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はじめに
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こんにちは、松本ドッグバディ代表 獣医師の奥原淳です。
皆さんは「繁殖犬」「繁殖猫」という言葉をご存知ですか?
ブリーダーさんの元で子犬、子猫を生産するために飼育されている犬猫たちのことです。彼らが産んだ子犬や子猫たちはペット販売業者に売られ、各地のペットショップなどの店頭に並ぶことになります。皆さんがペットショップなどで見かけられる子犬や子猫は繁殖犬・繁殖猫たちの子です。
繁殖犬・繁殖猫たちは出産を繰り返すことで、歯や骨が弱り体全体が衰えます。高齢になり引退した後は、里親さんに引き取られて残りの生涯を過ごすことができる少数の幸運な例外を除くと、ほとんどの場合施設で一生を終えます。
近年動物愛護法の改正により、ペットとして飼われている犬猫だけではなく、ブリーダーさんのもとで繁殖、飼養されている犬猫にも獣医師と連携し、生涯の健康や幸せ(QOL)の向上が求められるようになり、繁殖犬・繁殖猫は生涯出産回数は6回まで、交配時の年齢は6歳以下の新たな基準が設けられました。一般的な犬猫の寿命は約15歳と言われていますので、繁殖の役目を卒業した後、彼らには10年近い時間が残されていることになります。
しかし現状では里親さん探しはそれぞれの民間業者任せとなっており、卒業した繁殖犬・繁殖猫たちの多くが里親が見つからないまま施設で年老いていく状況は以前と変わっていません。
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繁殖犬・繁殖猫たちの卒業後の幸せを守るシステム
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繁殖犬・繁殖猫たちの卒業後の幸せを実現するためには
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■ブリーダーさんの元での普段からの健康維持管理
■繁殖の役目を終えたら里親を見つける
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この2つが必要不可欠です。
しかしこれを「獣医師だけ」「ブリーダーさんだけ」の個別の取り組みで解決するのは困難です。獣医師とブリーダーさんが協力して繁殖犬・繁殖猫の問題に取り組むための仕組みが整備されなければ新しい動物愛護法の掲げる素晴らしい理念も絵に描いた餅になってしまいます。
本プロジェクトは上記の問題を解決する「ブリーダーと地域の獣医師が協力して繁殖犬・繁殖猫の卒業後の里親を見つけるシステム(PASTI)」開発のためのクラウドファンディングです。
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ブリーダーと地域の獣医師をつなぐ協業支援システムPASTI
(PASTIはロシア語で羊飼いの意味です)
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PASTIとは?
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PASTIはブリーダーさんと地域の獣医師が毎日の犬猫の情報を共有して、健康状態や無理のない繁殖を見守るシステムで、ブリーダーさんの元にいる犬猫の状態を獣医師がリアルタイムで把握してアドバイスしたり、PASTIと連携したウェブサイトを通じて繁殖の役目を終えた子たちの里親さんを募ることができるようにするシステムです。
PASTIに記録された日々の健康状態や医療記録は、繁殖犬・繁殖猫を卒業した子たちの医療記録(メディカルレコード)として里親さんの元に行った後の生涯の健康管理に役立てることができます。また、生まれてくる仔犬・仔猫にとっても先天疾患の有無などのPASTIの記録は、飼い主様の元で暮らすようになってからの健康維持やかかりつけ医の先生の診察に活用することができます。
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また、獣医師が動物や施設の状態を把握することで、多頭飼育崩壊のような事案を未然に防ぐことが可能になります。
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一概には言えませんが、ブリーダーさんの元にいた子たちは、譲渡先の新しい飼い主様や先住の犬猫にも慣れやすく、家族としてなじみやすい傾向があります。
保護犬・保護猫譲渡の場合、ご高齢の方は譲渡を受けられないことがありますが、卒業犬・卒業猫の場合は卒業時の年齢が6〜7歳ということもあり、健康な方であれば里親になっていただけることもあります。
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繁殖犬・繁殖猫たちの健康と幸せのために、引退後は里親さんのもとで大切に愛されて過ごすのが当たり前の社会の実現のために、私たちのPASTIプロジェクトにご支援ご協力をお願いいたします。
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PASTIは2022年4月の公開を目標にしています。
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公開後は利用を希望される獣医師様、動物病院様に無償で提供する予定です。
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解決したい社会課題
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・パピーミル(劣悪環境下での無理な繁殖)
・ブリーディング引退後の犬猫の生活
・多頭飼育崩壊
・保護犬・保護猫の問題
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このプロジェクトで実現したいこと
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・繁殖犬・繁殖猫の不適切な飼養防止
・繁殖引退後の犬猫の譲渡促進
・多頭飼育崩壊の防止
・保護犬・保護猫の情報の集約
・動物取扱業の適正化
・健康管理が行き届いた状態での譲渡
・動物病院による犬猫のトータルサポート
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応援メッセージ
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藤田信子さま(安曇野市在住、ブリーダー)
ゴールデンレトリバー、スタンダードプードル、オーシーといった大型犬を中心として安曇野市豊科でブリーダーをしています。近々安曇野市穂高に犬舎をふくめ、ドッグカフェ開設を計画中です。日々の健康管理を獣医師とおこなうという安心感が、PASTI の魅力と感じました。
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福田千代美さま(岡山県津山市在住)
愛犬:キャンプ(トイプードル、ブリーディング卒業犬として2018年より養育)てんかん発作投薬中
我が家に保護犬のトイプードル♂を迎えて、1年6か月たちました。生年月日不明のおよそ10才、繁殖リタイア時は被毛もほとんどなく持病もあり。保護主さんの元で去勢、状態の悪かった歯も全抜歯して療養…の臆病な男の子です。日々の変化が私達の生きがいとなって楽しく過ごしています。一緒に歳を重ねていきたいと思っています。PASTI の話を聞き、ブリーディング卒業犬のあたらしい譲渡のかたち、広く使われてほしいと思いました。
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資金の使い道
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PASTIシステム初期開発費:278万円
普及活動資金:22万円※
クラウドファンディング手数料:35万円 (9%+税)
返礼品費用:15万円
普及活動資金内訳※
・パンフレット、チラシデザイン費 5万円
・操作方法マニュアル作成費 5万円
・印刷費 2万円
・導入サポートスタッフ日当 10万円
■本クラウドファンディングで発生した余剰金は、保護犬・保護猫へのマイクロチップ装着のための資金として使用させていただきます。
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実施スケジュール
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令和3年11月上旬 クラウドファンディング開始、プレスリリース
令和3年12月31日 クラウドファンディング終了
令和4年1月下旬 リターン発送
令和4年2月中旬 PASTI試験運用開始 先行利用者向けに公開
令和4年4月 PASTI正式リリース
令和4年4月 安曇野市エルサあづみ野内に保護犬・保護猫・引退犬猫の譲渡施設オープン
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募集方式について
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本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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2022年4月 常設譲渡施設オープン予定
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☆2021.12.18更新
2021年11月30日から、長野県安曇野市「エルサあづみ野」内の奥原動物病院分室を閉鎖し本格的に改装工事が始まりました。来年4月1日にオープン予定の新しい施設「安曇野HUB」は、PASTIを活用したブリーディング卒業犬・保護犬・保護猫の常設譲渡施設として、また地域の動物愛護活動の拠点(HUB)になるような施設を目指しています。
2022年4月長野県安曇野市「エルサあづみ野」内にPASTIを活用したブリーディング卒業犬・保護犬・保護猫の常設譲渡施設をオープンします。この施設では動物を新たに迎える際の選択肢の幅を広げ、譲渡対象になるワンちゃんネコちゃんは当院で健診・各種予防からグルーミングまで必要な処置を済ませた状態で新しい飼い主様に譲渡し、その後のサポートもさせて頂きます。
また、動物愛護や動物福祉・近隣の動物取扱業からの情報などを集約し発信していく、立ち寄りやすい施設として地域に根ざした活動をしていきます。
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自己紹介・経歴
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一般社団法人 松本ドッグバディ代表
獣医師 奥原 淳
おくはら動物病院・蟻ケ崎ペットクリニック運営
未来学舎ペットビジネス科非常勤講師
はた動物クリニック運営協力
1982年 松本深志高校卒業
1986年 東京農工大学卒業
1988年 東京農工大学大学院修士課程終了
同年獣医師資格取得
1990年 蟻ケ崎ペットクリニック開設
1996年 おくはら動物病院開設
2016年9月 同移転
2019年5月 一般社団法人 松本ドッグバディ設立
最新の活動報告
もっと見るありがとうございました。
2021/12/31 17:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
新施設、「あづみ野HUB」概要です。
2021/12/17 18:002022年4月オープンの施設、「あづみ野HUB」。3月上旬には竣工予定、まずはトリミング施設の移転からとなります。準備をすすめ、4月からは手探りですが常設の譲渡施設として、また、地域の愛護活動の拠点として、HUB としてスタートします。 もっと見る
あづみ野HUB、外観です。
2021/12/17 18:00外観です。 もっと見る
コメント
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