はじめに・ご挨拶

はじめまして、沖縄県黒砂糖協同組合です。私たちのプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。

日本における黒糖製造は約400年の歴史があり、今日では沖縄県や鹿児島県の離島の一部、九州や四国の一部の地域において、特産品として生産され続けています。

しかし、一方で、沖縄黒糖の全国消費量は年々減少しており、沖縄8島の離島産業に危機が訪れています。

そこで今回は全国の皆様に沖縄黒糖をそのまま食べる機会を作ってもらうために、
そしてそれによって離島の産業維持に繋げるために、
沖縄黒糖の新商品開発を目指し、初めてクラウドファンディングに挑戦することになりました。

ぜひ最後までお読みいただき、ご支援・ご協力いただけますと幸いです!


黒糖の認知度を上げたい

皆さんは、「沖縄黒糖は沖縄の8島の離島で製造されている」「沖縄には黒糖をそのまま食べる文化がある」というのをご存じでしょうか?

黒糖は沖縄県の伊平屋島・伊江島・粟国島・多良間島・小浜島・西表島・波照間島・与那国島の8つの離島でしか生産されていない、貴重なモノで、島の産業を支えています。

ところが、(公財)流通経済研究所が昨年全国965人の消費者を対象に実施したアンケート調査によると、約8割の方が沖縄のどこで製造されているかを知りませんでした。

沖縄黒糖が作られている場所に関する認識 出所:公益財団法人流通経済研究所

また、同アンケートで「黒糖を買ったことがあるか?」と聞いたところ、6割の方が買ったことがないと回答しています。

黒糖関連商品の購入経験  出所:公益財団法人流通経済研究所 

黒糖は、黒飴や黒糖かりんとう、黒パン等多くの食品に使用されている原料ですが、消費者の皆様は実際にはあまり黒糖について意識されていない、ご存知ないというのが現状です。
本プロジェクトを通じて、沖縄黒糖について正しく知っていただき、全国の皆さまに手に取ってもらいたいと考えています。

さとうきび畑

沖縄黒糖の現状

さとうきびは露地栽培で、台風の影響や干ばつの影響を受けたりします。しかし近年は沖縄の離島に台風の直撃は少なく、喜ばしいことにさとうきびの豊作が続いています

よってさとうきびから作られる黒糖生産量は増加しています。
一方、国内の沖縄黒糖消費量は減少しています
それは過去の減産時に沖縄黒糖を入手できなかったことから輸入黒糖や加工黒糖に切り替えた黒糖ユーザー(メーカー)が多く、また、このコロナ禍でその消費量はさらに減少していることが背景にあげられます。

つまり、現在沖縄黒糖は在庫過剰の状態です。

製糖工場の様子

黒糖を生産しているのは8つの離島(伊平屋島・伊江島・粟国島・多良間島・小浜島・西表島・波照間島・与那国島)ですが、それぞれの島において、さとうきびの栽培と黒糖生産は貴重な産業であり、離島の産業維持のため、生産量を抑えるというわけにはいきません。

黒糖の製糖工場は規模が小さい企業がほとんどですので、多くの在庫を抱えることができません。このまま在庫過多の状態が続くと製糖工場の経営は悪化し、黒糖産業そのもの、そして離島で暮らす人々の生活そのものが破綻してしまいます。

解決策は、沖縄黒糖の消費量を拡大するしかありません。


今回ご支援いただいた皆様には、現在開発中の新商品や、沖縄黒糖を生産している各8島の黒糖を食べ比べることができる商品「8島黒糖」など、様々なものをご用意しています。

開発中の新商品

今回は日本最南端の島、波照間島の黒糖を小袋入りにしました。
波照間島は日本の最南端に位置し、黒糖製造をおこなっている離島の1つです。

真っ白な砂浜とコバルトブルーの海が広がる美しい島ですが、この島の唯一の特産品が黒糖です。
まずはこの黒糖を、今回は全国の皆さまにお届けするべく、小袋のパッケージ商品にしてお届けします!

リターン品詳細

ご支援いただいた皆様に、沖縄黒糖の販売促進ブランディング「僕らが沖縄黒糖を食べる理由」(以下、僕黒糖)のステッカーをお送りいたします。
自社のサイトにて、5人キャラクターが沖縄黒糖を中心に繰り広げる発信ご注目ください。
スマホケースに入れたり、パソコンに貼ったりなど、お好きなように使っていただければと思います!

3,000円以上ご協力いただいた皆様には、新商品のかちわり黒糖をお送りいたします。
波照間島の黒糖を小さく食べやすいサイズにカットしてありますので、そのまま食べることができます。

①1,000円

感謝の気持ちを込めて、お礼の手紙とブランドステッカー(僕黒糖)1枚(約5㎝四方)をお送りいたします。
※画像は開発中のものです

② 3,000円 波照間島を応援するコース

発売前の波照間島の黒糖「ひとくち沖縄黒糖」を3袋お送りします。
一足先に波照間の黒糖をご賞味ください!
沖縄黒糖を食べているかわいいブランドステッカーもついていますので、沖縄黒糖アピールにぜひご利用ください。
※画像は開発中のものです

③ 3,000円 8島を応援するコース

発売前の波照間島の黒糖「ひとくち沖縄黒糖」を1袋と、
沖縄の離島8島それぞれで生産された黒糖の食べ比べができる、「8島黒糖」を1箱お送りします。
味や香りはそれぞれ違うので、8島分楽しんでいただけます。この機会に楽しんでみてください。
沖縄黒糖を食べているかわいいブランドステッカーもついていますので、沖縄黒糖アピールにぜひご利用ください。
※画像は開発中のものです。

④ 5,000円 黒糖の料理を作ってみるコース

発売前の波照間島の黒糖「ひとくち沖縄黒糖」を3袋、沖縄の離島8島それぞれで生産された黒糖の食べ比べができる、「8島黒糖」を1箱お送りします。
また、5名の料理人の方々(スイーツの中達パティシエ、イタリアンの奥田シェフ、フレンチの萩シェフ、日本料理の堀氏、和菓子の角村氏)に、沖縄黒糖に合うレシピを開発していただいた、沖縄黒糖オリジナルレシピブック(非売品)も付属。
是非沖縄黒糖を料理にもご活用ください。「ひとくち沖縄黒糖」はそのまま料理にもお使いいただけます。
※画像は開発中のものです。

⑤ 10,000円 黒糖の新しい世界へ飛び込むコース

発売前の波照間島の黒糖「ひとくち沖縄黒糖」をどどんと10袋、洋菓子・和菓子・和食・洋食のプロが考えた沖縄黒糖オリジナルレシピブック(非売品)をお送りします。
また、粉黒糖の製造過程で出てくる蜜の粒、「みつだま」を1袋お送りします!
みつ玉は粉黒糖のかたまりですので、甘さがギュッと詰まってくちどけが良いのが特徴です。
通常は市場に出回っていない黒糖ですので、この機にぜひご賞味ください。
※画像は開発中のものです。
※蜜玉の名称に誤りがあったため修正しました。リターン選択画面では旧名称のままですが、お贈りするもの・数量は変わりません。 (2022年2月18日)

⑥20,000円 黒糖大好きコース

発売前の波照間島の黒糖「ひとくち沖縄黒糖」をどどんと10袋、洋菓子・和菓子・和食・洋食のプロが考えた沖縄黒糖オリジナルレシピブック(非売品)をお送りします。
また、粉黒糖の製造過程で出てくる蜜の粒、「みつだま」をこちらもドドンと5袋お送りします!
みつ玉は粉黒糖のかたまりですので、甘さがギュッと詰まってくちどけが良いのが特徴です。
通常は市場に出回っていない黒糖ですので、この機にぜひご賞味ください。
※画像は開発中のものです。
※蜜玉の名称に誤りがあったため修正しました。リターン選択画面では旧名称のままですが、お贈りするもの・数量は変わりません。(2022年2月18日)


本プロジェクトを通して
沖縄黒糖を全国の皆さまに食べてもらいたい!

沖縄には、黒糖をそのまま食べるという文化があります。
角砂糖をそのまま食べる、というのは抵抗があると思います。しかし、角砂糖などと違い、黒糖はミネラルが豊富に含まれることから沖縄では、農作業の合間に栄養補給としてそのまま食べる来客にお茶うけとして黒糖をそのまま出すなど、直接食べる文化がありました。

近年ではその光景を見ることは少なくなりつつあり、もちろんこの沖縄黒糖を食べる文化について、全国の消費者の皆さんはご存知ない方が多いと思います。

上白糖やはちみつなどに比べ、沖縄黒糖はビタミンやミネラル(無機質)が豊富で、勉強やスポーツの合間に食べるだけで、エネルギー補給になります。

五訂増補日本食品標準成分表より抜粋
Tr:含まれているが最小記載量に達していないことを示すもの。

脳のエネルギーになるのはブドウ糖ですが、食事で摂ったご飯やパンがブドウ糖に分解されるには時間がかかります。しかし、黒糖などの糖分(しょ糖)は、消化酵素によって、素早くブドウ糖と果糖に分解されます。加えて、黒糖にはブドウ糖をエネルギーに変えるのに必要不可欠なビタミンB1とナイアシンも一緒に含まれています。

つまり、黒糖を食べるとエネルギーが脳へ短時間で届き、疲労を回復させてくれます。
社会人や受験生など頭を酷使する人に、黒糖は最適なおやつといえるのです。
デスクワークのお供やコーヒーと共に食べることで腹持ち効果もあります!

尚、黒糖よりも少し明るい茶色のきび糖は分蜜糖と呼ばれる砂糖のため、黒糖ではありません。

また先述していますが、皆様に沖縄黒糖をそのまま食べていただくことで、沖縄黒糖の消費拡大に繋がり、沖縄の離島の産業維持にもつながるのです。沖縄黒糖を食べることが、社会課題解決につながっていく、まさに「エシカル消費」※です。

こんな素敵な沖縄黒糖を皆さまにもっと食べてほしい!

本プロジェクトを通じて、沖縄黒糖をもっと知ってもらい、そのまま食べる文化ごと全国の皆さまにお届けしたいのです。


新商品開発をするにあたり、沖縄県外の量販店など小売流通の菓子売り場を視察したところ、全国の菓子売り場ではかちわり黒糖は販売されておらず、黒糖が販売されていたのは調味料売り場でした。

そこで私たちは、消費者の皆様が菓子売り場で購入することができる沖縄黒糖の新商品開発をすることにしました。

製糖工場の様子

かちわり黒糖を調味料としてだけではなく、菓子であると皆様に認知していただくことで、黒糖の消費拡大につながると考えています。
沖縄県だけでなく、全国で、かちわり黒糖をそのまま食べる光景が来ることを夢見て、菓子売り場に黒糖を置くために、頑張っています。

8つの島の8つの黒糖

さとうきびの汁を搾って煮詰めるのが沖縄黒糖の製法です。
そして、島の土壌や天候、さとうきびの栽培方法などの違いが、黒糖にストレートに反映されています。
したがって八つの島ごとに、それぞれ違った味となっており、色や香りもそれぞれです。この食べ比べもまた沖縄黒糖の楽しみの1つです。

沖縄黒糖 各離島の特徴  出典:沖縄県黒砂糖協同組合・沖縄県黒砂糖工業会HP

日本最南端の島、波照間島

石垣島の南西方56kmに位置する波照間島は日本最南端の島。
南十字星がよく見える島としても有名です。
唯一の特産品の黒糖は、ゴロっと大粒でシャリシャリした食感が魅力となっています。

ぜひこの黒糖を食べて、波照間島の南の風を感じてください!


皆さまに支援をお願いしたいのは、商品開発に関わる費用と、実際に沖縄のかちわり黒糖を食べていただき知っていただくことに加え、多くの方に広めていくという部分となります。

<主な用途>
・新商品パッケージ印刷費
・新商品広報費
・リターンの準備費
・CAMPFIRE手数料

<スケジュール>
2022年2月   クラウドファンディング開始
2022年2月中旬 SNSとプロジェクトの情報発信開始
2022年3月中旬 クラウドファンディング終了
2022年4月上旬 新商品完成
2022年4月上旬 新商品をご支援いただいた皆様へお届け

沖縄黒糖の消費と沖縄文化の発信に
少しでもご協力いただけますよう、
よろしくお願い申し上げます。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/04/12 21:23

    クラウドファンディングにご支援いただきまして、誠にありがとうございます。本日より、リターン品の発送準備を開始しております。準備が完了次第、発送させていただきますので、到着を今しばらくお待ちください。発送準備をする宇良次長近日中に「教えて!宇良次長」が戻ってきます。ぜひ、沖縄県黒砂糖協同組合のS...

  • 2022/03/15 12:17

    昨日、無事に34日間に渡ったクラウドファンディングが終了いたしました。おかげさまで、188名の皆様より総額約117万円のご支援をいただくことができました。支援にご協力いただきまして、また情報発信(拡散)にもご協力いただき、誠にありがとうございました。今回、達成率が80%と100%に届きませんで...

  • 2022/03/07 09:50

    2月より実施しておりました、沖縄のかちわり黒糖を周知するためのクラウドファンディングですが、残すところあと7日となりました。おかげさまで50万円を超える支援をいただき、ありがとうございます。ですが、目標としている金額まではまだまだですので、引き続き、皆様のご支援をいただけますと幸いです。このプ...

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