ご挨拶

 はじめまして!東京都墨田区発の「SUMIDA happy pig project(すみだハッピーピッグプロジェクト)」です!私たちはストレスフリーな環境で育てられた豚の革やお肉を消費者の皆さんに届ける活動を推進しています。

墨田区は、国産豚革の約9割を生産するモノづくりのまちです。この度、「すべての豚にしあわせを」を合言葉に、豚の飼育・革のサステナブルな使い方を提案。豚の月産消費量である100万頭のうち1%以上が「ストレスフリーな環境」で育てられ、そのお肉や革が適切に私たちに届くシステムづくりを目指しています。


私たちの想い

「フリーストール」という言葉を知っていますか?

<母豚の現状>
日本では、豚をはじめとする家畜の飼育について、十分な運動ができるスペースの確保といった、ストレスのない環境づくりに関する法規制などはありません。そのため、たとえば妊娠している母豚は、「子どもを踏みつけるかもしれない」「暴力的になるから」といった理由で、ストール(檻)に閉じ込められ、身動きができない状況に置かれています。その割合は、日本では9割近くにも上ります。

母豚は、身動きできないストール(檻)に入れられて、妊娠、出産を繰り返します。

ストレスのたまる環境で育つ豚は、他の豚を傷つけたり、尾や尻尾をかむなどの自傷・他傷行為に走ることがあります。その結果、傷がついた豚の革は、なめしても傷が残ってしまい、革としての価値も下がってしまっているのが現状です。

<モノづくりにおける動物福祉・アニマルウェルフェアの意味>

日本と異なり、欧米では動物福祉の観点から、豚の飼育は厳しく管理されています。EUではイギリスから始まり、動物福祉は動物衛生、食品の質と安全、人間の健康、環境とのつながりが強く意識され、科学データに基づく規制が行われています。2009 年には基本条約(EU 機能条約)にも動物福祉の尊重が盛り込まれ、動物福祉に反した産品が制御されるようになりつつあります。EU議会では2021年6月、2027年までにケージ飼育を撤廃することを決議しました。 豚革の評価も人気も高いヨーロッパのハイブランド企業は、豚の飼育環境に配慮された革を調達し、鞄や靴などの製品作りに使っています。
日本では規制がないため、こうした動物福祉の観点からの取り組みは希薄な状況です。しかし最近では持続可能な開発目標(SDGs)への関心の高まりに伴う、原材料の調達への配慮の重要性が認識されるようになりました。
今回ご協力いただく宮城県のホープフルピッグでは、
ストレスフリーな豚の飼育を実践しています。(C)ホープフルピッグ

<サステナブルな革と食肉のあり方を提案します!>

私たち「SUMIDA happy pig project」は、サステナブルな豚のお肉、革の活用のあり方を提案することを目的とし、活動を発足させました。東京のものづくりの町、墨田区で活動する企業を中心に、運営委員会を発足。墨田区からすべての豚にしあわせをもたらすライフスタイルを提案します。
すべての豚にしあわせを送る取り組みは、「4つのゼロ」として提起。この趣旨に沿って育てられた豚を、環境や働く人に配慮して食肉や革に加工、プロダクツとして皆様のお手元へ届けます。


今回のご支援は、経費を除き「すべての豚がしあわせになる」環境づくりのために活用いたします。ストレスフリーな環境づくりのために、豚が日常で使えるおもちゃの提供のほか、豚がリラックスできる環境づくりのために、ハイレゾ自然音の音響環境による実証実験を行います。



プロジェクト誕生までのお話

SUMIDA happy pig projectは、墨田区を拠点に活動する企業や団体が集まり、2021年に始まったプロジェクトです。事務局は一般社団法人やさしい革が担っています。


<人にも環境にも動物にもやさしくありたいという想いからはじまった>

2017年に設立された一般社団法人やさしい革は、「ラセッテーなめし」と呼ばれる独自の製法で行われる革なめしの技術の普及と、環境や人に配慮した革製品作りを推進するために発足しました。
現在、革をなめす際には、工業的に作りやすく使い勝手の良い重金属系薬品の“塩基性硫酸クロム” が使用されています。しかし、化学由来の薬品を使うために、なめされた革は廃棄されても土に戻ることはなく、またクロムなめしから生じる排水は、適切に処理しないと環境への負荷も生じることになりかねません。

山口産業は、1990年から植物タンニンで皮をなめす独自のなめし技術「ラセッテー」製法を開発。

ラセッテーなめし製法は、墨田区にあるタンナー山口産業が開発しました。これは、ミモザ・アカシアの樹皮を精錬し天然成分の植物タンニンを抽出して、なめし剤として使用するもので、自然由来のため環境への負荷が生じないほか、革なめしに従事する人の健康にもより望ましいものであるとして注目されています。
今回のプロジェクトでは、人にも環境にも動物にもやさしくありたいという想いからスタートし、墨田区ならではの国産豚革事業を通じた社会課題解決のために、同じ志を持つメンバーが集結しました。

ラセッテーなめし製法の革は、人にも環境にもやさしく、使い込むほどに愛着がわくとして、日本のみならず世界の高級ブランドからも注目されています。 

<ストレスフリーな環境で育てられた豚はどこだ?>

しかし、このラセッテーなめし製法を推進する中で生じたのが「そもそも革が生まれている環境は望ましいものだろうか?」という問題でした。製法にこだわっても、豚がストレスを抱えている環境では、自然にとって、また人間にとっても望ましいものであるとは言えないからです。(C)ホープフルピッグ折しも、欧米を中心に高まったアニマルウェルフェア(動物福祉)への意識の中、日本で国際基準に合致した豚を飼育する環境を探すことから始まりました。その中で豚がストレスを感じることなく、健康に育てられている畜産農家に出会いました。一般社団法人やさしい革は、こうした方々の取組を応援し、やさしい革のある暮らしの推進に取り組んでいます。

<ストレスのない豚を増やすためにできること>

とはいえ、ストレスのない環境で育てられた豚の革の流通は非常に限られています。月産100万頭分と言われている中で、やさしい革の占める割合は1%に満たない状況です。一般社団法人やさしい革だけがこの4つのゼロに取り組むのではなく、より多くの畜産農家の方、そして皮革から靴や鞄、衣類、家具、日用品、文具などを作り出す多くの企業や団体の方が動物福祉に配慮した革を選択し、製品にすることが必要です。

そして同時に、このことは食肉文化についても言えます。ストレスのない環境で大切に育てられた豚の命をいただくこと。このことは飽食の時代である現代、改めて「真のいただきます」の意味を見直すきっかけでもあります。

EUではすでに法制化が進んでいるアニマルウェルフェア(動物福祉)を日本でも推進します。

そうした想いから、私たちは趣旨に賛同いただく企業や団体の方に参加いただき、プロジェクトをスタート。特に、国産豚革の約9割を生産する東京都墨田区から、モノづくりを通じて、サステナブルな食と生活の在り方を提案したいと動き始めました。

<使うだけではなくストレスのない環境づくりにも貢献を>

私たちはストレスのない環境の豚を消費するだけではありません。国内で育てられる豚がより望ましい環境で育てられる環境づくりも推進したいと考えています。今回、SUMIDA happy pig projectでは、クラウドファンディングを通じて、皆様からのご支援を豚の環境づくりの取り組みへ活用したいと考えています。豚の好奇心を満たすおもちゃを提供するだけではなく、さまざまな環境で暮らしている豚のストレスを低減させるために、ハイレゾ自然音の音響環境による実証実験にも取り組みます。

ボールに興味を示すホープルフルピッグの豚さん。(C)ホープフルピッグ

ヨーロッパでは豚革は「PORK SKIN(ポーク・スキン)」と呼ばれ、牛革より高級品として昔から愛用されてきました。
今回、墨田区のタンナー山口産業が開発した「ラセッテーなめし製法」でなめし、「4つのゼロ」を守って誕生した国産豚革を「サステナブル・ピッグスキン」と命名。墨田区にある革のスペシャリスト二宮五郎商店と一緒に商品を開発し、皆様にお届けいたします。


①「サステナブル・ピッグスキン」を使った二宮五郎商店の新作ミニウォレット

いま流行りの多くのミニウォレットは、機能が制限されている場合がありますが、このミニウォレットは、折り畳んだ紙幣を一度取り出し、広げてから支払いをするという様な面倒な動作はありません。必要な枚数を直ぐに取り出せ、とてもスマートです。
コインケースは、小銭が落ちそうで落ちない工夫が施され、ワンアクションでアクセスできます。
特に、小銭の収納力は素晴らしく、お釣りを増やすことなく綺麗に使いきることができます。


三つ折り財布でありながらコイン、カード、紙幣もしっかり収納できる財布に仕上げ、ポケットや手のひらに納まるサイズ感でありながら、長財布なみの機能が備わっています。あらゆる収納物をワンアクションで取り出せるので使い易さは抜群です。
※紙幣、カード、小銭の枚数は目安です。

折りたたんだ状態のサイズは、約100mm×72mm×15mmで、何も入れない時の重さは約80gです。

カードスロットには横幅2mmほどの余裕を持たせている為、1段に2枚のカードが収納できます。ホックは2個使用し、収納物の厚みによって調整できます。

磁気エラー防止用生地背中のポケットにはICカード用のポケットを配置して非接触型の支払いに対応しています。また、内側の上部にはシークレットカードポケットも配置しています。カード用スロットの内側には磁気エラー防止用生地(電磁バリアファブリック)を使用しているため、安心してお使いいただけます。(ICカードスロットには複数のカードを重ねて入れないでください)



サステナブル・ピッグスキンを使ったミニウォレットを制作された株式会社二宮五郎商店の二宮さんに、試作品を使用された感想をいただきました。
株式会社二宮五郎商店 代表取締役 二宮眞一氏自らが使いながら 機能と完成度を高める。

「驚いたことに日に日に握りしめるほどに実感するのですが、自分に格別に馴染んでくるのです。私は世界中の有名な革で製品を作ってきましたが不思議な革です。もちろん私のモノづくりの奥深さも手伝っていますが(自画自賛ですみません)、パリの有名メゾンがこの革を愛するのがわかってきました。」


②谷口化学工業所の「香り」と「潤い」にこだわった革クリーム「Moist Leather Lotion」 

谷口化学工業所は、創業明治43年の日本最古の靴クリームメーカーです。サステナブル・ピッグスキンのミニウォレットをずっと大切に使うためには、定期的なお手入れが必要です。今回のクラウドファンディングのために特別に作った「Moist Leather Lotion(モイストレザーローション)」は、全ての方がレザーケアをお気軽に楽しめるように開発した商品となります。革小物に使用される革は、育てる愉しみと、長くご使用頂けるという点でとても優れた素材となります。
そんな革の天敵となるものが、乾燥です。
乾燥によるひび割れが起きてしまった革は、簡単に補修することはできません。
そこで、長くご使用頂ける革製品を、より一層の美しさを保ちながら愛着を持ってご使用頂きたいという想いを込めて開発いたしました。
厳選した原料の中にヒアルロン酸を配合し、革への潤いの浸透性を高め、また香料を配合していることでケア中も心地の良い香りに包まれます。
大切なものを末永く使い続ける。
そんなサステナブルな気持ちを支える製品となっています。

・主成分:界面活性剤、シリコーン、ヒアルロン酸、香料
・容量:NET.100㎖
・用途:革製品の保革とツヤ出し

③アニマルウェルフェアに配慮して育てられた「有難豚(ありがとん)」の特別お試しセット

ホープフルピッグ 養豚家 高橋希望(のぞみ)さんは、妊娠ストールも分娩ストールも使わない母豚飼育をしています。(C)ホープフルピッグ東日本大震災時に発生した大津波で、宮城県の養豚家、高橋希望(のぞみ)さんのご実家が運営する養豚場が全壊し、2000頭の豚が流されてしまいました。しかし数10頭の豚が奇跡的に生還。震災で助けられた豚を「有難豚(ありがとん)」と命名し、少頭数で豚の心を幸せにする飼育、大切な人に贈る豚として消費者と共に復興を目指しています。

今回特別に、一頭一頭大切に育てられた豚のお試しセットを用意いたしました。
好奇心の旺盛な豚は、群れで飼われているとお互いの尻尾にかみつくことがあるため、子豚のうちに「断尾」するのが通常です。ホープルフピッグでは「断尾」しないため、しっぽを振りながら遊んでいます。(C)ホープフルピッグ
④画家「蟹江杏(かにえあんず)」さんによるオリジナルポストカード作成

本企画に賛同し、協力してくださるのが、画家の蟹江杏さんです。今回特別に「SUMIDA happy pig project」のための作品を描き下ろしていただきました!すべての豚がしあわせになるサプライチェーンを旅のイメージで描いています。
(C)Anz Kanie/AtelierANZ

<蟹江杏さんプロフィール>

(C)Anz Kanie/AtelierANZ

東京生まれ。「自由の森学園」卒業後、ロンドンで版画を学ぶ。

「NPO法人3.11こども文庫」理事長。美術館や画廊、全国の有名百貨店、その他国内外での展覧会多数。絵本・エッセイ・舞台美術・壁画制作・講演会など活動は多岐にわたる。

東日本大震災をきっかけに、被災地のこどもたちのために福島県相馬市に絵本専門の文庫を設立。新宿区、練馬区、日野市をはじめ各地の都市型アートイベントにおいて、子どもアートプログラムのプロデュースやコーディネートを担当。

「文部科学省復興教育支援事業」では、コーディネーターとして参画するなど、全国の子どもたちとアートをつなぐ活動を行う。またBMWジャパン、JTA(日本トランスオーシャン航空)など、企業とのコラボレーションも多数手がける。これまでの活動実績から「SDGs JAPAN」と連携し、アートやアーティストとSDGs、そして各NPO・NGOとアートをつなぐ役割を務めている。



リターンのご紹介(送料・税込)

蟹江杏さんオリジナルポストカード/1枚
1,000円

 ・蟹江杏さんの特別描き下ろしの作品が印刷されたオリジナルポストカード1種類をお送りします。
・宛名面からはクラウドファンディングのご支援で実施予定の豚への自然音を試聴できるQRコード付き。ぜひ試聴ください。
・ポストカードサイズ:100×148mm 


蟹江杏さんオリジナルポストカード/4枚セット
3,000円

・今回特別に書き下ろしていただいた4点の作品をこのクラウドファンディングのためだけのポストカードにしました。4種類1枚ずつをお送りします。
・宛名面からはクラウドファンディングのご支援で実施予定の豚への自然音を試聴できるQRコード付き。ぜひ試聴ください。
・ポストカードサイズ:100×148mm


有難豚(ありがとん)お試しセット/約1キロ
12,000円(限定100セット)

(C)ホープフルピッグ有難豚は、誕生してから丁寧に育てられ、通常約半年余りで出荷されるところを1年近く、大人になるまで大切に育てられています。
また、妊娠ストールも分娩ストールも撤廃し、家族単位でのびのびと育てられています。ストレスフリーで育てられた豚は、お肉も繊細で、甘みも感じさせる豚肉として話題になっています。
今回特別に12,000円でこのお試しセットを限定100セット用意いたしました。約1キロの豚の部位をぜひお楽しみください。(部位は選べません。生産者よりそのときのおススメをお送りさせていただきます。)
ホープフルピッグより直接、クール宅急便(冷凍)でお届けします。

二宮五郎商店新作ミニウォレット(Moist Leather Lotion、馬毛ブラシ、クロス付)オリジナルセット
28,000円(各色限定30セット/通常価格の20%OFF)
MADE IN JAPAN
カラー:ブラック、ディープシーブルー、ゴールドコニャック
外形寸法:約100mm×72mm×15mm
製品重量:約80g

通常販売予定価格より20%OFF!
このクラウドファンディングのために開発された 株式会社二宮五郎商店オリジナルミニウォレットと株式会社谷口化学工業所によるMoist Leather Lotionのオリジナルセットをお送りいたします。このクラウドファンディングのために特別に通常価格より20%OFFの金額を設定いただきました。
手のひらサイズにもかかわらず、小銭やカードもたくさん入れることができ、紙幣を折り畳んだりせずに伸ばして揃えて収納できます。小銭入れもこぼれ落ちにくい仕様になっています。
紙幣約10枚、カード6~10枚、小銭約15枚程度を収納する、考え抜かれた使用感で抜群の使い易さを実感できます。

セットに入っているMoist Leather Lotionは、革製品の艶出しに使いやすい製品です。今回特別に、このローションの使用時にピッタリな、柔らかい専用のポリッシングクロス(Collonil社製)と柔らかい馬毛のブラシ(Collonil社製)もお付けします。

サステナブル・ピッグスキンはラセッテーなめしを施され、タッチ感もやさしく、地球環境にもやさしい革です。ヨーロッパの高級ブランドで使用されているピッグスキンは、ほぼ日本製です。摩擦に強く、軽くて丈夫です。使い込むうちに現れる経年変化は、貴方好みにカスタマイズされるでしょう。長く大切に使うため、時々ローションと馬毛ブラシとクロスでやさしくケアしてあげてください。

長く大切に使っていただけるように、 ローション使用時に使う柔らかい専用のポリッシングクロス(Collonil社製)と柔らかい馬毛のブラシ(Collonil社製)をお付けします。 注意事項*磁気エラーが完全に防止できるという保証はありません。
*ICカードを重ねたりすると干渉し、エラーが起きます。
*革の仕上がり次第で発送に若干遅れることもあります。あらかじめご了承ください。


<実施スケジュール>

2021年11月末 クラウドファンディング終了
2021年12月上旬 HP開設、ECサイト開設
2021年末以降 豚のストレス軽減のためのハイレゾ自然音の効果を検証(1カ月間を予定)
2021年12月下旬より ミニウォレット/モイストレザーローション、蟹江杏さんポストカード発送
2021年1月 豚の行動欲求を満たすためのおもちゃの提供
2021年1月以降 有難豚セットのリターン発送開始



<支援金の使い道>

今回、クラウドファンディングを通じてご支援いただいた資金の一部は、豚のストレスフリーな環境づくりを推進するために使われます。具体的には2つの取り組みを予定しています。

1.豚が遊ぶためのおもちゃ(ゴム製ボール)の提供

(C)ナガセケンコー株式会社

運営委員会メンバーであるナガセケンコー株式会社による豚のオリジナルおもちゃを新たに開発、今回有難豚を飼育するホープフルピッグへお送りします。豚は好奇心が強い生き物なので動くものや、かじることができるものが大好き。そこで、ホープフルピッグの高橋希望さんと相談しながら、大きさや色など豚が好むものを選び、制作します。

おもちゃには「やさしい革」のロゴを入れて特別製品としました。このボールを高橋さんの農場へお送りするとともに、豚の遊ぶ様子を観察。今後このボールを他の農家さんへも進呈することを検討しています。

2.豚のストレス軽減のためのハイレゾ自然音源を使用した、空間音響デザインソリューションKooNe(クーネ)導入の実証実験

運営委員会メンバーである株式会社JVCケンウッドでは、ハイレゾ自然音(独自に収録・編集した、超高音質の森と川の音)と 独自の空間音響デザイン(設計)を組み合わせたKooNe(クーネ)を開発・提供。使用するシステム及び音源は人への癒し効果があることが実証されており、現在オフィス、商業施設、銀行、カーディーラー、 ホテル、病院、スパ、図書館、大学など、多くの場所で使用されています。本システムを今回初めて豚のストレス軽減に応用できないか、実証実験を行います。

今回ホープフルピッグの農場にKooNeを設置し、約1カ月間のハイレゾ自然音再生実験及びその後の効果測定(豚のストレス軽減効果等)を行うことで、ハイレゾ自然音の効果を検証します。繊細な豚のストレス軽減は、私たちが目指す4つのゼロの目標のひとつ。この取り組みを通じて、豚のストレスフリーな環境づくりについて新たな提言を行います。

※実証実験におけるKooNeの機材・ハイレゾ音源の提供及び空間音響設計・機材設置・音響チューニングは、株式会社JVCケンウッドの協力により無償で提供されます。


KooNe(クーネ)のサウンドサンプルはこちら


メディア掲載

SUMIDA happy pig projectに関連する取り組みはこれまでメディアでも紹介されてきました。

フジテレビ「フューチャーランナーズ~17の未来」(2019年8月14日放送)で「やさしい革」の取り組みが取り上げられました。

フジテレビ「フューチャーランナーズ~17の未来」(2021年8月18日2021年8月25日放送)でホープフルピッグの取り組みが取り上げられました。


団体・チームの紹介

<モノづくりに関するメンバー>
 株式会社二宮五郎商店
 http://www.nino.co.jp/
「二宮五郎商店」は1946年の創業以来、「国産有名時計」のベルト製造から始まり世界的ブランドのOEMからオリジナル製品まで手掛ける革のスペシャリストで知る人ぞ知る業界で高い評価を受けている老舗メーカーです。
時代が移り変わっても素晴らしい製品は職人の熟練した手から生まれます。すべての工程で丁寧で緻密な作業を施していきます。
また、二宮五郎商店では、10年前より太陽光発電によりミシンを動かすことを目標に取り組んでいます。
(太陽光発電の積算発電量による平均自給率は約38%、二酸化炭素削減量は3,750Kg-CO²/年)
さらに、PHEV車を使用しており本社、浅草工房には電気自動車充電用パーキングを装備しています。


株式会社谷口化学工業所
https://www.taniguchi-kagaku.com/
谷口化学工業所は、明治43年(1910年)創業の日本最古の靴クリームメーカーです。
手作りで高品質なレザーケア製品の製造にこだわり、それは100年経った今でも変わっておりません。「ライオン靴クリーム本舗」というブランドは、全国47都道府県で販売させていただいている他、自衛隊員の皆様に愛される「イーグルメダル」というブランドは、多くの自衛隊駐屯地でお取り扱いいただいております。
今回、Happy Pig Projectに参画した理由は、レザーケアについてもっと多くの方に魅力を伝えていきたいと思ったからです。しっかりとケアすることで、永くご使用いただけることが革素材ならではの良さであり、大切に扱うことがサステナブルな精神と通ずると考えています。
弊社も革産業に携わる一社として、理想のモノヅクリの一助になりたいと思います。
是非、応援を宜しくお願い致します!

山口産業株式会社
https://www.yamaguchi-sangyou.co.jp/
1938年に墨田区に創業して以来、常に「持つ人に喜びを、使う人に夢を与える革を製造すること」をモットーに皮革製造工場として歴史を刻んできました。私たちは、人にも自然にもやさしい、素肌のような革を創ることを目指し、1990年から植物タンニンで皮をなめす弊社独自のなめし技術である「ラセッテー」製法を開発。
2015年より、製造する全ての革をラセッテーなめしに切り替えて、人と自然と環境にやさしい革づくりに向けて更なる一歩を踏み出しました。
2021年には、墨田区の地域ブランド戦略推進事業「すみだモダン」で、すみだモダンを実践する事業者として山口産業が第1期すみだモダンブルーパートナーに選定されました。


<豚の環境づくりに関するメンバー>
ナガセケンコー株式会社
https://www.nagase-kenko.com/
ナガセケンコー株式会社は、創業80年以上続く老舗企業で、軟式野球ボール・ソフトテニスボール・ソフトボール・各種競技ボール、スポーツフロアマット類の製造販売を行っております。中でも軟式野球ボールにおいては、国内トップシェアを誇っています。

今回、墨田区産業振興課様より、豚遊具開発を含むプロジェクトに関するお話を頂き、動物福祉に配慮した豚革製品を世界に広げていきたいという【ハッピーピッグプロジェクト】に賛同し、墨田区の企業として参画させていただきました。

豚が鼻先で土などを掘り返す本能的行動が現状のコンクリート上の飼育では行えずストレスになることから、豚が使う遊具を与えてこの問題を少しでも解消したいということ。また、豚がゴムの匂いを好む特性があることから弊社として、ゴムボール製品を用いた豚遊具を通じて、全ての豚にストレスフリーになってもらえるように貢献したいと思っています。

株式会社JVCケンウッド
https://www.jvckenwood.com/jp.html
株式会社JVCケンウッドは、「モビリティ&テレマティクスサービス」「パブリックサービス」「メディアサービス」という3つの事業分野において、企業ビジョンである「感動と安心を世界の人々へ」を実現する製品・サービス、ソリューションの提供を目指しています。グループが関わるすべてのステークホルダーと深い信頼関係を築きながら、事業を通じた社会課題の解決に取り組むことで、持続的な企業価値の向上と社会への貢献を図ります。

 ご縁で本プロジェクトからお声掛けいただき、活動趣旨に賛同するとともに、豚のストレスが想像以上に大きいことがわかり、もしかすると弊社の空間音響デザインソリューションKooNe(クーネ)が豚のストレス軽減のお役に立てるかも知れないと考え、実証実験の協力をさせていただくことになりました。KooNeによるハイレゾ自然音環境は、「人間は本能的に自然とのつながりを求める」というバイオフィリア仮説を裏付けるかのように、人への癒し効果は実証されておりますが、豚にも効果があることを願っております。

ホープフルピッグ
http://hopefulpig.jp/
311の大津波で宮城県の2000頭の豚と農場が全壊。奇跡的に帰ってきた豚と、消費者と一緒の復興を目指しています。少頭数で豚の心を幸せにする飼育を行い、大切な人に贈る豚として話題になっています。Happy animals, Happy customers.


革に関するQ&A

1. 革のメンテナンス方法を教えて
本革を使用しているため、使い込むとツヤが出てきたり風合いが柔らかくなってきます。

2. 汚れてしまったら?
汚れた場合、気になる場合は軽く乾拭きか水拭き、消しゴムなどでこすってみるなど、汚れの原因にもよりますがそれ以上に汚れが広まらない様に工夫してみてください。なお、皮革製品のリペアショップなどでも対応が可能と思いますので、ご相談してみて下さい。

3. 革のにおいが少し気になる
天然成分の植物タンニンと動物皮に由来していることと、本革が持つ含水域(保湿作用)から、若干のにおいが付いたり発生することがあります。気になる際は、風通しの良い場所で陰干ししてにおいを飛ばしてください。

4. 使っていると色が変わってきたみたい
何十年でも使用頂ける本革ですが、ご使用年月に関わらず人の手の水分や日光・室内灯などによって経年変化が生じます。ご使用の歴史として革の変化もぜひお楽しみください。

5. いつ頃届きますか?
クラウドファンディング終了後、1カ月程度でお届けとなります。ミニウォレットにつきましては、革の仕上がり次第で発送が若干遅れることもあります。その際には活動報告にてお知らせいたします。

<プロジェクトオーナーについて(特商法上の表記)>

■特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名:一般社団法人やさしい革
 ●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:代表理事/山口明宏
 ●事業者の住所/所在地:〒131-0042 東京都墨田区東墨田3-11-10
 ●事業者の電話番号:Tel: 03-6661-8775
 ●送料:送料込み(離島価格など例外がある場合には記載)
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal )をご確認ください。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

※プロジェクトページで使用しているイラスト、動画、写真、音楽は掲載許可をいただいたもの、ロイヤリティフリーのものを使用しております。

  • 2023/01/17 18:12

    すみだハッピー・ピッグ・プロジェクトにご支援いただきました皆様へ大変ご無沙汰しております。2021年10月~11月に実施いたしましたクラウドファンディングにて皆様からの頂いたご支援で豚さんが遊ぶゴムボールをプレゼントいたしました。ホープフルピッグの養豚家、高橋希望さんから、豚さんがボールで遊ぶ...

  • 2022/05/31 19:03

    ハッピー・ピッグ・プロジェクトをご支援いただきました皆様大変ご無沙汰しております。クラファン終了後、日本有数の養豚地である千葉県旭市にある千葉県立旭農業高等学校畜産科のみなさんと取り組むハッピー・ピッグ・プロジェクトの活動が進行中です。JVCケンウッド社のKooNe(http://www.ko...

  • 2022/01/22 12:31

    有難豚(ありがとん)お試しセットをご支援いただきました皆様待望のお試しセットが、1月23日日曜日午前中指定で皆様のお手元にお届けできるよう、発送が完了いたしました。養豚家の高橋希望さんの、メッセージをお送りいたします。長い時間をかけて、整った生活環境の中で大切に育てられた豚さんのお肉を、高橋希...

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