北東北のダウンウェア専門工場の2度目の挑戦!

CAMPFIREをご覧のみなさん、こんにちは。
私たちは、岩手県宮古市にあるダウンウェア専門の縫製工場のオリジナルブランド「Hayachine Made(ハヤチネメイド)」です。今回で2度目のクラウドファンディングのチャレンジになります。
ぜひ、ご一読くださいますようお願いいたします。

前回のクラウドファンディングについては、是非こちらをご覧ください。


昨年初めて挑戦したCAMPFIREでのクラウドファンディングは、お陰様で多くの方々にご支援いただき、目標金額の391%、1,959,600円を達成しました。

アパレル不況の中、コロナ禍によってダウンジャケット製造の依頼はさらに少なくなり、国内にあるダウンウェア専門工場も次々と休業している中で、私たちの工場の挑戦が多くの皆さまの支援を頂いたことは、非常に励みになりました。
また、このクラウドファンディングを通じて私たちを知っていただき、コラボレーションに繋がった事例もあり、本当に挑戦して良かったと思っています。

昨年、発売した『The Authentic Down Jacket』のイメージビジュアル
クラウドファンディング以降の活動について

Hayachine Madeのオリジナル商品『The Authentic Down Jacket』は、オーセンティックの名の通り無駄な装飾を省き、性能を追求したダウンジャケットです。このダウンジャケットを全国の伝統工芸の織物や、新しいテキスタイルでつくれたらというのが私たちのコンセプトです。

昨年、このプロジェクトをスタートさせてから、全国各地の伝統工芸の織物を生産する作り手や生地を扱う小売店の方からたくさんのオファーをいただき、プロジェクト開始1年で全国に『The Authentic Down Jacket』が広まりました。

京屋染物店(岩手)とコラボした本染め刺子ダウンジャケットをきっかけに、表生地を変えるだけで全く印象の違うダウンジャケットを作ることができることに着目し、昨年だけで、日乃本頒布(山形)、会津木綿のきものべんりや としの坊(福島)、さとうきびを原料にしたエシカルデニムのShima Denim Works(沖縄)、浜ちりめんの南久ちりめん(滋賀) 、久留米絣の丸亀絣織物(福岡)とコラボレーションを行いました。

東京インターナショナル・ギフト・ショー2022春ではこれまでにコラボしたダウンジャケットを展示

きものべんりや としの坊(会津若松市)で行われた会津木綿ダウンジャケットの受注予約会

また、百貨店を中心に多くの小売店からPOPUP STOREのお話をいただき、岩手を飛び出し、仙台市・会津若松市・桐生市・立川市そして横浜市などでもPOPUPを開催させていただきました。
そこでも多くのお客様にお会いでき、直接私たちのダウンジャケットを届けることができました。

仙台パルコ2の東北スタンダードマーケット(宮城県仙台市)でのPOPUP

旅とアウトドアがコンセプトの「Purveyors」(群馬県桐生市)でのPOPUP

横浜高島屋メンズフロアでのPOPUP


お客様から要望の多かったレディースダウンを発表

『The Authentic Down Jacket』を様々な売り場で販売をさせていただいた際、お客様から一番多く寄せられたご要望は「レディースをつくって欲しい」というものでした。もともと、『The Authentic Down Jacket』はユニセックスを想定していましたが、真冬にジャケットの上から着ることを想定しているので少しオーバーサイズにつくられていました。試着したお客様からは女性のシルエットを美しく見せるレディース専用のダウンが欲しいという意見が多くありました。

特に「本染め刺子ダウンジャケット」には女性の方からの反響が大きく、小さいサイズを望まれる声がたくさんありました。また、高い襟などにはメイクがうつることなどを心配する声も聞かれ、改めて女性向けの商品を開発することになりました。

『The Authentic Down Jacket』のレディースダウンジャケットは、襟をノーカラーとし、中にハイネックセーターを合わせたり、マフラーを巻いて楽しめるようにしています。またカッティングやダウン量を調整し、女性が着た際にシルエットが綺麗に見えるようにしてあります。

少しボリューム感のあるアウトポケットや、丸いファスナー引手、ストライプの裏地などもレディースダウンのこだわりです。

『The Authentic Down Jacket』のベースとしてメンズ同様、レディースダウンも全国の様々な生地でつくっていきたいと思っています。

The Authentic Down Jacket レディース 撥水ナイロンバージョン(BEIGE)

モデル161cm サイズM着用

一般的には雨に弱いダウンジャケットですが『The Authentic Down Jacket』は、表面のダウンパックの縫い目をなくし撥水加工された生地を採用することでレインウェア並の高い防水性能を誇ります。

表生地には東レの先端テクノロジーから生まれた防撥水生地「DELFY®」を使用。引っ張りや摩擦に強いタテ70d・ヨコ280dのナイロン糸を使用した防撥水性に優れた生地を採用しています。
表面には雨を弾く優れた撥水加工を施し、裏面には0.2mm厚のPVCをラミネーション加工し、強度と防水性を高めています。

肩口や袖、脇の縫代にも水を通さないシームテープを内側から貼った防水構造となっています。街中での雨や雪は完全にシャットアウト。アウトドアスポーツでも安心して使える高い防水性を備えています。
※The Authentic Down Jacket レディース 撥水ナイロンバージョンと本染め刺子ダウンジャケット・レディースのみの仕様となります。


The Authentic Down Jacket 本染め刺子ダウンジャケット・レディース

モデル161cm サイズM着用

「本染め刺子ダウンジャケット」は今なお、手染めにこだわっている「京屋染物店」の本染めの刺子生地を使用しています。それは手染めだからこそ出せる絶妙な力加減で、生地繊維の奥まで染めることができ、色の深みと奥行きを出すことができるからです。長くご使用する過程で擦れや適度な色落ちにより『良い味』を出し、より一層深味のある表情へと変わっていきます。さらに本染め刺子生地には、撥水加工が施されており、雪や雨にも強い仕様となっています。


ダウンジャケットのサスティナビリティ

昨今のファッションは、サスティナビリティに対する意識の高まりを受けて、リサイクル素材や環境にやさしいオーガニック素材を使ったり、レザーを使用せず動物の殺傷をストップしたりという流れになってきています。

とりわけレザーやダウンなど、動物由来の素材に関しては使うことをやめるブランドも出てきています。

『The Authentic Down Jacket』で使用するダウンは全て食肉用に飼育されたダックの副産物を活用し、環境保護と動物愛護の視点にも配慮しました。

羽毛を廃棄物として焼却することで、羽毛1kgにつき1.8倍のCO2が発生しますが、防寒素材に利用することでこれを抑えることができます。また、羽毛はリサイクルして使用することが可能です。洗浄には大量の水を使用しますが、排水の半分以上を再利用しています。

このようにダウンを使用することが、サーキュラーファッションの考え方に反していないことが少しでも理解いただけたのではないでしょうか。

また、この羽毛には、環境汚染の原因となるPFC(過フッ素化合物類)が入っていない撥水性加工されており、ダウンの表面にホコリとヨゴレが吸着しにくく嫌な臭いがしません。
防寒性能も高く高品質で登山用品にも使えるという700FP(フィルパワー)のダウンを使用しています。


【CAMPFIRE限定商品】
全国の様々な生地でレディースダウンをつくるプロジェクト!

今回、『The Authentic Down Jacket』のレディースを発売するにあたり、これまでにコラボレーションした会社とCAMPFIRE限定のレディースダウンを生産することになりました。
参考画像は全てユニセックスのダウンのものですが、この生地でレディースのダウンを限定生産します。

帆布ダウンジャケット/日乃本帆布(山形県米沢市)

山形県米沢市に工房を構える乃本帆布は、使えば使うほど味わいの増す帆布(はんぷ)を使った鞄などを製造販売しています。初めは硬くて少しごわついていた帆布生地も、使ううちにくったりと馴染み柔らかくなり、風合い・色合いが変化し、味となっていきます。帆布のダウンは、撥水性も高く耐久性に優れた長く付き合えるダウンジャケットです。

乃本帆布のHPはこちら


会津木綿ダウンジャケット/きものべんりや としの坊(福島県会津若松市)

400年以上の伝統を持ち、最盛期では数百あった織元が現在では2社となり衰退の一途をたどる会津の伝統産業品である「会津木綿」。会津木綿特有の「縞」を生かし、会津木綿をダウンジャケットに仕立てました。戊辰戦争時に會津の四方を守った「白虎隊」「青龍隊」「玄武隊」「朱雀隊」に因んで、4つのカラーネームもその名前をを使用しました。生地には撥水加工を施しております。

きものべんりや としの坊のHPはこちら


バガスデニムダウンジャケット/SHIMA DENIM WORKS(沖縄県浦添市)

沖縄県のさとうきびの搾りかす「バガス」をアップサイクルした"エシカルな製品"を生み出しているSHIMA DENIM WORKS。「バガス」を和紙に漉き込みそこから糸をつくり、Japan Denimの一大産地である福山市の工場にて、その和紙糸と環境に配慮したコットンを織り合わせたバガスデニム生地を、ダウンジャケットに仕立てました。消臭効果・抗菌作用があり、とても柔らかく肌触りの良いデニムです。

SHIMA DENIM WORKSのHPはこちら


浜ちりめんデニムダウンジャケット/南久ちりめん(滋賀県長浜市)

最高級絹織物「浜ちりめん」の伝統的な技法「水撚り」を応用した個性的な交織楊柳デニムをダウンジャケットに仕立てました。伝統の技術と新しい技が生み出す「浜ちりめん」のデニム生地。プリーツ加工とは一味違うナチュラルで美しいシボがダウンジャケットを引き立てます。

南久ちりめんのHPはこちら


オリジナルラインの撥水ナイロンと本染め刺子ダウンジャケットに加え、以上の5社の生地を使用したスペシャルなレディースダウンジャケットをCAMPFIRE限定で販売します。
大変貴重な生地ですので、現在ご用意できる分のみのご提供となります。どうぞこのチャンスを逃さないでください。


最後にメッセージ〜私たちの想い

これからの「Hayachine Made(ハヤチネメイド)」は、全国各地の伝統工芸生地の他、新しい機能を持った工業繊維、サスティナブルなアップサイクル素材、アーティストが作った希少価値の高いテキスタイルなど、これまでダウンジャケットには使われてこなかった素材を使いダウンジャケットの領域を拡げていきたいと考えています。いつか、様々な産地やテキスタイルデザイナーとのコラボで作った「The Authentic Down Jacket」展を行うことを夢見ています。

また、サスティナブルな商品開発を進めるため、中国産ダックダウンに変わるリサイクル羽毛や植物性ダウンなど、より環境負荷の少ない素材の選択にも力を入れていきます。 

地方の縫製工場がダウンジャケットという媒体を通じで、ローカル(縫製工場)とローカル(全国の生地産地)をつなぐビジネスモデルに成長していきたいと考えています。将来的には海外市場にも日本の高品質なダウンウェアを販売していくことを目標にしています。

ぜひ、応援よろしくお願いいたします!



<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください