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 少年小松孝文は、寝屋高に入学して以来、吹奏楽部を作るために、日夜、奮闘していました。

 しかし、元来、女学校の伝統の強かった寝屋高に、体育会系色の強い吹奏楽は受け入れられにくく、当時、音楽系クラブは、女声コーラス部が優勢でした。

 そういう小松少年に、転機が訪れました。

 彼は、「卒業生を送る会」で友人とともに、なんとクラリネット3本で、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」を演奏したのです。

 そして、当時の森校長は、この演奏に感激し、小松少年を呼び寄せました。

「小松君といったね。すばらしい演奏を聞かせてくれた」
「はい、先生、ぜひ、私たちに吹奏楽部を作らせてください」

 熱心に語る小松少年に森校長は心を打たれ、初代顧問となってくれた小滝睦教諭の協力の下に、1957年(昭和32年)4月、寝屋高ブラバンは誕生しました。

一人の少年の熱意が形になり、現役生、顧問の先生方、OG・OBの協力が、積み重なり、脈々と受け継がれ、60年という歳月が積み重ねられました。

寝屋川高校吹奏楽部に関わった、お一人お一人に感謝し、この節目に、なにか残せるものはないかと考えました。

そこで至った結論が、世界に一つだけの寝屋高吹奏楽部のオリジナル曲をつくると言う事でした。

あらゆる手を尽くし、現在の吹奏楽界で大変著名な、広瀬勇人さんに委嘱を依頼したところ、快諾をいただきました。

この作品を、来る2018年4月1日、寝屋川市立市民会館で行われます「40th Wind Concert」で初演いたします。

 集まった資金は委嘱に関する費用に充当いたします。

素晴らしい作品の完成には、みなさまのご支援なしでは進めることができません。

温かいご協力をよろしくお願い致します。

 

~広瀬勇人さん プロフィール~

広瀬 勇人 (ひろせ はやと)

東京生まれ。国際基督教大学高等学校を卒業後、東京ミュージック&メディアアーツ尚美を首席で卒業。その後アメリカのボストン音楽院作曲科で優秀賞を受賞し卒業し、ベルギーのレメンス音楽院大学院にて作曲をヤン・ヴァンデルロースト氏に師事。同校の作曲科および指揮科を卒業し、修士号を取得。

日本現代音楽協会新人賞入選、ニューイングランド学生作曲コンクール第1位、21世紀の吹奏楽「響宴」入選。日本、アメリカ、ヨーロッパの各出版社より多くの作品が出版され、ドイツ、スイス、シンガポールの吹奏楽コンクールの課題曲に選出される。

作曲をヤン・ヴァンデルロースト、ピート・スウェルツ、アンディ・ヴォース、松平頼暁各氏に師事。又、指揮者としても精力的に活動する他、吹奏楽コンクール、アンサンブルコンテストの審査員、講習会講師、21世紀の吹奏楽「響宴」の選曲委員等を務める。

尚美ミュージックカレッジ専門学校講師。著書「吹奏楽部員のための 楽典がわかる本」(ヤマハミュージックメディア)。(広瀬勇人オフィシャルHPより)

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