はじめまして。
貧困に苦しむ女性に雇用を生み出すことをミッションしたソーシャルファッションブランド「ofuku'(オフク)」代表の小西美由紀と申します。

学生時代にバックパックを背負い、様々な国を旅した際に、赤ちゃんを抱えた女性ホームレスやストリートチルドレンに出会い、衝撃を受けました。

学歴がなく仕事に就けず、若くして結婚し、子どもを産み続ける母親たち。フィリピンのマニラでスラムツアーにも参加し、ゴミ拾いや観光客へ物売りをして家計を助ける子供たちの現実を目の当たりにしました。

「貧困の連鎖を断ち切るには、女性や若者に雇用の機会をもたらすしかない」

約2年の準備期間を経て、今春、ファッションブランド「ofuku'」が誕生しました。


【ブランド名の由来】

「洋服」と「幸福」の「ふく」

丁寧な意味を添える接頭辞の「お」

複数や所有のアポストロフィー。

日本の伝統美を生かし、
世界中の女性を幸せにする
ブランドを目指します。





「ofuku'」は日本発ファッションブランドとして伝統の和素材を取り入れたデザインで、衰退しつつある伝統産業に光を当てながら、日本の伝統美を世界に発信していきます。
初回の春夏コレクションでは、京都の西陣織を使用しています。


〈ofuku'ホームページ〉
http://www.ofukujapan.com/

本プロジェクトでは、江戸つまみかんざしんの伝統文化を後世に残すための活動を行っている「一般社団法人つまみ細工協会」「つまみ細工 一凛堂」に後援をいただき、アジアの貧困家庭の女性に、オンラインつまみ細工講座を無料開講します。

〈一般社団法人つまみ細工協会ホームページ〉
https://tsumami-j.com/
〈つまみ細工 一凛堂ホームページ〉
https://tsumami-ichirindo.com/

まずはフィリピン・セブ島に住む、約10人の女性や若者を対象にプロジェクトをスタートします。

フィリピンを何度か旅した際、一家の大黒柱は父親ではなく母親で、母親が稼いで家族を養う姿を多く見かけました。

母親である女性や、これから家庭を築く若者に雇用を作ることが、貧困問題解消の糸口になると感じました。


このプロジェクトでは、まずは基本の製法を学び、講師養成研修講座を経て、つまみ細工認定講師の資格取得を目指します。

協会の認定講師の資格を取得すると、「一般社団法人つまみ細工協会」の名のもと、講師として活動できるほか、商品販売や出版、教室の開催など、様々な活動ができるようになります。

通常、日本で認定講師の資格取得するには1人約10万円ほどの受講料がかかります。認定講師取得までの資金のご支援を皆様にお願いしたく思っております。


講師は日本で職人から技術を学び、ベトナムでアシスタントを育成して同協会の特別顧問・海外特別講師としてつまみ細工の普及活動をしているLy Thanh Phuong(リー・タン・フン)先生。

日本語ツアーガイドから「つまみ細工」アーティストになり、現地法人を設立。
ベトナムで活躍するPhuong先生の存在は、フィリピンの受講生にとって憧れや目標になるに違いありません。

そして、資格取得後は、安価な労働力として酷使されないよう、資格を活かして自立できるまで「ofuku'」が全面バックアップしていきます。

新型コロナウィルスが収束して観光客が戻ってきた時、自分たちで企画・販売できるつまみ細工ショップのオープンが目標です。


女性に雇用を生み出すため、海外自社縫製工場を開設する計画でしたが、新型コロナウィルスの流行によりすぐには実現できなくなりました。

ただし、縫製は特別なスキルなので、貧困家庭の女性を雇用することはできない、特別な道具を使わず、誰もができる手仕事を生み出せないか。コロナ禍の間じゅう考えていました。

そんな時、たまたま手にしたのが、一輪の「つまみ細工」。その繊細さと華やかさにすっかり魅了されてしまいました。

つまみ細工の歴史は約200年前、発祥は京都とされており、宮中の女官や大名の奥女中が着物の端切れで作った『和小物』の技法が始まりとされています。

それが江戸にも伝わり、江戸つまみかんざしとして日本髪を飾るかんざしに昇華しました。
現代でも、七五三や成人式、結婚式など女性の晴れの日に彩りを添えています。


複雑で繊細そうに見える「つまみ細工」ですが、丸みを帯びた「丸つまみ」と先のとがった「剣つまみ」の二種類を組み合わせるだけで、様々な美しいモチーフを作ることができます。

現在、東京都の伝統工芸品に指定されています。

早速、私も手芸用品店で「つまみ細工」アクセサリーのキットを買い、その作り方を知ってさらに驚きました。

ミシンなどの特別な道具は要らず、正方形に切った布をピンセットでつまみ、糊でくっつけるだけだったのです。

世界中の人々が日本の伝統工芸であるつまみ細工の美しさを知り、さらに作り手から見える「貧困」という社会課題に思いを馳せる、そんなゴールをこのプロジェクトを通じて実現していきます。


プロジェクト全体で115万円ほどの予算を見込んでいますが、いただいたご支援を以下の経費の一部に充当させていただきます。

①講師料 100,000円

②認定資格取得料 500,000円

③現地カウンターパート謝礼 50,000円

※受講生とのやりとり、会場の手配、教材の受け渡しなど

④通訳料(Phuong先生の日本語をビサヤ語に通訳) 50,000円

⑤リターンの製作費・送料  300,000円

⑥その他の経費(送料、テキスト制作費など) 50,000円

⑦BOOSTERへの掲載手数料•決済手数料•税金 100,000円


■2021年11月〜 リターン商品の発送開始

■2022年1月 オンライン講座スタート
○伝統工芸つまみ細工
 基礎講座
 応用講座
 羽二重基礎講座
○ボンド製法つまみ細工
 ベーシック講座
 アドバンス講座
○縫いつまみ細工
 縫いつまみ講座
○講師認定プログラム
 全5回
※講師認定プログラムでは、江戸つまみかんざし職人・荒川区無形文化財保持者・つまみ細工協会特別顧問である戸村絹代氏の職人としての技術を正しく継承します。

■2023年〜
「ofuku'」より、ノベルティやオリジナルアクセサリー用の一輪の制作依頼
フィリピン・セブ島のオリジナル「つまみ細工」商品企画開始



アジアに住む女性の友人の多くは、路上での食べ物売りや家政婦、夜の接客業、観光客への物売りなどでその日暮らしをしています。

フィリピンの友人であるJenelyn(写真)は4人の子供を抱え、日雇いで家政婦をしていましたが、コロナ禍で仕事がなくなり、肉料理を作って露店で売り始めたところ新型コロナウィルスでロックダウン。

携帯が1台しかなく学校のオンライン授業に参加できない、子供たちに食べさせるものがない、発熱しても怪我をしても病院に行けず、虫歯で痛いと泣き叫ぶ子供の歯を引き抜いたこともありました。

毎日のように悲痛なメッセージが届き、金銭や物資を送っても持って数週間。根本的な解決にならないと感じました。

女性が生きがいを感じられる雇用をつくり、子供たちがお腹いっぱい食べていつも健康で、安心して勉強し思いっきり遊べる社会を作りたい。

そんな当たり前の願いを叶えるため、女性や子供の晴れの日を彩ってきた伝統工芸の「つまみ細工」でアジアに夢と希望の花を咲かせます。

そのための一歩をここから踏み出したいと思います。
皆様のお力添えをどうぞ宜しくお願いいたします。


■特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名:合同会社punica(プニカ)
 ●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:小西 美由紀
 ●事業者の住所/所在地:〒533-0033 大阪府大阪市東淀川区1-17-5 ステュディオ新大阪909号
 ●事業者の電話番号:Tel:050-3700-0290
 ●送料:送料込み
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり
 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/10/11 15:45

    たくさんのご支援ありがとうございます。目標金額の30%を達成しました。皆様からの応援メッセージも読ませていただきました。つまみ細工愛好家の方、海外貧困問題に心を痛めてらっしゃる方、様々な想いでご支援くださり、温かな励ましに胸がいっぱいになっております。商品を素敵だと思って手にとって購入してくだ...

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