はじめまして! 「田名区民の会」と申します。

沖縄の最北端に位置する有人離島「伊平屋島」をご存じでしょうか? 伊平屋島は橋続きの野甫島と合わせて伊平屋村として、「田名(だな)区」「前泊(まえどまり)区」「我喜屋(がきや)区」「島尻(しまじり)区」「野甫(のほ)区」の5つの集落で成り立っています。 その中の「田名区」には古くから地域住民の暮らしを支えた 『田名共同売店』があります。今この『田名共同売店』が存続の危機にあり、なんとか出来ないものかと私たち 「田名区民の会」は、今回のプロジェクトを立ち上げました。


▼▼▼  『田名共同売店』の歴史 ▼▼▼ 

昭和の初め頃1926年、むらや(区の公民館)の一角で開設。95年余にわたり、住民生活に不可欠な存在としてその役割を担ってきました。

一時は個人宅を利用するなど、様々な状況変化に合わせ運営を続けましたが、昭和20年沖縄戦の米軍上陸により閉店を余儀なくされました。しかし戦後の昭和25年、田名区民総意の下、力を合わせて店舗を作り上げ『田名共同売店』の再興を果たしました。当時、島外への往来は決して容易ではなく、生活物資を手に入れるため売店は重宝され、人々が集まる場としても賑わいをみせていました。

昭和55年には店舗の老朽化に伴い、隣接する土地を買い上げて店舗を新設、名称も『田名スーパー』に変更しました。運営は上々でしたが、令和2年4月、経営困難に陥り閉店。惜しむ声が多く、田名区民の総力をもって再起を図りました。名称を『田名共同売店』に戻し、現在は営業を再開しています。


▼▼▼  『田名共同売店』の経営状況 ▼▼▼ 

移転をきっかけに店舗は広くなり、暮らしと文化の拠り所として田名区民にはますます親しみある場所となりました。

しかし、昭和から平成そして令和に移り行く中で、売店に求められるものは非常に多くなる半面、人口は減少し対応していくことが難しくなっていきました。島では中学を卒業して高校へ進むために島から出る「島発ち(しまだち)」があり、それは時に家族そろって島を離れることにもつながるのです。慢性的な人手不足で、時代の変化に対応しきれず経営は良くない方向へと進み、令和2年4月に閉店。

それでも『田名共同売店』の存続を願う声は多く、田名区民で協議を重ね融資を募り、令和2年8月には営業再開を果たしました。ですが時期が悪く、コロナ禍により島の経済を直撃、『田名共同売店』も影響を受けているのが現状です。


▼▼▼ プロジェクトの目的 ▼▼▼

売店としての存続はもちろん、地域コミュニティとして住民及び来島者、そして支援者の皆さんが交流出来る場所として、かつての活気を取り戻したい!また今回のプロジェクトをきっかけに多くの人に伊平屋島を知ってもらい、縁をつなぎたい!

支援者の皆さんには島人(しまんちゅ)となってもらうため、『田名共同売店』の壁面に支援者(島人)名簿を掲示します。いつの日か島に遊びに来たときに、気軽に声をかけてもらえるきっかけになって欲しいと考えています。

◇◇◇ 田名共同売店が目指す地域コミュニティ ◇◇◇

◎田名区のおじい、おばあが無理なく買い物ができる場
 ゆっくり散歩して来て、ちょっとユンタク(おしゃべり)

◎多世代、多地域の人たちとの交流の場
 島外の人たちともたくさんつながりたい

◎田名区らしさを発信できる場
 他区では購入できないものを取り扱うなど

各自仕事を終えてから、今回プロジェクトについての話し合い。
長丁場なので腹ごしらえをしながら。


▼▼▼  支援金の使途およびスケジュールについて ▼▼▼

故障した冷凍庫 、エアコン(クーラー)の買い替え、老朽化した冷蔵庫室設備(PC・プリンタ等)や備品に充当します。


◇◇◇ スケジュール ◇◇◇

ご支援の状況に応じて変動する可能性はありますが、冷凍庫及びエアコンを優先的に設置する予定です。
できれば暑くなる前に設置したいと考えています。

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2022年4月   クラウドファンディング終了
2022年5月上旬 冷凍庫・エアコン等 発注
2022年6月下旬 リターン発送(6月中に発送完了予定)
2022年6月下旬~7月中旬
        冷凍庫・エアコン等設置
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▼▼▼  リターンについて ▼▼▼ 

ご支援いただいた方全員に、
1. 感謝のメールを送ります。
2. 田名共同売店の壁面に支援者名簿を掲示します。
 ※ご支援いただく際、必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。
3. 伊平屋島特産品を送ります。
 ※伊平屋島特産品は伊平屋島の事業者に協力を得ています。

【伊平屋島特産品 ※詳細についてはリターン欄をご確認ください】 

■「乾燥もずく」 ご支援額 5,000円

■「黒糖セット」 ご支援額 10,000円

■「乾燥もずく&黒糖セット」 ご支援額 10,000円

■「塩夢寿美セット」 ご支援額 30,000円

■「もずくと黒糖セット」 ご支援額 30,000円

■「海産加工品と黒糖セット」 ご支援額 30,000円

■「塩もずくセット」 ご支援額 50,000円 

■「いへや島焼きコーヒーカップセット」 ご支援額 50,000円

■「いへや島焼きコーヒーカップと海産加工品セット」 ご支援額 100,000円

■「詰め合わせセットA」 ご支援額 200,000円

■「詰め合わせセットB」  ご支援額 200,000円 


▼▼▼  伊平屋島について ▼▼▼ 

伊平屋島は沖縄最北端の有人離島で、沖縄本島の今帰仁村にある運天港からフェリーで約80分(1時間20分)の距離にあります。

手つかずの自然が多く、原風景が残る島とも呼ばれており、きらめく緑と透き通る海の青さのコントラストは旅行者や島人(しまんちゅ)をも魅了します。また海の美しさだけではなく珊瑚の種類や多彩さにリピートするダイバーが多いのも特徴です。

歴史では、琉球王国を統一した尚巴志(しょうはし)の曾祖父と言われている屋蔵大主(やぐらうふすー)が伊平屋島で暮らしていたという記録が残っており、屋蔵大主を祀る屋蔵墓(やぐらばか)と呼ばれる場所があります。また天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れたとされる天岩戸(あまのいわと)伝説が残るクマヤ洞窟は、一歩入るとヒンヤリとした空気で、神聖な気持ちにならずにはいられません。

そんな、自然が作る観光スポットが多い伊平屋島にぜひ足を運んでみてください。

※島にはコミュニティバスが運行しています。バスに乗り「田名公民館」で降りてすぐに『田名共同売店』はあります。


古くから伝わる田名のウシデーク(古歌を唄い、集団で踊る)
守りたい伝統のひとつです。



<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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  • 2022/02/16 11:56

    共同売店は、夕方17時から19時が買い物のピークです。寒い中、ホットプレートを設置し、あったかい惣菜を揃え、お客様のニーズに応えています。

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