「みなさんは、何かあきらめていることはありますか?」

2018年4月、私たちは「最初の一歩」を踏み出しました。歩くことをあきらめている人々に、希望を届けるため——。

「生まれつき四肢のない乙武さんが義足でスタスタと歩く姿を見せることができれば、多くの人を驚かせることができるのではないか」

そう考えた義足エンジニアの遠藤謙さんが、私に白羽の矢を立ててくれました。未来の人に希望を届けたいというコンセプトに共感した私は、二つ返事で引き受けました。はじめは、義肢装具士の沖野敦郎さんが製作してくれた、太ももの先にすぐ足首が来るような“短足義足”から。そこから少しずつ長さを伸ばしていき、トレーニングを重ねました。

日頃から座った状態で生活してきた私の身体は「L字型」に固まっていて、当初はまっすぐ立つことさえ困難を極めました。理学療法士の内田直生さんの指導のもとに肉体改造に務め、少しずつ二足歩行が可能な身体につくりかえていきました。

40歳までロクに運動してこなかった私にとっては、過酷なトレーニングの連続でした。自宅マンションの非常階段をひたすら上っていく“階段トレ”はもう2年以上続いています。本来は「継続は力なり」を苦手とする私がここまでプロジェクトに熱量を持って取り組むことができたのは、やっぱり「希望を届けたい」という一心から。その思いで、日々歯を食いしばってきました。

私たちプロジェクトメンバーは、東京オリンピック・パラリンピックで聖火ランナーを務め、その場を集大成にしたいと考えていました。しかし、思いがけないコロナ禍により、その思いも叶わず。その後の私たちは“終着駅”を見失っていました。


「せめて国立競技場を歩くことができたら」


そんな思いを持ち続けていたところ、ついに国立競技場の一般貸し出しが始まったとの情報を耳にしました。これはやるしかない。やるしかないだろう。プロジェクトメンバー一同、湧き立ちました。

もちろん、そんな大舞台にふさわしいチャレンジでなければ意味がありません。ずばり、目標は100mです。これまでの最高記録が66mなので、かなりハードルの高い目標ではありますが、やってやれないことはないはずです。高い目標をクリアするからこそ、多くの人に希望を届けられるはずです。


みなさんは、何かあきらめていることがありますか?」


このプロジェクトの成功が、みなさんに多くの希望を届けることにつながると信じています。そのためにも、どうか力を貸してください。私たちのため、いえ、多くの人に希望を届けるため、ご支援をよろしくお願いします。



<イベント詳細>
内容:義足プロジェクト報告会。国立競技場で 100 メートル歩きたい!
日程:2022年5月16日(月)18:30〜19:45(18:00 受付開始)
場所:国立競技場(内トラック)
   〒160-0013東京都新宿区霞ヶ丘町10-1
   JR総武線各駅停車 千駄ヶ谷駅/信濃町駅:徒歩5分
   都営大江戸線 国立競技場(A2出口):徒歩1分
   東京メトロ銀座線 外苑前駅(3番出口):徒歩9分
※当日はYouTube、メディアの撮影が入る可能性がございます。

<タイムスケジュール>
18:00 受付開始
18:30 開催
19:00 歩行開始
19:45解散

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<資金の使い道>
国立競技場利用料 約130万円
PA・音響費用    約120万円
機材レンタル費用   約40万円
動画制作費用    約80万円
リターン費用    約80万円
手数料                 約50万円

<実施スケジュール>
4月中旬 クラウドファンディング開設
4月中旬 イベント準備
5月16日 イベント開催
2022年6月中旬 リターン発送

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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