国際ソロプチミストは「女性と女児への支援」をミッションに活動する奉仕団体です

本プロジェクトの企画運営を担う国際ソロプチミスト福岡ー南クラブと福岡ーやよいクラブは、130ヶ国約8万人の会員が活動する世界的なボランティア組織に属しています。DVや離婚により経済的自立を必要とする女性へのエンパワーメント・女子学生のキャリアサポート事業の他、DV支援者支援団体への支援を行っています。今回、両クラブの会員が「朝倉災害母子センターきずな」を訪れ、被災地の女性と子どもへの支援に貢献したいと思いを強くしました。

▼このプロジェクトで実現したいこと
九州北部豪雨被災地の女性と子どもが、安心して過ごせる場所を守りたい。

被災した母親や子どもは、通常の避難所では泣き声や遊び声がうるさいと言われないよう、我慢を強いられることが多く、避難所生活から仮設住宅生活に移った今も、大雨のときなどの避難勧告時に、乳幼児を抱える母子が安心して過ごせる場所が必要です。「きずなに来て、やっとぐっすり眠れた」というお母さんたち。また、濁流に人が流された残像などのトラウマに苦しむ人も、きずなにおける寄り添う支援によって、やっと前を向いて生きていけるようになったと言います。復興期には、見えないストレスを抱えた子どもたちが回復するために、のびのびと遊べる空間や機会づくりなど、新たなニーズも生まれます。

国際ソロプチミストは今回集めた資金で、民間の力で生まれた母子のための災害支援拠点「きずな」が継続できるように支援します。また、全国でも例のないこの取組みを、国際ソロプチミストのネットワークを通して新聞掲載、SNS、広報紙発行などで各地に発信していきます。

▼プロジェクトをやろうと思った理由
災害弱者の女性と子どもたちのためにボランティアで奮闘する女性たちを応援したい。

  今年7月に発生した豪雨で大規模な被害を受けた朝倉では、乳幼児を抱える女性たちのための避難所の必要性に対応すべく、民間の女性グループが発災後3週間というスピードで災害母子支援センターを開設しました。使われていなかった産婦人科の建物を無償提供を受け、母子や遠方からのボランティアの女性が安心して泊まれるショートステイ機能を提供するとと共に、相談事業や子どもの遊び場の提供などを、地元のボランティアが支えています。

スタッフはすべて無償ですが、光熱費を含む施設の運営費用や通信費などは、すべて支援金で賄われています。地域の女性たちが立ち上がって、連日、ボランティアで寝泊りしながら運営しているこのセンターの持続可能な運営を可能にすると共に、災害弱者である女性と子どもを取り巻く状況を全国の自治体や民間団体と共有することで、今後の災害対策をもっと現実に即したものにしたい。

▼これまでの活動

朝倉地域の女性たちとのつながり

国際ソロプチミスト福岡‐南、福岡‐やよいは、常に女性と女児の生活向上につながる支援を行ってきました。朝倉地域の女性農業者の生産品を福岡市内のチャリティバザーで販売したり、「きずな」の運営母体の女性団体との交流が深い会員もいたりという背景もあり、「きずな」の開設後すぐに現地を訪問し、支援の重要性を実感しました。この事業の継続支援だけではなく、社会的な価値を広めることもミッションだと考えています。

▼資金の使い道

持続可能な運営支援と全国への発信を

「きずな」のスタッフはすべて無償ボランティアですが、光熱費などの施設運営費用が大きな負担で、夏場では一ヶ月で30万円ほどかかります。また、発災後の時間の経過と共に変化する利用者のニーズ把握やニーズに応じた対策の検討などに専門家の力を借りる必要があります。
今回みなさまからお預かりするご支援金は、そうした専門家の協力を得る際の交通費や、女性と子どもを取り巻く状況を全国に発信するために資料にまとめて印刷・発送する費用などに使われます。

▼リターンについて
「災害母子支援センターきずな」にあなたのお名前を

寄付くださった皆様のお名前を「きずな」のロビーに掲示させていただくと共に、お礼のメールの他に、支援者のお名前の入った「きずな」電子支援者証をお送りすると共に、金額に応じて、「きずな」からの近況報告をお送りします。また、今後計画する「きずな視察ツアー(現地集合)」にご参加いただき、実際にどのような取組みが行われているかを学ぶ機会もご提供します。

▼最後に
女性と子どもへの支援について平常時から考えるきっかけに

災害弱者支援に立ち上がった女性たちを支える活動にご参加いただくことで、平常時における女性と子どもに優しいまちづくりを考えるきっかけにしてみませんか。

 

 
  • 2017/12/06 09:12

    12月4日、先日行ったチャリティーバザーの収益金を「朝倉災害母子支援センターきずな」にお届けしました。被災後、朝倉在住の女性が力を合わせて取り組んでいる勇気に感銘を受けました。センター内の視察とこれからの復興に向けて支援センターの必要性を再確認いたしました。

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