先進国の中で有数の森林率を持つ日本、実はいまこの日本の森林が窮地に立たされていることはご存じでしょうか?

 
日本の森林を支える林業家は国内需要の低下に伴い減少し続け、孫やひ孫の代にはさらに森林率が低下し100年後には失われる可能性が出ています。

日本の森林率は40年以上ほとんど変わらずに維持と管理がなされてきました。これは世界でも類を見ない管理体制であるといえます。

私たちは国産木材と国産パーツを組み合わせ、オールハンドメイドでギターを作る職人で、新たな国産材を開拓していく過程でこの事実を知りました。ギター職人=木工職人として、日本の豊富な森林は世界に誇る資源だと考えていますが、年々需要は低下し木材自給率は先進国最低です。商品になる木材も備蓄され年間伐採量も低下しており間伐材は99%以上が利用されていません。

 
森林において植樹と伐採は人の細胞の新陳代謝に似ています。人は成長期に沢山栄養を取り成長し大人となりやがて老いていきます。木も人と同じように若い木ほど成長するために沢山栄養を必要とし積極的な光合成を行ないます。逆に古くなればなるほど光合成の能力は落ちていきます。森には新旧合わせて様々な年代に植樹されており、古い物から切られていきますが、現状のままだと森林に古い木が多くなり光合成の働きが弱まることで温室効果ガスの変換の効率も落ちていきます。

森林が失われることで起こるリスクを回避するには国産木材や間伐材の利用は急務なのです。私たちは木工職人として見過ごすことはできず行動することにしました。

そこで、1.私たちの楽器を作る技術や構造のノウハウが活かせる物、2.間伐材を活用するエコロジーさと木の温かさを感じる物、3.現代社会に合うテクノロジーと合わせられる物、という条件でスマートフォン用の電源不要のウッドスピーカーを開発しました。

 
このクラウドファンディングで得られた資金は材料となる間伐材の仕入や運搬・製作に係わる費用に使います。

ゆくゆくは日本全国に600以上ある森林組合と組み、ノウハウの提供を行ない、全国で地産地消で間伐材を活用するネットワークを形成したいと考えています。また、世界の植林を施さなければならない地域に日本の林業家を派遣し森林を維持・管理するノウハウを伝える活動をしていきます。

消費しなければならない地域では消費を促し、植林しなければならない地域では植林を促したい。私たちの活動に賛同いただける方は是非温かい支援をお願いいたします。

  • 2017/12/22 20:48

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2017/11/13 21:36

    ぐんまちゃんver. 「木を感じる」ウッドスピーカー"響箱"にぐんまちゃんの入ったぐんまちゃんver.ができました! こちらでしか入手出来ませんので是非ご検討ください 10,000円コースにてお申込みいただけます ファンディング終了時にご連絡させていただく際にご希望をお申し付けください

  • 2017/11/13 00:57

    NYC 2日目 国連本部 展示 国連本部にて展示を行なってまいりました 国連職員の方々にも実際に触れていただくことができました 今後は国連と連携して活動が進められそうです  

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