今の地球を知る「身近なキッカケ」を作りたい

今地球で起きている様々な問題について、皆さんはどのくらいご存知でしょうか?

最近は、持続可能な社会をつくるための世界目標SDGsに、「地球」を守るための目標が含まれたことで、地球を守る活動が見直され始めています。

しかし、「地球を守る」といっても、まだまだ身近なものと感じられない方も多いのではないでしょうか?

46億年前に誕生した地球は、今、気候変動や生物多様性の急減など、急速な変化に見舞われています。

このままでは、いずれ人間の社会を支えている仕組みを、維持出来なくなる恐れがあります。

そこで今回のプロジェクトでは、「今地球で起きている様々な問題を考える身近なキッカケ」をつくりたいと考えています。

本プロジェクトの背景

人間社会だけが崩壊の危機にあるのではありません。世界には、すでに絶滅の危機に瀕している生物がいます。

その一つの例が、「恋するシロクマ(※)」の登場キャラクターでもある「シロクマ(ホッキョクグマ)」

や、「アザラシ」

などの北極で生活をしている動物です。

気候変動などの影響によって北極の氷が溶け、"シロクマの個体数は10年で約40%減少した" とも言われています。(引用:絶滅危惧種「ホッキョクグマ」の悲惨な現実。私たちができる6つのこと

さらに、シロクマは2100年までに絶滅するおそれがあると、トロント大学の研究チームが2020年に論文を発表しています。


今回のプロジェクトは、「恋するシロクマ」のアニメ制作に携わる私たちが、北極の生物について改めて調べた時に地球で起きている様々な問題を知り、

「他人事とは思えない!」

と感じたことから始まりました。

そして私たちは、この「恋するシロクマ」を通じて、北極で起きていること、シロクマさんやアザラシ君に迫る危機、SDGsが掲げる「生物の多様性」「気候変動」について、より多くの方に伝えたいと考えました。

※「恋するシロクマ」は、月刊コミックジーン(発行:株式会社KADOKAWA)2015年7月号より連載中の、 捕食者と被捕食者の立場であるアザラシとシロクマの同性同士の愛が描かれている漫画で、コミック(シリーズ累計発行部数30万部※電子版含む)や、ショートアニメ化もしている作品になります。

中村壱太郎丈とのコラボ実現

「私たちが大好きなキャラクターの危機に、私たちが立ち上がらなければ!」

まさに私たちが救世主となるべく鼻息を荒くしていた時に、一つのツイートを発見します。


本当の救世主を見つけてしまいました。


このツイートをしてくださった方は、歌舞伎俳優 中村壱太郎丈。

このツイートを見つけてすぐに連絡を取り、「何か一緒にプロジェクトをしましょう!」と、コラボ実現に向け話が始まりました。

兼ねてより「恋するシロクマ」の大ファンと公言してくださっていたのですが、まさか本当に協働していただけるとは夢にも思いもしませんでした。

その過程で、創作舞踊の構想が生まれ、以前から中村壱太郎丈と交流のあった歌舞伎俳優 尾上右近丈にもお相手役として協力していただけることになりました。

尾上右近丈は、スーパー歌舞伎では主役を含む3役を演じられた、いま注目の集まる若手歌舞伎俳優でもあります。

さらに歌舞伎の枠を超え、2022年には日本アカデミー賞新人俳優賞も受賞しています。

SDGsについて考えるキッカケをつくる創作舞踊

(出典:YouTubeチャンネル かずたろう歌舞伎クリエイション〈Nakamura Kazutaro Kabuki Creation〉

尾上右近丈と共に迫真の舞踊で観客を魅了した「ART歌舞伎」を始め、様々な創作舞踊をつくりあげている中村壱太郎丈。

興行収入250億円超えの大ヒットアニメ映画で、ヒロインの姉妹が舞う巫女の奉納舞の創作なども担当されており、最近でもシンガーソングライターとのコラボ創作舞踊や、「厄難を鎮め、安寧を願う」をテーマとした創作舞踊『祈望(きぼう)』などをつくりあげています。

そんな創作舞踊の経験豊富な中村壱太郎丈が、今の地球で起きている課題や、シロクマ(ホッキョクグマ)やアザラシたちの生態について学び・感じたことを舞踊へと昇華させます。

さらに今回は、「恋するシロクマ」のアザラシ君役の声優・花江夏樹さんにも声の出演をしていただけることに!

花江夏樹さんは、人気アニメの主人公の声も務め、2020年に声優アワード主演男優賞を獲得した声優さんです。

花江さんには今回、創作舞踊に素敵な声を吹き込んでいただき、より素晴らしい歌舞伎舞踊に仕上げていただきたいと考えています。

そんな注目の歌舞伎俳優と人気声優がつくりあげる創作舞踊の舞台、ぜひご覧ください!

・ネイチャーチャリティープロジェクト 歌舞伎舞踊「恋するシロクマ」の詳細 ※予定
出演:中村壱太郎・尾上右近 / 花江夏樹(声の出演)
会場:紀尾井小ホール(東京都千代田区紀尾井町6-5)
日時:2023年1月19日(木) 18:00開場/18:30開演
内容:アザラシ君・シロクマさんが登場する歌舞伎舞踊 + 出演者によるトークショー(全60分程度)

プロジェクトを通して身近に触れて欲しい社会課題について

冒頭からお話している通り、私たちは本企画を通してSDGsとも深く関わる2つのテーマ「陸と海の生物多様性」「気候変動」を身近なところから触れる機会を作りたいと考えています。

今回はその中でも、特に以下2つの部分をクローズアップしています。

上記2つをテーマに現状それぞれどのような課題があるのかを調べてみました。

① 「生物の多様性や生態系」に迫る危機

地球上には現在、確認されているだけで約175万種、未発見の種も含めると3000万種の生物が生きているといわれています。

国連が行ったミレニアム生態系評価では、過去の絶滅スピードは100年間で1万種あたり約0.1~1種であったといわれています。

しかし、その後の経済成長に伴う大気汚染や、森林伐採等による生息地の消失、気候変動など、様々な要因によって、今、地球上では1万種あたり約100種もの生物が絶滅していると言われています。

これは、記録されていない生き物も含めると、過去の平均に比べて絶滅のスピードが約1,000倍以上にも達しているといわれます。

(参考文献:環境省「まもろう日本の生きものたち 私たちにできること」)

② 世界中で進行する「気候変動」の課題

世界では、異常気象や海面水位の上昇、農作物の不作など、既に気候変動の影響が顕在化しています。

IPCC第6次評価報告書(2021)によると、世界の平均気温は2011年から2020年の間で1.09℃上がったと言われています。

気候変動の主な原因となっている「二酸化炭素」は、

・大気中の濃度は、産業革命以前と比較すると約47%も上昇
・人間活動により、地球全体の森林などが吸収できる二酸化炭素の倍以上の量が大気中に排出

と言われています。(参考文献:IPCC第6次評価報告書(2021)、国立環境研究所

また、気候変動の影響によって生じる経済損失も深刻で、世界銀行によると、2030年までに新たに1億人以上が貧困に陥りかねないといわれています。(参考文献:世界銀行

「恋するシロクマ」のキャラクター、アザラシ君とシロクマさんは、海も陸も行き来する生きもの、海の豊かさも陸の豊かさも必要としています。

そして、ストーリーの舞台となる北極は、まさに気候変動の影響を大きく受ける地域でもあります。

本プロジェクトの企画を進めていくなかで、社会課題をより詳しく・正しく伝えようと、「生物多様性」と「気候変動」に対して真剣に向き合う時間が増え、これらの課題により貢献できる形で公演がしたいと考えるようになりました。

しかし、私たちはこのテーマについてのプロフェッショナルでは無いため、歌舞伎舞踊を創るための前提知識が不足していました。

そこで、この二つのテーマに精通している『日本自然保護協会』の方々に協力依頼をさせていただき、今回のプロジェクトの共同パートナーとして参画いただくこととなりました。

本プロジェクトで実現したいことまとめ

ここまで背景などの説明を踏まえて本プロジェクトをご説明させていただきましたが、具体的な活動の内容は以下の通りです。

応援メッセージ(敬称略)

歌舞伎俳優 中村壱太郎

以前から気になっていた「恋するシロクマ」の作品に携われることをとても嬉しく思っております。歌舞伎舞踊の動きで、どうやってアザラシ君とシロクマさんを表現するのか楽しみにしていてください!ふとしたSNSヘの投稿をきっかけにこのプロジェクトは始動したことも含めて、"繋がり" と "ご縁" を大切に素敵なプロジェクトとして「歌舞伎舞踊 恋するシロクマ」を成功させたいと思います!皆様のご支援、ご協力お願いいたします!

「恋するシロクマ」原作者 ころも

アザラシ君とシロクマさんで、このような取り組みに参加できることを嬉しく思います。

私もいろいろ勉強したいと思います!

共同プロジェクトパートナー 日本自然保護協会

私たちは、日本全国の海や森で活動している自然保護NGOです。

「恋するシロクマ」の舞台は北極。一見すると日本とは全く関係ない海の向こうのお話のように感じますが、日本と北極は「海」で繋がっています。

海では、海ごみ問題や気候変動など様々な環境問題が生じています。特に「海ごみ」は、日本から海でつながる世界各地の生きものに影響を与えてしまっています。

私たちは、現在「全国砂浜ムーブメント」を通じて、各地でごみ拾いをしたり、日本の海岸線・砂浜の自然観察を通して触れ合ったり、海や砂浜を見守る人の輪を広げる活動をしています。

今回、一人でも多くの方に、日本の豊かな海の自然を伝え、シロクマさんやアザラシ君のいる北極の海、ひいては世界の海を守るための一歩を踏み出すきっかけづくりのお手伝いができればと思います。

日本自然保護協会(NACS-J)公式ウェブサイト

資金の使い道

・中村壱太郎丈+尾上右近丈+演奏者への出演料(ヘアメイク・スタイリング含む)
・スタッフの人件費
・公演場所の会場費
・特典映像制作費
・イベント管理費(イベント会社へ依頼)
・「恋するシロクマ」 IP利用料
・クラウドファンディング手数料
・宣伝・その他に係る費用はクラウドファンディングにおける支援金にて賄います。

実施スケジュール ※予定

10/25 クラウドファンディング実施
  11/5 特典動画ダイジェスト①公開
11/14 特典動画ダイジェスト②公開
11/24 特典動画ダイジェスト③公開
12/8 クラウドファンディング終了
12/15 特典動画①公開
12/25 特典動画②公開
  1/5 特典動画③公開、返礼品グッズお届け開始
1月中  都内にて舞台公演(18:00開場、18:30開演)
1/31 アーカイブ動画の公開終了

舞台公演は2023年1月頃、都内での公演を予定しております。
※本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
※プロジェクトの詳細は変更する場合があります。

リターン

歌舞伎舞踊の視聴は、オンラインの公演配信視聴権(3,500円〜)と、オフラインの公演鑑賞チケット ラバーバンド付き(7,000円〜)がございます。

その他にも、原作者ころも先生の限定描き下ろしイラストが施されたオリジナルグッズを用意しています。

ご支援いただいた皆様にはお礼状と特典動画視聴も合わせてお送りさせていただきます。

特典動画の内容は以下になります。

・中村壱太郎丈とペンギン会議 研究員・上田一生先生の対談動画(生き物の生態について)

生きものたちの生態、生きものに迫っている海環境の危機的状況などについての対談動画です。私たちの身近な問題との関係も含めて、先生に解説していただきます。

・中村壱太郎丈の動物観察 in 上野動物園

恋するシロクマでも登場する、ホッキョクグマ、アザラシ、ペンギンを観て回り、生き物の大切さ・尊さ、生物の多様性について実際に観て感じる動画になります。

・中村壱太郎丈の「全国砂浜ムーブメント」体験動画

日本自然保護協会で行われているイベント「全国砂浜ムーブメント」を体験する動画です。
私たちにとって身近な海を大切にすることから、自然保護に対する意識を高めてもらえると嬉しいです。

特典動画の配信方法と視聴期限は以下の通りです。
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配信方法:YouTube配信
視聴期限:2023年1月31日まで
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地球を守る一歩につながる、こだわりのグッズ4種(写真は全てイメージになります)

・オリジナルチャリTシャツ(全5色・4サイズ)

ナチュラル(白)

パープルネイビー(紺)

アシッドブルー(水色)

ダスティピンク

シャロウグリーン

※画像は全てイメージです。監修中のため実際の商品とは異なる場合がございます。予めご了承お願いいたします。

チャリティー用に作ったオリジナルTシャツです。

襟はひと手間加えた二本針縫製で、オーガニックコットン100%素材使用の地球にも優しいTシャツになります。

・オリジナルチャリTシャツ詳細
商品サイズ:S、M、L、XLサイズ

重さ:180g/㎡
生地の厚さ:5.3oz
素材:オーガニックコットン100%
色展開:5色デザイン:1種類

・オリジナルエコバッグ

再生PETポリエステル素材使用!

海洋プラスチックごみを減らせる、地球に優しいエコバッグになります。

・オリジナルエコバッグ詳細
商品サイズ:約W300xH350xD120mm(持ち手含むH510mm)※容量約10ℓ
素材:再生PETポリエステル素材
パターン展開:1種類

・手拭い

多様性に優れ、歌舞伎でも頻繁に用いられる日本伝統の工芸品。

日本人の物を大切にする心から生まれたエコなアイテムです。

・手拭い詳細
サイズ:H350xW900mm
素材:特岡
仕立て:上下生地ミミ付+左右切りっぱなし

・ラバーバンド

こちらは公演時に着用できるものとなっております。
※舞台のオフライン公演に参加される方全員が対象になります。

・ラバーバンド詳細
サイズ:直径65mm幅25mm厚み2mm
素材:シリコンゴム

・「月刊コミックジーン」記事、特典動画内へのお名前の掲載 ※お名前はニックネーム可
「月刊コミックジーン」と特典動画内にて、支援者様のお名前を掲載させていただきます。

メンバー紹介(敬称略 、順不同) 

・中村壱太郎

上方歌舞伎を中心に活躍する女方のホープ。ほっそりした姿態に気品が香り、古風さと現代性を併せ持つ。近年特に大役に臨む機会が増え、2018(平成30)年には坂東玉三郎の演出で『滝の白糸』のヒロインを、同じく玉三郎の監修で『お染の七役』の男女七役を早替りで演じるなど、女方の最高峰の指導を受け飛躍を遂げた。ほかにも、『女殺油地獄』のお吉、『神霊矢口渡』のお舟など多彩な役どころで存在感を際立たせている。

・尾上右近

立役・女方。曽祖父の六代目尾上菊五郎の『鏡獅子』に憧れて歌舞伎俳優を志し、当代菊五郎のもとで修業に励んでいる。幼い頃から舞踊で注目を集め、あらゆるジャンルで立役、女方それぞれでさまざまな役に取り組んでいる。2015(平成27)年より自主公演「研の會」を行い、数々の大役にチャレンジ。スーパー歌舞伎では主役を含む3役を演じて注目された。2018(平成30)年に七代目清元栄寿太夫を襲名、太夫としての活躍の場も広がっている。

・公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)

自然保護と生物多様性保全を目的に、1951年に創立された日本で最も歴史のある自然保護団体のひとつ。ダム計画が進められていた尾瀬の自然保護を皮切りに、屋久島や小笠原、白神山地などでも活動を続けて世界自然遺産登録への礎を築き、今現在も日本全国で壊れそうな自然を守るための様々な活動を続けています。「自然のちからで、明日をひらく。」という活動メッセージを掲げ、人と自然がともに生き、赤ちゃんから高齢者までが美しく豊かな自然に囲まれ、笑顔で生活できる社会を目指して活動しているNGOです。山から海まで、日本全国で自然を調べ、守り、活かす活動を続けています。

・恋するシロクマ

孤独な境遇で育ったオスのシロクマと、彼に一目ぼれされたオスのアザラシ。同性で異なる動物の交流を描いたほのぼのしたラブコメディ。「月刊コミックジーン」2015年7月号から掲載の作品。

「ストーリーのご紹介」
母親とはぐれ、迷子になっていた小さなアザラシは、偶然出会ったシロクマに一目ぼれされてしまう。シロクマは即座にプロポーズをするが、アザラシは自分がオスであることを理由にそれを拒否。しかし、それでも構わないと言い放つシロクマに根負けしたアザラシは、いつ食べられるかわからない恐怖を感じながら、やむなくシロクマといっしょに過ごすこととなった。不安感を払拭できないアザラシに対して、シロクマはどんな時でも優しく接し、徐々にアザラシもシロクマに心を許すようになる。そんなある日、2匹はアザラシの母親を探すため、氷の穴を探す旅に出ることを決意するのだった。

・松竹ナビ株式会社

映像事業、演劇事業、不動産・その他事業の3つを主体とする、総合エンタテインメント企業である松竹株式会社の子会社となる広告代理店。

宣伝・広告事業、イベント事業、タイアップ事業、製作協力・PP事業、知的財産権事業、WEB・SNS関連事業などを行っています。

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