっと完成したハンドブックですが、どんな想いをこめ、工夫をしたのか報告してもらいました。 タイトルはもちろん、各ページに込めたメッセージや想い、言葉一つ、デザイン一つにこだわって作ったことが伝わり、会場の皆さんも真剣でした。 表紙の色で少なくとも3回は議論したこと。性の話題にオープンでない故に、性についての大切さが認知されていなかったり、正しい知識を持っていない人も多い日本社会において、どこまでジェンダー・ニュートラルに表現するかという葛藤。それでも、どんな方でも手に取ってもらえるように「日本人は」ではなく、「日本では」など、細かい表現や色にまでこだわって表現にしたこと。アクションする側に同意をとる責任があることを、強調したかったこと。その同意は、声に出して確認することが大事だと伝えたかったこと。「あれはダメ、こうしたらいけない」という冊子ではなく、「こういうコミュニケーションをしたら、誰も加害者にも被害者にもならない!」というポジティブなメッセージを伝えたかったこと…。時間が足りないほど、彼・彼女たちのハンドブックにかけた想いを皆さんに伝えられたと思います。 最後に、3人からハンドブックはあくまでツールであり、これから「同意」の大切さを広めていくために、各大学で変化を作っていきたい、と話してくれました。   ★配布報告 現在配布活動を展開している6大学のメンバーから、配布状況やその際の工夫、想いを報告してもらいました。 配布方法としては、授業の前後で時間を頂いて配布をしているメンバーや、サークルなどのコミュニティに配布しています。配布の際には、配布の際に実際にページをめくって貰えるように、ハンドブックの内容を短く説明することや、共感してもらえるように話すこと、女性だけのものではなく全ての人に向けて作った想いの部分を伝えることをどの大学も共通して工夫していました。また、さらに活動を展開していくために積極的に、興味があるひとへ活動への参加を呼びかけている、という話もありました。 実際に配布をしてみての学びの報告もあり、参加者の皆さまも興味深そうに聞いていました。 実際に配布してみて、思っていたより興味を持ってくれる人が多く、渡してすぐにページをめくってくれる人もいて嬉しかったという話があった一方で、「同意」の概念を今まで知らなかった人は初めから拒絶してしまうという報告も。そういう人にこそ、手に取ってほしいので、今後説明の仕方をさらに工夫していくべきという課題が見えたと言います。 また、ハンドブックをツールに学生のコミュニティを作ったり、留学生にも渡せるように英語版を作りたい、学内の実態調査をしていきたいなど、今後の展望についても力強く発表がありました。 実際に、配布だけでなく大学のシステムとして同意の大切さを伝えられるように働きかけている大学の先進事例も紹介されました。 都内の私立大学では、学生主体で具体的に新入生に向けた同意ワークショップの制度化に向けての活動しています。昨年には、学内の学生にアンケート調査を行い実態を可視化し、さらに今年度から教職員にも働きかけを行なっていること、並行してSNSを活用した学生への啓発に力を入れて認知度を高め、制度化への計画を共有してくれました。 さらに、協力的な教員と学生が中心となって、精力的に配布・大学への働きかけを行なっている私立大学での活動報告では、大学内でのハンドブック配布手続きの了承をとり、スムーズな活動につなげており、学生と教員・大学職員が協働することの大切さを感じることができました。   ★監修者・協力者からのコメント 最後に監修者・協力者からの講評・コメントをいただきました。 監修者の埼玉医科大学産婦人科の高橋幸子先生より、「自分の関心・伝えたいことと完全に合致していたので、ぜひ監修をしたいと思った。学生たちの報告を聞いて想いが詰まったハンドブックであることが改めて伝わった。自分の大学で医学生たちに教材として渡すと、非常によく読み込んでくるとともにまず『これを大学生が作ったのがすごい』という感想が寄せられる。これからより活動が展開されることに期待している」とのお話をいただきました。 協力者の性暴力被害者支援看護師の山本潤様、NPO法人ピルコン理事長染矢明日香様からはメッセージをいただきました。日本大学危機管理部准教授の鈴木秀洋様からは「人権の問題としてこの課題を捉えている。今までジェンダーの話題は男性を排除するような傾向もあったが、若い人や多くの男性も参加していければ」というコメントをいただきました。   会場からは「自分も自分にできることをしていきたい」「すごく想いの詰まったハンドブックだと伝わってきた」という声をいただきました。最後は交流会の時間でそれぞれ報告者・参加者で自由で活発な議論があちこちでなされていました。 改めてプロジェクトを支えてくださった全ての皆様ありがとうございました! これからも、私たちが目指す社会に向かってみなさんと一緒に歩みを進めて参りたいと思います。これからちゃぶ台返し女子アクションをどうぞよろしくお願いいたします。   もっと見る

  •   5月27日(日)に本プロジェクトの報告会を開催します! 制作過程や配布の様子の報告に加え、ぜひさらなる変化に向けて、同じような問題意識・想いを持つ方々がつながれる素敵な場にできればと考えております。 こちらのフォームからお申し込みいただけます。皆さまのご参加をお待ちしております!   ***イベント詳細*** セクシュアル・コンセント・ハンドブック報告会 〜177人の想いをかたちにした大学生からの声〜   誰ひとり、性暴力の被害者にも加害者にもならない社会を作りたい。 全ての人が、自分の身体と性を肯定して、「自分の体は自分もの」と思える社会にしたい。 対等で、尊重し合える関係性が広がる社会にしたい。 そんな想いを胸に、私たちちゃぶ台返し女子アクションでは、昨年末、大きな挑戦をしました。 それは、大学生の手によって、大学生のために、性において自分も相手も大切にするために必要な知識が詰まった、セクシュアル・コンセント・ハンドブックを作ることです。 クラウドファンディングもハンドブック制作も初めての挑戦でしたが、 本当に多くの方々から応援していただき、たくさんの方々にご協力いただき、 大学生を中心にゼロから制作したハンドブックが、この春無事に完成いたしました。 応援ご支援をいただいた皆さま、本当にありがとうございました。 そして、各大学での配布が始まっています。 わたしたちのアクションは、皆さんに支えられてカタチになりました。大きな一歩でした。 いま、各々の学生や大学関係者が少しずつその輪を広げながら届けています。 大学生の手に1冊ずつ。届けたい人に1冊ずつ。そしてさらなる変化に向けて。 そんな私たちの挑戦を皆様に広く共有したく、報告会を開催いたします。 一歩ずつではありますが、このアクションの現在進行形のストーリーにご関心のある方はぜひ、お越しください! ★★詳細★★ 【イベント詳細】 ▪️日時:2018年5月27日(日) 14:00~17:00 ▪️場所:株式会社CAMPFIRE事務所 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目22-3渋谷東口ビル 5F ▪️参加費:社会人:1500円      学生:500円 ※参加費は資料代、茶菓子代、ハンドブックを広める学生の活動費に充てさせていただきます。 ▪️定員:80名(定員になり次第締め切らせていただきます) ▪️内容:ちゃぶ台返し女子アクションについての紹介、ハンドブック制作、配布に関わる学生による報告、交流会(詳細のプログラムは近日中にお知らせします) ▪️お申し込みこちらのフォームよりお申し込みください。  ▪️Facebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/278065672732534/ ▪️HPイベントページ:http://chabujo.com/event/handbook-0527/ もっと見る

  • セクシュアル・コンセント・ハンドブックが遂に完成いたしました!! 土曜日に出来立てほやほやのハンドブックが届き、昨日初めて、メンバーで手に取ることができました。 私たちの「伝えたい!」という願いが、みなさまの温かい応援・ご支援のおかげで、このように形になり、とても感無量です。本当にありがとうございました。 とは言っても、今がまさにスタートライン!これから一人でも多くの大学生にこのハンドブックを届け、同意の大切さを広めていけるよう、メンバー一同頑張ります!! 配布の様子も団体のSNS等で随時発信していきたいと思いますので、楽しみにしていてください。 性暴力の被害者も加害者もうまない社会に向けて、皆さまのおかげで大きな一歩を踏み出せること、感謝の気持ちでいっぱいです。 引き続きの応援、どうぞよろしくお願いします。 もっと見る

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