はじめに・ご挨拶
今治東中等教育学校は、愛媛県の東予地区唯一の中等教育学校です。生徒は学校のある今治市はもちろん西条市、新居浜市そして四国中央市からも通ってきています。6年間同じ仲間たちと勉強や行事・部活動に取り組む中で育まれた友情と強い絆はどこにも負けないと思います。
私たちの地域の御紹介
私たちが通う今治東中等教育学校のある桜井地域は、江戸時代中頃から天領となり漆器生産が盛んとなりました。「桜井漆器」は愛媛を代表する伝統工芸品として有名で、現在でも漆器生産で栄えた江戸時代末期から昭和初期の町並みが一部残っています。
白砂青松100選(林野庁)に指定されている志島ケ原海岸の松林は、菅原道真が太宰府に向かう際に流れ着いた逸話で知られる綱式天満宮を守るように広がっています。本数は2500本ほどなので、日本三大松原に比べれば本数は少ないかもしれませんが、保存会を始め地域の有志の方々の手によって美しい松林の景観が現在まで大切に守られています。
プロジェクトを立ち上げた背景
保存会の方にお話をお聞きすると「松葉かき」で発生する廃棄松葉の量は膨大で、処分場までの運搬に時間と費用が多くかかっていることを知りました。そこで、他地域の取組を調べたところ、佐賀県の高校生が10年くらい前から「虹の松原」保存に関する取組の一環として、廃棄松葉を有効活用するペレット加工をしていることを知り、自分たちも取り組みたいと考えました。調べてみるとペレット加工機が必要で、かなり高価であることが分かりました。そこで先生に相談したところ、学校では5万円を超えるものは購入できないので、どうしてもその取組をしてみたいなら応援するから、クラウドファンディングに挑戦してみたらといいとアドバイスをもらいました。
これまでの活動
今回のプロジェクトのきっかけは、「総合的な学習(R3)」の一環で、桜井地域の漆器生産の歴史を調べたことでした。その中で、桜井を代表する伝統工芸である桜井漆器と志島ケ原にある綱敷天満宮は深い繋がりがあることが分かりました。学習の成果発表として「桜井歴史ガイド」の準備をする中で、志島ケ原保存会の方や地域の有志の方が長年にわたって白砂青松保存を行ってきたことを知りました。
資金の使い道・実施スケジュール
・資金の使い道
5万円を超える資材の購入費に使います。
1.ペレット製造機の購入資金(約30万円)
2.安定して良質なペレットを生産するための定温乾燥機の購入資金(約20万円)
※支援金が50万円に届いた場合に2を購入する予定です。
3.リターン返礼品、送料
4.CAMPFIRE手数料
・実施スケジュール
~7月:ペレット製造機の購入
保存会による「定期松葉かき(月1回)」への参加
全校生徒による砂浜清掃活動(1回)
本校生による桜井歴史ガイド(土日随時)
8月~:ペレット製作、焚き火台の製作
保存会による「定期松葉かき(月1回)」への参加
本校生による桜井歴史ガイド(土日随時)
桜井海岸白砂青松プロジェクトは、廃棄松葉のペレット化だけではなく、
地域の小学生に対しての志島ケ原観察会(春・秋)
桜井海岸を生かした銘菓の考案(通年)
綱敷天満宮祭礼“宮島さん”取材(7月)ほか たくさんあります。
活動報告レポートでは、こういったペレット化以外の内容も進捗状況をお伝えする予定です。
リターンのご紹介
①1年間の活動報告レポート(4回:3か月に1回ずつ)
②廃棄松葉ペレット
③防災対策簡易ペレット焚火台
④本校生による桜井歴史観光ガイド(1時間程度)
最後に
長年にわたって桜井の地域資源を守ってこられた保存会や地域の有志の方々は高齢になられています。
このプロジェクトが成功すれば、今治東中等教育学校生が桜井地域が守るべき❝白砂青松❞の風景を守る役割として頼りにされる存在になることができるのではないかと思っています。
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