1.ごあいさつ

ごアクセス頂きましてありがとうございます。宮城県、石巻市を拠点に活動するパーティ集団「寿 DANCE HALL」の支配人、「楽団ひとり」こと小野寺敏哉と申します。

この度、石巻地方最大の夏祭りとなる「石巻川開き祭り」の開催に併せ、寿 DANCE HALL主催のストリート系サブカル盆踊り「寿FES!!!」の第3回目を開催するべく、クラウドファンディングプロジェクトを立ち上げさせていただきました。

いち地方都市の、いち夏祭りから、巨大資本へ鋭い小石をぶつけるフェスにするべく、一人でも多くの方にご興味を持っていただけましたら幸いです。

 

2.石巻と、寿 DANCE HALLと。

さて、そもそも「寿 DANCE HALL」とはなんなのか。それについて少しご説明させていただきます。

未曾有の大震災によって都市機能のリセットを余儀なくされた石巻。津波の威力は、それまで積み重ねられてきた路上文化を根こそぎ引っぺがすのには充分すぎるものでした。

しかしその反面、石巻特有の村社会意識も瓦礫と化し、それぞれ独立独歩していた表現者、演者、パフォーマー、クリエイター、デザイナー、バンドマン、プロモーター、DJ、スケーター、遊び人、物好き、それらが交差し、多種多様な人間関係が予測不可能な化学反応を起こし始めたのも事実です。

そして、人が集まるには、その場所が必要です。寿 DANCE HALLは、「石巻にディスコを建てる」べく集まった有志集団です。

石巻にはディスコ、ナイトクラブがありません。かつては存在しましたが、人口減少と共にその文化そのものが風化しかかっています。僕も一端のラッパーとして、このまちの夜を15年近く眺めています。石巻のパーティで夜の音楽と踊る楽しみを覚えたかつてのお客さんたちは、こぞって仙台や関東の都市圏に移り住むか、あるいは音楽と踊ることさえ止めてしまいました。やがて運営側の人間も疲弊し、一人また一人とそれぞれの生活に戻って行きました。あんなに楽しかったのに。あんなに面白がったのに。

それでも僕はこのまちにしがみついています。だって、このまちで遊ぶのも、東京で遊ぶのも、何も変わらない。むしろ、石巻の方が面白い。確かに音楽を知っている人は少ない。遊び方を知っている人はもっと少ない。けれど、そんな能書きなんか知らなくても、きっかけさえあればこのまちは高くトベる。原始的で、粗野で、乱暴だけど、他のどんな所よりも「楽しみたい!!」の純度がべらぼうに高い。それが石巻。震災後、そう思えるようになったからです。

寿 DANCE HALLはその旗印です。2014年から、本格的にディスコを建てようと全力で駆けずり回っています。しかし、市内中心地は再開発計画や復興支援住宅建築などで、今も目まぐるしく風景が変わっています。果たして今この瞬間に、このまちにディスコを建てることが我々の求めるベストな解答なのだろうか。でも、この灯を絶やしてはいけない。

ならば、まちじゅうがダンスホールだ。空き店舗、シェアオフィス、公園、路上、お花見スポット。僕たちは今、そういった「まちのスキマ」に一夜かぎりのDIYダンスホールを出現させる、ちょっとヘンなパーティ集団として活動しています。

 3.寿FES!!!ってどんなフェス

寿FES!!!は超DIY型の野外ダンスパーティです。ジャンルもルールもありません。シュラスコ、スイカ割り、プール、ファミコン、テキーラガール、オープンDJブース、野外シルクスクリーンプリント、ヘアカラー、もう何でもアリの乱痴気異次元、どんちゃん騒ぎの最北端。楽しいものがいっぱい集まったら超楽しいに決まってる。とにかく楽しそうなコンテンツをタイムスケジュールめいっぱい放り込んだお祭りです。

2014年、寿 DANCE HALL旗揚げ初年度の夏、我々は石巻地方最大となる夏祭り「石巻川開き祭り」に「世界一人騒がせなカキ氷店」として出店していました。というか、もはやカキ氷店の皮を被ったブロックパーティと化していました。ぶっちゃけ、あまりカキ氷が売れた記憶がありません。しかしそこは、花火そっちのけのダンスパーティ会場と化していました。

「やべ、これ寿単独でもう一回やりたい。」

その一言からわずか14日後、第1回目となる寿FES!が開催されました。上記のコンテンツを詰められるだけ詰め込み、全員がフラフラになるまで遊び、最後はスタッフ・お客さん総出で会場を撤収するという、イベント主催側からすると有り得ない幕引きとなりましたが、それでも全員が全員「また来年!」と会場を後にして行ったのでした。まだ来年もやるって言ってなかったのに。

その後、寿 DANCE HALLはそのエッセンスを抽出しつつ、ハロウィン、忘年会、高校生主導のプロムパーティ、ディスコティックナイトなど多種多様なパーティを手がけ、2015年にはその集大成とも言える第2回目の寿FES!を開催しました。

 そして3度目となる今年度、我々は挑みます。原点である、石巻川開き祭りに。

4.寿FES!!!2016

90年以上の歴史を持つ石巻川開き祭り。2011年は全国的に自粛ムードが蔓延する中、大方の「今年はやらないだろう…」という予想を覆し開催されました。まだ瓦礫の片付かない石巻を照らした打ち上げ花火は、今も人々の心に強く焼きついています。それからというもの、この川開き祭りは確実に僕たち石巻人の心の拠り所になっていると思っています。実際、お盆よりも川開きに帰省スケジュールを調整する人も少なくありません。また、県内外から石巻を目指し訪れる人々のシンボルとしても重要な役割を果たしています。

その川開き祭りに間借りする形で、今年度の寿FES!!!は予定されています。

会場となるのは2014年の川開き出店でもお世話になり、第1回寿FES!会場ともなった「お食事・仕出し 松竹」の駐車場。北上川河口付近に位置するため当時は甚大な被害を被りましたが、花火大会の打ち上げポイントとなる川中洲「中瀬」が眼前にあるため、言ってしまえば「川開きの最前線」となります。さらに今年は眼前にあった廃ビルが取り壊されたため、絶好のロケーションを総獲りできるようになりました。いずれは再開発などで新しい建物も立つことでしょう、こんなチャンスは滅多にありません。

 

まさに、原点にして頂点。これまでの寿 DANCE HALLの試みにおける集大成 OF 集大成、過去最大級のインディペンデントなブロックパーティとして今動き出そうとしているのです。

5.資金の用途

前述した通り、寿FES!!!はDIY型野外フェスです。コンテンツの企画立案から準備に始まり、会場設営、撤去までを自分たちで手作りしてきました。物凄い楽しいですが、凄まじい労力を必要とします。また会場も、言ってしまえば単なる駐車場です。イベント事は基本的にゼロベースからどうするか考え、必要なものを殆ど全て自分たちで準備することになります。これまではテントなどの会場設営用品も周囲のご好意と人脈でなんとか揃えてきました。が、今回は川開き祭りにぶつけます。そのため、これまでとは比較にならない前準備を要することが予想されます。

そのため、頂いたご支援は先ず備品レンタルなどの会場設営費用に充てさせて頂くようになります。そしてより多くの方々に寿FES!!!を知っていただき、足を運んでいただくための広報費用に充てさせて頂きます。

プロジェクトゴール合計金額は現段階で見込まれる必要経費の合計試算額、\500,000に設定させていただきました。ただし、目標に到達しなかった場合でも、寿FES!!!自体は開催されます。重篤な悪天候の場合は順延してでも開催します。願わくば、これをきっかけに石巻を知っていただき、訪れ、参加し、楽しんでいただけたらと思います。

僕たちと一緒に、未来と踊ってみませんか?

6.リターンについて

ご支援いただいた皆様用にご用意させていただいたリターンアイテムについて、ご説明させていただきます。

寿FES!!!は全員参加型のパーティです。お客さんとスタッフと出演者の垣根はいとも容易く飛び越えられてしまいます。ご支援いただいた皆様にも、その臨場感・参加感を少しでも感じ取っていただきたく、また、実際に足を運んで参加していただきたく、いろいろなアイテムとしてそれを形にしました。

1.お礼メールと定期進捗メール…お礼のメールはもちろんですが、その後の運営・開催・事後報告に至るまで、定期的に進捗をご報告させていただきます。家に帰るまでが遠足だと思っております。もしかしたら、ワクワクするアイディアをご返信いただいたら実現させちゃうかもしれません。

2.フライヤー記名権…開催にあたって制作するフライヤーにお名前を任意にて掲載させていただきます。

3.開催の様子を撮影した写真データのZIPファイル…寿は写真好きの集団でもあります。当日は腕利きのカメラマンに一日の様子を撮影していただき、後日データにてお届けいたします。

4.ロゴステッカー…寿 DANCE HALLの塩ビステッカーです。雨風にも強いと評判です。

5.タギングステッカー…無地のステッカーシール1枚と返信用封筒をお送りいたします。そのステッカーに、タギング(サイン)やグラフィティ、落書き、メッセージなどをご自由に書き込んでいただきご返送下さい。集まったステッカーをDJブースなどの装飾に使用させていただきます!

6.コインケース…石巻の特産品の一つに、サーフィンなどで用いられる「ウェットスーツ」があります。そのハギレを利用し、クージーやコースターなどをグッズとして制作するのが石巻流だったりします。今回はオリジナルデザインを起こし、コインケースとしてお届けいたします!ハギレという性質上、同色の生地を一定数確保するのが難しいため、生地色とインク色は完全にランダムになります。もしかして、世界に1個だけのモノになるやも…!

7.寿 DANCE HALL ロゴTシャツ…石巻でもジワジワと着用者が増えつつある寿TEE、今回はコースによって2種類ご用意いたしました。ひとつは白ボディに黒プリント、もうひとつは黒ボディにインクをピンク・シアン・イエロー・ホワイトの4色から選べる仕様となっています。こちらのTシャツは、上記のコインケースを制作してくださる石巻のシルクスクリーンアトリエの親方が1枚1枚手刷りしている気合の入った逸品です。そして寿女子はこのTEEをカスタムするのがトレンドらしい…!

8.当日限定・石巻地酒カクテルチケット…石巻は酒処としても知られています。今回はそんな地酒を大胆にカクテルアレンジしたドリンクを当日限定で販売します!ぜひ会場で乾杯しましょう!!

9.当日限定・松竹特製フェスフード…会場となる松竹さんは本来創作和食のお店です。ミドルスクール・ヒップホップに精通した粋な親方(通称チーフ)の腕前をぜひ堪能していただきたく、ご支援いただいた方限定で特製フードをご用意させていただきます。

10.今野梱包×寿 オリジナルiPhoneケース…最近一番バズッた石巻の話題に「ダンボルギーニ・アヴェンダンボール」があります。強化ダンボールで実寸大のアヴェンタドールを再現したっていうアレです。そんなダンボルギーニのバズりにあやかりたい!…というのは半分本音ですが、制作元の今野梱包さんではレーザー加工やUVプリントなどを用いた様々なオリジナルグッズを作ることができます。ので、今回は寿オリジナルiPhoneケースを作っていただけることになりました!各シリーズに対応可能ということですので、iPhoneユーザーの方は見逃せないんじゃないでしょうか!!

11.当日限定・寿ブースのドリンク飲み放題…パーティーで飲み放題なんて夢のようです。当日は肝臓のコンディションを万全にしてお越し下さい。

12.出演権…参加型パーティの究極系。演目は問いません!寿FES!!!に爪痕を残せ!!!

  • 2016/06/20 00:15

    ありがとうございましたああああああ!!!!!!!!!!!! 総支援数41件、合計金額412000にてフィニッシュでした!!!!!!!!!!! もうね、目標達成とか関係なく2daysやるます!!!!!!!!!!!!! さて、こっからが本番です。がっちりコンテンツ煮詰めて、加速していきます。...

  • 2016/06/19 12:14

    もうあとは何の小細工もありません。 やりきった感出てきてますけど、ここからがスタートです。 最後あともうちょい、お付き合いください。

  • 2016/06/16 23:00

    残3日で目標達成したら2days興行にします。 7/31~8/1の二日公演にします。 超思い付きです。でも会場側の了承は得ました。 もしマジに達成したら会社休みます。 二日目の出演者もアトラクションも達成した瞬間から企画し始めます。 初年度の寿FES!は14日間で全部用意しました。今...

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