ごあいさつ

はじめまして。合同会社LinC の永井です。

LinC(リンク)とは、人や人の思いをつなぎ、地域の未来へつなぐ様々な形のコミュニティづくり(リンク)と、Life in Community(=LinC、コミュニティの中での豊かな人生)の2つを意味し、様々な形のコミュニティを通じて豊かなライフスタイルを創造し、持続可能な地域づくりを目指しています。

また、私は「技術士」という資格を持つ技術者です。

技術士とは、専門分野の知識を持ち、それを社会の課題に適切に応用して、課題解決を図る技術者で、私の専門は建設部門の「都市及び地方計画」です。技術士として、将来の技術者育成につながる活動も行っています。

地域づくりと技術者の育成の2つの側面から、私は、今回ご紹介するプロジェクトに関わっており、ぜひ、プロジェクトの継続、発展に貢献していきたいと思っています。


プロジェクトの経緯

2017年から、札幌東区の元町地区で、元町まちづくり連合会が地域の学生と札幌工業高校の学生とともに、若い力で地域の活動を活発化するためのプロジェクトを進めています。

元町の未来へつなぐプロジェクト」と名付けて、地域の活動を企画・運営したり、手作りで地域の交流広場の整備を進めており、若い力による地域の活動促進と、工業高校生の現場での実践を組み合わせた取組となっています。

 

今回のプロジェクトの対象となる場所は、元町まちづくり連合会が使用している地域の交流広場です。

この広場は、年に数回のイベント時に使われ、イベント時はとてもにぎわっています。しかし、地域の小中高生などが集まって話し合う中で 、地域のにぎわいを作る広場にしていくためには、日常的に子どもたちや若い世代も利用できる広場にしたほうがよいということになりました。イメージキャラクター
もっちー
 

思いを込めて、学生さんたちが「もっちー広場(元町交流広場)」と名付け、地域の小学生からイメージキャラクターを募集し、たくさんの応募の中から「もっちー」が生まれました。

「話し合ったことはちゃんと実現しよう!」と、2017年以降、学生さんたちの柔軟なアイデアでイベントを企画したり、捻出できる費用のなかで、毎年、少しずつ広場の整備を行ってきました。


このプロジェクトの目標

広場の計画・設計・施工は、札幌工業高校の学生が全て行っています。未来の土木技術者達が、技術士のサポートのもと、学校で学んだことを地域の取組の中で活かし、より実践的な経験を積むことに役立っています。

しかし、毎年賄える広場の整備費用には限界があり、また、コロナの影響もあり、ここ数年、思ったように進められませんでした。ここで奮起し、もう1歩進める取組を行いたく、この度、クラウドファンディングでの費用調達にチャレンジすることにしました。

今回の調達資金で実施するプロジェクトの目標は、①歩きやすい園路をつくる②広場の象徴となる中心部をつくることです。来年度以降は、子ども達が遊べる仕掛けも整備していきたいと思っています。

ぜひ、目標を達成し、イベント時に加えて、日常的にも地域の皆さんが利用でき、将来、子どもたちの記憶に残る広場にしていけたらと思います。


これまで学生たちが頑張ってきたこと

2017年  

地域のみんなで、どういう広場になったらよいか話し合い。

なんと、約半数が小中高大生!ここが出発点となりました。

2018年

引き続き、話し合いを進めながら、花壇を設置。また、札幌工業高校の生徒がベンチも製作してくれました。

敬老会も若いアイデアでグレードアップし、冬まつりの1つの企画を学生が担当。

2019年

話し合い、花壇づくりをさらに進め、工業高校生が、広場の安全確保のための駐車場の区画を設置。

そして、冬まつり全体を学生が企画、運営し、学生による地域活動の機運が高まる!

もっちー広場と命名し、もっちーのキャラクターも誕生。

2020年

地域での話し合いにいったん区切りをつけ、実行期へ移行。

「元町の未来へつなぐプロジェクト」を立ち上げ、学生による地域活動の体制づくり。

さあ、これからというところにコロナが・・・。なんとか、ハロウィンコスプレによる「落ち葉ひろい」を企画、実施。

2021年

コロナでみんなが集まれないなか、LINEでの話し合いなどにより、もっちーグッズ製作、イースターイベントやフォトグランプリを企画、実施。

前年度から引き続き、広場の施工も進みにくい状況のなか、工業高校生と地域の小学生で、なんとかもっちーの平板ブロックを設置し、広場の中心部の整備に着手!


2022年、さらなる進化を!


資金の使い道・実施スケジュール

集めた支援金は、手数料を除いた金額の全てを、園路や広場中心部の資材購入(敷き砂、舗装材など)に使わせていただきます。

実施のスケジュールは、月下旬から9月にかけて施工準備を行い、10~11月に施工を行う予定です。

札幌工業高校の学生さんたちが、週1回の授業のなかで、何度も広場まで足を運んで、頑張ってくれます。この体験は、技術者の卵たちにとって、毎年、とても貴重な経験となっていると思います。

また、可能であれば、 施工の仕上げについて、地域の皆さんと一緒に行うことも検討中です。


最後に

この取り組みは、小中学生を含む地域の皆さんの思い、地域の活動に主体的に取り組みたいと頑張っている学生さんたちの思いを実現するものであり、また、未来の技術者育成にもつながるものと考えています。

若い世代が、何かを達成できた経験は、将来にむけて、とても大切な経験になると思います。それを、皆さんのお力を借りて、少しでも後押ししていただければ幸いです。

どうぞ、よろしくお願いいたします!


(参考)札幌東区元町地区と「札幌黄(玉ねぎ)」

このプロジェクトの実施場所である札幌市東区の元町地区は、札幌発祥の地、また、玉ねぎ発祥の地とも言われる歴史ある地域です。特に、「札幌黄」はこの地域の重要な歴史資源であり、肉厚で柔らかく、加熱後の甘みが強いため、根強いファンも多く、近年「札幌黄」を好んで使うレストランも増えてきています。その特徴的な味と、入手のしにくさが相まって「幻のたまねぎ」と言われています。 


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/12/15 09:00

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2022/12/02 19:00

    ご報告が遅くなってしまいました。申し訳ございません!10月末に今年の園路の施工が終了しました。最後は、もっちー平板の周辺が広場のシンボルとなるよう、もっちーの周辺をカラー舗装しました。全て学生さんたちが手作業で行ったため、少し大変でしたが、カラー舗装の高さを調整したり、丁寧に表面をきれいにした...

  • 2022/12/02 19:00

    皆様への返礼の「札幌黄」を入手しました。送付が予定より少し遅れており、申し訳ございません。これから順次、送らせていただきます。火を通すととても甘い、希少価値のタマネギです。届きましたら、ぜひ、お楽しみください。動画や取り組みの報告については、とりまとめているところですので、玉ねぎの発送の後、準...

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