オリーブオイルだけに留まらない未来を、「びわ湖オリーブ」で創りたい

プロジェクト起案者 「吉田 久之」

滋賀県北部の雪深い地「長浜」で、1000本のオリーブの木を育てたい!オリーブオイル作りなど、様々な方法でオリーブを利活用するだけでなく、栽培方法や地域貢献にもこだわりたいと考えています。「びわ湖オリーブ」という名前には2つ理由があります。ひとつは滋賀県産であること。もうひとつは、びわ湖資源を活用した栽培方法だからです。

栽培する「方法」は、無農薬であるだけでなく地域課題を解決に近づけるもの。収穫する「もの」は、オリーブの実やハーブティになる葉っぱ。栽収穫する「人」は、職員だけでなく農園に訪れる人たち。栽培する「場所」は、吉田農園からご家庭にも広がる未来をイメージしてスタートしたプロジェクトです。

「ちょっとそこまで」とオリーブオイルを瓶詰めに出かける、そんな未来の休日も楽しいかもしれません。その第一歩を、みなさんと一緒に踏み出せたら嬉しいです。



プロジェクトのきっかけは、「地域貢献」という弟との共通項!

これまで建築業界で働いてきた私(兄)は、定年退職してから「地域とつながりたい、地域貢献したい」と考えるようになりました。そこで「農業」に目を向けることができたのは、弟が農業を経営していたからです。

プロジェクトの舞台は、滋賀県長浜市「吉田農園」 

弟が経営する吉田農園は、「安心安全でおいしいものを、安く提供する」を信念に、無農薬でお米を作っています。創業15年を迎え、「農業で出来る地域貢献」をもっと広げたいという想いを知りました。その時、私がしたい地域との関わり」と「弟(吉田農園)が理想とする農業」が結びつき、兄弟で活動を共にすることになりました!

とはいえ、私は農業に関して全くの素人。まずは勉強するため、農業フェアに参加しました。その時に出会ったのが、オリーブの木です。私自身が次世代にバトンを渡す年齢になり、未来のことに思いを巡らせていたためでしょうか。1000年残る平和のシンボル「オリーブ」を残し、このオリーブを起点に地域貢献がしたい!と思ったことが、プロジェクトの始まりでした。


滋賀県「初」の無農薬オリーブオイルをつくりたい!

オリーブの苗木

様々な業界で「オーガニック=高価」が常識になっていますが、私たちは「安全と安さ」を両立したい。体に良いにも関わらず、高価なオリーブオイル。だからこそ、吉田農園が挑戦する意味があると考えています。


極寒の地でオリーブが作れるのか実証実験!

プロジェクトの舞台は、滋賀県北部。30cmを超える積雪も珍しくない「雪国」です。

オリーブオイル発祥の地が「地中海」ということを考えれば、不可能とも思える極寒の地です。そこで私たちは、2021年から試験栽培を行い、寒さの耐性を確かめることにしました。

試験栽培は成功!

なんと、オリーブの木は「マイナス5度まで耐えられる」特性があり、今年50cmの大雪にも耐えることができました!こうして、滋賀県北部でオリーブ栽培ができることを確信しました。

オリーブオイルを作るために、搾油機の調達や瓶詰めの選定など、やることはたくさんありますが、まずは土台となる「実の結実」を確認できたことで、プロジェクトは大きく前進しました!


収穫までの期間が長いからこそ、プロセスでも地域に貢献したい!

オリーブの実は、収穫するまで「3年」もの年月がかかります。だからこそ、「収穫までの過程にもこだわりたい!」と考えました。立派なオリーブの実を収穫するためには、栄養たっぷりの肥料を与える必要があります。もちろん、自然由来の肥料です!

ここで着目したのが、「びわ湖の水草問題」です。

水草の搬入

琵琶湖のほとりで大量発生する水草が、水質や生態系に悪影響を及ぼし、さらには悪臭にもつながっている被害です。県やボランティアの方々も、水草除去など全力で対策にあたってくださっています。


増えすぎて地域の課題になっていた「びわ湖の水草」は、最高のミネラル源!

ここで水草がもたらすものではなく、水草そのものに着目しました。水草は、ミネラルを豊富に含んだ栄養満点の資源だったのです。そこで、水草を「堆肥化」し、その肥料でオリーブの木を育てることにしました!

水草を専用装置に投入

大量の水草を運び、機械に投入して発酵させます。約3時間毎に分けて装置に投入するため、手間とコストがかかりますが、オリーブの有機栽培にぴったりの肥料となるのです!

このように、びわ湖資源を活用・保護することから「びわ湖オリーブ」と名づけました。


「びわ湖オリーブ」を栽培するため、特許技術を採用!

3年後に収穫し、さらに「おいしく安く」を実現させるためには、効率が鍵となります。そこで、結実までに通常5年を要する一般的な栽培方法ではなく、より早くたくさんの結実が可能になる「特許技術」を採用します。

こちらは、今回のプロジェクトにご協力いただいている「合同会社オリビアス」さんの技術。この技術と、弊社が長年培ってきた有機栽培ノウハウをミックスして挑戦します!


将来、「オリーブの収穫」をみなさんにも提供したいので、収穫作業がしやすい2mに高さを抑えて剪定する予定です。同時にこれは、収穫作業員にとっても必要な設計だと考えています。


応援コメント

●NTT西日本様

NTT西日本は「ソーシャルICTパイオニア」として、ICTを活用することで様々な農業課題解決の支援に取り組んでいます。吉田農園様は実証にご協力いただくなど、日頃より大変お世話になっている大切なパートナーです。本取組みが地域課題の解決や人々の健康に繋がることを期待して応援させていただきます。


●株式会社オリビアス様

弊社はより生産性を向上させる国産無農薬のオリーブ栽培技法oliveiousを広めて地域貢献する活動を展開しております。吉田農園さんの素晴らしい企画は弊社のミッションとも合致し、是非とも実現していただきたいと願っております。チャレンジングには、夢と情熱、そして応援する仲間が必要で、その一部を担っていきたいと思います。


資金の使い道

オリーブの苗木...150万円
土壌改良費用...30万円


吉田農園株式会社


〒 529-0111滋賀県長浜市三川町883
TEL 0749-73-2746
FAX 0749-73-2917
お問合せ web@yof21.com
https://www.yof21.com/


 <募集方式について>
All-in方式です。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2023/04/25 11:56

    オリーブの苗をポットに植えました。大きな看板も立ててようやくオリーブ園らしくなってきました。ご支援いただきました皆さんのおかげです。ありがとうございました。

  • 2022/12/30 15:00

    最終日になりまして、80%まではご支援いただけましたが、あと少しが達成できず、再度ご支援のお願いをさせていただきましたところ、「達成できないと困るやろ!出来るまで応援するよ」と熱いご支援をいただき、無事達成することが出来ました。サプライズでした!こんなにも多くのご支援をいただけたことを、今とな...

  • 2022/12/26 17:45

    今年も残りあとわずか。クラウドファンディング終了まであと3日となりました。まだ、もう少し達成までご支援をお願いいたします。吉田道明 吉田久之

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください