自然の中で過ごすことは、とても良い時間です。テント設営から始まり薪割りや火起こし、料理、普段は感じない不便さも、回数を重ねることで、楽しさを感じるようになるのではないでしょうか。

耐久性・耐熱性に優れるとされる牛床革を一枚革のまま使用したこのエプロンは、素材の選定、設計や縫製の細部にもこだわりながらも必要最低限の機能としました。シンプルで飽きのこないデザインとすることで長くご使用頂ける製品になっております。また、革の特性である経年変化(エイジング)も、このエプロンを使う楽しみとなります。

長く使用することで色味や肌触りがそれぞれ変化していく。その自然な様子が、人にとって心地の良いモノだと思います。

また、良い物を大切に扱うことは重要ですが、そればかりに気を取られていては楽しくありません。汚れや傷こそ個性になる、貴方だけのパートナーとして、ハードにご使用頂ければと思います。



今回仕様した素材である国産クロムなめしの床ベロア革の強さは、プロの現場でも重用されていることで実証されています。SKLOと同じく工都川崎に工場を持つ金属加工の会社の方や溶接業に従事する、私の兄にも話を聞き、その特徴を確認しました。

兄は開口一番「本当は革が一番いいんだ!」と言いました。現場では会社から支給されるデニム(綿)のエプロンを使用することが多いが、一般的には燃えにくいとされる綿のエプロンでも、1週間ほどで穴だらけになってしまうこともあるとのこと。

また天井溶接をする際などには、しっかりと防護する必要があり、ベロア革でできた頭巾を頭にかぶるそうです。

一方、川崎市内で金属加工を行う株式会社上代工業さんにご協力いただき検証を行いました。

火花を大量に出すために出力を大幅に増して溶接を試しましたがエプロン表面に穴が開くなどの目立った変化はありませんでした。

※特定条件下での自社検証であり、結果を保証するものではありません。

伺ったところによると溶接時に出る火花はスパッタと呼ばれ、火花発生時には2000〜3000℃にもなるそうです。

※焚き火の火の粉発生時の温度はおよそ800℃。

この起毛したベロア革は強いだけでなく、使い込むにつれてより柔らかくなり、使用者にフィットしていきます。キャンプでの作業中、何度も付け外しすることなく長時間着用しても肩への負荷が少ないという点で適した素材であり、焚火エプロンに最適だと判断しました。

通常、SKLOでは環境に配慮された自然由来の成分でなめされた植物タンニンなめし革を使用していますが、今回は機能面をより重視し、軽量で伸縮性があることが特徴であるクロムなめし革の起毛革である床ベロア革を採用しました。

調べてみると、銀面の革(通常の革)で作られたエプロンには1kg以上の製品もありました。対して今回の製品は約620g(シンプルバージョンは約550g)に重量を抑えることができました。床ベロア革の厚みは個体や部位により若干の差はありますがわずか1.5mm〜1.8mmであり薄さ(=軽さ)と丈夫さを兼ね備えた素材です。
※重さ・厚みは個体差があります。

これは床ベロア革を採用する大きな理由の一つであり、男性はもちろん女性でもご使用頂きやすいのではないかと思います。

また、起毛革は熱、切創、摩擦に強いことが特徴です。

起毛革の中でも最も毛足が長く、牛床革の裏面を起毛させたものをベロアと言います。今回採用したベロア革(牛革)は豚や羊といった小動物を加工するスエードよりも起毛感が粗くカジュアルな風合いに仕上がるため、自然の中で行うキャンプに合う素材だと思いました。


一枚革である”という点も大きな特徴になります。何枚かのパーツを組み合わせる、縫製して製品を作り上げるということは、それだけ”解れ”を生じさせる可能性があります。

そのためこのエプロンは革一枚丸ごと使用しています。

革の繊維を断ち切りバラバラに組み合わせることは、丈夫さだけでなく見た目にも好ましくないと私たちは考えています。

贅沢にはなりますが、機能性と見た目の良さの両立にこだわってモノづくりを行なっています。


テントやテーブルの設営、薪割りや運搬、火起こしなどキャンプや焚き火、調理など、たくさんの楽しい作業があります。それに伴って使用する道具も複数あります。エプロンの前面に配置したポケットは、これら多くのツールを収納できます。例えばペグやナイフ、火吹き棒など。また、ループにはタオルやハンマーなどを掛けておくことができ、必要な時にパッと手に取ることができる様にしています。

ポケットをつける際に特にこだわったのは、ツールの出し入れのし易さです。浅く(約160mm)、広い(275mm)形にしているのには理由があります。
※実際の製品ポケットは写真より深さが15mm、横幅が5mm大きくなっています。

ポケットが浅い作りになっていることで座ったままでモノを出し入れしやすくなります。逆に深いポケットの場合は、一度立ってから手を入れないとライターを取り出せないといったことが考えられます。一見シンプルな作りのポケットですがシンプルが故に汎用的に使いこなすことができるポケットです。

また、ポケットが横に広くなっていることで、左右どちらからでもモノの出し入れがしやすいというメリットがあります。テンポよく作業を進められるので、焚火などがより楽しくなります。

荷物の運搬などの準備段階から、テント設営、焚き火や調理、手に取るツールはそれぞれのキャンプシーンで異なり、携行しておくモノが徐々に増えていきます。それらを細かく分かれたポケットに入れて全てを一緒に持ち歩くことは、重さもありあまりないと思います。

例えば私の場合、テントやタープ設営時にはハンマーをループにぶら下げ、ペグをポケットに入れます。焚き火の時は音楽や写真を撮るためのスマートホン・火吹き棒・ライターなどをポケットに入れて出し入れを行います。

また食事の用意をする時には料理用のナイフをポケットにしまいループにはタオルをかけます。

ポケット底面には当て革をすることで尖ったもので縫製や革を直接傷つけない構造にしてあります。加えて、重さがあるものや尖った物体が入っても壊れ難い様に、最も負担がかかるポケットの入れ口は二重にし補強して革の断面(コバ)を見せないつくりになっています。

これは職業用の美容師が使うシザーケースやトリマーが使うトリマーケース、お花屋が使うフローリストケースをSKLO(スクロー)が長年製作してきた経緯があり、そのノウハウを取り入れています。

また、コーティングによって補強された堅牢な工業用インボンドミシン糸を使用して縫製を行なっています。

ループは重さに耐えられる様、二重にし縫製するだけでなく真鍮カシメを打ち込みました。さらに裏側には当て革を施して強度を増しています。

また、エプロンのループにひっかけて使用できるグローブホルダーも販売致します。
グローブホルダーはALL LEATHERの革の肩紐と同じ天然由来の成分でなめされた植物タンニンなめし革(オイルレザー)を使用しています。ホック式なので止めやすく外しやすいのが特徴です。カラビナやジャンパーホック金具には真鍮を使用しています。ループ直径約70mm。
※一般的な耐熱手袋を想定した大きさとなっています。
※革の色は写真のBrownまたはBlackの2色からお選び頂けます。

ALL LEATHERにはネームタグも付属されます。筆記体にてご希望の刻印をレーザー刻印にてお入れします。ネームタグはALL LEATHERの革の肩紐と同じ天然由来の成分でなめされた植物タンニンなめし革(オイルレザー)を使用しています。ボールチェーンには真鍮を使用しています。


肩紐は背中で X にクロスする仕様にこだわりました。革工房の現場でもエプロンはよく使用するのですが、着用時間が長くなるにつれ、首にかけるタイプのエプロンは首、特に頚椎に負担を大きく感じます。今回の製品ではキャンプツールを収納するなど重さが加わるため、なおさらこの点について考慮しました。

肩紐の素材は、キャンプにも使用されるオイルランタン(ハリケーンランタン)から着想をしてその芯を採用しています。キャンプへの愛着につながると考えたこと、加えてその素材が綿100%であり難燃性も焚き火エプロンには適しています。

ALL LEATHERは革の肩紐が付属します。

ALL BLACKをご指定の場合には革の肩紐とクロスパーツもBlackで製作いたします。
※BLACKは試作段階に撮影した写真です。完成品は継ぎ目のない肩紐をご用意いたします。


柔らかく耐熱性にも優れた革のため、ダッチオーブンなど鍋・取手を掴むことが出来ます。グローブがすぐ手に届く場所にない、直火に触れる時間がそこまで長くないのであれば、エプロンの裾を使って、サッと作業を進めることが出来ます。


牛や豚など動物から生産される皮革は、古来から重宝されてきました。天候の変化、物理的な衝撃による傷等から、人は革に守られて生活をしてきました。

あまり知られていませんが、皮革は吸湿・保温性に優れていて、伸縮性もあるので使うほどに体に馴染んできます。人にとって極上の素材ではないか、と私は考えています。


SKLO(スクロー) では今春よりキャンプに特化したレザープロダクトを展開しています。その顔となる製品を作りたいと思い、さまざまな企画を考えていました。

ある日、革の仕入れのため問屋さんを訪れた時に担当者が経年変化した革のエプロンをつけていて、思わず話し込んでしまいました。彼もキャンプ愛好家でした。

彼のエプロンは長い間使用して汚れがついているのかもしれないけれど、それが他にはない独特な雰囲気を出していて、適度に柔らかくなり体にフィットしていました。一般に革製品によく使用される銀面の革よりも、起毛したベロア革の方が味わいがあってカッコいいなと感じました。

キャンプでガシガシ使える、キャンプを心から楽しむための、焚き火エプロンを作りたい!という想いが一気に高まり、今回のプロジェクトに挑戦することにしました。


既存の3色に加え、新たに追加したBlackは、落ち着いた雰囲気と力強さを併せ持った製品に仕上がりました。 

カシメなどの金具パーツ、レザー肩紐、背中のクロスパーツもすべて黒色の部品を使用したこだわりの製品です。Blackをご希望の方は『D.ALL BLACK』をご指定ください。
※BLACKは試作段階に撮影した写真です。完成品は継ぎ目のない肩紐をご用意いたします。


SKLO(スクロー)は、東京と横浜の間にある工都、川崎にアトリエとファクトリーショップを持っています。

工都、川崎で特殊な電球の中心部を作る町工場を営みながら吹きガラスアーティストとして感性を表現する父の背中をみて育ったことが原点でもあること、そして父のものづくりの精神を受け継ぎたいという想いからガラス工房につけていた SKLO(スクロー)という名を使っています。SKLO(スクロー)とはチェコ語でガラスを意味しています。

建築設計の仕事に従事していましたがより身近な「ものづくり」を仕事にしたいと思い、2011年6月レザーアイテムの企画・設計・製作を中心とした SKLO(スクロー)を設立しました。主に異業種を中心とした様々な会社の革製品の製作(OEM)や革製品の製作体験ができるワークショップを行っています。2015年に自社のブランドとしてSKLO(スクロー)を開始。革を取り入れた『ぬくもりのある暮らし』を提案できるようシンプルで機能的なレザーアイテムを製作しています。


2014年 1月 SKLO商品の製作を開始
2015年 6月 イヤホンネックホルダー iHooc(アイフック)を始めSKLO商品の販売をECサイトで開始
2015年10/11月 東京デザイナーズウィーク Creemaブース内出店
2016年10月 クラウドファンディングサイト MakuakeにiHoocを出品/目標309%達成
2017年12月 iHooc High Editionを発売/iHooc for AirPodsを発売クラウドファンディングサイト Makuakeに2度目の出品
iHooc High EditionとiHooc for AirPodsを出品/目標219%達成
2018年 9月 二子玉川ライズ 暮らしとクリーマ 出品
2018年10月 ライオンのWeb CMに出演(出演 真矢ミキさん)
2019年 4月 ECサイトCreema にてファン約5000人、レビュー3500件を達成 (販売品数: 64種類)
2019年12月 Creema Craft Party 2019 in 台北(台湾)出店
2020年 2月 阪急うめだ本店にてPOP UP STORE 出店
2020年 4月 日本テレビ ブラリ途中下車の旅 出演(出演 風間トオルさん)
2020年 8月 インテリア照明の販売開始
2020年 9月 新宿マルイ本館にてPOP UP STORE 出店/神奈川テレビ「猫のひたいほどワイド」出演
2020年10月 フジテレビ 「有吉くんの正直さんぽ」 出演(ゲスト ケンドーコバヤシさん)
2021年4月 SKLO#Camping + Leather ブランドにてレザーキャンプグッズの販売開始

SKLOの商品は今までたくさんの評価をいただいています。(2021年10月時点)
ハンドメイドサイトCreema 販売数 8,733点 フォロアー7,299人の評価数5,375件
ハンドメイドサイトminne 販売数2360件 フォロアー2477人の評価数 711件

【ワークショップ】
2016年活動開始以降、ワークショップでは1,000名以上の方にご参加頂いております。
※記載の団体/企業様は本プロジェクトには関係ございません。


SKLO代表の齊藤と申します。

SKLOのクラウドファンディングページをご覧いただきましてありがとうございます。

私は幼少期からホテルや旅館に宿泊をした事がないほどアウトドアな家庭で育ちました。

キャンプはもちろん、年をまたいでスキーに行った時には車中泊をし、車の中で凍えながら紅白歌合戦をみました。兄のワーキングホリデー先のニュージーランドを訪れた時もまさかの2週間キャンピングカーを借りキャンプ場を転々としての滞在となりました。

しかし年齢を増すにつれホテルや旅館への宿泊に憧れ感じ、学生生活を終えるとアウトドアとは距離をおき就職先の建築事務所で昼夜を問わず仕事に没頭する日々となります。

その後、20年の時を経て家族を持ち子供と再びキャンプに行ったことがきっかけとなりキャンプの魅力に再び引き込まれました。

キャンプに行ったきっかけは、昨年、二人の子供が通う保育園が新型ウイルス流行に伴う緊急事態宣言を受け休園となりました。

昼間、行き先を失った子供達の行き先は私の工房となりました。お昼寝をする時に寝るところがなく、昔使っていたテントを倉庫からひっぱり出してきて工房内に立てました。そのテントに初めて入った子供達の楽しそうな顔が忘れられず、本当のキャンプに連れて行けばもっと喜ぶだろうと思い連れて行ったのがキャンプ再開のキッカケです。

キャンプ場に何度か通う内に、自分が生業としている”革”がこの自然にはとけこむのではないかという想いが湧き上がってきました。革は他の素材と比べ、柔らかく体にフィットする自然な素材であるためです。

そこから半年の間に約20種類のキャンプ関連のレザーグッズの企画・製作を行いました。すると革の特性でもある”伸縮性”と”可塑性”がキャンプには適しているという考えにも至りました。

使い込むほど、柔らかくなる本物の革を纏うことで、より”温もり”を感じ、キャンプを楽しんで頂きたい。そのような想いでこのエプロンを自らデザインを行い製作しております。

皆様、是非ご支援のほどよろしくお願いいたします。


・プロジェクト期間内は工房にてエプロンのご試着をいただくことも可能です。
・革は天然の素材になりますので、色味の濃淡や血筋・しわ・傷跡・重さなど個別に差異がございます。こちら全てが生きた証であり、革の魅力になりますのでご了承下さいませ。
・エプロン裏側には上記写真のような様な表面が荒れた状態(ニベ)の部分が入る場合があります。(ご使用に問題はありません)
・開発中の工程において、仕様やデザインなど多少の変更が生じる可能性があります。
・受注量が予定数を大幅に超過した場合等、配送納期が予定より遅くなってしまう可能性があります。そのような場合には活動レポートにて報告させていただきます。
・たくさんの応援購入をいただいた場合は量産効率が向上し一般販売価格が変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
・掲載商品の色味はできるだけ忠実に再現しておりますが、ディスプレイ環境によって色味が異なって見える場合がございます。
・プロジェクトページに記載している内容に変更がある場合には、できるだけ早く活動レポートなどでお知らせいたします。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/12/22 16:09

    こんにちは。 ご支援いただきました皆様大変お待たせいたしました。本日ご注文いただいた焚火エプロンの発送が完了しました。このエプロンは神奈川県川崎市にあるSKLOの工房で、商品企画から革の裁断、組み立て、縫製、仕上げまでの全ての工程を自社で行い一点一点心を込めて製作しています。是非たくさん...

  • 2021/12/10 14:25

    こんにちは。 SKLOの山本です。ご支援いただきました皆様、お待たせしております。エプロンに使用する革が入荷しまして、本日エプロン本体の裁断しています。来週末には発送できる予定です。エプロンの小さなパーツから大きな本体パーツまで全てのパーツの裁断、組み立て、縫製をSKLOの工房にて行っておりま...

  • 2021/12/01 15:49

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

このプロジェクトの問題報告やご取材はこちらよりお問い合わせください