【デジタル技術と伝統建築技術の融合】長い歴史を持つ建築技術「継手」をデジタルの力でジュエリーとして再現、異業種を掛け合わせることで生まれた新感覚ジュエリーです。皆さん応援よろしくお願いいたします!

ー私たちについて

はじめまして。京都LiQ(キョウトリキュウ)と申します。

私たちは広島県福山市にある精密金属部品メーカー「株式会社キャステム 」の

京都に所在する新規事業部です。

CTスキャンや3Dプリンタなど、デジタルツールを用いながら

京都の伝統工芸・技術の継承・保存にも取り組んでいます。

その他にも、製品の製作や検査、商品開発や販売を行なっています。


↓デジタル技術を使ってこんなことやってます!↓

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ーそもそも継手とは?

今回モチーフとなった"継手"(ツギテ)とは、

大きな建造物を構成する上で部材同士をつなぎ合わせる接合部分のことをと言います。

 伝統建築に使われる継手は1300年以上の歴史の中で、

釘や金物を使わずに強度と美観を兼ね備えた日本独自の進化を遂げ、現代に伝わる技術です。

実際継手をはめ合わせている現場の様子(匠弘堂提供)

ーデジタル技術と伝統技術の出会い

継手ジュエリー製作のきっかけは、京都のモノづくり企業をオープンにするイベント

DESIGN WEEK KYOTOの参加です。 

3DプリンターやCTスキャンなどのデジタルツールを保有しているキャステム京都LiQは、

デジタルツールを使った京都ならではの

伝統工芸・技術の継承・保存にも取り組んでおり、

その一環で継手のミニチュアを3Dプリンタで出力していました。

3Dプリンターで作成した最初の継ぎ手

同様に「DESIGN WEEK KYOTO」に参加をしていた宮大工の匠弘堂(ショウコウドウ)さんの目に留まり

「これをネックレスの留め具にしたら面白いのでは?」という何気ない一言から開発がスタート。

匠弘堂さんから提供していただいたサンプルや資料などを参考にしながら3Dで原型を起こし、

3Dプリンターで製作したサンプルを実際に使用し、

継手の構造を活かしながらユーザーが扱いやすいようアレンジを加えました。

           匠弘堂にて実際に継手のサンプルに触る京都LiQスタッフ


立体のデータを作成した後はそれを元に微細な金属加工を得意とする本社キャステムにて

職人が切削加工で作り上げた、パーツとパーツがぴったり重なり合う

ネックレスやリングなどの高精度なジュエリーが誕生しました!

継手の構造を再現しつつ、ぴったりはまる金属パーツの加工はまさに

精密金属部品業の成せる技です。 

大阪城継ぎネックレス(正式名称:婆娑羅継ぎ 大阪城追手門控柱でも使用されている継手です)

大阪城継ぎネックレスを分解すると継手の構造が出てきます

ー建築技術がジュエリーに

今回開発された「継手ジュエリー」は、継手の構造を活かしながら、

パーツを分解・組むことで身に付けたり、外すことができるジュエリーです。 

木造建築を意識し、組んだ時は素朴なデザインに、分解した時は複雑な構造を楽しむことができ、

使うたびに組み木の仕組みを体験し理解を深めることができるデザインとなっています。

ジュエリーとしては珍しいアルミを用いており、

重さを感じることなく気軽に身につけることができます!

今回のクラウドファンディングでは「金輪継ぎ」「大阪城継ぎ」「いすか継ぎ」

3種の継手の構造をそれぞれ活かしたネックレスやリングなどのジュエリーが登場しました!


↓継手ジュエリーはどのように身につけるの?それぞれの使用方法はこちらの動画から↓

金輪継ぎリングの継ぎ方

大阪城継ぎネックレスの継ぎ方

いすか継ぎネックレスの継ぎ方

金輪継ぎリング着画

金輪継ぎリング分解


いすか継ぎネックレス

いすか継ぎネックレス分解


ー匠弘堂 横川社長からコメント

匠弘堂代表取締役 横川総一郎氏

「金属の塊から生み出された伝統の形。このジュエリーを手に取ったとたん、

1000年の歴史にタイムスリップすること間違いなしです。単に「身に着けるジュエリー」を超え、

日本の伝統技術である“栓をする”  “組み合わせる”などのアクションをも備えた、

正に時空を超えたジュエリーと言えるでしょう。伝統技術や歴史好きな人に、

ぜひ身に着けていただきたいです。」


ー京都で実際に見れる!継手ジュエリーを展示

今回のプロジェクトは大丸京都店様と京都信用金庫様の共同企画である

京都の魅力発信プロジェクトみっけ!KYOTO」でのプロジェクトです。

プロジェクト掲載期間中にはそれぞれの施設にて継手ジュエリーの展示が行われます。

《2021年9月23日~10月5日》 大丸京都店 1階店内ご案内所前特設会場

《2021年10月7日~10月15日(*日曜・祝日は除く)》 京都信用金庫【QUESTION 1階】

にて展示紹介致します。お手に取って伝統技術を身に付けてみてください!


ーリターンについて

建築を身近に感じられる継手ジュエリーをリターンとしてご用意しております!

継手ジュエリーは先行販売となっており、販売予定価格より25%OFFとなっております。

リターン内容についての詳細は、各リターンの説明をご確認ください。

※今後の生産状況により販売価格が変更する可能性がございます。※生産中に若干のデザイン変更が行われる可能性がございます。※生産状況によってお届けする時期が変更する可能性がございます。


ご支援いただいた方には、共同製作をした匠弘堂さんから

実際の社寺建築で使用される檜を使用したコースターを一緒にお届けいたします

コースターは匠弘堂の焼印入り。檜の香りを楽しめるコースターとなっております。

匠弘堂オリジナル 檜コースター

さらに大阪城継ぎ・いすか継ぎネックレスのリターンをお選びいただいた方には

匠弘堂さんオリジナルの手拭いを一緒にお届けいたします!

木綿製の手拭いにはたくさんの大工道具が図柄になっており「匠弘堂」の文字を作り上げています。

汗を拭く、頭に巻く、水にひたして額にあてるなど、色々な使い方をお楽しみいただけます。

匠弘堂オリジナル御手拭い


ー終わりに

最後までお読みくださり、誠にありがとうございます!

今回、自社で初のクラウドファンディングの挑戦であり、初のジュエリー製作となります。

初だらけ・挑戦だらけのこのプロジェクトを通して、私たちの感じた建築技術の面白さや

デジタル技術のさらなる可能性について興味を持っていただければ幸いです。

そして今回の京都LiQと匠弘堂のチャレンジに興味をいただける方、

こんなジュエリーがこの世にあったら素敵なのではと思えた方、

ぜひリターン品をお手に取っていただければと思います。

なお、今後も伝統×デジタル技術の取り組みを行って参りますので

今後も注目していただけると嬉しいです!

また、私たちの“モノづくり”に興味を持っていただける他種多様な

事業者様からのお問い合わせも楽しみにお待ちしております!



【キャステム京都LiQについて】広島県福山市にある金属部品メーカー株式会社キャステムが運営する、CTスキャンや3Dプリント、試作品製作などの依頼や相談が可能なものづくりスペース。本施設は高性能なデスクトップ3Dプリンタを複数導入しており造形サービスも受け付けています。3Dプリンタを活用した樹脂の試作品製作だけではなく、キャステムの本業であるロストワックス精密鋳造の技術による金属製品の試作も可能となっています。また、学生やデザイナー等にスペースを開放し、付加価値の高い製品の企画開発を進めたり、京都の伝統とデジタル技術を活かしたものづくりに挑戦しています。(http://www.castem.co.jp/kyoto_liq_bldg/

【株式会社キャステムについて】ロストワックス精密鋳造・メタルインジェクション(MIM)の技術を用いて、電車・工作機械・医療機器等あらゆる産業の精密部品の製造販売を主軸としています。その技術を活かし、2017年より個人のお客様を対象とした商品の企画・製造・販売を開始。有名スポーツ選手、アイドルの手型の金属オブジェやモンスターボール虫カゴ等、これまでに無いアニメ・漫画・スポーツ関連グッズを次々と生み出し、今大変注目を受けております。
その他、紙ヒコーキ、コマ大戦、モノづくりスペース(京都西院)、パニパニファーム(宮古島)など、常に常識にとらわれないモノづくりへの挑戦を行っています。 (https://www.castem.co.jp/

【有限会社匠弘堂について】匠弘堂は社寺建築の設計施工を手がける、創業21年目の京都の宮大工集団。故岡本棟梁の教え「見えるところは当たり前、見えないところほど気配りを」の遺志を受け継ぎ、宮大工の仕事を通して日本の木造建築技術を正しく伝え、大切な木の文化を守っています。(https://www.kyoto-shokodo.jp/

【DESIGN WEEK KYOTOについて】京都在住の有志を中心に、「京都が創造性溢れる街となっていくきっかけの場」を掲げ、様々なイベントを企画・開催しています。毎年2月には京都の町でモノづくりに取り組む工場・工房が、一般向けに開放され、国内外の様々な人との交流を通じて、京都が創造性溢れる街となっていくきっかけの場となることを目指す一大イベントが毎年開催されています。(https://designweek-kyoto.com/

■特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名:株式会社キャステム
 ●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:船津さくら
 ●事業者の住所/所在地:〒615-0022京都府京都市右京区西院平町22
 ●事業者の電話番号:Tel: 075-325-1811
 ●送料:送料込み
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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