はじめまして
mitsumata_sanso です
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初めてのプロジェクト

北アルプスの最奥地と呼ばれる"黒部源流"に位置する山小屋、三俣山荘、水晶小屋、湯俣山荘の運営、「山と人と街」をテーマに、環境問題とともに、暮らしにフィードバック出来るアウトドアアクティビティーのあり方を紹介していく信濃大町商店街にあるライブラリーカフェ「三俣山荘図書室」の運営を行っています。

■はじめに・ご挨拶

皆さん、初めまして。長野県と富山県にまたがる北アルプス三俣山荘と水晶小屋を経営しております伊藤圭と申します。この度、復活への熱い期待を背負ってきました伊藤新道を満を持して再開通させるため、クラウドファンディングに挑戦します。応援していただけると幸いです!


■三俣山荘のご紹介

三俣⼭荘は北アルプスの最深部、三俣蓮華岳と⽇本百名⼭の鷲⽻岳との鞍部に建つ⼭⼩屋です。近くに黒部源流があり、展望⾷堂から望む槍ヶ岳の景⾊が有名で、サイフォンコー ヒーは35年前から名物です。当⼭⼩屋も2020年から続く新型コロナウイルスの影響で厳しい状況が続いていますが、この伊藤新道復活プロジェクトが、北アルプスに”密度の高い自然体験”ができる新しいプレイフィールドを創出するとともに、北アルプスの”持続可能な環境保全の在り方に役立つ仕組みづくり”の第一歩となるプロジェクトと位置付けています。


■伊藤新道の歴史

「伊藤新道」は長野県大町市の高瀬川上流部にある湯俣温泉から、鷲羽岳と三俣蓮華岳の鞍部に位置する三俣山荘までを結ぶルートで、火山、温泉、原生林等、北アルプスの中でも特異な自然環境を有するエリアです。現在は一般登山者の通行が困難な廃道に近い状態になっています。

伊藤新道の”伊藤”とは、私の父、伊藤正一の名前に由来しています。終戦直後から「黒部源流の野性的な自然と周囲の景色にすっかり魅了された」正一が、“山賊”たちの拠点となっていた猟師小屋(三俣蓮華小屋)を買い取り※、山賊たちの助けを借りながら、山小屋建設の準備を進めました。しかしここは北アルプス最奥地と呼ばれるエリア、最寄りの登山口から入山するにしても2日かかります。ヘリコプターのない1950年当時は建築は不可能だと言われていました。

※山賊とのエピソードは伊藤正一著『定本 黒部の山賊』(山と渓谷社刊)に詳しく書かれています。


伊藤新道の開通により、建築資材を運び上げることができ、三俣山荘、雲ノ平山荘の建設を行いました。また、天上の庭とも呼ばれる「雲ノ平」への最短ルートとして多くの登山者を集め、当時の登山ブームとも相まって、一日500人の利用者を誇っていました。

1956年 伊藤新道 第5吊橋 / 伊藤新道 仮設橋の架橋作業

1956年 三俣山荘用材を運ぶ歩荷達

その後、高瀬ダム建設に伴う二次交通の廃止で登山者が激減。また、そのもろい地質による崩落や、硫黄尾根の噴気に含まれる硫化水素の影響で吊り橋のワイヤーが次々腐食するなどし、開通から27年後の1983年、一般登山者の通行が困難となりました。(ただし通行禁止になったわけではなく、現在も渡渉を繰り返しながら歩く登山のエキスパートがいます)

■伊藤新道の特徴

まるでアドベンチャー映画のワンシーンを切り取ったかのような、 
あなたの冒険心を掻き立てる、北アルプス最後の秘境ルート

現代において北アルプスの「ラストフロンティア」と評される、この高瀬渓谷源流部。
火山性ガスの臭気の中、ときにはカモシカが命を落とし、見事な湯俣ブルーの渓流にはその温泉成分から魚も住んでいません。そんな"美しき死の世界"をも感じさせる景色の中、繰り返す渡渉、ルートファインディング。現代社会ではなかなか体験できない、冒険心と興奮があなたを待ち受けています。

湯俣を起点とする伊藤新道は、その自然と景観要素で「01.渓谷」「02.絶景」「03.原生林」「04.ハイキング」の4セクションで構成されています。

伊藤新道:4つのセクション

SECTION 01. 渓谷

湯俣から旧第5吊り橋までの「渓谷セクション」。硫黄尾根の熱水変質した花崗岩の赤茶けた岩肌が両岸に切り立ち、崖っぷちに五葉松が生えるさまは、さながら山水画のようで、その中を"湯俣ブルー"と呼ばれる温泉成分を含む乳白色を帯びた明るい色彩の沢が流れています。
この渡渉を余儀なくされる区間では、あえて明確なルート規定は行わず、登山者自身でルートファインディングを行っていただきます。通常の山行では味わえな冒険心、遊び心が刺激されるはずです。

SECTION 02. 絶景

硫黄尾根と槍ケ岳の壮大な眺め

2セクション目は、旧第5吊り橋から展望台までの間、硫黄尾根の噴気地帯を目前に稜線に取り付いていく、道中随一の景観を有する「絶景セクション」です。
この噴気地帯は東日本大震災以降、たびたび水蒸気爆発を起こしており、どうやら地震に刺激されやすい地質となっているようです。そもそも噴気地帯とは火山ではないものの、マグマが地表に近い地点にあり、地下水が熱せられて温泉になったり噴気したりを繰り返している場所ですが、その真っ白な岩肌は硫黄の成分。所々に噴湯丘(ふんとうきゅう)があったり、結晶化した蛍光黄色の硫黄岩があったりするなかを、硫化鉄を含んだ真っ黒な熱湯が流れていたりもします。さながら地獄のような光景です。そんななかでも果敢に生き抜いているアサマブドウの紫、笹の明るい緑が差し色となり、生態系の妙が感じられます。この地帯からさらに奥に進めば火山ガス検知器が鳴りっぱなしになり、カモシカが死んでいることもあります。


SECTION 03. 原生林


槍ヶ岳が美しい"展望台"から通称・庭園へ至る鷲羽岳の「原生林セクション」。この森は独立して東西に張り出した尾根で、日当たりがよく風も少ないせいか、標高2000mにしては見たこともないような巨木があり、朝日が当たる時間帯などは木漏れ日に包まれた至福のハイキングになります。この尾根の独特の形状は、歴史上ではごく最近とされる鷲羽岳の噴火がもたらしたものとされています。

SECTION 04. ハイキング

登山道から望む槍ケ岳

鷲羽岳の懐をトラバースし、庭園から三俣山荘に至る「ハイキングセクション」。刻々と変化していく槍・穂高の眺めと、緩やかなU字を描く弥助沢の広がりが魅力です。

■これまでの取り組み

「03. 原生林、04. ハイキング」区間は一般登山道として利用可能
三俣山荘~展望台のルートは、2010年以降、定期的に登山道整備を行っており、一般登山道として利用可能です。ガイドによるエコツアーも行っており、山荘から展望台までは往復4時間15分(三俣山荘⇒展望台が2時間、展望台⇒三俣山荘が2時間15分)がコースタイムの目安となっています。

三俣山荘 - 茶屋までのコースタイム

登山道整備

「01. 渓谷」に38年ぶりに第1吊り橋を架橋

渓谷区間の復活に欠かすことのできない吊り橋。その1本でもある「第1吊り橋」を2021年に架橋いたしました。今後、伊藤新道の再興に向けて全3本の橋を設置する予定で、今回のプロジェクトで集まった支援金は第2吊り橋、第3吊り橋の架橋資金に充てられます。

2021年 第1吊り橋 架橋工事

38年ぶりに架橋された第1吊り橋


■このプロジェクトで実現したいこと

伊藤新道の再開通&あらゆる自然体験ができる類いまれなルートの実現
2022年現在、アウトドアアクティビティーの多様化、人々が自然に求める精神性もレジャー志向からより密度の高い自然体験へとシフトしてきています。伊藤新道の復活においては、その特異な景観、火山・温泉、原生林等を活かして、より冒険的で発見に満ちた自然体験ができるフィールド作りと、同時に利用者全員で保全できる仕組み作りを目指します。


■新しい伊藤新道のコンセプト

1. 道自体の歴史や自然体験を楽しむことができるトレイル 
2. ルートファインディングによるセクションがある
3. 環境インパクトを最小限にするため、工作物の設置を最小限にする
4. 沢歩き経験者以上か、ガイド付きのグレードとする
5. 管理者、利用者、行政全体で保全する

■伊藤新道の整備方針

最低限の安全を確保しつつ、不安定な地質をクリアーして登山道の恒久化をめざすということはどういうことなのか?
具体的には以下の5つの項目が挙げられます。

1. オリジナルでは5本あった吊り橋を、管理の利便性と最低限の安全確保の観点から3本に絞り込む
2. 吊り橋以外の渡渉箇所や河原歩きに関しては、通行者のルートファインディングに任せる
3. 河川部と稜線部の境界地点にある通称「茶屋」という場所に、渡渉困難時の緊急避難、および登山道整備の資材置き場として避難小屋を設置する
4. 湯俣川の水量を観測するカメラを数カ所に設置し、湯俣山荘にてモニタリングし、三俣山荘と共有して登山者にアナウンス。通行可否の目安とする
5. 伊藤新道の維持・管理、専属ガイドの教育、ツアーの斡旋を行なう団体を立ち上げる

一般登山道というよりは、バリエーションルートに近い冒険性を残した道としての復活となりますが、専属ガイドを用意するなど、誰でも訪れられる可能性を残した仕組みを心がけています。


■伊藤新道開通までの計画

2022年5月~
湯俣山荘の約35年ぶりの再開に向け、改修工事の開始
2023年1月~
湯俣エリアの整備、エコツアーの開始
2022年6月、クラウドファンディングによる資金調達
昨年、新第1吊り橋は架橋済みなので、残りの吊り橋2本と桟道、梯子設置のための資金調達を行う
2022年10月
伊藤新道の新第2吊り橋・新第3吊り橋の架橋工事、および桟道・ハシゴの設置を開始。これが終了次第、伊藤新道を仮開通とする。
2023年4月
登山道整備、各種看板の設置。重要箇所にマーキング。
2023年7月
茶屋に避難小屋建設。
2023年8月
本開通


■支援金の使用用途

今回のプロジェクトでは第2吊り橋、第3吊り橋、タラップ、桟道の計4つの建造物と、監視カメラの設置費用を募集します。 

吊り橋の架橋

伊藤新道の安全性確保の面で欠かせない、第2吊り橋 & 第3吊り橋を架橋します。

2021年度に架橋した第1吊り橋

水面から5~7mの高さに架橋
■第2吊り橋

旧第3吊り橋跡地に架橋予定。

1956当時に赤いペンキで書かれた「引き返す勇気を 雨天の時」の文字が書かれている通り、水量が多い場合は通行不能となる場所。橋のない現在は、1m前後の水深のある強めの水流の中を大岩の裏へまわりこむようにして渡渉を行う必要があります。架橋でスムーズな渡渉を実現します。


■第3吊り橋 

旧第5吊り橋跡地に架橋予定。

SPEC


第2、第3吊り橋ともに、硫黄尾根の噴気に含まれる硫化水素に強い素材を採用した、吊りワイヤー形式の吊り橋。持続可能な橋にするため、山小屋スタッフやボランティアの手でメンテナンスできる工法を選択しています。※昨年架橋した第1吊り橋と同等のスペックとなります。


■タラップ

第一吊り橋上流100mにある、通称「ガンダム岩」。岩の下をくぐり抜けるには水量次第では不可能、高巻きは斜面がもろく非常に危険なため岩自体にタラップを設置する必要があります。


■桟道

第一吊り橋と第二吊り橋間に位置する、山側を大きく巻く必要のあったスラブに約30メートルの水平桟道を設置することでルートの安全性と利便性を改善します。

1956年の該当エリア|三俣山荘用材を運ぶ歩荷達

■水量観測カメラの設置

登山者の安全性を確保するため、湯俣川の水量を監視する水量観測カメラを各吊り橋に設置します。伊藤新道の起点となる湯俣山荘とリアルタイムで通信し情報収集。湯俣から入山する登山者と三俣山荘に情報提供を行います。

□SPEC
ハイクカム LT4G クラウド対応 IoT自動撮影カメラ
コンプリートパッケージ 12Wソーラー [HCLT4G-CP12W]
https://hyke-store.com/?pid=131730497

□費用
111,600円(税込122,760円) / 1台


■応援者

伊藤新道復活プロジェクトは、山小屋関係者、職人、山岳ガイドだけではなく、道を歩く当事者であるハイカーも含めて、トレイルに関与するさまざまな人のチカラを結集して進めて参ります。

アウトドアライター 

高橋庄太郎

以前、先代の伊藤正一さんにお話をうかがったとき、伊藤新道をほぼ“自腹”で作ったというエピソードに驚愕しました。だって、今の金額にすれば一般人の生涯年収くらいですよ! どんなに苦労したことか。今回はその伊藤新道の「復活」ということで、さすがに昔ほどの費用はかからないようですが、それでも三俣山荘の負担は大きすぎます。僕もこのクラウドファンディングに参加して、少しでもお役に立てることを祈ってます。今年以降、毎年歩きに行こうと思っている僕にとって、伊藤新道の再整備によって恩恵をもっとも受けるのは、僕自身なのかもしれませんが……


TRAILS編集部

2021年10月、僕たちTRAILSは、伊藤新道の歴史的とも言える、38年ぶりの復活となった第1吊り橋の架設作業に、ハイカーとして参加させていただく機会を得た。さらに、伊藤新道を通って、湯俣〜三俣山荘〜雲ノ平を旅して、その景色に熱狂した。その熱狂を、僕たちのウェブマガジンで特集記事を出した際に、「北アルプスのラストフロンティア」と表現した。「自分たちの遊び場を自分たちで守る」というのが、TRAILSの基本的なスタンス。アメリカのトレイルに原風景を持つ僕たちにとって、ハイカーが道づくりに関わることは当たり前のこと。アメリカのジョン・ミューア・トレイル (JMT) でも、パシフィック・クレスト・トレイル (PCT) でも、僕たちが旅を通して目撃したのは、ハイカー自らがトレイル整備を行う姿。これが妙にしっくりきたし、シンプルに格好よかった。TRAILSではこのスタンスで、これまでもさまざまな国内のトレイル整備に関わらせてもらってきた。第1吊り橋の架設作業の際、僕たちはこの伊藤新道をどうしても歩きたくなった。北アルプス=登山というイメージが強いかもしれないが、僕たちの歩き旅のスタイルは、あくまでロング・ディスタンス・ハイキングであり、ウルトラライト・ハイキング。このスタイルで、湯俣を起点に三俣山荘までの伊藤新道を歩き切り、雲ノ平から裏銀座を経て、七倉へと戻ってくるルートを旅してきた。ラストフロンティアとしての伊藤新道に迫ったのだ。この伊藤新道が復活し、このラストフロンティアの世界にひたる旅人が増えたら、どれだけ楽しいことかと思う。ぜひこの熱狂に参加していただきたい。


プロ山岳アスリート 

上田瑠偉

これまで国内外の様々な山に登ってきましたが、やはり私の原点は地元・大町市であり、幼少期の頃より眺めていた北アルプスの山々は特別です。そんな地元にこんなにも冒険心をくすぐられる魅力的な登山道があったにもかかわらず、廃れていたということを知ったのはつい最近でした。山を愛する多くの人にこの秘境の存在、景色を知ってほしい。そのために私自身も何か力になれないかと考え、自身のブランド「Ruy」の売上の一部を伊藤新道復興のために寄付することにしました。皆さんの支援が自分たちが登る登山道を復活させると思うとワクワクしませんか?多くの支援を宜しくお願い致します。


YAMAP

春山 慶彦

今はなくなってしまった登山道を復活させ、後世へ残す。こんな機会はそうそうないと思います。再整備された伊藤新道を歩くのも楽しみですが、復活させるプロセスにこそよろこびがあると思います。

伊藤新道復活プロジェクトを通して、登山道とは何か。持続可能な山岳環境を維持するには、どのような仕組みが必要なのか。今この時代に山に登ることの意義・楽しさは何か。みなさんと一緒に考えを深めていくことができたらと願っています。  


Saki Aoyama

私が「黒部の山賊」を読んだのは、登山を始めて間もなくの頃。冒頭に描かれた当時の地図を眺めては、あぁ昔はこんなすごい場所があったのか。と、どこか遠い歴史の出来事のように感じていました。朽ちた杭や、錆びて垂れ落ちたワイヤー。
廃道となった伊藤新道を歩いてみると、そこにはかつて確かに登山道が存在したことを感じました。
歳月の流れで変わってしまったものと同時に、変わらない素敵なものにも出会いました。
湯俣ブルーと呼ばれる美しいセルリアンブルーの沢。湧き出す温泉と、自然がつくる不思議な造形の噴湯丘。
沢を詰めると静かな渓谷はやがて生き生きとした原生林に変わり、最後は黒部源流の雄大な山々へと、様々な表情を見せてくれます。こんな素晴らしい場所に“道を作る” という一大プロジェクトを実現させた伊藤正一さんの情熱、そして夢を叶えることのロマンをも感じられるこのルート。
そんな伊藤新道を復活させる、世代を超えた絆を形にする貴重な取り組みだと思っています。
多くの皆さまがこの場所を訪れることが出来るよう、微力ですが応援させていただきます。

■賛同メーカー/団体


■三俣山荘「山と人と街プロジェクト」

三俣山荘では、山と街が一体となり、双方向に刺激しあい、新しいトレイルカルチャーを創出し、経済的にも環境保全の面でも持続可能な文化圏をつくることを目的とした「北アルプス 山と人と街」プロジェクトを進行しています。伊藤新道の復活は大町、裏銀座エリアに人流を戻すメインコンテンツの一つとして位置づけられています。

□山と人と街プロジェクト
https://kumonodaira.net/project/index.html

大町トレイルタウン構想:三俣山荘図書室

2022年1月には、町から山の玄関口でもある信濃大町に、山小屋の発信基地としてブックカフェ「三俣山荘図書室」をオープンし、アウトドアメーカーと協働でワークショップを開催しています。この夏には湯俣を舞台にしたツアーを企画し、「北アルプスの新しい遊び方」また、「環境に対してローインパクトなアウトドアアクティビティー」の在り方を模索新しい登山文化の可能性を模索しています。

□三俣山荘図書室
https://m-toshositu.com | インスタグラム

湯俣山荘の再興

伊藤新道の廃道を追うようにして休業に追い込まれた湯俣山荘ですが、新道の復活における整備の拠点として、山と街をつなぐ新しいスタイルを提案する山小屋としての再建を目指しています。

また湯俣温泉エリアは、秘湯、噴湯丘をはじめとして、北アルプス各エリアへの多様なるアプローチ、各アウトドアアクティビティーの入門としても多くのポテンシャルを持っています。大町市、晴嵐荘と共働して新たなアウトドアフィールドとして光を当てていきます。


■湯俣のポテンシャル

伊藤新道の起点である高瀬渓谷、湯俣エリアは、今までとは異なる北アルプスの歩き方、楽しみ方をもたらす、大きなポテンシャルを秘めています。

湯俣には、伊藤新道の他、北アルプスの裏銀座につながる竹村新道、槍ケ岳につながる宮田新道(現在休道中)があります。今後、宮田新道が復活すれば、北アルプスの大町エリアをフルに使った奥行きのあるトレイルコースを実現することが可能です。また、古地図には湯俣から燕岳に通じる登山道が掲載されています。


■最後に

伊藤新道のある、高瀬渓谷から黒部源流にいたるエリアは、地下のマグマが地表に近く、至る所に温泉や噴気が存在し、熱水編成した花崗岩でできた赤い硫黄尾根、温泉成分を含んだ「湯俣ブルー」の湯俣川、豊かな原生林を擁する鷲羽岳により、世にも稀な景観を生み出しています。この道を通過することは、その利用者にとって生涯忘れえぬ貴重な体験となるでしょう。

しかし、天然記念物の噴湯丘を擁する湯俣温泉を含むこのエリアは、都市部からのアクセスの悪さや、地方行政の弱体化、高瀬ダムと二次交通の整合性の悪さから、不遇な時代を長く過ごしてきました。

今回の伊藤新道復活プロジェクトが、この日本最奥地の神秘に満ちた自然を「遊び、学び、保全する」官民を問わない新たな枠組みを作るきっかけになることを願ってやみません。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/06/30 08:13

    この度は伊藤新道復活プロジェクトをご支援頂き誠に有難うございます。6月16日(土)、17日(日)と、吊り橋等を施工する職人の皆さんが、スムーズに現場入りできるよう、最低限の支点等を設置してまいりました。今回は視察も兼ねており、山岳ガイド達も同行していました。雪解け期の伊藤新道・湯俣川は、水量的...

  • 2022/06/29 16:00

    この度は伊藤新道復活プロジェクトをご支援頂き誠に有難うございます。皆さまのご支援により、無事、目標金額の100%達成することができました。また、6/29現在、支援総額は8,500,000円を超え、目標金額を大幅に上回るご支援をいただいております。誠にありがとうございます!!プロジェクトは現在、...

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