はじめに・ご挨拶

東京から電車で小一時間程の場所、神奈川県平塚市にあるパティスリー&カフェ・ドミネジョワです。

代表の石田時光です。

シェフプロフィール

石田 時光

神奈川県平塚市出身

1982年生まれ

かながわ県立平塚江南高校卒業後、長野県の信州大学農学部栽培学研究室で農業を学ぶ。

長野県伊那市 夢ケーキを世界に「菓匠Shimizu」において洋菓子を学ぶ。京都府京都市 日本初の板前割烹 「浜作」(foodies世界のレストランtop100)において日本料理を学ぶ。

神奈川県鎌倉市 ミシュラン湘南一ツ星「鎌倉山倶楽部」のカフェ部門「ティーサロン鎌倉山倶楽部」の店長兼シェフに就任

商品・お店が作られた背景

小さい頃、「料理の鉄人」に夢中になりました。鉄人や挑戦者の料理人の皆さんの輝いていること。いつか「美味しゅうございました」をたくさん言われたい。

夢の始まりです。

食に携わる勉強がしたい!と農学部にすすみました。その頃、オーガニック、無農薬が認知されてきた頃です。実際に育てた作物は、農薬も使ったものもありました。使わないで育てたものもありました。農薬を散布するとき、先生が「君たちは触らないように体に悪い」と言いながら、農薬を使用しなければならない現状がありました。この時、無農薬栽培の難しさを知りました。

たふん、育てた事が無かったら、この大変さは分かりませんでした。自然と生活の狭間で、農家の人も揺れ動いているのだなと感じた体験です。みんな、なるべく無農薬でやりたいのではないかな。でも、害虫防除、除草とすべてを人の手で行っていたら、みんな食べていけないのだろうなと感じたものです。

オーガニックというのは、とてもとても大変なのです。家庭菜園ならいざ知らず、それで生計を立てようとすれば、とてつもない労働力がいるんですね。

減農薬にするのだって一苦労。     農家の仕事はほんとに大変。

その、仕事の価値を伝えていきたい。大切に育てたもの、それにはとてつもない価値があるのだと。食べ物の価値を子供たちに伝えていきたいのです。

ちゃんとした材料を使うと、安くは作れない。食育として、その価値を伝えていきたい。

そして、生産者の顔が見える物を使って食べ物を作りたいのです。

地産地消で地元の食材を取り入れながら、そして、私が出会った優しい人達の優しい食材を使いたい。

優しい人が作る物は優しい味がします。優しい味は体にも優しいのです。

全てがオーガニックとはいかないかもしれません。でも、そこに、向かっている優しさはこもっています。

そんな優しさを広めたいと思っています。

お店の名前「Domine joie」

Domineは「一望する、見渡す」(統治するという意味が主のようですが)、joieは「喜び」

喜びを一望する という想いを込めました。

私たちの商品・お店のこだわり

平塚市にある牧場で育ったジャージー牛たちの牛乳、市内農家さんたちの湘南イチゴ、隣接の二宮町の自然飼の鶏達の有精卵、そして、湘南そだち米はるみの米粉などの地産地消の食材として使いながら、優しいお菓子作りを目指していきます。

2018年「おいしいギフト大賞」で総合部門において準大賞を受賞した「鎌倉山ぷりん」をリニューアルし、湘南エリアの素材を取り入れながら作った「湘南ジャージープリン」は販売当初から、地産地消にスポットを当てたメディアに注目され、

テレビ朝日系「ミラクル9」の勝利者プレゼントに選定され、紹介されました。

その他にも、テレビ東京系「昼めし旅」、テレビ朝日系「ごはんジャパン」、FMヨコハマ「seve to eat」、「JA  フレッシュマーケット」などでも取り上げて頂きました。

地元の生産者さんが作ってくれた素材をたくさん使って、可能な限りの地産地消のスイーツづくりをしているお店です。


平塚市の「片倉牧場」は、そんな地元生産者さんの中の一人で、看板商品でもある「湘南ジャージープリン」に使っているジャージー牛乳を分けてくれているの酪農家さんです。この、片倉さんのジャージー牛乳がなかったら、ほとんどすべてのスイーツを創りだすことができません!そんな片倉さんのSNS発信が、今回のプロジェクトのきっかけです。


片倉さんの叫び

初めてお会いした時、私が無理を承知で地元の牛乳を使いたいと伝えた時も、「自分にお手伝いできることは何でもやりますよ!」と言ってくれて、常にポジティブでアクティブな片倉さん。

そんな片倉さんのSNSに最近ネガティブな投稿が増えtているんです!

「くだらね!日本の仕組み。なんで、末端価格変動してんのに、牛乳代あがんねーの?

あり得ねーし。」


「利益の無い産業なら、日本から排除してくれ。その方がまだモチベーション上がるわ。」

「金にならないくだらない現場。これが、現場。泣いてるわ。」

「酪農業界の立て直しは、急務です。」

毎日休みなく働いてる酪農家さんの悲痛な叫びが、聞こえました。

これは、平塚市の片倉さんだけの話ではない、全国の酪農家さんの叫び声だと思います。

これをみて、何も思わずにいられない。


出来ることはとても少ないけれど。少しでも。未来永劫、生産者が不要になることはないですよね。

日本で牛乳が作られなくなるなら、外国の牛乳を買えばいいじゃないか?

日本で野菜を作らなくなったら中国産買えばいい?

今も、円安でどんどん物価が上がって、輸入品の価格が上がって、日本の所得は増えなくて。

いつまでも、外国産の生産物だけで生活していきますか?諸外国の生活水準が上がって、生産物の価格も上がって、いずれは国産品より高くなるんではないでしょうか。関税撤廃?あり得ないですね。

でも、きっと、日本の所得は上がらない。

輸入品が値上がりしてお金持ちしか食べ物を買えなくなる時代が来るかもしれません。

そんなとき、酪農家さんに限らず、農家さんが日本からいなくなったら、あなたはどうしますか?

農家や酪農家の就業者はどんどん減少しています。新規就農の方も増えていますが、引退する人たちの方か多い。そして、農家に生まれた人は大変さを知っているから次ぎたくない。このまま、生産者の苦境が続いたら、農家数が減って、食べ物の奪い合いになってしまう世の中が来るかもしれません。

そうなったとき、あなたは自分で作りますか?

作ってみてください。三日ももたないで嫌になるから。

私にはできません。信州大学農学部栽培学研究室(別名:農場研究室)で短い期間でしたが農業を学んだ私は、少なからず、その大変さが分かるから。

生産者さんの地位はもっと上がるべきだ。私はそう思う。

人間誰しも、食べ物を食べなれれば生きていけないから。

あなたは、工場で化学合成されたサプリメントだけで生きていきますが?

なんの喜びもありません。

なんの楽しみもありません。

食べる楽しみは人間だけが持っている感覚や行動だと思う。その楽しみや喜びを失いたくない。

だから、私は少しでも生産者の役に立ちたい。

生産者さんの言った金額でそのまま購入しています。値切る?とんでもない。みんなぎりぎりの価格設定です。値切る、価格を上げないのは大企業・大組織。みんな買いたたかれているから、直売で売り始めています。

牛乳一本いくらですか?180円?

その中に乳業メーカーの利益が多分に含まれています。もちろん、そこで働いている人の賃金も。差し引いたらいくらですか?10月から1リッター当たり10円程、取引価格が上がるそうです。現状、1リッター牛乳を作るのに80~90円程のえさ代がかかっているそうです。100円で引き取っていたのを110円にする?1リッターで20円。そこから電気代やら機械代やら出産費用や牛の医療費がかかるとのこと。一体、どれだけの牛乳を作ればいいのでしょうか。気が遠くなります。

このさき、さらに餌代が上がっていく方向に向かっています。いずれ、日本の酪農家は北海道のような大規模酪農家しか残らないでしょう。私は、地元の牛乳を飲みたい。

そんな未来なら、今から変えていけばいい。出来ることは全部やる。

いま、乳業メーカーの数倍の価格で牛乳を使わせてもらっています。皆さんがスーパーで買う牛乳よりも高いです。

酪農家さんは普通、牛乳を販売する許可を持っていません。皆さんが、酪農家さんから直接牛乳を買うとことは出来ないんです。私たちも牛乳を売ることはできないけれど、お菓子に加工して皆さんに食べてもらうことはできます。

だからこそ、生産者の役に立てる。

まだまだ小さいお店なので、年間でも500リッター程しか貢献できていません。

もっともっと買い取れるようになれば、その分、片倉さんは助かります。

皆様、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

そして、これが全国の酪農家さんを救うきっかけになることを期待します。

安いものは、どこかにしわ寄せがいっているものです。みんなが幸せになる形を目指していける世の中になりますように。



私たちの商品・お店のこだわり

前述のように、当店は平塚市を中心に神奈川県内全域の地元の生産品を多く使うように心がけています。その他地域のものに関しても、シェフ石田が出逢った、生産者の顔が分かる素材を使うようにしています。フェアトレードなどの素材も使い、レジ袋や個包装の袋も一部ですが、寄付になるようなものを使用しています。

お店の商品は、よく、高いと口コミされます。

高いですか?

真っ当な価格で仕入れたら、これだけの値段になりますよ。とお伝えしたい。

「こだわりの食材なのに味は普通でした。」こんな口コミも見られます。

日本の名産地に行けば、同じ価格でより高品質の材料が手に入る場合もあります。

高品質を最も大事にしているわけではありません。

大事にしているのは、商品の先にある、素材の先にある生産者の想い。

我々の想いなどどうでもいいことです。

私たちのお菓子を好きになって頂いている方々は、そういった想いを共有することが出来る皆様だと思っています。

すべての方に好評をいただこうなどとは思いません。

他人を慮ることの出来る人たちと価値を共有する事が出来ればと思っています。その輪が少しずつ広がることを信じています。

味わいはシンプルに重きをおいています。素材本来の味をなるべく味わっていただきたい。昔ながらのフランス菓子をお好きな方には物足りません。洋食やエスニック・中華がお好きな方にもやはり、あまり好まれないような傾向にあるようです。

和食の好きな方や、重たいものが苦手な方、体に気を使っている方には、概ね好評をいただいているのかと思います。

優しい味わいを感じて頂ける方、商品の奥の方に存在する滋味深い味わいを感じ取っていただける方にお勧めしております。


リターンのご紹介

今回のプロジェクトは、神奈川県平塚市の酪農家「片倉牧場」さんにスポットを当てたプロジェクトとなります。

片倉牧場さんのジャージー牛乳をメインに使った商品のリターンとなりますが、よろしくお願いいたします。

湘南ジャージープリン


足柄抹茶味、苺(湘南いちご50%使用)、詰合せもご用意あります。

もっちりくずジュレ平塚ジャージーミルク
プロジェクトで実現したいこと

当店で少しでも多く使用することがプロジェクトの成功となります。

片倉さんへの支援金も同時募集、お気持ちをそのままお届けします。



資金の使い道・スケジュール

頂きましたご支援は、牛乳代を含めた材料費および製造費用、発送費用にさせていただきます。

当然ながら、片倉牧場への支援金となります。

また,CAMPFIRE手数料にの支払いもその中から負担させていただきます。


最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回のプロジェクトにご賛同いただけるようでしたら、是非ともご支援の程、よろしくお願いいたします。

みんなが良くなる世の中を目指して。

店舗の詳細情報

Domine joie ドミネジョワ (=喜びを一望する という意味が込められています。)

〒254-0042 神奈川県平塚市明石町26-6中央ビル1F

TEL0463-67-1896

営業時間10時~18時(カフェラストオーダー17時)

定休日   毎週水曜日・第1・3・5火曜日


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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