自己紹介と概略とご挨拶

こんにちは。はじめまして。

私は、千葉県船橋市で25年間、細々とですが雑貨の卸売り業を営んでおります奥山達彦と申します。 

宜しくお願いいたします。

今回のテーマは、今更なのですが、自分なりに社会貢献できることって何だろうか?というちょっとした自問自答から始まった事についての皆様への提案です。もし、ご賛同いただける方がおひとりでもいらっしゃるならば、とにかくスタートしてみたいと考えてクラウドファンディングに参加してみることにいたしました。

今や世の中には、SDGs という言葉が当たり前に存在するようになってきました。このままでは、地球全体が存続の危機に向かうのでしょう。何となく、それは私にも伝わりました。個人としての取り組みというのは、本当に微々たるものであるけれど、変化するには、個人個人が何かをやるかやらないかにかかってくるのでは? ゼロよりも1。

それぞれの皆さんが各々で実行できることをチョイスして、ちょっとずつでも行なっていく結果が集まれば、何かに貢献できるところに至るのではないか?そんな思いがずっとしていました。 私は、一人で小さな商社を25年やってきました。ほんの少しは人の役に立つようなものを探し出したり、作りだしたりして社会とかかわってきたと思っていました。しかし、ここに来て一気に世の中の流れが変わってきたような気がしています。コロナ禍が拍車をかけているのかもしれません。今までの意識とは違う何かが動き出してしまった気がしているのです。

今、自分という個人レベルで社会に貢献できることなどあるものだろうか? 皆さんもどこかでそんな気持ちに気づくことはなかったでしょうか? 悶々とする日々が続いていきます。しかし、答えはそう簡単には見えないものですね。 結局は、足元を見ることかもしれないと思うことがあり、今まで携わった何かで新たに役に立つことを切り口として提示していくことが、一番具体化するには可能性があるのでは?という思いに至って、今回のテーマを掲げてみることにしました。


●おからを使った焼き菓子を作って食べよう!

それは、「おからを使った1年保存できる焼き菓子」を作り、賛同してくださる皆さんと美味しく食べたり、周りにも薦めたり、非常食として備蓄したりすることを継続してやっていくという、ただそれだけの超シンプルな内容です。それがSDGsの一つ、「食品ロスの削減」というテーマにちょっとでもつながるのでは???


実際に出来ることは雀の涙程度、、、かもしれませんが、塵も積もれば山となる。廃棄されてしまうおからを再度利用して美味しく食べることを繰り返して行くことは、食品ロス削減に貢献することにつながっていくと考えました。

  *食品ロスとは? >>> まだ食べられるのに、捨てられてしまう食べ物

これには、ほんのちょっと理由があります。


●なぜ”おから焼き菓子”なのか? 足元を見よ。

今から10年前の2012年夏ごろに、「減り続ける町のお豆腐屋さんを元気にしよう」というプロジェクトに携わることがあり、その一環で、東京都内のお豆腐屋さんが作っている商工組合の皆さんといっしょに、この焼き菓子企画を進めてきた事がありました。何をテーマにするか迷っていた時、そこで「おから」と出会いました。 実際、2021年3月いっぱいまで、トータル9年間弱、商品化したおからの焼き菓子を都内のお豆腐屋さんの有志数件でしたが、ほんのわずかながら販売してきたという経緯がありました(商品は画像参照)。しかし残念ながら、大きく貢献することはかなわず、諸般の事情によってその役目は1年前に一旦終了し、今に至っておりました。 

終わってしまったのは、とても残念な事でしたが、今思うと少量でも9年の間継続できたのは、とてもラッキーで、そして意義がありました。それこそ、ロよりも1です。 現在では、おからのクッキーはいたるところに山ほど種類があり、ダイエット食としても有名になっていますが、当時はそんな切り口もほとんどなく、ただただ町のお豆腐屋さんを元気にしよう!とおからの素朴な味わいを受け入れてくださったお客様があったおかげで続いたのだと思います。販売していたお店からは、リピーターのファンの方が多くいらっしゃったと常々聞いていました。私自身も、開始当時に初めて食べたわけですが、案外美味しいことにびっくりして、ずいぶん周りにも薦めてきました。(私は商品企画のアイディアと具体化への組み立てと製造手配を担当していました。)


●今、私の出来ることは、、、

今、私に出来ることは、それを個人的に復活してみることかもしれないと、ある時、そう思いました。

そのレシピを使った焼き菓子づくりを再度組み立てて、工房にお願いして商品化をする、という部分が、私に出来る事だと。それが役に立てば良いなあ、と。商品化のアイディアは、私が発案したので、作ることに関しての権利等は問題ないと思います。賛同してくださる方がもし最初からいらっしゃれば、とても心強いと考えました。それならクラウドファンディング? 賛同してくださった方たちとこのテーマを実行することをきっかけに、少しずつでも継続発展させていけないものか?と考えました。それには、一緒に食べてくださる方々が必要です。  、、、とにかく今は、どんな形でも、まずは1回でも復活出来たら素晴らしいと思っています。


●「おから」のロスの話(参考):食料品としての利用率がとても低い食材

2017年の国のある統計によれば、日本の食品ロスは年間612万トン、そのうち家庭から出るものが284万トンとのことです。想像を絶する量ですね。 年間に出るおからの発生量は約70万トン、そのうちの90%は家畜の飼料や肥料用に使われているそうです。残りは10%、そのうちの5~9%は産業廃棄物として捨てられており(3~6万トン)、残るたった1%が食品として加工されて私たちが食べ物として食しているという事なのです。食品としての利用率が極端に低いのは、おからの持つ水分量が多いために劣化が早いという性質が大きいようです。 ご存じの方も多いと思いますが、おからには栄養成分がたっぷり残っており、当然、人の食べ物としても体に良いものがたくさん入っているのです。でも、たった1%しか食品としては形になっていないとは。少しでも有効に食べ物として取り入れたいものです。

、、、 ああ、本当にもったいない。


●雀の涙も集まれば、、、一緒に貢献してみませんか!

主な内容は、お豆腐屋さんから出る「生のおから」を利用して、1年間保存できる焼き菓子を作り、1年を通して、参加者それぞれが食べて、あるいは周りに差し上げて、あるいは非常用の備蓄食としてストックしていく事で、継続しておからを「私たちのおから焼き菓子」として消費していきます。廃棄してしまうおから食品ロスを削減するという行動をそれぞれの出来る範囲で実行してみる、というシンプルな事です。できれば、出来るだけ継続して。

私の出来ることは、製造の経過などをお知らせしながら、出来上がり、お届けするまでの間も参加している実感を持っていただくことくらいなのですが、実行の際にはしっかり進行を管理したいと思います。

ご存じの方も多いと思いますが、おからは、食物繊維の塊だそうですので、人それぞれですが、体にも良い食べ物だという認識もあるのではないでしょうか。深くは、皆さんがそれぞれで調べて確認していただく方が良いと思います。 また、私たちのおから焼き菓子は、最終レシピに至るまでに、当時の食べてくださった皆さんの感想や意見を取り入れて、3回のリニューアルを繰り返しました。


●レシピのこだわり

その中には、なるべく安心して食べることができるものを、というテーマがありました。材料費は少し高くなってしまうのですが、多くの焼き菓子には使用するのが当たり前だった、マーガリンや鶏卵を使用せず、代わりにオリーブオイルと豆乳を使用しているという点があります。あるお豆腐屋さんでは、地域の子供たちの食育の材料としても使用された実績もあったようです。今なら、ヴィーガン食としても受け入れられるのかもしれません。

アレルギーに関しては、どうしても大豆と小麦粉は使用しているので、その部分はご了承を頂ければと思います。

それから、おからの使用料は、対小麦粉の50%としています。美味しく食べられた試作、試食の結果です。今では、100%おから使用(粉末)のものもありますが、生のおからを使用している焼き菓子としては、使用量の多い方に入ると思います。 おからは今、粉末になって長期保存できるようにもなり、使用用途もいろいろと展開されてきています。とても素晴らしいことです。 が、私たちのものはお豆腐屋さんから出た生のおからを鮮度の良いうちに使用する形を取ります。また、賞味期限1年については、すでに生菌検査をクリアしています。製造は、全て提携工房の手作りで、通常よりも低温で長い時間をかけて焼き上げていき、水分を極力飛ばしているために実現できた保存期間です。これもテストを繰り返して最終商品に至っています。 

1年の賞味期限を付けることにこだわり、それができたことで、非常時の保存食としても役に立て得るのではないか?と 2012年の初回製造時は、2011年の東日本大震災のすぐ後でしたので、町のお豆腐屋さんに在庫があれば、非常時の食料として少しは周辺の皆さんの役に立つのでは?そんなことも考えて長い賞味期限にこだわって作っていきました。

*通常の焼き菓子(クッキーなど)は、長くても90日~180日の賞味期限です。(参考)

おからのクッキー、と言われているものは今では本当にたくさんありますが、それぞれにこだわりがあり、工夫があると思います。私ができるのは、2012年から9年間、楽しんで食べていただいたファンの方がいらっしゃったこの商品の復刻というか、復活という事になります。 おからクッキーのファンの方がいらっしゃれば、一つの味のバリエーションとして、仲間に入れていただければと思います。それをぜひ、皆さんとスタートしたいと思っています。


●新たなお役立ちポイント

ひとつ、今回工夫するところがあります。それは、小分けした25g入りの小袋を1セットにして、焼き菓子の大きさも食べやすいように、細長い長方形に変えて作ることです。 時間をかけて、水分を極力飛ばして焼いているために、ガリボリと硬い歯触りが特徴なのですが、形を少しだけ変えてあげることで、多少ですが、かみ砕きやすく、食べやすい状態になってくると思います。 小分けの包装は、一度に食べられそうな分量にすることで、新鮮さを確実に保つことと、食べ残しの無駄をなくすことと、他の人と分けるのにも衛生的な事、持ち運びにも便利なようにしたい要望が以前から多かったため、今回取り入れてみようと思っています。

*小分け袋の外寸:約8センチX15センチ、 焼き菓子の大きさ:約2センチX4,5センチ 25g=5枚入り(基本)の予定です。ガリボリと硬いのが特徴ですが、噛むほどに旨味を感じられます。



リターンのご紹介

◆リターン

  • 2500円  焼き菓子 500g(25gX20袋) 20口
  • 4000円        1KG(25gX40袋) 10口


目標額 : 50000 円 


◆食品の表示

①:名称:焼き菓子

    「私たちのおから焼き菓子(マーガリン・鶏卵不使用)」

サイズ:小分け袋 8X15cm 

    重量: 25g(小分け袋1つ)

    保存方法: 直射日光、高温多湿な場所を避け、常温で保存

    賞味期限: 製造日より1年間

②:原材料: おから(国産大豆使用、遺伝子組み換えでない)、小麦粉(国産)、オリーブオイル(スペイン)、砂糖、豆乳、塩

③:アレルギー物質: 大豆、小麦粉 (製造工場では、卵、乳、小麦を含む製品を製造しています。)

④100g当たりの栄養成分

エネルギー:510kcal、たんぱく質:14g、脂質:24,4g、炭水化物:58,6g、食塩相当量:0,33g *表示値は、目安です。


◆製造予定工場 : (有)船田製菓 埼玉県川口市青木2-10-16 

◆販売者・プロジェクト終了後の予定販売者 :(有)ミヤココーポレーション 墨田区業平3-8-1 

*販売時の最終商品の形態、価格は現在未定です。

*今回のリターン発送は、(有)ミヤココーポレーション よりお送りする形を取ります。

  


◆資金の使い道とスケジュール

*製造には、ある程度のロットが必要なため、材料、資材の購入の一部、また工房の使用料、製造委託の工賃、リターンをお送りする運賃等に使用いたします。

また、CAMPFIRE手数料のお支払いに使用いたします。

◆スケジュール:募集終了時の6月初めより製造を進めて、6月末~7月上旬には、順次リターンをお送りできる予定です。また、並行してオンラインショップや実店舗でお取り扱いいただける協力者を決定し、年内にそこで販売を継続していく事を検討します。


●最後に、、、

最後に、仮に、残念ながら、今回賛同していただける方がいらっしゃらなかった場合でも、その時でも商品化して、今後何らかの形で販売して皆様に提供できるような流れを作っていきたいと考えています。  が、どうぞ、参加してくださる方がいらっしゃいますように、心から願っています。お待ちしています。 

とても小さくはありますが、食品ロスの削減というテーマに「私たちのおから焼き菓子」を食べて、ご一緒に「貢献」をスタートさせていきませんか!


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-or-nothing 方式で実施します。

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