はじめまして。今まで購入した生姜は100kg以上。生姜が好きで好きでたまらない生姜バカこと、城垣誠朗(キガキマサオ)です。

この度、ジンジャーエール工房兼店舗の「孝芳堂」開業にあたり、クラウドファンディングに挑戦します。

ザクッザクッという音と同時に広がる、生姜の爽やかでほんのり甘い豊かな香り。

私にとって生姜を切っている時間は至福の時間です。台湾出身の母を持つ私は、幼い頃から体にいいからと生姜やスパイスを使った料理をよく食べていました。

大学生になり一人暮らしを始めてからも、麻油鶏や下水湯、薬膳火鍋をよく作って友達に振舞っていました。

台湾の祖母から受け継いだ電鍋で作った下水湯(生姜と砂肝のスープ)

生姜はとてもデリケート。13~15℃での保管がベストであるため、冷蔵庫では温度が低くなってしまいます。生姜にはいつまでも元気な状態でいてほしいと、保管用にワインセラーまで買ってしまいました。

ジンジャーエールを初めて意識的に頼んで飲んだのは、お酒を飲む場が増えた大学生の時でした。口にした時に、生姜の味がしないと違和感を持ったことは今でも覚えています。

生姜を愛する私が、市販のジンジャーエールに違和感を持つことは必然でした。原材料を調べると生姜が使われていないものが多かったのです。生姜が入っていないと裁判になった例まであります。生姜を愛するものとして、生姜を使っていないにも関わらず、ジンジャーを語るのは許せませんでした。

ジンジャーエールのレシピを見てみると、自分には馴染みの深い生姜はもちろんのこと、多くのスパイスが使われていることを知りました。小さい頃によく料理に入っていた材料が並んでいたため、ジンジャーエールを作ってみようと思い立ったのです。

実際に作ったものも飲んでみると、炭酸が生姜の爽やかな風味を引き立てており感動したと同時に、母の故郷の台湾での家族との思い出も蘇りました。

台湾を含め中華圏では、生姜やシナモン、クローブ、八角といったスパイスは非常にポピュラーな存在です。これらを食べて育った私だからこそ、素材の風味が際立つジンジャーエールが作れるのではないかと考えました。

生姜バカとして究極のジンジャーエールを作りたいと思った瞬間です。

ジンジャーエールを完成させるため、生姜探しの旅が始まりました。生姜は産地、品種によって味や香りが全然違います。さまざまな品種の生姜を試した中で出会ったのが、土佐の“黄金しょうが”という品種です。

まず包丁で切った時のその芳しい香りと、その美しい黄金色に驚きました。そして味も奥深く、上品で美味しい。おまけに一般的な生姜に比べてジンゲロール、ショウガオールという代謝や免疫力アップ、肥満予防、アンチエイジングの効果があると言われる成分も多いのです。この生姜に出会った時は腰を抜かしそうになりました。

この香りをいかに閉じ込めるか、生姜のえぐみを極力抑えて旨味をいかに引き出すか、どのスパイスが生姜を引き立たせるのか。試行錯誤した期間は4年。ついに第一弾商品「甘口ジンジャーエール」は完成しました。

お届けする予定のジンジャーシロップのキャップを開けた時、まずは香りに驚くはずです。味覚、視覚、嗅覚で楽しめる「すっきりと爽やか」なジンジャーエールが出来上がったのです。

2021年11月から翌年1月にかけて日本橋、下北沢の2箇所でポップアップを開催。500人以上もの方に甘口ジンジャーエールを体験していただきました。そこでのフィードバックをもとに生まれたのが第二弾商品の「辛口ジンジャーエール」です。

当初は甘口の一種類だけを提供していましたが、ポップアップでの感想から「辛口のものも飲んでみたい」との声が多数ありました。

そこで、より“荒ぶる生姜感”を出すため、生姜の加工方法やスパイスの配合を研究し、「スパイシーなのにフルーティー」な、生姜好きの納得する商品が完成しました。

ぜひ甘口と飲み比べをして、様々な表情を見せる生姜の風味を味わってみてください。

下北沢でのポップアップ

① 手間をかけた旨味凝縮製法 - 生姜は90%が水分。水を一切使わず生姜の水分だけで作ることにより、旨味をグッと引き出した香り高いジンジャーシロップが完成します。

② 選び抜かれた原材料 - 土佐の黄金生姜を100%使用しました。レモンや複数のハーブ・スパイスを調合し、美味しく健康にも良いジンジャーエールに仕上げました。

③ 多様性 - 様々な気分や考えに合わせてお楽しみいただけます。甘口と辛口の2種類をジンジャーシロップとしてお渡しするため、炭酸はもちろんのこと、お湯やミルク、ビール等お好きなもので割ってお楽しみいただけます。

孝芳堂がこの度店舗を構える九段南を含む麹町番町エリアは、明治期から大使館や教会、ミッションスクールが多く立地し、国際色豊かで多様性を尊重し合える地域でした。また、島崎藤村や与謝野晶子といった文化人を多く輩出している文化を生み出す街でもあります。

そんな街角から新たに香りが立ちのぼる、エキゾチックなジンジャーエールブランドを醸成したいと考えています。

1872年から変わらずこのエリアにある英国大使館


ジンジャーエール工房兼店舗の「孝芳堂」開業にあたり、以下が必要となります。

他にも運営費や店舗の椅子やテーブルなどを含めると、合計で1000万円ほど必要となる見通しです。その一部をクラウドファンディングで集めることができたらと考えております。どうかご支援よろしくお願いいたします。

リターンの発送は7月中旬を目指しています。清涼飲料水製造許可取得はハードルが高いため、リターンのお届けが遅れる可能性があります。 保健所とのやり取りは進んでおり、許可が降りる見通しは立っていますが、万が一許可が降りなかった場合には外部業者の「株式会社ミールファーム」に製造を委託してリターンをお渡しする予定です。

配送や仕様など変更点が生じた場合には、すみやかにお知らせいたします。

庄籠あずき (株式会社NOD / 飲食マネージャー)

HOT SAND LAB mmでも大好評だった孝芳堂のジンジャーエール。皆さんにも是非味わって欲しいです!


小尾昌平(BUFF / 建築デザイナー)

毎日のように飲んでいるジンジャエール、そんなジンジャエールの立ち上げに関われて光栄です。 とても美味しいのでぜひご賞味ください!


塚崎りさ子 (omusubi不動産 / BONUS TRACK / イベントスペースマネージャー)

暑い日も寒い日も、BONUS TRACKのスペースで爽やかに美味しいドリンクを提供してくださる姿がとても印象的です。プロジェクトの成功、心より応援しています!


小澤彩聖 (hanpo / PIXEL / プロデューサー)

ついに!リリースおめでとう!人柄も出てる、生姜の優しさと深さを感じれるジンジャーシロップを日常的に飲めるのが楽しみです!chottoでイベントする日も決めましょ!


桂枝之進(落語家)  

知り合いの紹介でクラファン準備真っ只中、考芳堂のジンジャーエールを飲ませていただきました。 甘い・辛いではなく「華やかさ」が前面に出ていて驚きました。 シロップが沈殿せずによく混ざるのも推しポイントです!

生姜を使ったジンジャーエールは、嗜好品であると同時に、健康を増進させることもできる最強の飲み物です。

祖母が母に、母が私に健康のためを思って生姜を食べさせてくれたように、私も生姜を通じて沢山の人々に健康を届けていきます。是非とも応援をよろしくお願いします。

オープン日:6/19 (日) 予定
住所:東京都千代田区九段南4-2-3

市ケ谷駅A3出口徒歩3分
半蔵門駅5番出口徒歩8分
九段下駅2番出口徒歩15分

1993年生、兵庫県出身。生姜バカ。学生時代にバーテンダーを経験。卒業後、ローランド株式会社、バイドゥ株式会社にて国内外のマーケティングに従事。生姜好きが高じて会社を辞め、孝芳堂株式会社を立ち上げる。

神戸大学経済学部卒。神戸大学大学院国際文化学研究科修了 (M.A.)。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/08/29 18:13

    お久しぶりです。孝芳堂の城垣です。皆様のおかげでお店も一周年を迎えることができました。この度、孝芳堂から重大なお知らせがあるので告知させてください。2023年8月31日(木)より、「ジンジャーエール 2.0」のクラウドファンディングを開始します!孝芳堂は、5年以上もの研究を経て、「ジンジャーエ...

  • 2022/09/01 13:37

    梱包の不備により、配送中の720ml瓶が割れる事故が発生しており、リターン品の到着が遅れております。ジンジャーシロップ720mlを支援してくださった方には大変申し訳ございませんが、9月中旬までに発送する予定です。現在急ピッチで製造をしております。200mlのものに関しては全て発送完了しておりま...

  • 2022/08/08 00:28

    リターン品の発送開始しております!実はラベルの印刷にミスがあった等、いろいろなトラブルが起きてバタバタしていましたが、ついに完成しました。連日日付が変わるまで生姜と向き合う日々。もうすでに100kgもの生姜を一人で洗って、切って、煮込んでいます。一度に製造できる量が少ないこともあり、まだ全部は...

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