はじめまして
FlyFisherMAGAZINE です
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初めてのプロジェクト

1988年に創刊し、現在まで四半世紀にわたって日本の「フライフィッシング(西洋毛バリ釣り)・シーン」をリードしてきた『FlyFisher(フライフィッシャー)』。当初、季節刊行物としてスタートしました。

フライフィッシングには3つの大きな楽しみがあります。ひとつは自らの手で魚に食べさせる毛バリを作る「フライタイイング」。そして、繊細なその毛バリを的確な技術で魚の居場所まで送り届けるための「フライキャスティング」。さらに、それらを使って実際に魚を釣る「フライフィッシング」です。「作る」「投げる」「釣る」という3つの要素を、1つのジャンルの中でこれほど総合的に組み合わせる釣りは、フライフィッシング以外になかなかありません。また、そのフィールドは、ヤマメやイワナといった可憐な魚が泳ぐ風光明美な渓流から、より広大で大きな魚が泳ぐ本流、湖、海といった場所まで、国内だけを見ても非常に多岐にわたり、さらには海外に目を向けても、アメリカ、ニュージーランド、さらには南米やヨーロッパやオセアニアなど、文字通り世界中に釣り場が広がっています。

つまり、「フライフィッシング」という1つの釣りを始めることは、それを楽しむ人のライフスタイルそのものを、限りなく広げてくれる可能性があるのです。

季刊『FlyFisher』では、北海道から沖縄まで、四季折々のフィールドに恵まれた日本のフライフィッシング・シーン、さらには夢を誘う魅力的な海外のフィッシング事情をお伝えします。それと同時に、タイイング、キャスティング、フィッシングという、この釣りの3つの柱となるテクニックのスキルアップに役立つ情報をバランスよくお届けします。1つの毛バリから広がるの釣り楽しさ、さらには身近なフィールドから世界までを旅するアクティブな趣味の面白さを、ぜひ一緒に分かち合いましょう。

海外の名著を皆様に届けたい!

釣り関連の雑誌・書籍を出版する(株)つり人社の専門誌『フライフィッシャー』が企画する、クラウドファンディング・プロジェクトです。


フライフィッシャー2022年3月号です

フライフィッシングは、毛バリ=フライを使う釣りとして日本ではマニアックなジャンルとされていますが、サッカーと同じように世界中で楽しまれています。

海外では、この釣りに関する興味深い書籍が多数出版されています。しかし日本語へ翻訳される作品は、ほんのひと握りとも呼べないほど少ないのが実態です。残念ながら現在の日本では、これほどまでにターゲットが絞られた翻訳の大著を出版するリスクを負うことができる出版社は、おそらくどこにもありません。

そのような状況下ではありますが、日本のフライフィッシャーと海外の精鋭たちによる見識を共有したいと考え、このプロジェクトを立ち上げました。大量に印刷するのではなく、本当に読みたい人たちだけに読みたいものを小部数で届ける、時代に合った出版としての可能性も感じています。

このプロジェクトが成功すれば、海外にあまた存在する名著を、さらに皆様にお届けることが可能になりそうです。なにとぞご支援をよろしくお願いいたします。


『The Dry Fly』 翻訳プロジェクトをご支援ください!
実現のためには、最低610人のご支援が必要です。

本プロジェクトは、著作1部の価格を1万1000円(税、送料込み)として皆様から資金を事前につのり、必要金額に達した時点ではじめて制作が開始される、というものです。製作費の総額は671万円になり、610人のご支援が最低でも必要になります。

このプロジェクトにご参加いただいても最終的に目標金額を達成することができなければ、本が作られることはなく、金額を請求されることもありません。



そして今回、翻訳出版したいのは『The Dry Fly』(ゲーリー・ラフォンテーン著)です。

著者、ゲーリー・ラフォンテーンが逝去して20年になりますが、彼の残したテキストは輝きを増し続けています。とくにエネルギーが注入されているのはこの大著 『The Dry Fly』 。仮説と実証、提案や名言がふんだんに盛り込まれた円熟の本です。

日本の川を釣るフライフィッシャーにとっても、書棚から引き出してひんぱんに参照される座右の書となるでしょう。彼の思考の足跡をたどり、新しい世界の扉を一緒に開きませんか?


ゲーリー・ラフォンテーンの著書は多々ありますが、『The Dry Fly』は最も充実した1冊といえます

イラストは「メス」の解説。人間の目にはそう見えないかもしれないが
メイフライのイミテーションとしてスレた魚に口を使わせる条件を満たしているという

メイフライパターンは水面との接し方によって使い分ける。それぞれを混同すべきではない、との解説。

本書の翻訳はフライフィッシャー/翻訳者の東 知憲さん。

掲載するフライ作例は備前 貢さんに巻いていただきます。

以下は備前さんがゲーリー・ラフォンテーン追悼企画で巻いた、ラフォンテーンのパターンです。

フレームスローワー。「控えめな蛍光色の使用」の実例


ヘイロー・メイフライイマージャー。ソラックスを覆うフォーム(ヘイロー/後光)と
オレンジのウイング(ラフォンテーンはスパイクと呼ぶ)で誘う

バズボール。ハックルのみで表現されたミッジクラスター

モホーク。V字にカットされたボディーが水面下に沈む構造。
ドリフト時に水を押し、トラウトを誘っている可能性もある

メス。背中のフォームは浮力だけでなく、ヘイロー効果ももたらす

フレックスホッパー。フロントとリア、2セクションに分けられた構造。
「生きた虫の理想的なイミテーションは、死んだ虫ではない」

挿絵は原書と同様、グレッチェン・グレイアムさんから使用を許可していただきました。


原書は天地サイズ約28cm×左右約21cm、308ページの中に文字情報がぎっしりと詰まっていますが、翻訳本の判型はフライフィッシング界に屹立する大著、島崎憲司郎さんの『水生昆虫アルバム』と同サイズ、天地297mm×左右210mmにさせていただきます。書棚での座りもよろしいかと思います。日本語版はさらに項を増し、320ページの大型本になる予定です。

発行部数は限定750部の予定です。


著者ゲーリー・ラフォンテーンについて


ゲーリー・ラフォンテーン

1945年米国コネチカット州生まれ。1963年にモンタナ大学に入学するため西部に移住、専攻は行動心理学。障害がある児童の自立を助ける仕事に携わった後にモンタナ州立刑務所の守衛となり、後にはモンタナ州立病院の小児病棟を担当する。15才の頃から釣りに関する記事を書き、プロフェッショナルのガイドとしても活動。積み重ねた体験は記事の裏打ちとなっている。自身の本を出版し、またメールオーダーのビジネスを行なうために、パートナー2人とグレイクリフ・パブリッシングを創設。著作としては『チャレンジ・オブ・ザ・トラウト』『カディスフライズ』『ザ・ドライフライ』『トラウトフライズ:実績のパターン集』『山上湖を釣る』。1990 年には、卓越した文筆面での貢献により、米国フェデレーション・オブ・フライフィッシャーズ (FFF) からアーノルド・ギングリッチ記念賞を授与される。2002年逝去。


翻訳者、東知憲さんの推薦コメント

向上心溢れる人たちを読者に据え、考え方の変更をグイグイ迫ってくる大教典。

「『ザ・ドライフライ』は、アトラクター的アプローチとイミテーション的アプローチを、フライフィッシャー「道」における陰と陽に位置づけています。それらはお互いに拒絶しあうものではなく、理念と実践の双方において補い合う関係というのは斬新な見方。マスは「あっアトラクター流してきたな、オレを馬鹿にしやがって」とは思いません。「イミテーションだな、オレが期待してるのとはちょっと違うけど食べてみよう」とも思いません。フライを口にするマスは、つねに納得しています。そんなマスの頭の中を「なぜ」のアプローチで探り、見つけた太い部材で組み立てた建物が『ザ・ドライフライ』。その本は愛娘のヘザー・ラフォンテーン・エリソンさんに捧げられていますが、彼女はデイヴ・フィットロックの影響を受けたヘアボディー・フライ「モホーク」の考案者として有名です。そのヘザーさんと連絡が取れるようになったのは、インターネットのおかげ。彼女は、ちょうど20年に亡くなった父君の書き物の著作権者ですが、この本を翻訳することに快く同意してくれました。
 『ザ・ドライフライ』は釣りの格言集でもあって、ハイカロリーな物言いが連射されます。この本は、「やれやれ、きょうも一日疲れたなあ、気分転換にフライの本でも読もう」という人たちをターゲットとしてはいません。明日の自分は今日よりも釣りがうまくなっていたい、という向上心に溢れる人たちに考え方の変更を迫る、ぶ厚いテキストブックであり、大教典です。彼が逝去した年齢と同じ56歳の私がこのプロジェクトに関われることの奇遇を、いま心から噛みしめているところです。なにとぞご支援をよろしくお願いいたします。」


ニンフを含めて、トラウトが目に入るすべてのものに気を配っている状態なら、
地味なイミテーションよりも、アトラクターに積極的に反応することがある


翻訳プロジェクト特設ページ

The Dry Fly

こちらから本書の第1章の翻訳や、著名人の感想文などがご覧いただけます。

喜久川英仁さん、佐々木岳大さん、島崎憲司郎さん、嶋崎 了さん、マイク・ローソンさんに関連記事を執筆していただいています。


『The Dry Fly 』はこんな本になる予定です

■サイズ:天地297mm×左右210mm

■ページ数:320ページ(予定・前後する場合がございます)


【目次】

Preface

Acknowledgements

1. Why Flies Fail 釣れないフライの理由

2. Why Anglers Flail アングラーが失敗するわけ

3. A State of Mind 気持ちの問題

4. The Empiricist in Us All 心中に住む経験主義者

5. The Generalist Be Damned ジェネラリストたちの限界

6. Imitation Thorough a Fun Glass フシギ鏡とフライの見え方

7. A Grasshopper Study バッタの研究

8. Large Trout with Finesse 大型マスを繊細に釣る

9. Unnatural Acts 不自然な行為

10. A theory of Attraction 誘惑の理論

 Appendices

Flies (with comments)

Observing Trout

Comments

Sources for Materials and Accessories

Postscript


『The Dry Fly』名言集:ゲーリー・ラフォンテーンの知恵

本書の中から拾った気になる言葉の一部です。鋭い言葉が全編にわたり並びます。


私も含めた多くの人は、釣れたフライに執着するものである。


私の弱点はプライドだった。キャスティングのゲームとドライフライを使った釣りの現実とを、分けて考えることは難しかったのだ。


マスはマイクロドラッグを見逃さない。


ロイヤルコーチマンなどの(英国アトラクター)パターンについてほとんどなにも書かれていないことは、とても奇妙だ。


問題を解決するためのもっとも手っ取り早い方法は、答えを複数用意しておくことだ。


常識的ではない(フライの)品揃えは、経験的なフライフィッシングのスタイルによく合う。


イミテーションの第1要素として、まず昆虫の「乗り方」に合っていることが大事である。


マスの急ぎ方で、捕食する対象の振る舞いがかなり分かるものだ。


ヴィンセント・マリナロは、革新的なフライでウイングの重要性を表現していた。


ノーハックルは説得力のあるフライだが、コンパラダンはまったく馬鹿げている。


資金の使い道

■印刷費

■デザイン・制作費 

■米国出版元ロイヤリティ

■ヘザー・ラフォンテーン氏ロイヤリティ

■グレッチェン・クレイアム氏ロイヤリティ

■リターン費(発送費用含む)

■CAMPFIRE手数料


実施スケジュール

2022年2月クラウドファンディング開始

2022年4月クラウドファンディング締め切り

2022年5月 制作開始

2022年12月 発送

※制作環境により発送日時は変更になる可能性があります。


リターンのご紹介

この記念すべきプロジェクトのスポンサーになっていただいた皆様には、ささやかなお礼として、ご送付する本の巻末にお名前を印刷します。ニックネーム、通称、愛称でも構いません!

写真は文字の見本サイズです。比較のためにTMC100#12を並べました。

※必ず備考欄に記載したい名前をご記入ください。
※不適切な文言を記載された場合、掲載を見送る場合がございます。


・本書1部+本著へのクレジット(小サイズ/18pt)=11,000円


・本著1部+本著へのクレジット(中サイズ/24pt)+発売記念タイイングイベント参加券=33,000円

そして、このプランでは発売記念タイイングイベントにご参加いただけます。

翻訳者、東知憲さんがゲストをお迎えして、ゲーリー・ラフォンテーンからインスパイアされたフライをタイイングしながらのトークをお楽しみください。


※開催時期、場所につきましてはクラウドファンディング期間終了後、メールにてご案内いたします。

※オンラインイベントになる可能性がございます。あらかじめご了承ください。


・本著1部+本著へのクレジット(大サイズ/30pt)=55,000円



・団体サポートプラン 本書10部(写真は原書です)+本著へのクレジット(中サイズ/24pt程度)=99,000円

ショップ様やクラブなど団体様購入プラン10部セットです。ショップ様には定価にて販売していただけます。

ご送付する本の巻末にショップやクラブのロゴ、もしくは参加メンバー様のお名前を印刷します。

※ロゴデータの入稿につきましてはクラウドファンディング期間終了後、メールにてご案内いたします。



「ヘンリーズフォーク・アングラーズ」創業者、マイク・ローソンさんの推薦コメント

「トラベリング・フライフィッシャーマン」として、長年筆者と全米各地で講演活動をしてきた、マイク・ローソンさんからもコメントをいただきました。


ゲーリー・ラフォンテーンは歴史上ベスト10に確実に入る才能だ。

「我が盟友ゲーリー・ラフォンテーンの大作『ザ・ドライフライ』が日本語に翻訳されると聞いて、この上ない喜びを感じる。ゲーリー・ラフォンテーンはフライフィッシングをテーマとする書き手として、歴史上ベスト10に確実に入る才能だ。とても知的な人間で、思考を文字化することがうまく、物事の裏にひそむ「なぜ」を掘り出したいという気持ちを持っていた。『ザ・ドライフライ』は、まったく非伝統的なアプローチに基づいた本だ。情報提供ばかりでなく、思考の枠組を提供することもねらいとしているといえる。ゲーリーは、本の中で披露されている彼自身の結論や考え方を押しつけない。彼がしつこく押しつけるのは「さあ皆さんも自分のフィールドで、自分の頭でしっかり考えて楽しんでください!」というメッセージだけである。私は、釣りの本であれほかの分野のものであれ、これほど思考を促される本に出会ったことがない。」


マイク・ローソンの著書の扉にはラフォンテーンの名と彼のパターン「イマージェント・スパークルピューパのイラストが添えられている


最後に

本書の著作権者たちとの交渉もすべて完了し、翻訳作業は少しずつ進んでおります。

提供された試訳を読むにつれ、これだけ含蓄のあるフライフィッシングの書物に巡り会う機会はあまりないと感じます。

世界には皆さまにおすすめしたい本がたくさんありますが、出版社としてそのリスクを完全にお引き受けできないことに悔しさも感じます。しかし、本は出ないよりも出たほうがよい。私たちは自らにそう言い聞かせています。

さらには、東知憲さんという、フライフィッシングの深い知識と技術、文学に関する素養と語学能力を兼ね備える希有な人物が今の日本に存在していることの幸運も噛み締めています。

610人。ぜひご支援をお願いいたします。

日本を代表する世界的フライおよびフックデザイナー、島崎憲司郎さんのコメントで、このページを締めくくらせていただきたいと思います。


島崎憲司郎さんの推薦コメント

歴史を作ってきたような人たちの著作を読んでおくのはすごくだいじなことだと思います。

「自分が日本でどういうスタイルの釣りをするにしても、充実した楽しいフライフィッシングをやることの教養として、ラフォンテーンさんたちを始め、歴史を作ってきたような人たちの主要な著作を読んでおくのはすごくだいじなことだと思いますね。自分の釣りは全然違うスタイルでも、そのことは知っていますよ、口には出さないケドそれ全部読んでいたよとかね。同じことを言うのでも、背景を全然知らないで言っているのと、全部知っていて言うのじゃ、やっぱり違うんですよ。そういう意味でもラフォンテーンさんの本はぜひ東さんに監訳していただきたいです。」


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

  • 2022/04/18 11:26

    目標金額の140%にも迫るご支援をいただき、誠にありがとうございます!熱い応援コメントもいただき、感謝してもしきれません。募集終了まで、あと1週間となりました。本プロジェクトは皆様のご支援に勇気づけられ、さらなる充実を目指すことにいたしました。原書「The Dry Fly」では、付録として、ゲ...

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