【はじめに・ご挨拶】
はじめまして、料理人の山崎 史雄です。
料理人がレシピ本以外の本をだすことに、驚かれる方がいるかもしれませんが、この度2023年9月末(予定)に初めての書籍「料理人として生きる」を出版することが決定しました。また出版を記念し、2023年11月中の日曜日にイベントを開催致します!
●所属
・LA GRANDE MAISON TOKYO(ラ・グランド・メゾン東京)
Advisory Chef
・A10 hotel Azabu Ten(レストラン名未定2023年10月オープン予定)
Chef
パイやパスタ、ソースに代表されるように、フレンチ・イタリアンは料理のほとんどに
小麦粉が使われる世界で料理をしてきたため、グルテンフリーとは無縁の料理人生活でした。
グルテンフリーとは、グルテンを含む食品を摂取しない食生活のことです。
※グルテンとは小麦、ライ麦、大麦、そしてライ小麦と一部オーツ麦(オートミールの原料)に含まれるタンパク質のことです。
そんな僕がグルテンフリー料理をきっかけに、日本でもグルテンで悩んでいる方が多いことに気づき、グルテンフリー料理の重要性や可能性を感じて料理を提供してきました。
しかし、コロナによる外出自粛や行動制限となり、今振り返っても本当に厳しい状態となりました。
その状態の中で、それを乗り越えられたのは、お客様そして家族の存在です。
本当に多くの方の「ありがとう」の気持ちや人とのつながりなど、多くの支えによって今の僕があると思っております。
その感謝もこめて、今回、出版の盛り上げとグルテンフリー料理の重要性・可能性をもっと広めたい気持ちで、クラウドファウンディングに挑戦します。
少しでも「あなた」のお役に立てますように。と「あなた」のことを想いながら本を書かせていただきます。
「周りに反対されても、焦らずに諦めずに怒らずに驕らずに無心で動き続ければ、助けて応援してくれる人達が現れるよ。いいことがきっとあるよ。」と伝え、勇気や希望を持っていただけたら嬉しいです。
ーあなたがあなたの「本当に大事なもの」にもう一度向き合って夢に挑戦する「きっかけ」になっていただけたら幸いです。ー
【グルテンフリー料理との出会い】
ある日、常連のお客様からのお願いで、グルテンフリーに興味をもつことになる出来事がありました。
長年僕の創る御料理を愛してくださっているお客様から、「娘の誕生日にオールグルテンフリーのフルコースを創って欲しい」とお願いされたのです。
8歳になるお客様の娘さんはセリアック病(※1)でした。
(※1)セリアック病は、小麦・大麦・ライ麦などに含まれる、タンパク質の一種であるグルテンに対する遺伝性の不耐症で、 腹痛、下痢、ガスなどの症状が生じる自己免疫疾患のこと
お客様からは「日本では、グルテンフリー料理が食べられるお店が少なく、例えばレストランにお願いしても、塩やオリーブオイルの料理が出されました。8歳の子供はそんなの食べれないよ…。お腹いっぱいにしてあげられないよ…。安心して外食できるレストランがないんです。」
「せめてお誕生日ぐらいおいしいものを食べてもらいたい」とのお願いでした。
ほとんど小麦料理を使うフレンチ・イタリアンで活動していた僕にとって、これは難しいお願いでした。
しかも、グルテンフリー料理への挑戦は全く未知の世界でした。本当に満足していただけるフルコースがだせるのかどうか、軽はずみで、引き受けることを躊躇しました。
しかし、切実なお客様の希望に応えたい一心で、独学で一から猛勉強・研究の日々が始まりました。
そして迎えた御予約当日。デザートをお出しするタイミングだったと記憶しています。
フロアスタッフから「さきさん!お客様が泣いていますよ…。」
「お客様のところへ行った方がいいですよ!」と言われたのです。
「えっ!?」「何があった!?」「なにか、まずったか!?」「今日のこの時まで細心の注意をはらっていた…。」
「そんなはずは…。」
厨房を飛び出てお客様のもとへ行くと、涙をボロボロこぼしながらそのお客様は、僕にこうおっしゃいました。
「初めて…。娘が…。『パパお腹いっぱい、もう食べられない!』と初めて、外食で初めて…。言ってくれたんです…。」
「僕たちもグルテンフリー料理だとは気づかないくらい、本当においしかった。あなたは最高だ…。シェフ、あなたは魔法使いです!」と…。
僕は、この瞬間、爪先から脳天にかけて震えるような感情が走り、目頭が熱くなり、溢れる涙を抑えきれず、涙で目の前の映像が歪む中…。
「自分が料理人としてこの日本と世界中に貢献できること、料理人として活かされ生きている意味はこれかも知れない…。」と思ってしまったのです。
●僕の夢は、「この世界中の数えきれない程のたくさんの人々と良好な関係で仲良く一緒に生きていくこと」
●僕の目標は、「グルテンフリーと白砂糖不使用の料理に知識と技術を合わせてこの世界に貢献していく。」
●僕の手段は、「料理とコミュニケーション」を実現することです。
今回は色々な想いを料理だけではなく、本というコミュニケーションを使って、皆様にお伝えできればと思います。
「誰にとっても口福(幸福)の瞬間を感じていただけるような食事本来のあるべき姿、“楽しい” “美味しい”を追求し続けていくこと」を目指しています。
グルテン不耐症(※2)の方もそうでない方も、大切な人と大切な食事の時間を、同じ環境、同じメニューで、きちんと創り込まれた料理を一緒に共有できる幸せな環境をつくりたいという想いです。
(※2) グルテン不耐症:セリアック病、小麦アレルギー以外の方で、グルテンが含まれるものを食べると腹痛などの消化器症状が生じる疾患・症状のこと
【日本とグルテンフリー料理の可能性】
僕にとって、グルテンフリー料理は「日本の希望」です。レストランに訪れる多くのお客様は、グルテンフリーをご存じありません。
ですが僕は、「日本人にはグルテンフリー料理が根付いている」と考えて活動を続けています。
昨今の世界情勢の影響で「米や米粉」に注目が集まり、昨年の4月頃からグルテンフリー料理の注目にも拍車がかかっています。とはいえまだまだ、利権も絡んでいるためか諸外国に比べると浸透するスピードが遅いです。
いまだにグルテンフリー料理自体を知らない、美味しくない、成功事例がない、時期尚早と考えてしまっている方が多く、諸外国に遅れをとっていることに気づいてないのです。
それは日本の食育の貧弱さが浮き彫りになってきている証拠だと、僕は感じています。
小学校や中学校や高校で食育をしっかりと行えば、正しい知識を得るはずなのです。
「知っていてやること(食べること)と、知らないでやってしまうこと(食べてしまうこと)」では大きな違いが出ます。
例えば、「今週は身体に気を付けた食生活を心がけたから、ご褒美に来週の週末は好きなものいっぱい食べよ!」など、知識があれば考えることや気を付けることができるのです。
日本の食材である玄米・米・餅などを主原料とした料理の提供・商品開発・販売・展開をこの日本から世界へ発信することで、日本の食を単に「日本食、和食」という食のジャンルで捉えるのではなく、日本人の食と地球への考え方を「日本の古き良き“文化”」と捉え、魅力を再認識できます。
そして、「日本人でよかった。」と感謝し、日本の料理人であることに誇りをもち、この魅力溢れる素晴らしい日本から「食」を通じて「世界平和」と「地球の幸福(口福)」に貢献できるという可能性を感じています。
【なぜ本の出版をするのか】
2023年9月末に初の書籍「料理人として生きる」を出版することが決定しました。
昨今の世界情勢の影響、諸外国同様SDGsへの意識の高まり、輸入小麦の残留農薬問題、高グルテン問題、グルテン不対症や小麦アレルギー、セリアック病、食育の貧弱さで、実際に日本でも困っている人達が多く存在しています。にもかかわらず、こうしてグルテンフリー料理を広める活動を続ければ続けるほどに、あまりにもこの問題に勝負している料理人が少なすぎると感じるのです。
だからこそ、「日本でグルテンフリー料理といえば山崎史雄」と誰もが知る料理人になりたいです。
グルテン問題だけでなく、他のアレルギーや食の悩みがある時は、「山崎史雄に相談したい!」とたくさんの人に思ってほしいですし、「食の悩みがあるのはあなただけじゃないよ。たくさんの人が悩んでいて、助けてくれる人もきっといるよ。」ということを伝えたいです。
振り返ると料理人として生きてきて最大の苦難は、やはり、コロナの影響で急な閉店をしてしまったときです。
あの時期は今思い出しても嗚咽がするほど苦しくなります。
同期や先輩の料理人たちが片っ端から不動産業や保険業の営業職や事務職などに転職していき、実際に僕も誘われたことがありました。
当時働いていたレストランがコロナの影響で閉店するときに僕が諦めずにいられたのは、御客様や妻の「諦めちゃダメ。こんなにたくさん世界中から応援をしてくれる人達が大勢いるのに裏切っちゃダメ」という励ましの言葉や、お手紙、寄せ書き、メッセージ等の数多くの応援、援助があったからです。
「愛する人や大切な人に食べてもらうなら。」
これからも僕は料理人として生きていきます。これは僕の「曲げられない真意」です。
そして、本を出版することで、
「周りに反対されても、焦らずに諦めずに怒らずに驕らずに無心で動き続ければ、助けて応援してくれる人達が現れるよ。いいことがきっとあるよ。」と伝え、
勇気や希望を持っていただけたら嬉しいです。
【こんな方に読んでもらいたい】
●グルテンフリーが気になる、グルテンフリーをもっと知りたい方
●食事による体調不良で困っている方
●麦が大好きな方
●飲食人(料理人や接客人)を志している方
●食事を単なるエネルギーの補給と考えている方
●夢を抱いているけど一歩踏み出せない方
●周りの目が気になって自分らしさを抑えて生きている方
●焦ってしまう方
●驕ってしまう方
●怒ってしまう方
●諦めてしまう方
●素直になれない方
【伝えたいこと・想い】
●食の選択肢を増やしていきたい
●日本の食料自給率の向上に貢献をしていきたい
●食の知識をつけて、自分の身体を大切にしてほしい
●グルテンフリーの知識や重要性を広めたい
●周りの目を気にせず、自分に正直に生きてみてほしい
●何かをやりたいと思うと反対されるけど、わかってくれる・応援してくれる人は現れる
●本当に本気でやりたいことなら、諦めずに続けていれば何かしらの結果が出る
●なりたい自分が明確だと今の自分の不甲斐なさに焦ってしまうかもしれないけど、みんなそうだよ。大丈夫、何とかなるよ。
【プロジェクトで実現したいこと】
「大切な人」と「大切な御食事の時間」を一緒に共有できる幸せな環境をつくりたいという想いで始めたプロジェクトです。
「セリアック病、グルテン不耐症、小麦アレルギー等」で悩むお子様やグルテンフリーを知らない方にとっても、安心して美味しいグルテンフリー料理を体験していただけるようなリターンを準備しました。
出版本だけでなく、料理教室、料理体験コース、料理人 山崎 史雄として今までの体験や知見を活かした商品開発など、さまざまなものを準備しましたので、ぜひご支援いただけますとありがたいです。
またグルテンフリーの食品も準備しておりますので、準備ができ次第リターンに追加をさせて頂きます。
【出版記念イベント】
書籍の出版に合わせて出版記念イベントを開催予定です。2023年11月中の日曜日に開催予定(写真の場所はイメージです)
【資金の使い道】
1)執筆作業/インタビュー作業、編集費用(記事制作/構成編集)
2)本のデザイン/クリエイティブ/イラストなどの制作費
3)印刷費/本の流通・販売にかかる経費
4)リターン制作
5)発送/その他経費
6)出版記念イベント運営・実行
7)プロジェクト進行/人件費
8)将来的に考えているオールグルテンフリーレストランの構想にむけた機材やレシピ開発
9)CAMPFIRE手数料
【最後に】
実は一度、諦めかけていたこの出版ですが、今もずっと応援をし続けてくださっているたくさんのお客様や企業の皆様、ワクセルの皆様、家族の応援と胸を締め付けられるほどのありがたい支えによって再奮起し、今回の出版を実現させることができました。
改めて心の底から深く感謝を申し上げると共に、僕のことを世界中のもっと多くの人に知っていただきたいです。
そして、最愛の家族や「諦めないでほしい。」と仰ってくださり、ワクセルをご紹介くださった土井様、嶋村様と住谷様をはじめ、今回出版のお話をくださった小中様と橋本様、このステキなページを作成してくださった安東様や佐賀県のお仕事で大変お世話になったSAGA COLLECTIVEの皆様、LA GRANDE MAISON TOKYOとA10 hotel azabutenの仲間の皆様と関係者の皆々様など、たくさんの方々の支えのお陰様で本を出せたのだという恩返しとなれば嬉しいです。
僕は、今まで生きてきた人生を通してたくさんの人達の「おかげさま。」で、
「夢」を見つけました。
これから歩んで行く人生を通して出会って行くたくさんの人達と自分自身の選択によって
「夢や目標」の形、そして、今回の「本の出版」という大変光栄で貴重な体験のように「手段」が「増えて行く」こともあるのだと感じました。
本書が少しでもあなたのお力になれたなら、僕は、本当に幸せです。
【PROFILE&メディア掲載出演履歴】
■ワクセル(コラボレーターページ)
https://waccel.com/collaborator/yamasakifumio/
■PR動画リンク
https://youtu.be/Nw3-KQrgWgU
■社会課題解決中マップ
https://2020.etic.or.jp/actions/fumio-yamasaki/
■TOKYO STARTUP GATEWAY2021セミファイナリスト※セミファイナリスト名簿五十音順
https://tokyo-startup.jp/2021/qualifiers2021
■山崎史雄 公式Instagram
https://www.instagram.com/gluten_free_tokyo_fumio/
■山崎史雄 公式Facebook
https://www.facebook.com/fumio.yamasaki.5
■所属
・LA GRANDE MAISON TOKYO(ラ・グランド・メゾン東京)
Advisory Chef
https://www.grande-maison.jp/
・A10 hotel Azabu Ten ( レストラン名未定2023年10月オープン予定)
Chef
https://www.a10-tokyo.com/
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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