はじめに

島根半島から沖合60㎞。日本海のど真ん中に浮かぶ島「隠岐諸島」をご存じでしょうか。

世界ジオパークにも登録された美しい海と岩礁が有名な島で、雄大な自然と文化に恵まれた島です。

昔から漁業に従事する人が多く、今でも多くの漁師さんが毎日漁に出かけます。


私たちは、吉崎工務店という名前の会社です。

工務店という名の通り漁業とは一見かけ離れた仕事をしております。

しかし年々魚介類の卸値が下がり漁師さんの実入りが少なくなってきているという状況を知り、島の宝でもある漁師さんを救うため業種を飛び越え、漁師さんの活動をサポートする事業を開始しました。

食品部門を設立し、漁師さんの新たな卸先として支援できるよう活動をスタートしました。


島の文化を守りたい

今回このプロジェクトを立ち上げたのは、コロナによる影響で、さざえの卸先がなくなっていってしまったためです。年間6,000㎏ほど全国に卸していたのですが、コロナの影響による飲食事業への規制のため、卸先が激減してしまいました。

飲食店への規制もまだまだ厳しく、私達が飲食店に卸せなくなれば、漁師さんにも同様に大きな影響が出てしまいます。


全国の皆さんに、島の美味しいさざえを食べていただく機会がどんどん少なるなる中で、私たちの漁師さんの卸先としての機能を止めることは、島が今まで培ったさざえ漁の継続が難しくなることに直結します。


伝統の素潜り漁は島の宝です。

このままさざえをお届けできずにいると、伝統として受け継がれてきた素潜り漁が継続できず、後継者も途絶えてしまいます。


素潜り漁


日本でも漁師人口の少ないさざえ漁。

この伝統を途絶えさせないよう、皆様の温かいご支援をお願い致します。


リターンのご紹介

隠岐のサザエ

隠岐のサザエの特徴は、まずは育った環境からして他のサザエと違うというところがあります。

日本海の只中にある隠岐の島の近海は、暖流である対馬海流と、寒流であるリマン海流がぶつかる、非常に豊かな漁場であるといわれています。 


また世界ユネスコジオパークに認定された豊かな海と、切り立つ岩が特徴的な岩礁地帯に覆われている中で育ちます。綺麗な岩礁地帯で育つため、海流に流されないようにとさざえの特徴であるトゲが大きく育ち、身も殻も大きく育ちます。


魚はもちろんのこと、太陽の恵みを受けて育った非常に大きなアラメ(海藻)も至る所に生息しており、これはサザエの大好物。 栄養満点なアラメを豊富に食べた隠岐の島のサザエは、殻の端まで身がギッシリと詰まっていて、驚きの食べ応えです。肝もとろけるようなコクがあります。

こだわりの隠岐の島近海サザエ 漁師直結による仕入れ、自社一括の生産・加工・販売をしているので、鮮度が違います。

サザエの漁場から、加工場までは車で30分以内の距離を徹底しておりますので、水揚げ仕立ての新鮮な味わいになるべく近いかたちでお客様のもとに商品をお届することが可能となります。

新鮮なさざえなので、BBQなどでのつぼ焼きなどでお楽しみいただけます。

島の家庭ではお刺身、さざえカレー、つぼ蒸し焼きなどでも食べており、是非皆様にも島の食べ方でもお楽しみ頂ければと存じます。



・あらめ

あらめは、昆布の仲間です。

島のあらめの特徴は、なんといっても柔らかさと豊富な旨味です。

あらめの刈取り時期は5~6月(この時期はさざえの禁漁期間)であらめの葉が柔らかい時期に収穫いたします。一般的にあらめを加工する時は煮沸をしますが、弊社ではあらめのうまみ成分をなるべく逃がさないように蒸し器を使って加工をします。

そのため、やわらかくうまみの豊富なあらめをご提供することができます。

あらめの食べ方は、煮物で召し上がっていただく食べ方が島では多いです。
その他、サラダやパスタにも合います。



資金の使い道

いただいたご支援は、島の漁師さんに還元できるように事業の継続費用として活用させていただきます。

CAMPFIREの手数料の支払いもそうですが、漁師さんの支援・還元を第一目標としております。


最後に

島の漁師さん、文化、伝統を少しでも守るためにこのプロジェクトをスタート致しました。

日本でも少なくなりつつあるこの伝統の漁を継続させるために、皆様の温かいご支援をお待ちしております。



<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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