はじめに・ご挨拶

目下、福島県大玉村でワイン用ぶどうを栽培しているyy vineyardの毛利と言います。今までは東京のど真ん中、赤坂で勤め人をしていましたが、東日本大地震の翌年から奥さんの出身地である大玉村で土と向き合った生活を送っています。

このプロジェクトで実現したいこと

大玉村でのワイン用ぶどうの栽培は、6年ほど前から始めました。他県の栽培教室に通ったり、近隣のワイナリーにならいに行ったり、とにかく見よう見まねでの栽培だったので数限りない失敗の連続。それでも昨年秋初めてメルロー種・甲州種合わせて400kgの収穫がありました。お願いした醸造所の評価も上々!そして4月、ワインが手元に届きました。

ワインは他のお酒と違って、醸造過程で何も足さないお酒です。原材料はその土地で育ったぶどうの実だけです。だからその土地の味がします。する筈です。そこで畑を広げて1000kgのぶどうを作り、1000本のワインを造って1000の食卓にお届けしようと思い立ったのが本プロジェクトです。ワインの名称は、OOTAMA BLUE と名付けました。1000の食卓で味わっていただければ、それはボトルに詰まった大玉のテロワールとの一期一会の出会い。それをきっかけに実際に足を運んでいただけるようになれば、何もないと言われるこの村にも花が咲き始めるのではないか。 

なぜかワインにはそんな力があると思ってます。

醸造をお願いした長野県伊那ワインの村田さん

醸造をお願いした村田さん談(醸造中のワインの出来について聞いてみました)

「メルローはこれからの行程及び壜内での時間を経ることにより渋みは丸くなり苦みも変わってゆくと思います。良い渋みが出ていますので期待できると思いました。

甲州は比較的力強い白ワインになりました。酸が鋭さの無い広く下支えする安定感のあるもので、独特の渋みとのバランスが取れているように思えます。」

新しい畑 耕作放棄地です!

従兄弟が重機を持って来て鉄管を立ててくれました。
穴を掘り、新しく苗木を植えました!
私たちの地域のご紹介

私たちの畑は、福島県の真ん中あたり、郡山市と二本松市の間に位置する大玉村にあります。
彫刻家で詩人の高村光太郎の『智恵子抄』に出てくる安達太良山の麓、
村内を流れる安達太良川・杉田川・百日川の 3 川によって形成された扇状地です。
その豊かな土地の恵みによって、昔から美味しいお米の名産地となってきました。

安達太良山の麓に位置する大玉村(大玉村HPより)


プロジェクトを立ち上げた背景

東日本大地震の時には赤坂のオフィスにいました。周りの高層ビルがゆらゆらと大きくゆっくり揺れ、東京タワーの先っぽが折れ、夕方には徒歩で帰宅する人たちの波で外堀通りがいっぱいになっていたことを思い出します。その後に起きた原発事故。福島県の悲劇が始まりました。テレビのルポルタージュで都会の家を整理して飯館村に終の住処を求め移住した老夫婦が強制避難となり、泣いている姿をみました。福島県の人口もどんどん減少して200万人を割り込み、大玉村に暮らす親戚たちも車で一夜を明かしたりの状況でした。奥さんの田舎がやばい!そんな気持ちから震災の翌年、住民票を大玉村に移し線量計を持って村に入りました。最初のうちは、親戚から借りた畑でとうもろこしやじゃがいも、大豆などを作っていました。

大豆畑とうもろこしやじゃがいもを美味しく食べたり、大豆は豆腐や納豆・味噌などへの加工という楽しみがあります。しかしいずれの作物もその年に完結してしまい、未来へとはつながっていきません。毎年の営みが積み重なり、10年20年先も継続的に楽しめるようなもの。文化があって会話があって食卓を明るくするもの。どうせならそういう作物を作りたい!思案の末に出た答えはぶどうでした。元々がワイン好き。自分でぶどうを作って、ワインに仕上げみんなと乾杯!そんな構図に魅了されてこの道を行くことにしました。ブドウ作りの先輩に、「ぶどうは水や肥料で育つんじゃない。人の足音を聞いて育つんだ!」と言われ、小さい畑ながら忙しい毎日を送っています。出来上がったワインを味わってくれた方々が、少しでも大玉村に思いを馳せ、さらに足を運んでくれるようになればの思いで畑に出ています。


これまでの活動

ワイン用ぶどうの栽培は、6年ほど前から始めました。最初は親戚から借りた畑に12本4種類の苗木を植えて様子をみてみました。幸い1年経っても枯れずに成長を続けていたので、翌年はメルロー種甲州種あわせて150本植え、その後もカベルネソービニヨンを加え今は500本ぐらいになりました。3年目ぐらいから実がなり始めると聞いていたのでインターネットなどでの通信販売もできる酒販免許を取得し楽しみにしていましたが、その3年目は20kg程度の収穫しかありませんでした。あまりに少量で醸造してくれるところが見つからず、友人が務める大学の研究室で試験醸造をしてもらい味を見てみましたが語れるほどの出来ではありませんでした。4年目は順調に実がつき喜んでいたのも束の間、8月までの異例の長梅雨で病気が出てほぼ全滅。自然界の非情さと農業の厳しさに心が折れそうになりました。撤退も一時は考えましたが、「途中でやめてしまうのを失敗というんだ!」何かで見たドラマのセリフを思い出し、もう一年やってみました。それが昨年。やりました。初めて400kgの収穫がありました。

新たに、好きなイタリアワインの品種であるバルベラと白ワインのソービニヨンブラン合わせて200本以上を植え、収穫量を1000kgまで増やすと共に第2弾として村の特産物(果実・アイスクリーム・蕎麦)などとのコラボ商品の開発、第3弾としては支援者が泊まることのできる拠点整備へと活動範囲を広げていこうと思ってます。

酒類販売管理者

販売上の名称及び所在地   with wineの会 大玉村販売所 大玉村大山字後川102-5

酒類販売管理者の氏名    毛利良之

酒類販売管理研修受講年月日 令和4年3月2日(2回目)

次回研修の受講期限     令和7年3月1日

研修実施団体名       安達小売酒飯組合



資金の使い道・実施スケジュール

支援金の用途

① クラウドファンディングの利用手数料

② ブドウ苗木の購入費や畑の資材代金

③ 返礼品と梱包配送代金  など

実施スケジュール

2022年4月下旬 クラウドファンディング開始

     5月下旬 募集終了

           6月上旬 返礼品発送 

以後逐次畑の状況やイベント開催レポートメール配信



リターンのご紹介

① お礼のお手紙

2021 OOtama blue 甲州 (白ワイン)  フルボトル(720ml)

② お礼のお手紙

2021 OOtama blue メルロー(赤ワイン) フルボトル(720ml)

③ お礼のお手紙

2021 OOtama blue 甲州   フルボトル(720ml) と                     2021 OOtama blue メルロー フルボトル(720ml)との2本セット

④ お礼のお手紙

今年から3年間毎年出来上がったワイン(赤・白)1本ずつのセットを毎年お届け           2021 OOtama blue 甲州   フルボトル(720ml) と                    2021 OOtama blue メルロー フルボトル(720ml)との2本セット

  上記2本セットを2022・2023まで毎年ご提供

⑤ お礼のお手紙

大玉村特産品詰め合わせ
  大玉村産 ミルキークイーン令和3年産 2kg
  百笑味噌 米味噌 750g 原材料名 米・大豆(遺伝子組み換えでない)・食塩

⑥ お礼のお手紙

あだたらのちち きよミルク
  75g 6個(無添加手作りソフトクリーム)
  原材料 生乳(福島県産)・脱脂粉乳・有機きび砂糖
  安定剤・乳化剤・香料などの添加物及び生クリーム・植物性油脂不使用

最後に

大玉村のスローガンは、「大いなる田舎」。何もないこの田舎から、ワインボトルに詰まった大玉の味を全国の皆さんにお届けしたいと思っています。そして願わくば、それを機会に足を運んでいただき、ブドウ畑で共に一杯できれば最高だと思っています。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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