皆さまの温かいご支援とエールで、開始2日で最初の目標を達成することができました。本当にありがとうございます!まだまだ、もっと多くの方にこのプロジェクトを知ってもらいたい思いで、次なる目標200万円を目指します。
ネクストゴールの資金の使い道は、整備エリアを拡大し、わさび田の上部水源である養老の森の整備活動費用、間伐費用に充てさせていただきます。
引き続きよろしくお願いします!


「わさび田」再生プロジェクトへの思いを動画にてご覧いただければ幸いです。


水資源保全や森林整備活動を通して、きれいな水の象徴であるわさび田を再生します

この使われなくなった「わさび田」は、山梨県の道志村、養老孟司先生(東京大学名誉教授)が顧問を勤める「一般社団法人 養老の森」に隣接した場所に位置します。

今、豊かな森を支えるはずの農山村は様々な問題を抱え疲弊しきっています。そして人口の流出や農林業の衰退は日々続き、農山村は存亡の危機にあります。こんな現実を踏まえて、もう一度、森の暮らしを問い直し、放棄された森や農地、暮らしを健康に育もうとする「養老の森」の活動と連動して、きれいな水の象徴である「わさび田」を再生し、持続可能な環境、社会の実現に向けて、今できることからはじめたいと考えます。

そこで私たち(BELAY Inc.)は、今回、「養老の森」、「水資源保全協議会(WRCC)」、土地所有者様である道志村キャンプ場「ネイチャーランドオム」のご賛同をいただき、山梨県道志村の使われなくなって約50年が経つ「わさび田」の再生に取り組みます。

「わさび田」内の清掃、作土、あわせて周辺の森林整備、柵の設置(獣害対策)、4段ある田の内の2段分の苗植え付け、栽培までを再生プロジェクトの1stステージとし活動します。
この活動は、私たちBELAY Inc.メンバー3名が中心に多くの方々の協力を得ながら、2021年春から行ってきましたが、上記の活動のすべてを、費用面、活動内容において担うことが難しい状況です。

ここまでの「わさび田」の経過はこちらからご確認いただけます。

そこで今回、クラウドファンディングという形で多くの皆様からのご理解をいただき、ご支援を募ることにいたしました。いただいたご支援を活用して、道志村の「わさび田」を再生させ、森を守り、きれいな水をつくる環境保全に取り組むと同時に、持続可能なライフスタイルの実践とご提案をしていきたいと考えます。

再生した暁には是非、道志村に来ていただき、キャンプ場に隣接したこの日本の美しい景観をご堪能いただければと思います。皆さまの温かいご支援を心よりお待ちしております。

ー資金の使い道ー
わさびの苗の仕入れ、わさび田整備の為の材料費(砂利、柵(獣害対策)、資材・道具等)、わさび田および水資源維持管理の協力費、道志村との往復移動費、リターン品の制作・仕入費用、クラウドファンディング手数料などに使わせていただきます。

ー今後のプロジェクト実施スケジュールー
2022年4月〜 「わさび田」の整備と田植え
2022年5月〜 「わさび田」の管理と栽培
2022年8月〜  リターン発送予定


私たち(BELAY Inc.)の思い

私たちは日本という四季があり、山があり、海があり、川があり、美しく自然豊かな土地に生まれました。古来より日本では自然を神と崇め畏敬の念を持ち接してきました。自然の恵みを享受し、時に自然の脅威にさらされる中で、安全安心に暮らす知恵を育んできました。

日本は戦後のモノのない時代から物質的な豊かさを求め、大量生産、大量消費という形で経済発展、成長を成し遂げる一方、その引き換えに自然環境破壊等の問題も引き起こしました。

そして、3.11東日本大震災がおこり、さらにエネルギー問題にも直面し、私たちのモノに対する価値観が変化し始めてきました。これからの日本、世界、人類としての生き方が問われているのだと思います。

こうした状況をふまえ、私たちはアウトドア・スポーツで培った経験、ノウハウ、最新のIT技術を用いて、限りある資源資産を有効に活用し、永続的に進化続けることのできるプラットフォームを立ち上げていきます。

それは、私たちが求める物、事、場所であり、生活であり、コミュニティーであり、生き方そのものであります。こだわりをもって集め、作り、使い、生活の中に溶け込んだライフスタイルを提案し、真に豊かな自然との共生、安心安全に暮らせる持続可能な社会の実現に向け取り組んで参ります。

 以上が2016年会社設立時に掲げたBELAYのコンセプト文です。

私たちの会社BELAY Inc.は、およそ30年ほど前にフェニックスというスポーツウェアメーカーで出会った同僚3人が集まって作った会社です。これまで長年アウトドア・スポーツに携わってきました。自然の恵みを享受し、また時として自然の驚異を経験してきました。

そして多くの人々と出会いました。

これまで自分たちが経験してきたことを元に作り上げられるモノ、コトは、この世の中に、また未来に、少しでも役に立てることがあるのではと歩みはじめました。まだまだよちよち歩き感は否めませんが、さらなる一歩を踏み出します。

この「わさび田再生プロジェクト」は自分たちBELAYのメンバー以外に既に多くの人々の協力によって動き始めることができました。そしてこのプロジェクトを成功させ、50年間使われていなかったわさび田が再生し、持続可能な形でこの先10年、50年、100年先へとつながり、わさび田に象徴される〝きれいな水〟〝ゆたかな森〟が維持管理されるような環境、コミュニティを作り上げることを目標としています。

これからの時代の里山の姿や首都圏との人の動きや交流、さらには二拠点生活、コワーキングなどの働き方、暮らし方、そしてBELAYのコンセプトである〝真に豊かな自然との共生、安心安全に暮らせる持続可能な社会の実現〟へとつなげていき具現化していく事が目的です。

どうぞ皆さまのご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


活動実績

*わさび田再生プロジェクトを含むBELAYのサスティナブルな取り組みは【BELAYER act】という形で行っています。詳しくは以下詳細をご確認いただければです。

【BELAYER act概要】普段のライフスタイルが自然とサスティナブルな活動につながるアウトドアプラットフォーム 詳細はこちらから

【BELAYER act 森林整備活動】道志村「養老の森」での森林整備活動のレポート詳細はこちらから

【BELAYER act わさび田再生活動】「わさび田」を再生のこれまでの経過レポート詳細はこちらから

今回クラウドファンディングを実施することによって、費用面ももちろんですが、BELAYER actというアウトドアプラットフォームを通じて皆さまと共創するコト、モノ、場のコミュニティが出来たら大変心強く思います。


「一般社団法人 養老の森」からのメッセージ

「一般社団法人 養老の森」理事・事務局長の大田昌博です。今回の道志村「わさび田」再生プロジェクトは誠に時宜を得てのプロジェクトだと思っています。

「(一社)養老の森」は、子どもも大人も自然を五感で感じることの喜びを見つけ出すこと、自然への適度な「手入れ」を実行していくことで豊かな森づくりと新たな暮らしの提案を行っています。

顧問である養老孟司先生の提唱する「森に還る、街から山へ参勤交代」をテーマに、森の間伐や植樹、伝統的な文化や暮らしの場の体験、動植物の調査・保護、様々な自然体験教室などを行っています。

今回再生する「わさび田」は、私の先祖が実際にわさびを収穫していたわさび田の一部です。その昔は、伊豆方面からも品評会用のわさびを買いにきていたくらいに良いわさびが採れていたとのことです。美しい森ときれいな水を守ることで「道志村のわさび田」が復活し、長く持続していければと期待しています。

「わさび田」の位置は、「(一社)養老の森」と「ネイチャーランドオム」キャンプ場の中間にあります。当地にお越しの際はぜひご覧ください。日本の伝統的な美しい景観ときれいな水の音を堪能できると思います。収穫には2年ほどかかりますが、その際は「収穫祭」の企画などあるそうですので是非ご一緒できればと思います。

(一社)養老の森としても豊かな水をはぐくむ水源地に相応しい今回のプロジェクトの成功を祈念しています。

どうぞ末長くよろしくお願い申し上げます。


リターンについて

今回のクラウドファンディングのご支援リターンでは、多くの企業、ブランド様の協力から生まれた機能的で実用的でサスティナブルなアイテムや、私たちの活動を実際に体験いただけるもの等、プロジェクトの真の主旨をモノやコトでご用意することができました。今後も様々な共創から生まれるモノやコトを皆さまと共有していければと思います。


鮫皮わさびおろし / 岐阜の老舗工房「鮫皮おろし製作所」製作のBELAYオリジナルのわさびおろしです。希少な本鮫皮と道志村の間伐材(檜)を使用し、持ち運びに便利な小型サイズ。個人使用やキャンプなど野外でも本わさびの美味しさをご堪能いただけます。



Re-generation TEE / 「NANGA」リサイクルTEEをベースに、グラフィックの中にご支援いただいた方のネーム(英字・ご希望の方のみ)がデザインされ、男性から女性までリラックスして着ることのできるルーズフィットのTEEです。(FREEサイズ)※画像はイメージです。



B-CAMP MUG【数量限定商品】 /「MiiR」の細かなキズ、凹み等、品質管理上一般流通除外品となった製品をリターンとして再生したマグカップです。MiiRブランドでは一般流通除外品を通常はリサイクル活用しています。リサイクル時のCO2排出量削減にもつながる事から今回のリターンが実現しました。※赤シールは箇所を示す目印でキズや塗装不良などはあくまで一例です。



Re-BLANKET【数量限定商品】 / リサイクルの先駆メーカー「POLARTEC」の残反を再利用した大判フリースブランケットです。ペットからリサイクル(87%)された200タイプの厚手フリースを使用。 ※ネームタグにはプラ削減メッセージ、「POLARTEC」のEco-Engineeringネームが付きます。



MY BOTTLE LIFE SET /「MiiR」ダブルウォールボトル(保温・保冷)と水道水を美味しく還元する小型浄水ステック「MY BOTTLE PLUS+」でマイボトルライフがスタートできるセットです。マイボトルを携帯し水道水をリフィル(詰め替え)し、常に美味しい水を飲むというスタイルをご提案します。



森林整備体験 SET / 山梨県道志村「養老の森」での森林整備活動を体験していただけます。森の再生を実践で学べます。あくまで軽作業ですのでご安心下さい。もちろん「わさび田」再生の経過視察も含まれています。※お昼お弁当・飲料が付きます。



BELAY お試しSET / 小型浄水ステック「MY BOTTLE PLUS+」と耐洗紙でできた野外で活躍するオールウェザーノート「BELAYER NOTE all weather」を大変お得にお試しいただけるセットです。※こちらのセットは上記のリターン品すべてにも付きます。


この他にもリターンの種類はございますので、リターン内容につきましては詳細をご確認ください。

※リターン品の発送は8月〜を予定しています。予めご了承ください。※リターン品のデザインはイメージです。デザイン等、余儀なく変更する可能性があることご了承下さい。


メンバー自己紹介

畑中和彦 BELAY株式会社 /代表

大阪の下町に生まれ、どちらかと言えばちょっとやんちゃな感じで育ったと思います(笑)。

1992年に最初に入った会社が株式会社フェニックスというスポーツウェアメーカーでした。自分で言うのは変ですが、一生懸命?死に物狂い?で働いたと思います(笑)。

でも一方で、何かやっている仕事に関して、働き方に関して、違和感というかしっくりこない感じを抱いていたと思います。

私が入社後のフェニックス社の変化は激しく、入社したころはまだバブル経済の影響も残るきらびやかな状況でしたが、その後2004年には産業再生機構入り親会社がオリックス社に、2008年には中国企業の中国動向集団有限公司が親会社に、そして2020年年末には株式会社フェニックスは事業を終了し、会社そのものがなくなってしまいました。私は2012年年末まで在籍し最後は副社長として中国人社長とともに経営を担いました。

わたしのフェニックス社での約20年間は嬉しい事も苦しかった事も本当にいろいろ一生懸命にやったいい経験だったと思います。

フェニックス社在籍中の大きな出来事として忘れられない記憶は、1995年阪神淡路大震災、当時大阪の営業所で勤務していました。非日常の状況、非常事態の中で日常の仕事に追われこの大きな出来事に対して自分自身ただただ何もできず何の役にも立てなかった。東京が本社の会社という事で物理的な距離もあり温度感の違いがあって会社としての対応も少し残念だったことを覚えています。
そして2011年東日本大震災、親会社が中国で、中国の社員はほとんど中国に戻って日本には近づきませんでした。たぶん日本の報道と世界での報道は大きく違っていたと思います。その時は1995年の時とは立場が異なり実質的に最高執行責任者の立場で指揮をとっていましたので、必要な物をヒヤリングし、ダウンなどの防寒着や下着などの製品を被災地に送りました。1995年にはできなかったことを会社としても自分としてもしっかり行おうと思って。でも何か根本的な課題は残ったままだと感じていたことを覚えています。

アウトドア用品は山や海などライフラインがない場所で過ごせる道具が揃っています。アウトドアウェアなどの衣服も同様です。

現在は新型コロナウィルス感染症の影響もあって在宅での勤務、テレワーク、リモートワークという働き方も一部に定着しつつありますが、東日本大震災があった当時は会社に出社する事が前提の働き方/仕組みであった為、社員の安全を最優先しつつも事業を動かすためにまだ余震が続く中、出社の指示を出すという苦しい決断をしていたことや、今でいうところのサテライトオフィス兼ショップ的なものを模索して物件探しをしたのを覚えています。

何んとなく感じていた仕事、やっていることに対する違和感。

2016年4月にBELAYという会社をつくりました。

今はまだ違和感を完全に払拭できたわけではありませんが、それでもこれまで出会った、フェニックス社、オリックス社、中国動向社、そして2013年から3年間お世話になった石井スポーツ社をはじめとする取引先、競合他社メーカーなど業界の人々、そして今わさび田再生や森林整備活動で出会った人々、またこれから出会うさらに多くの人々とのやり取りの中で、BELAY inc.と関わりを持って良かったなと思ってもらえるような、そして世の中の役に立つ持続可能なコト、モノ、仕事、ブランド、コミュニティーを創造することができればなぁと、思って少しずつでも歩みを進めています。

これまでアウトドアスポーツに携わり、雪や山、川、海、さまざまフィールドなどの自然の恵みを享受してきました。

これからは自然との共生という観点でできることを少しずつやっていこうと思っています。

防災対策も含めてアウトドア用品を広め日常的に使っていく提案、働き方、二拠点暮らしの提案などなども。

ちょっと話が長くなりました。
これまでほとんど話したことのなかった心の内、ごくごくプライベートなことを公に記することは、いかがなものかと思うところもありました。でも更なる一歩を踏み出そうとする今、自身のこれまでの考えの整理とこれから関わって頂く人たちへ思いを伝えようと思い記しました。
どうぞよろしくお願いいたします。

*なお株式会社フェニックスはなくなってしまいましたがフェニックスブランドは今も健在です。
詳細はこちら 



青木隆 BELAY株式会社 /プレス・クリエイティブ担当

岐阜県の飛騨の山奥で生まれ育ち、子供の頃、父が営林署(林野庁)に勤めていたことから、よく国有林の山に連れていってもらいました。「あの山は?」「あの木なに?」と聞くと山の名前や、どんな木でも即座に答える父に、子供ながらに尊敬の念を持っていました。

「国の山の番人」的な営林署(林野庁)という組織は1999年になくなってしまいましたが、今その仕事の重要性を痛感します。

きれいに植林された飛騨の国有林と、それを自慢する作業着の父の姿は、今、道志村での森林整備活動や「わさび田」再生プロジェクトで森の中にいる自分と少しですがオーバーラップします。たぶん「わさび田」が再生した時には、当時の父と同じ顔をして自慢する自分がいると思います笑

皆様のご支援をお願い申し上げます。



若林学 BELAY株式会社 /マーケティング担当

2021年春から始めたBELAYER actの野外活動も、約1年が経過しました。

お世話になっている道志村の皆様の温かさに触れ、感謝の気持ちで一杯です。

自然を学び、守る活動、日本の森林の美しい景観や豊かな資源や生活を持続可能な仕組みで残し続けたい、野外活動の実体験を通してそんな想いが日々募ります。

大学卒業後、スポーツウェアメーカーに就職し、スポーツ・アウトドアビジネスに携わり、登山やキャンプやスノースポーツなどで自然と触れ合う事の大切さを感じてきました。

BELAYER actの野外活動で行う森林整備活動やわさび田再生活動は、価値ある新たなアウトドアアクティビティのひとつとして楽しみながら続けていきたいと思っています。

そして、このクラウドファンディングを通して、より多くの方にBELAYER actを知ってもらう事で、新たな出会いや体験につながる事を願っています。皆様のご支援、ご参加をお待ちしています!





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