自宅で簡単に漬物を作ることができる新しい漬物ポット「Picklestone」。
7度目となる今回のクラウドファンディングは、世界に「冷やし出汁」を知ってもらうチャレンジです。

クラウドファンディングを通じて、多くの人たちに漬物を楽しむきっかけを作ることができたPicklestoneは、おかげさまで現在までに累計で世界33カ国へ輸出、2500人以上の支援者にお届けすることができました。

▼Picklestoneとは?

Picklestoneは、料理家である僕が開発した、日本の伝統食品である「漬物」を簡単に作ることができるガラスポットです。使い方は簡単、普段は捨ててしまうような野菜の端や、余った野菜を入れ、塩を振り、付属の重石を乗せて待つだけ。

たったこれだけで、普段捨ててしまうような野菜を漬物に変えることでフードロスを減らし、アンバランスな食生活に発酵食品を手軽に取り入れることもできます。自宅で漬物を作るってちょっと難しそうと思われるかもしれませんが、このPicklestoneならたった1日。驚くほど簡単に作ることができるんです。


▼Picklestoneはスペースを取らず、自然と暮らしに溶け込むプロダクト

Picklestoneの最大の魅力は、お漬物に新しい居場所を発見したことです。いまの生活環境では、大きな樽を置く場所も、一日中ひんやりとした日陰もマンションではなかなか探すのが難しい。ならば、形を変えて冷蔵庫のポケットにペットボトルと一緒に並ぶような形に変えてしまうことにしました。野菜を入れて、塩と昆布を加えて、あとは上から漬物石を乗せるだけ。スマートな形状にすることで狭いキッチンでも場所を取らずに一人分でも漬物を作ることができるようになりました。

このアイデアが世界的にも評価され、グッドデザイン賞や、アジア最大のデザイン賞のDesign for ASIAアワードも受賞。またイギリスのカルチャー誌「wired」にもSDGsプロダクトとして掲載。アメリカではTIME誌「世界で最も影響力のある100人」に選出されたKonMariこと近藤麻理恵氏に日本のプロダクト10選として掲載されました。

▼新プロダクト誕生までのお話

まさか料理家が自分のために開発した漬物ポットがこんなことになるとは夢にも思いませんでしたが、世界中の人たちが、発酵食品を積極的に食事に取り入れたいと思っている事、健康的な日本食のひとつである漬物に興味を持ってくれている事は新たな発見でした。

漬物を作るには、まず塩分の浸透力で野菜から水分を排出し、雑菌が繁殖しにくい環境を作り ます。 野菜の繊維に塩分が入り込むことで保存力が向上し、塩分に負けない乳酸菌が増え、酸味が出てきたらお漬物の完成です。しかし、いままで販売してきた中で、「まったく料理をしたことがない」「TSUKEMONOの塩加減がわからない」など、予想もしなかった国内外からのご意見がちらほら。それなら、もっともっと多くの人たちに隔たりなくキッチンに立ちたくなるプロダクトにしよう!と考えるようになりました。

▲Picklestoneを使えば、何十種類の漬物が一晩で、省スペースでつくることが可能です。

▼新たなチャレンジはコールドブリュー「出汁」の研究から

出汁といえば、沸騰させたお湯に鰹節を山ほど入れ、すぐに火を止めて瞬間的に高温で旨味を出していくのが常識ですが、とある関西を代表する和食料理人から、本当に美味しい出汁は、冷たい温度で時間をかけることで信じられないほどすっきりとした味わいになることを教えていただきました。

また緑茶やほうじ茶なども同様に、氷だし、水だしといった「コールドブリュー(低温抽出)」が今まで感じることのできなかった茶の甘みを引き出すことができることに、本当に衝撃を受けたのです。

そんな和食の技法を垣間見た瞬間、新たなプロダクトの着想がうまれ、これは世界中に届ける価値があると感じました。

▼いままで味わっていた出汁やお茶とは別次元の甘さ

実験を繰り返し、間違いなくコールドブリュー出汁は新しい体験になる!と確信し、すでにPicklestoneを持っているユーザーにも、T-Unitパーツだけの提供もできるようにサイズ互換性をもった仕様で開発。約6ヶ月間、試作と調整を繰り返し、ようやくこの夏にまったく新しい出汁ポットを送り出すことができそうです。

■【Picklestone150】ボトルサイズ : d100mm×H135mm

■【150 T-Unit 】ボトルサイズ : d100mm×H135mm

▲T-Unitは1サイズのみ。150、220のガラスポットに装着が可能。
(Picklestone115は除く)

■【Picklestone220】ボトルサイズ : d100mm×H215mm

■【220 T-Unit】ボトルサイズ : d100mm×H215mm

▲220サイズなら、たっぷりと冷やし出汁やお茶を抽出することが可能です。

今回新たに考案したプロダクト、冷たい出汁やお茶を抽出する「Picklestone T-Unit」の使い方も、もちろん簡単です。T-Unitのカップに、鰹節、昆布、唐辛子、塩を入れ蓋をしたら、水をいれたガラスポットに浸しておく、たったこれだけ。冷蔵庫のサイドポケットに一晩つけておくだけで、雑味のない甘みと深い香りの出汁を作ることができるのです。

Picklestoneでも、野菜から水分が抜けていく様子をガラス越しにみて驚いた方も多いでしょう。コールドブリュー出汁も同じく、こんなに乾物から旨味が出るのか、とその変化を見ているだけでも価値があります。

Picklestoneでつけた漬物を白いご飯に乗せ、そしてT-Unitで抽出したコールドブリュー出汁を注げば、「冷やし茶漬け」の完成です。このシンプルな料理は驚くべき体験になると思います。

T-Unitは、日本の工場で製造しており銅製の錫メッキ仕上げ。
傷みやすい出汁を少しでも長持ちさせる工夫のひとつです。

▼コールドブリュー出汁の美味しさをもっと多くの人に伝えたい

今回開発したT-Unitは、国産素材に国産加工。品質にこだわった結果、高価になってしまったとも感じていますが、漬物も出汁も日本の食文化の粋として、一番こだわりをもって味わって欲しいのです。ずっと使い続けられるプロダクトとしてどうか手にとって使ってみてほしいと思います。

支援者の皆様への「Picklestone T-Unit」各サイズのお届けは2022年8月末頃を予定しております。夏野菜の旬までには、みなさんのお手元にお届けできるよう勧めたいと思います。ただし生産状況の都合により遅延の可能性もございますので何卒ご了承ください。

このクラウドファンディング実施にあたり、Picklestone T-Unitでお茶漬け研究を担ってくれた三好さん、木工加工を紹介/制作してくださった賀来さん、中島さん、金属加工技術では佐野機工(栃木)のみなさま、メッキでは石川鍍金(新潟)のみなさま、輸出入のプロフェッショナルの沈さん、味吉兆の中谷さん、茶師の藤本さん・・・このプロダクトを思いついてからみなさんの知識と技術でご協力いただき、ようやく世の中に出せる形になりました、たくさん無理をお願いしましたが本当にありがとうございます!

弊社NUTMEGは、食をデザインでもっと面白くしていくことをコンセプトに活動をしておりますので、これからももっともっとキッチンにエンターテイメントを提供したいと思います!

たくさんの方にコールドブリュー出汁の魅力が届きますように!

【スケジュール】

2022年8月初旬 クラウドファンディング終了
2022年8月下旬よりリターン発送

【食品表示】

ほうじ茶:サイズ90mm×145mm/内容量10g/直射日光は避けて涼しいところに保管してください/消費期限2023年7月/原産国 日本
スターターキット(昆布+塩+唐辛子):サイズ90mm×50mm/内容量7g/直射日光は避けて涼しいところに保管してください/消費期限2023年7月/原産国 日本

<使用している画像・名称はすべて許諾済です>
<実際にお届けするリターンとパッケージ等のデザインが異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。>

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/09/19 09:18

    ご支援いただきましたみなさま大変お待たせしてしまいましたがT-Unitの制作が完了いたしました!来週前半に発送いたしますのでお受け取りよろしくお願いいたします。まだ残暑の厳しい最中です、冷やし出汁をお楽しみいただけると幸いです。Picklestoneを継続的に支援いただき本当に力をいただいてお...

  • 2022/09/01 14:36

    ご支援いただきましたみなさまPicklestone T-Unitの開発に遅れが生じており、8月予定とさせていただいておりましたの発送を9月中とさせていただければ幸いです。原因はT-Unit蓋の木材の原材料高騰と国産桜材の入荷遅れがございまして材料確保に時間がかかってしまった次第です。製品は加工...

  • 2022/08/09 06:42

    「備考欄」についてどのように記載するのか指示がなかったことで支援の際に混乱を招く設定がございました。支援時に「備考欄」の記入がございますが、特に商品への希望(商品の追加/受け取り希望日時など)がない場合は、「なし」と記載して入力を進めてください。私のページ設定理解が及ばなかったためのミスでござ...

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