こんにちは!

しおまちブラザーズの弟のりょうたです。僕は大学を卒業後、東京でしばらく働いておりましたが、コロナが始まった2年ほど前に広島県尾道市に位置する島、「瀬戸田」に移住をしてきました。2021年の春には、地元の人も観光客の人も集える街のリビングルーム「SOIL Setoda」を島の玄関口である瀬戸田港の前に開業し、現在はSOIL Setodaの運営をしながらも、大好きな瀬戸田がどうしたらより盛り上げるかを日々考え、次の計画を練っています。

しまなみ海道の美しい島「生口島 / 瀬戸田」

(写真:©︎Max Houtzager)

僕がいる瀬戸田は、尾道と今治を結ぶしまなみ海道の真ん中に位置する生口島に位置します。
古くから瀬戸内の交通の要衝として栄え、塩田業で栄えた歴史もあり、瀬戸田港周辺には今も塩田業にゆかりのある歴史ある建物が多く残ります。
最近は、日本を代表するサイクリングスポットとして世界中のサイクリストが訪れるほか、しまなみの景色と風情溢れる街並みを求めて多くの観光客が遊びに来ています。


レモンの島「瀬戸田」(写真:©︎Max Houtzager)

そんな瀬戸田は、温暖な気候と日照量の多さから柑橘の栽培が非常に盛んな場所であり、特にレモンの生産量が非常に多く、「国産レモン生産量1位の島」としても知られています。

最近は「瀬戸内レモン」だけではく、「瀬戸田レモン」の知名度も上がっており、ブランドとしても確立されつつあります。瀬戸田を訪れるとレモンを使ったお土産や料理を街のいたるところで見つけられるほか、街のポストやシャッターなどもレモン色に塗られています。

レモンだけじゃない!瀬戸田の柑橘

ここ最近はレモンサワーブームも相まって、瀬戸田のレモンに多くの注目が行きがちではありますが、実はレモン以外にもたくさんの種類の柑橘が瀬戸田では栽培されています。
はるみ、せとか、たまみ、清見、はるか、弓削瓢箪、ネーブル、甘夏、八朔、温州みかん、不知火、レモン、ライム、などなど・・・(どれも名前が個性的!)
瀬戸田で栽培をされている柑橘だけでもゆうに50 種類を超えるとも言われています。それぞれの柑橘は見た目や味わいももちろん異なり、農家さんたちは強いこだわりを持って、様々な種類の柑橘を栽培しています。

瀬戸田の柑橘の魅力をもっと引き出したい!

農家さんよりいただいた柑橘ジュース。すべて品種が異なります!

瀬戸田の柑橘は種類が豊富なだけではなく、味も一級品です。

ジュースになるとその美味しさはさらに顕著になり、濃厚でかつ甘いだけではなく酸味のバランスがよく取れていることが分かります。最近は他の地方でも高級柑橘ジュースをよく見かけるので試しに買ってみるのですが、瀬戸田産の柑橘ジュース以上に美味しいジュースには出会ったことがありません!(因みに島にいると柑橘を買うことはほとんどありません笑 農家さんがこれでもかといつもお裾分けしてくれます。)

味は一級品で、本当に様々な柑橘が栽培されている瀬戸田ですが、一方でその認知はまだまだ低く、個人的にはもっとその魅力は多くの人に知られるべきだと考えております。瀬戸田の柑橘の価値がより多くの人に知られることが、大好きな瀬戸田の活性化につながると僕は信じています。

瀬戸田の柑橘が抱える課題

瀬戸田の柑橘の魅力を再発掘するうえで、クリアしていく必要のある課題が大きく3つあります。
(課題というと農家さんより異論が出そうですが、ここでは敢えて明確に書かせていただきます!)

  • ① 柑橘のシーズンと観光のシーズンが逆である
  • ② たくさん種類はあるが、その違いが全く分からない
  • ③ 農家さんは多くの柑橘ジュースを生産しているが、販路がなかなか作れない

  • 意外と知らない人も多いですが、多くの柑橘は冬に収穫をされます。その一方で島の観光のピークシーズンは5月~9月であり、多くの人が訪れるときに旬の柑橘を楽しむことができないという課題があります。

また、様々な柑橘が栽培されている一方で、冒頭でも書いた通り、注目はレモンに行きがちであり、様々な種類の柑橘が栽培されているにも関わらず、その違いを楽しめる場所はほとんどありません。

またジュースに関しては、最近は多くの農家さんが自社で製造されていますが、売り方が分からないと仰る農家さんも多く、販路の獲得に苦戦をされています。

柑橘の専門店を駅の中にオープンしたい 

ここまで長くなりましたが、移住をしてから、様々な農家さんと交流する機会を得るなかで、これだけ魅力がある瀬戸田の柑橘をより多くの人に知ってもらいたいという思いから、今回は、尾道の玄関口である尾道駅のなかに柑橘の専門店を開業したいと考えました。

新店舗では柑橘に関連した商品を揃える予定ですが、先ほどの課題①〜③を全てクリアするためにも、柑橘ジュースを常時最低でも3種類提供し、飲み比べなどもできるようにする予定です。柑橘ジュースは生果と異なり通年で提供できるうえに、柑橘同士の味の違いも飲み比べることで分かりやすいため、柑橘の美味しさを知ってもらううえでは、格好の商品です!
また夏の季節は、冬の間に仕込んでおいた生の柑橘を贅沢に使った柑橘シロップのかき氷も提供をする予定です。(1日100杯売ります!)

柑橘を贅沢に使ったかき氷ソースを絶賛仕込んでいます!

出店先に関してですが、より多くの人に柑橘の魅力を知ってもらうためには、多くの人が集まる場所にお店を置く必要がある一方で様々な農家さんと密に連携をするためにはお店が産地からある程度近いことが条件になるため、今回は尾道駅が最適の立地だと考えております。

2つの顔を持ったお店

「カンキツスタンド オレンジ」
「気まぐれスタンド DAIDAI」イラスト:©︎Puddle Inc.
今回のクラウドファンディングでは、尾道駅に新しく開業する柑橘の専門店の開業に伴い必要となる資金を募集させていただきます。

尾道駅という場所柄、時間帯によって訪れるお客様の層やニーズが異なることも踏まえて、昼間は、柑橘の専門店「カンキツスタンド オレンジ」として営業をする傍ら、週末の夜には地元の人も観光客の人も気軽に入れる立ち飲み屋「気まぐれスタンド DAIDAI」として営業をする予定です。

たった5坪の小さな空間ではありますが、多くの人に愛されるお店になることを目指していきます。


「カンキツスタンド オレンジ」


ジューススタンドとして、尾道のなかでも特に柑橘の栽培が盛んな瀬⼾⽥産の柑橘ジュースを常時3種類、柑橘を使ったクラフトビールを常時2種類ドラフトタップから提供をするほか、夏期は柑橘を贅沢に使った柑橘シロップのかき氷を販売する予定です。また店内物販スペースでは、柑橘を使った加⼯品のお⼟産や店舗オリジナルの T シャツやバッグなども販売を予定しています!


「気まぐれスタンド DAIDAI」

週末限定で夜の時間帯は、店名を「気まぐれスタンド DAIDAI」と変え、アルコールやおつまみを気軽に楽しめる⽴ち飲み屋として営業を⾏います。観光客や地元の⽅はもちろん、近年増える尾道への移住者や関係⼈⼝の⾃然な交流が⽣まれる場所として、地域に愛される⽴ち飲み屋になることを⽬指します。柑橘を使ったクラフトビールやサワー、カクテルなど、こだわりのアルコールドリンクを提供していきます。

また僕自身も移住者であるように尾道に移住した人が地域のなかでの新しい交流を作れる場所となることを目指し、スタッフは積極的に移住者を採用していく予定です。


ご支援のほど、よろしくお願いします!

大好きな瀬戸田を盛り上げるべく、この度は柑橘の専門店を開業できればと思っておりますので、みなさまのご支援のほどよろしくお願いします。

ご支援いただきました資金については、

・新店舗の改修にかかる費用(合計約500万円)
・新店舗の備品購入などにかかる費用(合計約100万円)
・新商品の開発にかかる費用(合計約100万円)
・クラウドファンディングの事務手数料やリターンの準備に必要な経費(合計約30万円)

の一部として使用をさせていただく予定です。
また、本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

スケジュールに関して

本プロジェクトは、以下のスケジュールで進めていきます。

2022年6月    - クラウドファンディング実施(6月31日締切予定)
2022年7月後半  - 店舗開業
2022年8月    - リターンの配送開始

7月に店舗の開業を控えているため、かなりタイトなスケジュールではありますが、臨場感のある開業準備の様子をお見せできると思いますので、引き続きご支援とご注目いただければ幸いです。

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