はじめに・ご挨拶
『さくらねこ見守り隊』のくわはらかよと申します。私は2018年より、自分の住む町で、TNR活動を行ってまいりました。52匹のTNRを終え、この2年半、新しい仔猫の誕生はありません。2020年からは、さくらねこになった大人の猫たちを再度保護し、家猫トレーニングをして、里親さんとのご縁を繋なぐ活動をしています。
TNR後も365日欠かさず、見守りパトロールを行い、それぞれの縄張りを周り、食事管理、健康管理、排泄物の処理まで一貫して行っております。
プロジェクトを立ち上げた背景
今年で活動は4年目になります。このコロナ禍で、猫の脱走、高齢者の飼育放棄、ペットを置き去りにしたままの引っ越し、多頭飼育崩壊、動物虐待による粉砕骨折など、猫さんの保護が続いています。昨年、保護をした猫さんは17匹、今年は9月現在で7匹に及びます。
保護した猫たちは、動物病院で、ウィルスチェック、ノミダニ駆除を行います。かかる医療費は、1匹あたり6,160円。昨年から今年にかけて医療費の負担額が多く、毎日の活動費用も切迫した状況です。
そんな中、保護したのが、ひどい骨折を負った黒猫の『まめおくん』でした。
8月25日に保護した『まめおくん』は、雨上がりの早朝に突然現れました。手足が全く汚れていないことや、表通りからは見えない奥まった駐輪場にいたことから、置き去りにされたことがわかりました。背骨の形が見えるほど痩せていたこと、左足の向きが不自然なことも心配でした。
翌朝、動物病院での診断は、左大腿部の骨折!しかも骨折から数ヶ月が経過しており、それを補うための筋肉が発達したせいで、骨折した部分が筋肉により引っ張られ、左右に離れていました。このまま放置を続ければ左足の膝が逆向きになり重度の障害が残る大変な状況であることがわかりました。また、推定3歳の雄猫ですが、体重はわずか2キロしかありませんでした。
自己負担で活動している私にとって『まめおくん』の保護や手術をするという決断は無謀だったかもしれません。でも、助けることができる命が目の前にあるのに、行動しないという選択肢は私にはありませんでした。
最短の日程で、手術は実施する運びとなりましたが、『まめおくん』は極度の貧血状態で、直ぐには手術することができませんでした。幸い1匹の猫ちゃんから輸血を受けることができ、8月30日の夜、手術開始となりました。大腿骨の一部切断、離れた骨をインプラントにより固定するという大手術でした。
手術は無事成功し、定期的なレントゲンによる経過観察を行っていくことになりました。
友人たちの助けもあり、『まめおくん』の手術費用を集めるためのチャリティーバザーを急遽開催しました。結果バザーの収益費と募金活動で、手術費用を支払うことができました。
ご協力いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。
しかし、これからも地域のさくらねこ達のごはん代や医療費・啓発活動のための費用はかかり続けます。個人の資金で活動を続けていく限界が来ております。。。
下記の活動内容をお読み頂き、ご賛同頂けましたなら、どうか活動を続けるためのご支援をよろしくお願い致します。
活動内容
私は、皆さんが野良猫と呼んでいる存在が、いかに危険な場所で、過酷な環境の中、死と隣り合わせで生きているかをより多くの方々に知っていただきたいと思い、啓発活動にも力を入れています。
置き餌や、無責任な餌やりが、苦情につながり猫たちの立場を悪くしてしまうことや、去勢避妊の大切さ、さくらねこについてまとめたチラシを商店街の店頭や町の掲示板に貼らせて頂いたり、毎日の見守りパトロールで、配布も行なっています。
そして少しずつですが、さくらねこを再度、保護して、里親さんとのご縁を繋ぐ活動も始めました。外にいた時と家猫になった後の表情は驚くほど変わります。安心して眠れる場所とあたたかい家族と暮らすことが、猫たちにとってどんなに幸せなことなのか…愛情をたくさん注いでもらった結果、こんなにも表情が変わります。是非ご覧ください。
アムロくん(2019年 推定6ヶ月)
アムロくん(2021年 推定2年6ヶ月)
里親さん撮影
鍵子さん(2021年4月撮影)さくらねこ時代
鍵子さん(2021年6月保護)
里親さん撮影
日本では、まだまだTNRのことやさくらねこのことを理解している人が少ないと感じています。また、コロナ禍で、自分の生活が苦しくなり、ペットを安易に手放す人が増えていることも事実です。私が今回、保護した『まめおくん』も、なんらかの事情をかかえた飼い主さんの身勝手な行動の犠牲になったのだと思います。私は喋ることができない猫たちの声に耳を傾けながら活動を続けていきたいと思っています。
危険な屋外で暮らす、一代限りの命を
全うする猫たちを救うため、
さくらねこ見守り隊の活動を
1日でも長く継続していくための
ご支援をどうか
よろしくお願いいたします。
目標金額の内訳と使い道について
フード費用 : 20,000円(月平均金額)
CAMPFIRE手数料 : 40,800円
上記のフード費用(12ヶ月分)と手数料を足した金額を目標金額とさせていただきました。お寄せ頂いたご支援は、猫たちのフード費と保護した猫たちの医療費として大切に使わせていただきます。
最後に…
さくらねこは一代限りの命です。
そして、過酷な環境で懸命に生きています。
彼らを守るため、あたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
掲載した写真について
個人所有のiPhoneで撮影した画像と里親さんからお送り頂いた写真を使用しております。実際に私が保護した猫たちとパトロール中に撮影した見守りエリアのさくらねこ達です。最後の写真が大手術を乗り越えた『まめおくん』です。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る仔猫ちゃんの保護とご支援金の使い道【中間報告】
2022/08/05 12:43体温を超えるような暑さが続いています。皆さま如何お過ごしでしょうか。昨年の骨折したまま放置されていた【まめおくん】の保護からもうすぐ1年が経ちます。手術後、まめおくんは 順調に回復し、今では飛んだり跳ねたり元気に暮らしています。保護当時2キロだった体重も5.7キロまで増えました。今は、6月20日に国道沿いで保護した仔猫ちゃんを相手に優しいパパぶりを発揮しております。保護した仔猫ちゃんは生後1ヶ月半の女の子。見つけるのが少し遅かったら国道に飛び出していたかもしれません。小さな命を守ることが出来た奇跡に感謝しています。【中間報告】このプロジェクトにご賛同いただき、集まった皆さまからのあたたかいご支援は手数料を除いた278,473円を受け取りいたしました。毎日の見守りパトロールで使うフード費用としてありがたく使わせて頂いております。1月から8月のフード費用は189,040円。内訳は、【ピュリナワンキャット1歳以上 サーモン&ツナ 3.4kg】を送料無料のお得な定期便価格2,363円で、ひと月あたり10袋を購入しております。9月以降のフード費用もありがたくご支援金から使わせて頂きます。皆さまのご期待を裏切ることがないよう毎日、見守りエリアのさくらねこたちの安全を守ってまいります。そして、1匹でも多く家猫さんに出来るよう保護と家猫トレーニングも続けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
まめおくんのその後について
2021/12/30 13:42プロジェクト内容にも掲載させていただいておりました、骨折した状態で、2キロしか体重がなかった黒猫の『まめお』のその後の様子をお知らせいたします。8月30日に手術をしてから、数回に渡りレントゲン検査を行いました。その後、ウィルス性の風邪を患い、一時は食事が摂れなくなりましたが、クリスマス前には回復をいたしました。今では、我が家の4匹のお嬢様猫たちと見守りエリアから体調不良で保護したシニアの黒猫さんと6匹仲良く過ごしております。今回のクラウドファンディングは、活動の継続のためのフード費用と医療費のご支援でしたが、参考までに『まめお』の医療費の内訳と12月25日に体調不良のために保護をした『ひじき』の医療費内訳をご報告させていただきます。【まめおくんの医療費】保護後のメディカルチェック 17,160円手術 輸血 入院 159,570円検査後のレントゲン(8回) 26,400円ウィルス性の風邪治療・注射(3回) 7,260円・内服薬(16日分) 24,160円【ひじきくんについて】保護後のメディカルチェックは、猫エイズや白血病の検査と検便レボリューシャンプラスを含みます。今回、食事を4日間摂らないほど弱っていたための保護でしたので、詳細の血液検査と点滴と抗生剤の投与を行いました。私のTNRとその後の保護活動をご存知の病院なので、前回のまめおくんの手術費用同様、お安くして頂けております。ひじきくんの保護直後の医療費は、15,000円でした。体調次第では、これから通院が続く可能性もあります。活動当初は、TNRに必死で、一度、リリースした『さくらねこ』たちを家猫にできるとは思っていませんでした。ひじきくんが暮らしていた公園は、活動を始めた頃は5匹の子猫を含む11匹が暮らしていました。今では、2匹のさくらねこの親子が暮らしています。みなそれぞれに家族の一員として、あたたかい家庭で暮らしています。ひじきくんはもちろん、公園の2匹を含む見守りエリアの猫たちのみんなが、幸せな家猫になれるよう全力で頑張ります! もっと見る
リターン到着後ご連絡について
2021/12/30 13:05こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
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