フィリピンに小学校教室を建設し、子供たちの学習環境を整えたい!
はじめまして!学生NGOALPHA、東京外国語大学2年の石田哲鷹と申します。私たちはフィリピンへの教育支援を行っています。2018年3月3日から2週間、実際に学生がフィリピンのパナイ島にあるブントクという村に渡航し、自分たちの手で、小学校の教室を1つ建設してきます。私たちの活動が一人でも多くの子供たちの役に立ち、十分な教育の機会を得られる環境を整えることが自分たちALPHAの目標です。また私たちALPHAは、学園祭や地域のお祭り・行事に参加し、自分たちの活動の紹介を通じて、フィリピンでの不十分な教育の現状について、またフィリピンの文化や人々に興味を持ってもらうことを目指しています。
★2017年8月12日から2週間、私たちの団体はフィリピンのパナイ島にあるプグハナンという村へ渡航し、そこで前回クラウドファンディングで集めた資金を基に私たち自らが教室建設を行い、また一つ教室を建てることができました。今回の渡航で、支援してくださった皆様のおかげで我々の活動が成り立っていることを改めて実感しました。重ねてではありますが、感謝の気持ちを述べたいと思います。本当にありがとうございました。
★私たちの団体の活動の成果もあり、プグハナン村には8つの校舎が建てられました。それとともに私たちが支援先を決定する際に基準としている「緊急性」が低下したことを受けて、我々の団体は新しい支援先として同じパナイ島に位置するブントク村という場所を支援することが決まりました。そのため、ALPHAは今回からブントク支援を開始します。
私たちの団体は、これまで街頭での募金活動や、フリーマーケットや地域のイベントに出店して小学校の建設費用を賄ってきました。
しかし、これらの活動だけでは資金面で追いついていないことが現状です。現地で小学校教室の建設活動を行うためには日本円で約60万円が必要です。私たちはその材料費の一部である20万円をこのクラウドファンディングで集めたいと思っております。
■フィリピンの深刻な教育の現状
では、ALPHAはなぜ教育支援を団体の中心に据えているのか。これについて述べる前に、フィリピンの教育の現状について皆さんに知ってもらいたいと思います。
フィリピンでは3T不足が深刻です。3T不足とは、教師(Teacher)、教科書(Textbook)、教室(Teaching room)の数が足りていない状態のことを指します。これは主に人口増加により生徒の数が増加したことや財政難が原因となっています。公立学校では、教師の数が約44,000人不足しており、また、教科書は1 冊につき生徒8人という、ほとんど教科書をまともに見られない状況であり、1人に1 冊の教科書を割り当てるには5,900万冊が足りない計算になります。自分たちも実際に見てきましたが、教科書は卒業生の使い終わったものを使いまわしていたため、中にはぼろぼろの物もありました。さらに教室についても、まだ25,000室以上が必要という厳しい状況下にあり、教育省では1クラスを56人以下にとどめ、図書室や実験室などをフルに活用しているものの、それでもまだ足りず野外授業を行っているといいます。
このように、フィリピンでは教育を主な原因とする本当に様々な社会問題が発生しています。確かに私たちは学生であり、それ程大きな力はありません。しかし、自分たち学生にもできることはあるのではないか。また、本当にフィリピンの人たちの為になることは何なのか。ALPHAでは、メンバー全員がこのような事を本気で考え、お互いの意見を聞きあい、議論を交わし、切磋琢磨しています。今回ご支援いただいたお金はすべて、フィリピンでの教室建設のための材料費に充てさせていただきます。
■私たちの今までの活動について
私たち学生NGOALPHAは、大学の長期休暇を利用して、春と夏に2週間ずつ実際にフィリピンに渡航しています。渡航した際には、現地のNGOであるLOOBという団体と協力して、学生自らの手で行う小学校の教室の建設活動と、小学生にむけて自分たちの手作り授業を行っています。この建設活動と、小学生に向けた手作り授業がALPHAの活動の二本柱です。小学校の教室を建てることによってマイナスを埋めて、手作り授業を行うことによってプラスを作り出そうという理念のもとで活動を行っています。私たちの活動が一人でも多くの子供たちの役に立ち、十分な教育の機会整えることが自分たちALPHAの目標です。
2009年の団体設立から今までに、12の教室を建設してきました。確かに自分たちの力は小さいかもしれませんが、私たちが教室を建設したことで、何もなかった土地に建てられた教室が、政府から公式の学校であると認められたり、子供たちの中途退学がゼロになったりと、様々な変化も起こっています。また、公式な小学校であると認められると、政府からの小学校付近のインフラ整備や、しっかりと教育を受けた教師が派遣されるようになります。ですので、1つでも多くの教室建設を行うことで、フィリピンの教育の質を上げることができると考えています。
村の子供たちが暖かく歓迎してくれます
★学生自らの手による小学校の教室建設活動★
私たちは現地に渡航した際に学生自らの手によって建設作業を行っています。ただし、専門的技術が必要な作業(屋根の組み立て、水平かどうかの調査など)に関しては現地の大工さんの協力のもと行っています。
・具体的な作業内容
1. ディギング(Digging)→教室の土台となる鉄骨を入れるために、溝を掘っていく作業
2. メタルワーク建設の材料となる鉄の棒を切っていく作業
3.ダンピング(Dumping)→木の道具で教室の中のでこぼこになっている地面を叩いていき、平らにしていく作業
4.ミキシング(Mixing)→水とセメントのもととなる粉を混ぜてセメントを作る作業で、このセメントは教室内の床や壁に使われます
5.レベリング(Leveling)→教室の周りにある土を掘っていき地面の高さを調節していく作業
6.屋根を教室の上に載せる
・教室完成までの様子
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強い日差しの下で行う作業はとても大変なものですが、村の方の協力や、子供たちのわくわくした目、建設した小学校教室で実際に子供たちが勉強しているのを見ると励みになります。
私たちが建設した教室で勉強する子供たち↓
★小学生に向けた手作り授業★
国内で毎週メンバーが集まり、授業の準備をしています。日本に住んでいる、大学生である自分たちだからこそ教えられる授業を作ることを心がけています。現地の小学校に実際に出向き、現地のニーズに合わせた授業をおこなっています。2017年の夏の渡航では、算数を使った買い物体験、食物連鎖と生物濃縮、また授業を通じて様々な楽器を体験し、一つの曲を演奏する授業を行いました。子供たちが新たな発見をし、彼らの視野や可能性が少しでも広がるような授業を目標に活動をしています。
・2017年夏ワークショップ授業の様子
↓百ます計算をやってみよう!(低学年算数の授業)
ここ重要!(中学年理科の授業の様子)↑
音が鳴って感動!!(高学年音楽の授業)
低学年集合写真
中学年集合写真
高学年集合写真
■ご支援いただいたお金の用途
私たちは今まで街頭募金やフリーマーケット、地域のお祭りや学園祭への出店により建設費用を集めてきました。小学校教室を建設するに当たり実際に必要なお金はフィリピンの通貨で25万ペソ、換金する際のレートにもよりますが、日本円にして約60万円の費用が必要です。
自分たちは小学校建設費用の約60万円が集まらなかった場合でも、フィリピンに渡航することは変わりません。実際に約60万円全額集まらなかった場合はその分の金額をALPHAのメンバーで割って自己負担をしている状況です。当然自分たちの意思で行なっている活動なので航空券と滞在費は自己負担です。しかし、そこにさらにお金がかかるとなると、金銭的理由で活動を続けていけないメンバーも出てきてしまう現状です。
そのため、これからもフィリピンへの教育支援活動を続けていくことができるように、皆様からのご協力をお願いいたします。
また、クラウドファンディング、街頭募金、フリーマーケットや地域のお祭りへの出店によって得られた建設費用の合計が60万円を超えた場合には、翌年度にお金を持ち越して、全額フィリピンでの小学校建設費用にのみに充てさせていただきます。
このプロジェクトページを読み、私たちALPHAの考えに少しでも賛同していただけた方がいらっしゃれば、ぜひ私たちのプロジェクトにご協力お願いいたします!
最新の活動報告
もっと見る目標金額の90%以上を達成しました!!!
2018/01/24 22:27学生NGO ALPHAのクラウドファンディングものからあと2時間をきっています! 先程新たにご支援してくださった方がいらっしゃり、目標金額の91%を達成することができました! 目標達成まであと18000円という状況です! 今回集めさせていただいたお金は全額次の3月の春ワークでの教室建設費となります! 私たちアルファが責任を持って建設してまいりますので、どうかご支援のほどよろしくお願い致します!!! 渉外班 クラウドファンディング担当 石田哲鷹 もっと見る
メンバーの想い その5
2018/01/24 21:04このコーナーは今回が最後です! ラストを飾るのは、WS班リーダーの金澤君です! あと3時間ほどでクラウドファンディングは終わってしまいます…! アルファのプロジェクトに共感してくださった方々はぜひご支援をよろしくお願い致します!! ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ こんにちは!わたしはWS班リーダーの金澤匠と申します。先ずはクラウドファンディングにご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。 さて、私はWS班のリーダーという肩書きなのですが、"WS"って何の略かわかりますか??正解はWork Shopの略です。ワークショップというのは、フィリピンの村の小学生につくっているオリジナル授業のことです。学生NGO Alphaでは、教室の建設活動だけにとどまらず、フィリピンの子供達への教育支援活動として様々な活動に取り組んでいます。まさに+Alphaですね。 私たちはこれからも+Alphaの精神をもって、フィリピンの子供達の笑顔のために活動していきます。残すところわずかとなりましたが、皆様のご協力を心よりお待ちしております。 WS班金澤 匠 もっと見る
目標金額の86%達成!! 残りあと1日きりました…!
2018/01/24 09:38目標金額の86%を達成しました! 皆さんのご支援のおかげで、アルファのクラウドファンディングは目標金額20万円のうち86%の172000円を集めることができました!! ご支援してくださった方々、拡散に協力してくださった方々、本当にありがとうございました!! 残りあと1日をきってしまいました…!! しかし、まだ、目標金額の20万円には28000円足りておりません…! 私たちアルファのプロジェクトページをまずはご覧ください! 今回集めさせていただいたお金は全額次の3月の春ワークにおけるフィリピンの子ども達のための教室の建設費となります。 我々の活動に共感してくださった方々は是非ご支援をお願い致します!! 我々が責任を持って教室建設をしてまいりますので、どうかよろしくお願い致します!!! 渉外班 クラウドファンディング担当 石田哲鷹 もっと見る
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