多くのご支援を頂きありがとうございます!

この度は「天岩戸注連縄御神事」に多くの皆様のお力を賜り、目標を達成する事が出来、この神事が日本にとって大事な祭りであると、強く背中を押して頂いたと感じております。

心より感謝申し上げます。

いつの日か「天岩戸に注連縄を張りたい」と考えていたところ、偶然にもこの世の中が危機的状況である時に、御縁が繋がり、新しい祭りを始めることが出来ました。
 八百万の神々が様々な知恵を集めて「天岩戸開き」を実現したように、今回ご支援頂いた皆さまにも、まさに「始まりに関わったメンバー」として、今後とも引き続き応援やお参りを頂けたら幸いです。

 この後も、高千穂町に生まれた新たな神事で町を活性化し、神話に描かれた「しめ縄張り神事」を後世に残していくためにも、より多くの方に知って頂けるよう、12月21日及び22日の「天岩戸注連縄張神事」当日まで、クラウドファンディングを継続させて頂きます。
 どうぞ引き続きご支援・応援のほど、よろしくお願いいたします。

天岩戸神社
宮司 佐藤永周

【はじめに】二十四代目宮司・佐藤永周よりご挨拶

 深い谷と美しい山々に囲まれ、近年パワースポットとしても人気の高い、宮崎県高千穂町。神話の里とも呼ばれる高千穂町に鎮座します天岩戸神社は、太陽の神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)様が、お隠れになった「天岩戸(あまのいわと)」という洞窟がご神体です。「古事記」や「日本書記」などの神話に登場する、太陽の神・天照大御神を祀る神話の舞台です。

 コロナ禍の昨年12月、ご神体にしめ縄を張る「しめ縄張り神事」を執り行いました。これは天岩戸神社創建以来、初めてのことでした。神話の継承のほか、暗い世の中に戻らないように、人々が明るく過ごせるようになってほしいとの願いを込めて、新たに始めた神事です。

 現在は、新型コロナウイルスという世界的な疫病により、神社だけでなく町全体の観光収入が激減し、厳しい状況が続いています。高千穂町に生まれた新たな神事で町を活性化すると共に、神話に描かれた「しめ縄張り神事」を後世に残すため、皆様からのご支援をお願い申し上げます。


しめ縄発祥の地なのに、去年までしめ縄はありませんでした

 天岩戸神社では、昨年初めて、ご神体にしめ縄を張ることが実現いたしました。神話では、ご神体そのものに、しめ縄が張られているとの記述があります。神職の家に生まれた私は、しめ縄発祥の地なのに、しめ縄が無いことに疑問を感じ、かねてから〝いつの日か天岩戸を神話と同じお姿に戻したい〟と願っていました。

 ご神体は、西本宮から川を挟んで対岸にあります。禁足地ですので足を踏み入れることはできません。うっそうとした木々に覆われ、以前は拝殿裏の遥拝殿からもはっきりとは認識できない状態でした。何度か地元の業者に相談したものの、地上50メートル、上からも70メートルの断崖絶壁の中腹で、近寄るには大きな危険が伴うため、下から登ることも上から吊り下げることもできません。しめ縄を張る方法すら見つからず、ただただ頭を抱えるばかりでした。岩戸川を挟んで対岸にある御神体天岩戸

プロ登山家の協力で、悲願が成就しました

 諦めかけていたところ、プロの登山家の方たちにご協力いただき、昨年、しめ縄張りが実現いたしました。神話の中で、お隠れになった天照大御神様をどのように出ていただこうかと、まるで八百万(やおよろず)の神々が合議するかのように、プロの技術と豊富な知識から様々な案が出され、実現にいたったのです。

令和2年に初めて行われたしめ縄張り神事 

 岩戸川沿いの木々を剪定すると、荒々しい岩肌がお目見えしました。ご神体にかかるしめ縄を見たときは、神話に描かれていた姿を再現できて、悲願成就に大変うれしく思いました。またご神域としての存在感や深みも、さらに増したように感じています。昔の人々がなぜこの洞窟を拝み続けてきたのか、時空を超えて人々の心に触れられた気がいたしました。

神社創建以来初めて御神体にしめ縄が張られた 

神話の継承と明るい世の中を願って

 去年までは、ご神体にしめ縄を張ることを目的としていました。しかし現在は、しめ縄張り神事を、本年以降も継続していきたいと考えています。その理由は、ふたつあります。
 ひとつは、世の中が明るい方向にいくようにとの願いを込めて。もうひとつは、天岩戸が神話で描かれている風景と同じになりますので、これから先も神話が末永く受け継がれていくようにいう願いを込めて、です。
 人々の行動が制限され、自由が奪われるという苦しい状況が続いておりますが、天照大御神様がお隠れになったときは、生きていく術も見つからないほど、辛くて暗い世の中だったのだろうと想像いたします。

天岩戸神社 二十四代目宮司・佐藤永周 

 新型コロナウイルスが世界的に流行しているこのタイミングで、なぜしめ縄張りが実現したのか、きっとこれも運命的なご縁だと思っています。現代の人々は、技術や科学の進歩で様々な問題を乗り越えていきますが、コロナ禍で参拝することに目覚めた方が増えたようにも感じていますので、まだまだ世の中には祈りや神の力が必要だと、神様から言われたような気がしております。


新たな神事として後世へ継続させたい

 これから先も永遠にしめ縄張り神事を続けていくためには、大きなお祭りを執り行う必要があります。通常では、参拝していただいた方にご寄付のお願いをしておりましたが、コロナ禍の現在におきましては、参拝される方も非常に少なくなっております。新型コロナウイルスの影響で、昨年4月の1回目の緊急事態宣言で参拝者は例年の8割減、さらに今年に入ってからもデルタ株の流行を受け、高千穂町を訪れる観光客は激減しています。そこで、神社としては初めての試みですが、クラウドファンディングを活用することといたしました。

 この神事が今後100年、1000 年と続き、人々に多くの幸があるように願うと共に、この神話が後世にもしっかりと受け継がれていきますよう、皆様のお力添え、ご支援を賜りたく、お願い申し上げます。またこの機会を通して、より多くの方に天岩戸神社と、しめ縄張り神事を知っていただくきっかけになればと思います。


◆12月6日追記:
【高千穂町長の甲斐宗之様より応援メッセージを頂きました】

高千穂町長 甲斐宗之 様 天照大神がお隠れになり、八百万の神々が思案し再び大神に御出ましいただいた岩戸開き神話の舞台であり、その天岩戸をご神体とする天岩戸神社。天照大神が再び岩屋にお戻りにならぬ様、結界を張ったのが注連縄の始まりと伝えられます。

「いつか神話の通りにあの絶壁に注連縄を」という、第24代佐藤永周宮司の願いを、令和2年12月、世界的な登山家である竹内洋岳さんを始めとする冒険家達が実現してくれました。

天岩戸神社創建以来の大きな節目であり、「神話の舞台そのものがここにある」という存在感や価値観が格段に上がったと感じています。

神話や伝説にゆかりの神社や史跡、また自然景観等も重要な観光資源として観光振興に取り組む我が高千穂町としても、この取り組みを応援しています。

この注連縄張は、神事として毎年12月の冬至の日に催行されるとのこと。天孫降臨の地、また天岩戸開き神話の舞台として知られる高千穂町の神話性を一層高めるとともに、魅力向上に繋がるこの注連縄張神事を継続的に行えるよう、ご支援いただきますようお願い申し上げます。

高千穂町長 甲斐 宗之



■「天岩戸伝説」とは

 「古事記」や「日本書紀」で有名な神話、「天岩戸開き」をご存知でしょうか。

天岩戸伝説 掛軸

 神代の昔、高天原を治めていた天照大御神という太陽の神様がいました。弟の須佐之男命(すさのをのみこと)様は、大変な暴れん坊。あまりにひどりいたずらにお怒りになった天照大御神様は、天岩戸と呼ばれる洞窟にお隠れになりました。太陽の神様が隠れると、世の中は真っ暗闇になってしまいました。

八百万の神々が相談した天安河原 仰慕窟(ぎょうぼがいわや) 

 困った八百万(やおよろず)の神々は、天安河原に集まり相談をして、天鈿女命(あめのうずめのみこと)様に、招霊(おがたま)の木の枝を持ち、舞を踊らせました。その周りでほかの神々が大騒ぎをしていると、外がにぎやかなのを不思議に思った天照大御神様が、天岩戸の扉を少しだけ開けました。すかさず思兼神(おもいかねのかみ)様が、天照大御神様の手を引き、手力男命(たぢからのみこと)様が、岩の扉を開け放ちました。天照大御神様が外へ出ると世の中は明るくなり、再び平和が戻りました。

 天照大御神様が二度と洞窟に戻らないようにと、布刀玉命(ふとだまのみこと)様が、しめ縄を張ったのが、しめ縄発祥の地とされている由来です。


■神話の舞台である天岩戸神社をご紹介します
◆天岩戸神社 西本宮

天岩戸神社 西本宮

 天照大御神様がお隠れになった洞窟「天岩戸」をご神体としてお祀りしています。天岩戸は、縦、横、奥行共に9メートルあります。

 岩戸川の対岸にある天岩戸そのものをご神体としているため、社殿にはご神体を納める本殿はなく、拝殿のみとなっています。拝殿の背後には、天岩戸を直接拝観するための遥拝所があります。参拝をご希望の方は、神職がご案内いたします(案内は1日15回。9時~16時40分)。

岩戸型 灯篭

 江戸時代に奉納された灯籠は、頭が丸く「岩戸型」と呼ばれています。ほかの地域にはあまり見られない珍しい形です。撮影スポットとしても人気があります。

西本郡エリア 案内図◆天岩戸神社 東本宮(西本宮から徒歩5分)

天岩戸神社 東本宮

 天照大御神様が、天岩戸から出られた後、最初にお住まいになられた場所をお祀りしています。社殿の裏手のご神木の根元に泉が湧き、その奥の森は遊歩道を除き禁足地となっています。西本宮と合わせてお参りされることを、お勧めいたします。

東本宮エリア 案内図

◆天安河原(あまのやすかわら)(西本宮裏門から徒歩10分)

天安河原

 天照大御神様が天岩戸にお隠れになった際、八百万の神が集まり相談をした場所、と古事記等に記されています。河原の一角には、間口が40メートル、奥行が30メートルの洞窟があります。「仰慕窟(ぎょうぼがいわや)」と呼ばれる洞窟があります。願い事が叶うと、全国から多くの参拝者が訪れます。

天安河原エリア 案内図

■神話の世界を再現した「しめ縄張り神事」

 令和2年12月18日、天照大御神様がお隠れになった「天岩戸」に、神社創建以来、初めてしめ縄を張る「しめ縄張り神事」を執り行いました。

 長さ20メートル、太さ5センチのしめ縄は、落下しにくいように軽くて頑丈な素材を使用した特注品です。

■令和3年天岩戸神社御神体「注連縄張替え神事」の概要について(11月5日追記)

 今年の「天岩戸注連縄張替え神事」は、神話になぞらえ芸術家、文化継承者による奉納行事が行われます。元ブルーハーツのドラマーとして活躍されたミュージシャン梶原徹也(かじわら・てつや)氏や、武道家の荒谷卓(あらや・たかし)氏、舞踊家の酒井はな(さかい・はな)氏、島地保武(しまじ・やすたけ)氏、演奏家の阿部一成(あべ・かずなり)等による奉納演奏・演武・演舞が行われます。また、西行庵円位流 花輪竹峯(はなわ・ちくほう)氏による奉納献茶式や、書道家 永山玳潤(ながやま・たいじゅん)氏による奉納揮毫(ほうのうきごう)のほか、日本鶏保護連盟殿による長鳴鶏の鳴き声奉納や地元 宮崎県立高千穂高等学校 弓道部による鏑矢奉献の儀が執り行われる予定です。

・日時(予定):令和3年12月21日(火)15:00~21:00(前夜祭)
        令和3年12月22日(水) 6:50~10:30(本祭)
・会場 :天岩戸神社 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073-1 (TEL:0982-74-8239)

◆1日目:令和3年12月21日(火)(前夜祭)
・注連縄奉迎の儀式
・音楽家 梶原徹也氏、阿部一成氏による奉納演奏
・舞踊家 島地保武氏、酒井はな氏による奉納演舞
・天岩戸神楽奉納
・書道家 永山玳潤氏による奉納揮毫(きごう)

◆2日目:令和3年12月22日(水)(本祭)
・西行庵円位流 花輪竹峯氏による奉納献茶式
・日本鶏保護連盟殿による長鳴鶏の鳴き声奉納
・武道家 荒谷卓氏による奉納演武
・注連縄張神事 宮司祝詞奏上
・宮崎県立高千穂高等学校 弓道部による鏑矢奉献の儀
・登山家 竹内洋岳氏及び天野和明氏による 御神体の注連縄張替え神事
・書道家 永山玳潤氏による奉納揮毫


天岩戸は、しめ縄発祥の地

 しめ縄は、神を祭る神聖な場所を、ほかの場所と区別するために張る縄です。右側を頭として垂れが7本、5本、3本となっているのが一般的で、天神七代、地神五代、造化の三神と、神様の数を表しているといわれています。また7、5、3ともに割り切れない強い数字と信じられたおまじないでもある、と考えられています。

 しめ縄発祥の地である高千穂町では、神社だけではなく一般的な民家や商店、コンビニエンスストアなどの入口にも、一年中しめ縄が張られています。毎年、年末になると、お正月に向けて、新しいしめ縄を張り直すことが習わしとなっております。地域の人々にとって、日常生活にも深く根付いた伝統文化でもあります。


■神社を中心とした町づくりへの想い

高千穂町の風景 栃又棚田

 神職の家に生まれた者として、学生時代からいつかここに戻らないといけないと考えていました。その際、神社だけが発展するのではなく、神職として何ができるのか、神社が岩戸地域に対してできる役割とは何か?と、長年模索を続けてまいりました。神社が発展するためには、地域全体を盛り上げていかなければなりません。神社は地域を盛り立てる可能性を持っていますので、最大限に伸ばしていきたいと考えました。

伝統のしめ縄作りの風景 提供:わら細工たくぼ

 そこで、より良い神社になるためには、神話に描かれているしめ縄を張ったほうがいいと考え、多くの方のお力添えで実現できました。しめ縄を張ることで存在感を増した天岩戸を中心として、今後さらに町に活気が出てくるのではないかと感じています。


■資金の使い道と実施スケジュール

天岩戸神社では、昨年12月に執り行いました「しめ縄張り神事」を、本年以降も継続することを決断いたしました。

 この度、皆様からご支援いただきました全ての資金は、2021年12月22日に執り行います「しめ縄張り神事」と、来年以降も神事を継続するため、またこの度のクラウドファンディングの手数料に活用させていただきます。本来でしたら天岩戸神社にお参りいただき、神事にもご参加いただきたいところではございますが、コロナ禍で足をお運びいただくのも難しい状況かと存じます。今はご参拝いただけない皆様にも、クラウドファンディングを通じて、世の中を明るい方向へと導く新たな神事にご参加いただけましたら幸いでございます。

※参考
目標金額として:5,000,000円


返礼品紹介

【3,000円】サンクスメール&芳名帳へお名前を記入

【3,000円】 天岩戸神社特製壁紙写真4枚(スマホ・PC用)&サンクスメール&芳名帳へお名前を記入 
※イメージです

【3,000円】  天岩戸神社特製ポストカード13枚セット&お礼状&芳名帳へお名前を記入 ポストカードのセット内容

5,000円】 御神体にかけた「しめ縄」を使用! 限定 お守り&お礼状
表面、裏面

5,000円】 特別映像 シネマチック・ドキュメンタリー『天岩戸』視聴権
視聴権は、宮司からの御礼メッセージと共に、VimeoのURLとパスワードをお送りいたします。 

【5,000円】天岩戸神社特製の御朱印帳に、今年のしめ縄張り神事当日限定の御朱印を押します 
御朱印帳は4種類ございます【10,000円 】特典映像付きDVD シネマチック・ドキュメンタリー『天岩戸』&エンドロールにお名前を掲載
令和3年の神事での豪華アーティストのライブ映像を収録した特典映像付きDVDです。
また、エンドロールにご協賛いただいた方のお名前を掲載いたします。

特別映像シネマチック・ドキュメンタリー『天岩戸』予告編


【10,000円 】遥拝殿近くの芳名版にお名前を掲示

【50,000円 】天岩戸神社 特注しめ縄&お礼状
左:写真は通常のしめ縄です|右:しめ縄作りの風景
「わら細工たくぼ」 特注のしめ縄を祝詞をあげてお届けします

【100,000円 】遥拝殿の芳名板にお名前を大きく掲示


【終わりに】

 新型コロナウイルス感染症拡大の脅威により、天岩戸神社をはじめ、高千穂町を訪れる国内外からの観光客は大幅に減少し、町も活気を失いつつありました。このような暗い世の中が少しでも明るい方へと向かいますようにとの願いを込め、この度、新たな神事を執り行うことにいたしました。疫病はびこる令和の時代に生まれた神事が100年、1000年と継承され、未来の世代が困難に見舞われた際に、この神事が執り行われたことを伝えていきたいと思っております。またこの機会を通じて、天岩戸神社および、しめ縄張り神事を、より多くの皆様に知っていただきたく、活用することといたしました。

 このプロジェクトが成功いたしますよう、皆様のご支援、ご協力を賜りたくお願いいたします。またコロナ禍が明けましたら、ぜひ高千穂町にお運びいただき、天岩戸神社のご神体を直接お参りいただきましたら、幸いでございます。

西本宮 遥拝殿にて

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


天岩戸神社
所在地:〒882-1621

宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073番地1

TEL:0982-74-8239

参拝自由 社務所は8:30~17:00

駐車場:50台

HP: https://amanoiwato-jinja.jp/

Facebook: https://www.facebook.com/天岩戸神社-158620017528053/

Instagram: https://www.instagram.com/amanoiwato_jinja/

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