人生の最期に寄り添い尊厳ある旅立ちをサポートするスペシャリスト「看取り士」をテーマにした映画を榎木孝明さん主演で製作し、全国の劇場で上映します。

プロジェクト本文

はじめまして。

日本看取り士会の柴田久美子と申します。

今回、尊厳ある旅立ちをお手伝いする「看取り士」をテーマにした映画を俳優の榎木孝明さん主演で製作し、2019年春の全国公開を目標に動いております。

映画の最新情報はこちら(twitter)

 

突然ですが「看取り士」をご存知ですか?

ほとんどの方は耳にしたことがないと思いますが、看取り士とは私が立ち上げた日本看取り士会が認定している看取りのスペシャリストのことです。

私は福岡の特別養護老人ホームの寮母となった際、最期の瞬間を迎えようとしている方が「さみしい」「一緒に寝て」と言い続ける姿を無視することができなかったことがきっかけで看取りの世界へ入りました。

旅立ちの瞬間どこにいたいか、誰がそばにいて欲しいか、何を食べたいか、そういったことを何一つ思い通りに出来ず、悲しみに暮れて最期の時を待つ今の社会を変えたい。

そんな想いから、平成14年に病院のない600人の離島にて看取りの家「なごみの里」を設立し、本人の望む自然死で抱きしめて看取る実践を重ねていきました。

↓なごみの里の様子(クリックで紹介動画)

 

私が取り組んでいたのは

「尊厳を持って旅立てる社会の実現」

という新しい終末期のモデル作りでした。

~ある家族のエピソード~

和子さん(仮名)は末期のがんで余命3ヶ月を医師に宣告され、ホスピスでの入院を勧められましたが、最期は3人の子どもたちと暮らしたいという想いから小さなアパートで過ごしていました。

そこは家族4人でいると常に体が触れ合うほどの小さな部屋でしたが、和子さんはとても幸せそうで、「元気になったら子育て支援にこの身を使うんだ」と希望を持ち懸命に生きていました。

気付けば余命を半年以上越えたある日、息子さんから私へ「母が呼んでいます。すぐに来て!」という連絡が入りました。

私が駆けつけてすぐ和子さんは「抱きしめて」と言い、それから数時間後に大きな呼吸を一つ吐き愛する子どもたちに見守られながら旅立ちました。

医師が死亡時刻を確認した後、

子どもたちは口々に「ありがとう」と和子さんに感謝の言葉を送りながら、その体の温もりが残る場所を探し感じ続けました。

そしてお別れの時、一番下の18歳の娘さんが

「お母さんが臨終の時にそばにいられるなんて、まして触れられるなんて思ってもいませんでした。死は怖いものではないんですね。ありがとうございました。」

と清々しい表情で声をかけてくれました。

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人生の99%が不幸だとしても、
最期の1%が幸せならば、
その人の人生は幸せなものに変わる。

これはマザー・テレサの言葉ですが、尊厳を持って旅立ちを迎えることができれば、本人はもちろん周りの家族や友人までキラキラと輝いて最期の瞬間を迎えることができるのです。

その後、私は平成24年に一般社団法人日本看取り士会を設立し、最期の時に寄り添い尊厳のある旅立ちをサポートするスペシャリストとして「看取り士」を認定・養成する活動を本格的にスタートさせました。

愛することは尊重すること。

「最期まで自分のやりたいように生き、好きな場所で逝く」それができるということが、その人の人生を幸せなものに変えられる力があるのではないか。と私は強く感じました。

そして、この取り組みをもっと多くの方に知ってもらい。という想いから映画の制作を企画しました。

 

映画化に向けて動き出してしばらくすると、以前から親交のあった俳優の榎木孝明さんが主演してくださることになりました。

↓榎木孝明さんご挨拶

皆様こんにちは。榎木孝明です。

このたび看取り士の映画を作ることになりました。

柴田久美子さんとは私が初めてお会いしたのは日本海に浮かぶ小さな小島、知夫里島でした。

そこで初めて看取り士という言葉を伺いました。

あれからもう7、8年経ちますかね。

そのとき柴田さんと「ゆくゆく是非この看取り士を主役にした映画を作りたい」という話をしてまして、やっとその柴田さんの希望が叶うことになりました。

看取り士とは死に逝く人と見送る人その双方を幸せにする、そういう仕事です。

これからますますその需要は高まっていくと思います。

そんな素敵な台本が今出来上がりつつありますので是非みなさんも応援してください。

そしてこの制度を全国にもっともっと広めていきたいと思います。

是非よろしくお願いします。

 -プロフィール

鹿児島県出身。武蔵野美術大学を卒業後、劇団四季に入団し、1981年「オンディーヌ」で初主演を果たす。

1984年にNHK朝の連続テレビ小説「ロマンス」でテレビデビューを飾り、その後は俳優として映画・テレビ・舞台などで活躍。

代表作はTVドラマ「浅見光彦シリーズ」の浅見光彦役で知られ、最近では2016年公開の映画「セーラー服と機関銃」や2017年公開の映画「帝一の國」、TVドラマ「真田丸」「相棒season16」にも出演されています。

オフィシャルサイト:http://www.officetaka.co.jp/

↓榎木さんとの対談動画

 

ここまで読んでいただけると少し理解できるかと思いますが、2008年公開の映画「おくりびと」や今年3月公開の映画「おみおくり」はどちらも死後のお手伝いをする納棺士をテーマに描いており、生きて旅立つまでをお手伝いする看取り士とは全く異なるものです。

自己資金はもちろんのこと、様々な団体や個人の方からも多くの支援をいただいているのですが、全国での劇場公開を見込んだ費用は総額約8,000万円が必要で、まだ資金が不足している状況です。

そこで、看取り士を知らない方の中にも、この取り組みに共感し映画製作を支援していただける方がいらっしゃるのではないかと考え、クラウドファンディングを行なうことにしました。

 

これから日本は世界中でどの国も経験したことのない超・超高齢化社会に突入します。

いわゆる2025年問題です。

人口統計の推移から行くと、これから7年後には団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となり、15歳~64歳の生産年齢人口が7,000万人まで落ち込む一方で、65歳以上の人口は3,500万人を突破します。

国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という状況で、必然と最期を迎える方も増加するのですが、医療や介護もパンク状態となり、今までのように病院や施設で看取ることが構造的に難しい社会となります。

あなたは自分の最期をイメージできますか?

お父さんやお母さんを自宅で看取ることができますか?

病院や施設での最期が当たり前の現在、ほとんどの方は想像もしていないことだと思いますが、自宅での看取りはすぐ目の前までやってきています。

それをサポートできるのが「看取り士」です。

看取り士は、自然で幸せな最期を迎えられるために、旅立つ方の「心」「魂」に寄り添い、ご本人の思いや愛を受けとめ、残った方に受け渡し、納棺前までの最期に寄り添うスペシャリストです。

現在、岡山本部を拠点とする全国6ヶ所の看取り士養成研修所を運営し、そこから認定を受けた約320名の看取り士が全国で活動していますが、2025年の超・超高齢化社会を迎えるには体制として不十分で、このままでは日本は孤独死や望まない形で最期を迎える方があふれてしまいます。

↓看取り士全国大会や養成講座の様子

私たちは今回の映画を通して、多くの方が死を恐れず向き合う機会を作ることの先に、看取り士という存在を社会に広め、医師や看護師・介護士と同じように職業の選択肢の一つにしたいと考えています。

それができれば、生まれたとき歓喜で迎えられるように、最期まで尊厳を持ち愛されて旅立てる社会を実現することができると信じています。

 

私は看取り士として自身の活動をすると同時に、新たな看取り士の養成や全国各地での講演活動、書籍出版などに取り組んできました。

↓講演と書籍の一部(クリックで講演動画)

 

-ストーリー

同僚の死を軽んじる上司に嫌気をさして会社を辞め、看取り士として第二の人生を歩んでいる柴久生は、とある地方都市の看取りステーションに勤めていた。

看取りとは、余命がわかった人々の最期の希望を出来るだけ叶え、死の不安を取り除き、その時を一緒に過ごしてあげること。

久生のところへ若干23歳の高村みのりが赴任をする。

みのりは久生や地域の診療所の医師たちと連携しながら、様々な死と向き合う。

そんなある日、3人の子供を持ちながら若くして余命宣告を受けた母親を看取ることになる。

幼い頃に母親を亡くし、過去の記憶と葛藤するみのりに対し久生は「看取り士」としてその母親とどう向き合えばよいか、温かく導こうとする。

 

主演(柴久生役)は前述の通り榎木孝明さん。

身近な家族や友人を失った経験から看取り士となり、さまざまな尊厳のある旅立ちをサポートする役どころです。

-コメント

この世に生まれたからには誰一人とて免れぬ死。その当たり前の死に際に、逝く者と送る者の双方を幸せな気持ちにしてあげられる“看取り士”の存在が益々必要とされる、そんな時代になると思います。

 

ヒロイン(高村みのり役)は村上穂乃佳さん

今回1,200名のオーディションから抜擢されました。

 

早くに母を亡くしたことがきっかけで看取り士を目指し、榎木さん演じる先輩看取り士の下で母の死を受け入れ成長していく役どころです。

-プロフィール

愛媛県出身。1995年生まれ。

TVドラマやCM、映画に数多く出演し昨年は映画「三尺魂」でヒロイン役を演じる。

11月からは城山羊の会での舞台出演も決定している。

オフィシャルサイト:https://unblink.jp/talent/honoka_murakami

-コメント

このような大役をいただき光栄で、且つ身が引き締まる思いです。

このオーディションに参加して看取り士という職業を知りました。

死という最期を迎える人に寄り添う“高村みのり”の生き方に向き合っていきたいと思います。

 

監督・脚本は、白羽弥仁さん。

-プロフィール

兵庫県出身。日本大学藝術学部演劇学科演出コース卒業後、映画だけでなくテレビCMも手掛け、現在は甲南女子大学文学部メディア表現学科講師としても活動。

映画での代表作は2008年「能登の花ヨメ(出演:泉ピン子、田中美里など)」や2017年「ママ、ごはんまだ?(出演:木南晴夏など)」。

-コメント

人生において、いくつかの人の死に邂逅してきた。

生命がかけがえのないものであるように、お一人お一人の死もまたそうであるはずだ。

よりよき死とは。観客の皆さんとご一緒に考えるきっかけになる作品にしたい。

 

映画の製作に要する費用(出演者とスタッフの交通費・宿泊費、撮影・編集・DVD化、ポスター・チラシ印刷、劇場配給など)に使わせていただきます。

撮影は6月26日に東京でクランクイン、岡山県などでの撮影を経て、2019年春の全国公開を予定しています。

今回の目標金額150万円では製作に必要となる約8,000万円に遥かに及びませんが、幸せな尊厳ある旅立ちを一人でも多くの方に届けるために、継続して支援を呼びかけながら製作を進めていきます。 

 

 

これから世界でも類を見ない超超高齢化社会へ突入する日本では、孤独死や安楽死、自殺など死に関する多くの問題が浮き彫りとなってきます。

この映画をご覧になる方々にとって、あたたかいお茶を飲んだ後のようにふんわり心温まるような映画であって、大切な家族ともう一度観たくなる映画であって欲しいです。

一人でも多くの方が尊厳ある旅立ちを迎えられるよう引き続き看取り士は活動してまいります。

是非ともご支援の程よろしくお願い致します。

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