十夜フェス主催
Kyoto Temple Collection-テラコレ-
〈ご挨拶〉
皆さま、こんにちは。
十夜フェス Kyoto Temple Collection -テラコレ-の運営チームです。
仏教文化とファッションショーを組み合わせるという、異例で、大胆な発想を提案する変わった人が集まっています。
11月17日〜19日の3日間、京都は東山区三条通りの金剛寺で行われるファッションショー、パリコレならぬ「テラコレ」を開催します。
〈十夜フェスとは〉
仏教文化の継承と発展を模索するフェスで、アート×仏教を根源的なテーマにしています。学生と僧侶が協働してフェスを立ち上げており、2017年をもって開催3年目を迎えました。
〈十夜フェスを立ち上げた理由〉
多忙な現代を顕現するように、本来10日間行われる十夜法要というお寺の年中行事も1日のみに短縮されています。十夜法要を実施さえしないお寺も増えつつあり、仏教文化が有する伝統の一部は確実に衰退傾向にあります。近年謳われる若者の仏教離れも手伝い、仏教やお寺はどこか馴染みのないものになりつつあります。
「もっと気軽に仏教に触れる場を創り出せないか。」
「仏教との多様な出会いを創り出せないか。」
こういった課題意識を持った私たちが作る十夜フェスは、新鋭さの中に「そうきたか!」という遊び心を取り入れたイベントとして毎年評価をいただいてきております。第三弾となる今年は、仏教×アイドル、仏教×テクノロジー、仏教×ファッションというテーマで、3つのお寺を貸し切ってフェスを開催。デザイナーの感性と豊かな表現がおりなす、京都ならではのフェスを目指しています。
〈京都のお寺を舞台にしたファッションショー〉
おまたせしました!
仏教×ファッションがテーマの
金剛寺チームの登場です。
今回ファッションデザインのモチーフとして「六道輪廻」を取り上げました。金剛寺は浄土宗のお寺であり、その浄土宗において人の魂は、生前の行為によって「天道」「人間道」「修羅道」「畜生道」「餓鬼道」「地獄道」という六道のどこかの世界へ導かれると説かれてきました。迷いや執着の心が支配する6つの世界を魂は回り続けることになり、これを六道輪廻と言います。執着の心を捨てないと転生できないとされており、この道から解脱することを浄土宗では最終目標としています。
どこかファッションと通じてはいないでしょうか。
ファストファッションという言葉が存在するように、服の流行り廃りもまた生き死にを繰り返す魂のようにこの世をぐるぐると回り続けているという発想から、ファッションと六道輪廻が結びつきました。
二年前好きだった服の好みは、今と同じでしょうか。
あんなに好きだった服なのに、今は全く興味がないという経験はありませんか。
フランスの芸術家、ジャン・コクトーは生前このような言葉を残しています。
芸術は醜いものを生み出すが、しばしばそれは時と共に美しくなる。
一方、流行は美しいものを生み出すが、それは常に時と共に醜くなる。
では、「芸術」と「流行」という2つの要素を持つファッションはどうでしょうか。
彼らもまた転生を繰り返す“生きもの”なのかもしれません。
輪廻とファッションの結びつきに深い意味を私たちは見出しました。
このファッションショーでご覧いただける服は、六道の世界を表現するという意味だけに留まらず、流行の中で生き死にを繰り返してきた"歴史の語り手"であります。このことを少し意識していただけると、より深くこのファッションショーを楽しんでいただけるはずです。
京都から世界へ、寺を出発点としたファッションショーは、これからの流行をどう切り開いていくのでしょうか。
テラコレは、その可能性を
探ります。
【タイムスケジュール】
場所:金剛寺
住所:京都府京都市東山区五軒町124
〈11月17日〉
12時〜17時まで、ファッションショーで使う服の展示
〈11月18日、19日〉
17:30 受付開始
18:00 住職さんからの挨拶
18:30 ファッションショー開始
19:00 ファッションショー終了→展示の部 開始
20:00 展示の部 終了
〈資金の使い道〉
ここで集まった資金の使い道は下記の通りです。
・モデルへの礼金
・デザイナーの作品制作費
・カタログ制作費
・会場設営費
〈リターンについて〉
※現時点で確定しているもの
・ファッションショー鑑賞権
(前売り券と同じです。当日券は1500ですが、こちらの鑑賞権は1300円となっております)
・十夜フェスアートブック
・十夜フェス限定お寺参拝ブック
※追加予定のもの
・使用された全服飾とデザイナーのコメントが載ったカタログ完全版
・学生兼アーティストが手がける六道輪廻に関する絵のコピーや原本、ポストカード
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