日本にお茶が広がったのは、平安時代。

その頃、農薬や化学肥料なかったはずです。



時代が過ぎ農薬や化学肥料当たり前になってしまった現在



もちろん農薬にも意味があります。

絶対使ってはいけないというものではありません


ただ…農薬化学肥料、更に肥料自体を使わないお茶があっても良いのかな?と思います。


農薬肥料味がしない

お茶本来「味」がするお茶。そんなお茶作りをしています。




ご覧いただきありがとうございます!

あまたま農園 代表の天野礼です。

当園は、有機JAS認定農場のお茶農家です。緑茶、和紅茶、ほうじ茶、マテリアルブレンドティーを作っていて、お茶が有機JAS+自然栽培ですので、ブレンドする原料も、添加物や人工香料などを一切使用しないオーガニック表記のあるものを使用しています。

事務所も山の上にある為、以前から『山菜などの山の恵みを何かうまく活かせないかな?』と思っていて、安全で、美味しくて、身体にも良いものを目指して日々勉強しています。

また、仲良くしていただいているフルーツ農家さんともコラボ商品をつくたりして、個人経営の小さな農家だからできる小回りの利く商品開発をしています、

お茶畑の説明

場所は、熊本県と鹿児島県の県境で、標高580mの山の頂上に14ヘクタールの広大な敷地があります。その中の8ヘクタールがお茶畑です。通常は防霜ファンといって、扇風機みたいな霜除けがあるのですが、ここには1本もなく、広大なお茶畑なのに、昔ながらの風景が楽しめるのも自慢の一つです。

遊びに来られた方は、絶賛してくれます。


山の頂上にあるので眺めもよく、天気の良い時は霧島連山が一望できます!

鳥や野生動物達も多くいるので、一日中いても飽きないお茶畑です。

よく来る動物は、鹿、ムジナ、野うさぎ、キツネ、たぬき、イノシシ、トンビなどです。

 

あまたま農園のお茶畑は、40年以上無農薬・無化学肥料の有機栽培で、有機JAS取得の茶畑です。前のオーナーから引き継ぎ、2021年の7月から、自分達だけで茶畑と工場を運営しています。

2022.03.03 あまたま農園として有機JAS認定を再度取得しなおし、現在は無肥料の自然栽培を行っており、お茶栽培から販売までの全ての工程を自分達でやっています。


有機JAS認定+自然栽培 を説明しますと、

【無農薬・無化学肥料栽培】 や 【農薬・化学肥料不使用栽培】の表記では、無許可で自己申告で販売可能です。

あまたま農園では、お客様や販売店様に少しでも安心してもらえるように、

有機の専門機関にお願いして、有機JAS認定の認定証を取得しました。

有機JASの認定にはすべての農機具や機械の申請、畑以外で育った雑草、肥料、洗剤、殺虫剤など有機JASの規定にあっているかなどチェックされるため、他の畑から、クワを借りてくるのもダメです。

すべてチェックしてもらい許可が出たものしか使用できません。他にも、どの機械を使っていつ何の作業をしたなど、日々のチェックもあります。そこまで管理してもらい、チェックしてもらい認証がおります。

これで、無農薬・無化学肥料栽培でつくっている証明ができました。


次に、自然栽培です。

自然栽培も、無許可 自己申告で表記して販売できます。

自然栽培も自然な状態で育てていくので、農薬もダメですし、有機であっても、肥料もダメです。自分の畑以外から持ち込みはどんなものであってもダメです。剪定(お茶の芽をそろえる作業)の切る箇所だったり、雑草も味方につけて行うので、共存できる雑草と共存できない雑草の判断だったりします。何度も失敗して、その土地に合った栽培方法を見つけていくのも楽しさの1つではありますが、机上の上ではわからない事ばかりなので、実際にやらないとわからない事がほとんどです。

自然栽培という事を信用してもらうには、畑を見てもらうのが一番早いので、販売や打ち合わせで予定が入っていなければ、いつでも農園の案内もしています。良いところを悪いところも、直接判断してもらうのが良いと思っています。

左が、2021年有機栽培。(前オーナーさんから引き継ぐ直前)    右が、2022年有機+自然栽培(無肥料)です。

肥料をあげなくても、ある程度は収穫量は採れます。お茶の生産だけで生計を立てていくとすると、農協に卸しまとめて買い取ってもらうしかありませんが、買取価格(キロ単価)×収穫量=収入。となるため。どうしても収穫量がものを言います。

その為、化学肥料などが必要になってきます。収穫量はぐんと安定して増えます。

それに引き換え、無農薬・無科学肥料栽培も然り、それ以上に自然栽培は、収穫量は半分から3分の1になってしまうので、

生計を立てることが困難になります。


これは、個人的な感想になるかもしれませんが、無肥料にすると、お茶の味が変わってきます。

鶏糞をあげると、微妙に鶏糞の香りがするし、堆肥(牛糞)をあげると、堆肥の香りがします。

魚介系ですと、魚介っぽい感じが感じられたり、ホントに微妙ですがそんな感じがします。

無肥料で栽培すると、お茶本来の味が強い気がします。

実際に、お客さまからその様なコメントを頂いているので、無肥料のお茶があって良い!!と思っています。




あまたま農園の茶畑と工場

↓農園の全体です。敷地面積 14㌶  お茶畑8㌶ 

8ヘクタールのお茶畑すべて手作業での草取り・草刈りをしています。

お茶の製造


まず初めに行うのが、お茶摘みです。毎年ですが緊張します!!


その次は工場に運び、緑茶はその日のうちに、和紅茶はここで萎凋させ次の日に製造します。


そして、




と、いう風に緑茶になります。工場の中はお茶の香りで癒されます。

緑茶はこういう色と味です

CMとかでよく見る、グリーーン!ではないですが、昔ながらの栽培方法で栽培している為、昔ながらの黄色っぽい緑茶です。味は、渋みの少ない身体に染み込む優しい味わいで、個人的には大変美味しいです!(手前味噌かもしれませんが、よく美味しいと言って頂いています。)

春先とかによくある品評会とは、判断基準が違うので、別の観点でご理解のある方だと嬉しいです。


和紅茶も作っています

和紅茶も人気が出てきており、いろんなお店でも使って頂ける様になってきました。和紅茶はあっさりした味なので、ミルクティーには合いづらいのですが、あまたま農園の和紅茶はミルクティーに合います!

実際に、東京のミルクティー専門店でも使用されていて、美味しく淹れて頂いています。

新宿駅のカフェでも、オリジナルラベルで販売頂いたりと、徐々に広がってきていますので、

安全・安心はもちろん、美味しいといってもらえるモノを作って行きます。


自分の工場で自分の茶畑の茶葉だけを製造して感じたこと

自分の茶葉だけを製造する農家はほとんどないと思うので、たぶん、お茶農家の方も知らないと思います。

実際に自分もそうでしたが、今まで緑茶は共同工場で製造していました。いろんな農家さんが茶葉を持って来て製造をします。一日の最後に、その日機械を使用した農家さんが掃除します。機械の中に上半身突っ込んで掃除するのですが、

【お茶にかぶれる】とか【お茶アレルギー】とか言って、首筋や二の腕など、皮膚の弱い箇所は、赤くなります。

蕁麻疹のような感じなので、成分が強いのだろうと思っていました。

ですが、自分の工場で製造した後に掃除をしても、まったく赤くならないし、息苦しさもありませんでした。

はじめは、気にしなかったのですが、機械の中で深呼吸しても、よい香りしかしないので、よくよく考えてみると、蕁麻疹の原因は、機械の中に残った残留農薬だったと思います。

自分が作るものは、少しでもその様なリスクは避けたいので、この工場をなんとか守っていきたいと強く思ってます。




オーナープロフィール

すべてセルフビルドでの家づくり

高校卒業後、関東に12年住んでおり、自衛隊 営業職 販売業 住宅リフォーム業 プロパンガスの配送 運送業(宅配) 引越し業 など、いろいろな仕事を経験し、熊本に帰ってきて13年になります。熊本に帰って来てからは、実家のお茶の仕事をしていました。

熊本に帰ってきた年に、間伐材などを利用して自分達だけで家を建てました。材料の1つ1つも自分達で買いに行き、なるべくお金がかからないようにもらえる材料はもらいながら、使えそうなものは工夫をしながら建てていきました。

何もかも自分達だけで作ったのが、なかなか珍しかったようで来客も多かったです。くつろげるように、デッキなども作りました。

お茶の仕事をしながら、空いた時間に、こぎれいな田舎暮らしを自分達だけで造り続けていました。水道も湧き水にホースを差し込んで、生活していたので雨の日は、水が濁ったりしていました。

少しでも生活が便利になるよう、やれることは自分でやる。

という考えはこの頃から培ってきているのかもしれません。


たくさんの動物たちとの共存生活


動物も好きで、犬、猫、ウサギ、ヤギ、豚、フクロウなども一緒に生活しています。

動物たちと生活すると、いろいろアクシデントもあり、予定どおりに進まない事ばかりです(;^_^A

大きなブーちゃんが脱走することもしばしば・・・

車にゴシゴシされると、車が揺れる揺れる・・・(´;ω;`)ウッ…

今では、懐かしい思い出です。

本当にいろいろな事が起こるので、いろんな事を自分で出来るようになれます。

それもこれも、動物さん達のおかげです。共存っていろんな形がありますね!!笑

山の中で生活するという事は、仕事も生活の一部でしかないという事ですかね!


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【今までやってきたこと】

・セルフビルド(基礎から全て)

・WWOOFホスト(延べ400人以上の外国人の受け入れ)

・ログカフェ経営 

・動物保護活動 (保健所、保護施設にて 犬 猫の里親に)

・芳香蒸留水製造

・TINY FOREST経営など



<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


オーガニックティーファーム あまたま農園

               代表 天野礼

〒867-0174

熊本県水俣市石坂川370-120

  • 2022/09/01 09:16

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2022/08/26 18:34

    今日も、煎茶作業したのですが、2列動かしただけなのに、冷却水が吹き出してしまいました。どこかに負荷がかかっているのか、ジョイント部分に穴が空いているのかわかりませんが、この機械しかないので、困ってます。お茶摘みもこの機械なので、どうにかしないと…とは言え、いつも自分達で直してはいます。なんとか...

  • 2022/08/25 08:04

    ご支援 ホントにありがとうございます!昨日は、剪定をしようと機械に乗っていたら、途中で、オーバーヒートしてしまい予備タンクのフタが飛び、水蒸気が飛び散り畑の真ん中で、ひとり 「あたふた」していました。水を汲みに行っても、工場の水道ポンプが壊れており、昨日の作業は途中であきらめました。予定の半分...

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