はじめに・ご挨拶

みなさま、はじめまして。

心理カウンセラー、アートセラピストの西村いくえ(広島市内在住)と申します。

ご覧いただき感謝申し上げます。

前職は、国家公務員として国税局に勤めておりましたが、勤務5年目にして、わたし自身が公私にわたるストレス過多で燃え尽き症候群となり、税務調査をメインとする税務署の仕事には、そうした職務にあたることが困難となり、国家公務員を辞しました。

心身の体調を崩した時は、ある朝起きると、体が全く動かず、なんとか携帯電話を手に取り、友人に助けを求め、そのまま大学病院の精神科に即入院となりました。この時を機に、カウンセリングを受けるようになり、退院後も、複数の医療機関などでカウンセリングを受けてきましたが、みなカウンセラーさんはマニュアル通り。わたしの心に響くカウンセラーさんに出会うことはできず、ヨーロッパ(主にスイス)のセラピストさんにアポイントをとり、ヨーロッパへ渡り、改めて心理学、精神医学について学びました。


このプロジェクトで実現したいこと

ヨーロッパに渡ったときに、日本と欧米のカウンセリングの違いを目の当たりにし、日本でも、もっとオリジナル性をもった多様なカウンセリングを普及させ、悩みを抱えておられる方がもっと自由に、自分に合うカウンセラーをみつけることができ、そして、心理カウンセリングを通して一人でも多くの方が、自分らしい生き方をしてほしい、そのお手伝いをさせていただきたいと思い、日本でカウンセリングの資格をいくつか取得し、心理カウンセラーとして独立いたしました。


プロジェクトをやろうと思った理由

私が、国家公務員時代に、多くのカウンセリングを受けてきましたが、日本ではカウンセリングはまだまだ浸透していませんし、後述しますが、私にしかできないカウンセリングの手法を勉強し、資格取得も行った今、一人一人が自分らしく生きること、これは、現実には大変困難で苦しいことですが、同時に、この上なく幸せなことだと思います。世界的に見ても精神的に「貧しい」国である日本社会をもっと「豊かな」国にしたいと言う思いが強く、それがプロジェクトをしようと思ったら一番の動機です。そして、何より、現代の社会問題の一つとされる、不登校やひきこもりの状態にある方、そして、私に家族を支援したい、助けたいという思いが強いからです。


これまでの活動

昨年8月に、広島市内でカウンセリングルーム「こころの声」を立ち上げました。すでに、数人の固定客さんがいますが、幸い、感謝していただいております。

ホームページにも記載しておりますが、カウンセリングのスタイルは、オフィスでの対面式、メールや電話(LINE通話を含む)やZOOMを利用したオンライン式、及び私が相談者さまの指定される場所まで赴きカウンセリングを行う訪問カウンセリングを行なっております。

ホームページ ⇨ https://counse-your-voice.jimdofree.com

これまでに、相談に乗られていただいた方の相談内容は、家から出られない、人と一緒におれずそれでも一人が辛い、親の介護の重圧の負荷が強すぎてもう精神的に限界である、近隣トラブル、コロナ禍でここ数年、だれとも外で外食などする機会がなくストレスの発散方法がない、などです。それぞれ、各相談者さまに合わせた形で、メールでのやり取りや、電話で相談内容を聞き取り具体的なストレス要因がわかっている方については役所をはじめ、さまざまな協力者を探しながら一歩ずつ解決に向けた方向に誘導したり、直接お会いして一緒の空間を共有しお話ししたり…と、様々です。その中でも、家族内の問題は相談しにくいのかなかなか困っておられる方とうまくマッチングできないという課題も浮き彫りになりました。


資金の使い道

集めた支援金用途は、一つは運転資金(主に広報)です。一般的にカウンセリング料金は安くはありませんが、経済的な事情を抱えておられる方の「ヘルプ」の声にも対応したいと、カウンセリング料金はご相談者さまと相談させていただいて決めさせていただく場合がほとんどです。そのため、収支状況をみても、このままでは今の活動を続けることが困難になりました。もう一つは、「不登校・ひきこもりへの対応」(仮称)として、全国各地で、講演会をしたいと思っております。不登校やひきこもりの状態にある方が直接来られることは困難だと想定していますが、その同居する家族の方に、私自身の経験から、どのようなこころの持ちようで、どのようにお子様と接していけば良いか、具体的なアドバイスとともに勇気づけて差し上げることができるような内容のお話を聞いていただきたい、そして、皆様の不安や怒りなどのこころの声を聴かせていただきたいと計画しております。

加えて、CAMPFIRE手数料にも使用させていただきます。


リターンについて

リターンにつきましては、私のカウンセリングを受けていただいた方の声(感想)や、講演会の後にアンケートをとり、そこでの悩まれておられる生の声をまとめてペーパーにして、お届けします。また、どのような悩みを抱えておられる方が多いか等、私の活動報告も併せてさせていただきます。


実施スケジュール

①まずは、私が現在、在住している広島市及び広島県とその近郊を対象に、わたくし西村いくえについて、そしてカウンセリングルーム「こころの声」について広報を行います。

②講演会についても、まずは①の圏内にて広報を行うと同時に、会場セッティング、お話しする内容をしっかりまとめて質疑応答の時間も含めて、一人(家族内だけ)で抱える問題ではないこと、社会全体で考えるべき問題を孕んでいること、そして時間がかかったとしても具体的に解決のできる問題であることを理解していただき、個別に対応をいただいた場合は、訪問カウンセリングも含めて、相談者さまのお気持ちをまずは受け止めたい。

③カウンセリング、及び講演会の様子やアンケートの感想をまとめて、リターンを作成します。

④ ①及び②を経て、反省点や改善点なども加味して、次第に活動範囲を広げて、関西、東海、関東まで視野に入れて、同様の活動を行います。


最後に

私は本当にふつうの家庭に生まれましたが、中学1年生の時に、部活が終わり帰宅中、変質者に襲われた経験から、「なぜ、こんなリスクを背負ってまで学校に行かなければならないのか」と思いはじめ、不登校になり、そのまま高校受験もせず、人が怖く自室に閉じこもっていました。ですが、子どもであれ、成人であれ、自分の心の中にある種の危機感は、周りからはみえなくても、持っているものです。その助けになりたい。そして、不登校、ひきこもりの状態であった私を、私の家族はどう対応したらいいかわからなかったとおもいます。当時、両親は宗教にはまってしまいました。妹は統合失調症を発症しました。家庭は完全に崩壊しました。誰か、第三者が、うまい介入の仕方で支援してくれていれば、違った状況になったいたと思います。YouTubeでもお話させていただいておりますが、わたしたち家族が誰からも支援を受けられなかった、助けの求め方が分からなかったように、同じ思いをされておられる方は、現在、当時より多いのではないでしょうか。こころの問題にタブーはありません。個人の問題は、ひいては社会情勢を背景にしています。もっと、人と人とが助け合える社会を目指して、まだまだ未熟者ですが精一杯、活動に尽力いたします。誰かを助けることで、私自身も救われます。そのために、人は傷つき、痛みを知る生き物です。ただ、自分自身のためだけに苦しむことはありません。それが私の本音です。

もうひとつ、私の心を動かしたニュースを数年前に耳にしました。旭川でのいじめを発端とする中学1年生の女の子が凍死をしたという旨のニュースです。直接、お話を伺うことはできませんでしたが、メディアの放送によると、その女の子は、いじめにより学校に行きたくないと言う状態になり、そこから一度、親御さんは転校をさせたと言う話をニュースで聞きました。いじめで、相当な傷を負っている子どもさんに、転校というこれもまた子どもさんにとってはストレスを感じることだと思います。私はこのニュースから日本の「学校至上主義」のようなものを感じました。かえていくべき社会の悪しき風潮です


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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