はじめまして!株式会社羅王(ラオウ)代表の杉山雅弘(スギヤママサヒロ)と申します。

私は、子どもたちに世界で活躍できるマインドを育み、社会に送り出していくことを目的に、東京都板橋区の「高志学舎」という学習塾と「アンビシャス」という京都大学生によるオンライン学習塾を運営しており、全国で年間約100名の生徒たちを教えています。

【高志学舎(東京都板橋区)】

【京都アンビシャス講師】

このプロジェクトは、塾に通うご両親の不安からスタートしました。
私も皆さんの不安はよくわかります。
今までのように、点数を稼ぎ、成績や偏差値を上げ、進学し、社会に出たとして、これからの世の中で、果たして我が子は幸せな人生を歩めるのだろうか?
私たちは、新しく視点を変える必要があります。
子供たちが将来幸せに生きていくために必要なものってなんでしょう。
一つはもちろん親の子に対する深い愛情です。これは不変です。
ただそれ以外は時代によって変わらなければなりません。
私たちの塾では、点や偏差値には固執しませんが、基礎学力の向上は重視しています。
しかし、同時に「基礎学力の成績」と「社会で幸せに生きていく力」は全くの別物だと思っています。
私は、このプロジェクトでは、子供たちの可能性を狭めるかもしれない「点」や「受験」「進学」等への固執は一切排除し、純粋に子供たちがこれからの社会で幸せに生きていくために必要な力をシェアすることに全力を注ぎたいと考えています。
結果として、物事を深く知ることが好きになり、自ら主体的に勉強するようになったり、自分の意見をはっきり主張し、他人の意見を尊重し、物事を客観的に捉えることができるようになったりするでしょう。
皆さんの不安解決をお約束致します。
ぜひ、私たちに力をお貸しください。 

今まで、塾を約3年運営してわかったことがあります。

それは、「日本の教育の現状では、子どもたちにテストで点を取らせることしか教えられない」ということ。

しかし教育は、点を取ることだけを教えて、合格だけをゴールにするだけではありません。

そんなことは勿論、みんな知っています。

でも、どうしたらいいのかわからないのが「紛れもない現状」です。

だから、今までと同じように、「点」と「偏差値」を上げるしか選択肢がないのです。

私は、塾経営を始める前、イスラエルの大使館に勤めており、ユダヤ人やアメリカ人の教育を学ぶ機会がありましたが、日本と世界では教育に対する姿勢に、決定的な違いがあることに気づきました。最近では、保護者の方の中にも、既存の教育の在り方に疑問を持ち、「自分の子どもには、自分の考えをしっかり持ち、将来、社会で活躍できる人になってほしい」と思いながらも、じゃあ実際にどんな教育をすればよいのか?悩んでいる方も多くいらっしゃいます。【駐日イスラエル大使との談笑】

私はそういった方々のために、既存の塾でも、例えば、子どもたちに社会情勢について意見を言う場を設ける等、できる限りのアプローチをしてきました。それによって、子どもたちが、自分の考えを多面的に捉え、積極的に発言するようになるなど、目覚ましい成長を遂げ、保護者の方にも高評価を頂いてきた一方、既存の学習塾で求められる、基礎学力の向上という目標達成のために、そういった既存の学習塾とは異なるコンテンツを、思うように提供できないジレンマを抱えてきました。

保護者の皆さんのなかでも、受験テクニックやパターン暗記といった方法で一時的に成績を上げても、それが、大人になってから役に立たないことは経験上ご存じの方も多いため、「点」や「偏差値」「受験テクニック」「暗記」等によらないアプローチで、子供を伸ばしていきたいという相談が寄せられてきました。
そんな保護者の方々の声にお答えするため、このプロジェクトでは、世界を相手に「自分らしく生き抜く」マインドとスキルを育てる国際水準の教育塾を作るため、まずは専門家達と協力し、コンテンツやシステムを体系的に構築したいと考えています。 

対象は小学生低学年〜中学3年生までで考えています。オンラインで、1:1でセッションを受けることができることを想定しています。お子さんの興味関心やレベルに合わせて丁寧にディスカッションを行っていきます。
また、通常のパーソナルセッションに加え、夏休みや冬休みの期間に向け、グループディスカッションや成果の公開、プレゼンテーション等を通じて、協調性や社会性、発信力等を育成します。
コンテンツが出来上がりましたら、そのコンテンツの検証を私の塾の生徒や、アンビシャス加盟塾の生徒に協力してもらいながら実施します。また、モニターになる生徒を募集し、その効果を体験してもらいたいと思います。
コンテンツは、教科書やテキスト的なものはあまり必要ないと考えています。教科書やテキストに沿ってディスカッションをしても、既定路線の内容に終始してしまうからです。逆に必要な資料や文献を集めて、根拠をしっかり固めたり、ネットの検索でフェイクや偏った根拠のない意見に惑わされないように注意しながら、自分で調べて自分で考えるように促していきます。
またセッションでは、長期休暇等を利用し、年齢関係なくグループで、ディスカッションやプロジェクトに取組めるコンテンツを組んでいきます。世代を超えた相手との交流も、既存の教育からは得られない、大きな学びの機会になると考えています。大学生と小学生での共同研究や留学生との文化交流等を考えていますが、狙いと目標を明確にし、専門家達と協議していきたいと思います。
一方で重視しなくてはならない点は、ディスカッションの狙いや目標を個々しっかり定めることと、そこに至るための手段、方法を縛り過ぎないことだと思っています。
そのバランスは、自由過ぎても効果の面で不安があり、縛り過ぎても、ある結論に誘導された出来レースになってしまう可能性があるので、専門家達と協議し、適切な「枠」のようなものを作っていきたいと思います。

【海外の教育と日本の教育の違い】
たとえば、アメリカ人やユダヤ人は、上記の図のように、学校の成績(基礎学力)とマインドを明確に分けて考えています。そして、そのマインドを土台にし、スキル(学問等)を学んでいます。そして、マインドは、家庭教育と密接な関わりがあり、各家庭で1:1で伝承されます。共働きの場合でも、祖父、祖母、叔父、叔母、時には教育係を雇ってでも必ず教えるほど、マインドに対する意識が高いのです。しかし、日本では、このマインドの部分にアプローチする教育が、公の場でも家庭の場でも殆どありません。

マインドの概念を少し補足しますと、個人個人の「信念」や「志」とも言えるかもしれません。

具体的に表すと、

アメリカの家庭では、「新しいモノや価値を生み出して世界に貢献する」ことが尊ばれ、幼い頃からそのマインドを教え込まれます。

ユダヤの家庭では、「知恵を用いて、世界中どこででも生きていける」ことが尊ばれ、幼い頃からそのマインドを教え込まれます。

日本の家庭では、「テストの点数を上げて、偏差値の高い学校に進学する」ことが尊ばれ、幼いことからそのマインドを教え込まれます。

勿論、一概に正解不正解はありません。全ての家庭がそうではありません。

しかし、大多数は当てはまるのではないでしょうか?

点を取って、進学、就職するのが当たり前というマインドではなく、以下のようなマインドを育むコンテンツを創ります。このような経験を多く積むことで、志を立て、失敗を恐れず、チャレンジすることが当たり前になります。

・自分の人生の指針を持ち、その指針に沿った目標を達成する。

・自分自身で主体的に考え、判断する・自分の人生を自分で決める。

・他人の意見を鵜呑みにせず、探求や議論の中からより良いものを作り出す

【イメージ例】

例えば、小学5~6年生ともなれば、将来の計画や設計を考えていく時期です。
早いと思いますか?そう考えているのは日本人くらいかも知れません。
ちなみに、ユダヤ人の成人は13歳です。小学生や中学生をやりながら、アイデアを詰めて、起業しています。
チャレンジ精神や冒険心に溢れています。

私たちが、小学5~6年生に求めているのは、「学校の先生に指示されて、とりあえず書いてみた将来の夢」
などではありません。
粗削りでもギラッギラに輝くような情熱と自立することに対する期待と不安。向上心、好奇心、冒険心。
そして、それを達成するために、何が必要か?どのような努力が必要か?達成するための覚悟は備わっているか?
を自分自身でしっかり突き詰める必要があります。

それでも「ない!」という場合どうするか?
勿論、セッションの中で、自分を解放し、深堀りしていくのです。必ずどこかにあるものです。
それでもなければ、自分で作り出します。
当然、最初からできないかもしれません。
それを粘り強くサポートしていくのが、私たちの役割です。

さて、前置きが長くなりましたが、このセッションにおいて、私たちには当然子供たちに身に付けてもらいたいマインドやスキルがあります。大事なところなので協調しておきますが、

「課題の達成が必ずしも目的ではなく、達成に至る間の様々な思考や経験の過程が真の目的です。」

もちろん、セッションは生き物なので、狙った成果がでなかったり、逆に思わぬ成果が上がったりする場合もありますが、概ね上記の課題でしたら、以下のような狙いを持って進めていきます。

・何かに情熱を燃やしている人について見聞きし、自分の夢について具体的に詰める。

・現状と達成までの距離や困難を分析し、達成可能か算定する。

・達成するために必要な犠牲を払えるか検討する。

・小さい失敗をたくさん経験させて、それをサポートしながら粘り強く学ばせる。

・答えのない問題に対して、自分なりの解決法を表明する。

スキル習得上記で培われたマインドを基盤に、多様性や変化が激しい時代に必要とされる、以下のスキルを使いこなせるようなコンテンツを創ります。小学生、中学生の勉強に対する興味(知らないことを知る)ことは、本来尽きることはありません。いつのまにかテストで評価されることで、テストに出ること以外の興味がなくなっているだけです。自分の好きなことを、他人に理解してもらって共有したいという気持ちを伸ばします。

【どんなスキルを育むか】

論理的思考力、探求力、伝達力、推進力、好奇心、コミュニケーション能力、問題解決力、etc..

【どのように育むか】

・良書に触れながら、自分の考えをまとめ、表現する。

・楽しく議論する。質問することや反対意見を恐れず、自信と自分で考える力を身に付ける。

・「本物の」好奇心を探求させる・自分で企画し、チームメイトを作り、協力しながら、課題を解決する

・対話を通じて、自分の意見の伝え方や的を得た質問の投げ方を習得する。


【イメージ一例】

例えば、小学1年生の早い段階で、「自分の好きなことや不思議に思うこと」をセッションしていきたいと考えるとすると、
まず、好きなことを好きに話していくことからスタートします。もしかすると、恥ずかしくてなかなか話せないかもしれませんが、1:1のクローズドのセッションなので、お互いに信頼関係を構築する中で、自分の言いたいことを言えるようになります。
他人に物事を伝える力は大事ですが、「論理的に説明しなさい」と言ったところで、わからないのが当たり前です。
しかし、セッションの中に論理的思考を忍ばせて学ぶことは十分に可能です。
この忍ばせ方は色々ありますが、一番簡単な方法は、よく話を引き出して、よく話を聞くことです。小学1年生であっても、話しながら聞いている人の様子を良く見ています。つまり、共感して興味を持って話を聞いている相手を見て、子供は学ぶのです。私たちでしたら、話の中から深堀りできるトピックを見つけて、一緒に調べてみることを提案します。
何か目標を持って取り組むことで、モチベーションも上がるので、成果を発表できる機会を設けます。
発表については、失敗を恐れず、みんなで楽しむことを主眼に、私自身も楽しみたいと思います。

さて、また前置きが長くなりましたが、このセッションにおいても、私たちには子供たちに身に付けてもらいたいマインドやスキルがあります。大事なところなのでまた協調しておきますが、

「課題の達成が必ずしも目的ではなく、達成に至る間の様々な思考や経験の過程が真の目的です。」

もちろん、セッションは生き物なので、狙った成果がでなかったり、逆に思わぬ成果が上がったりする場合もありますが、概ね上記の課題でしたら、以下のような狙いを持って進めていきます。

・他人とコミュニケーションを取り、自分の考えを表明し、言葉のキャッチボールができる。

・好奇心や向上心を形にする。

・他人の協力を得て、共同作業ができる。

・緊張やプレッシャー、小さな失敗を楽しむ。目標の達成による成功体験を経験する。

・他人の話を敬意を持って傾聴し、(できれば)感想や疑問、意見等を持つことができる。

・振り返って、反省検討し、改善点を探し、次につなげることができる。

歴史、政治、宗教、差別、戦争等、学校で扱わないテーマの有識者との勉強会

物事は何事も二面性があり、正解も不正解もないことが多く、それを自分の力で考えることを行います。学年や科目に囚われず、自由に自分の意見を考えて、表現する機会を作ります。
この場合も、狙いと目標を明確にし、有識者の方と協議していきたいと思います。

【イメージ一例】

中立性を担保した上で、例えば、中学2年生を想定し、グレタ=トゥーンベリさんの有名なスピーチを題材にしてみます。

https://www.youtube.com/watch?v=VFkQSGyeCWg

COP24でスピーチをするグレタ・トゥーンベリさん

英単語をチェックする機会ではありませんので、日本語訳から入りますが、やはり、生の演説の方が鬼気迫る迫力があります。きれいな発音で話しますが、彼女の母国語は英語ではありません。
日本では、内容の前に「女子供が生意気なこと言うな!」的な風潮が強く、少し残念ではありますが、そんな日本人特有の差別主義に付き合うことはなく、フラットなものの見方から、彼女の意見を吟味し、その根拠を調べ、自分の意見で批評してもらいたいのです。
切り口もたくさんあると思います。当時16歳の彼女がどういった経緯で、問題意識を持ち、怒りを覚え、「学校デモ」という行動を起こしたのか?という人物から迫ることもできますし、日本が石炭と原子力に依存せざるをえない現状を「正義」と捉え、グレタさんの「正義」との比較検討から入ることもできるでしょう。
色々な切り口から、ほぼ同年代の彼女のスピーチを味わってもらいたいと思いますし、そこから、自分の意見を構築し、発表する機会を作りたいと思います。

さて、またまた前置きが長くなりましたが、このセッションにおいても、私たちには子供たちに身に付けてもらいたいマインドやスキルがあります。大事なところなのでまた協調しておきますが、

「課題の達成が必ずしも目的ではなく、達成に至る間の様々な思考や経験の過程が真の目的です。」

もちろん、セッションは生き物なので、狙った成果がでなかったり、逆に思わぬ成果が上がったりする場合もありますが、概ね上記の課題でしたら、以下のような狙いを持って進めていきます。

・スピーチを分析し、その意図を汲み取る。

・環境問題や地球温暖化について調べて、スピーチの根拠を考える。

・スピーチの中の共感できる部分と矛盾している部分を見つける。

・自分の意見をまとめて議論してみる。

・フィードバックを参考にしながら、発表する算段を進める。(内容だけでなく、抑揚や表現力も研究)

・緊張やプレッシャー、小さな失敗を楽しむ。目標の達成による成功体験を経験する。

・他人の話を敬意を持って傾聴し、(できれば)感想や疑問、意見等を持つことができる。

・振り返って、反省検討し、改善点を探し、次につなげることができる。

マインドやスキルは、家庭環境に大きく左右されます。子供のご両親にとって、子供の教育の道筋が正しい方向なのだろうか不安になることもあるでしょう。
親の教育方針は良くも悪くも、その親自身が受けてきた教育環境に多大な影響を受けます。親によって影響を受けたマインドセットは、大きな影響力があり、その思考から自由になることは困難です。
とはいえ、家庭教育は、孤独です。
少しでも、子供の教育に不安や疑問が生じたならば、それは、「町のお医者さん」のようにその都度相談して解決する場が必要です。
また、世間一般には、いまだに「偏差値至上主義」のため、本当にこれで良いのだろうか?という不安もあるでしょう。しかし、その不安は子供たちは敏感に感じ取ります。ご両親には自信を持って教育を行ってもらいたいのです。
ですので、同じ不安や悩みを持っているご両親が、お互いに情報交換をしたり、アドバイスを受けたり、疑問点を解消したりできる環境をオンラインコミュニティとして作りたいと思います。もちろん私たちも随時参加して、全面的なサポートをして参ります。

【岡山大学中山准教授と代表】

既存の学習塾とは全く違うコンテンツを作るため、以下の有識者の方々のご協力の下、制作をしていきたいと考えています。

岡山大学 中山芳一准教授(非認知能力研究)

筑波大学 学生(留学生含む)

京都大学 アンビシャス講師

本プログラムは、ゆくゆくはオンラインでの全国展開を考えていますが、本プロジェクトでは、まず、塾生30人がオンラインで定期的に学べるコンテンツを作成するための支援金を集めます。

・有識者監修及び人件費 約10万

・コンテンツ作成費   約8万

・手数料 約2万 

おわりになりましたが、ひとつ伝えさせてください。
私は、自分の教え子が将来幸せになってくれれば、他には何も言うことはありません。
今までは、その幸せを掴むための一手段として、学歴があり、大企業への就職があり、そのために暗記偏重の受験勉強がありました。
ただ、その試練を突破したからといって、幸せになるとは限らないのはご存じの通り。
幸せを掴み取るために、何をしなければならないかは、子供が自分で考えて判断しなければなりません。
その能力もまた、意識して身に付ける必要があるのです。
私が教えていきたいのは、実は受験勉強ではありません。
人が人として幸せに生き抜く力。それを身に付けるために必要なマインドやスキルを教えていきたいのです。
私自身もだいぶ遠回りした半生でしたが、だからこそ教えられることがあると思っています。
どうかみなさんのお力をお貸しください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

  • 2022/12/20 18:05

    先週の土日に岡山市内で、中山先生と貴重な意見交換をしてきました。先生は、いわゆる机上だけの「学者」ではなく、現場を良く知っている方で、子供の能力の引き出し方や、その見取り方について、先生の著書に書かれている以外にも色々な話を伺うことができました。中山先生、いつもありがとうございます!!感謝、感...

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