はじめに・ご挨拶

「ほらどキウイを未来につなごうプロジェクト(通称ほらプロ)」の林と申します。
「ほらプロ」は岐阜県関市洞戸の特産「ほらどキウイ」を未来に残していくために、JAめぐみのと生産者、パートナー企業、関係機関の皆さんとでキウイの苗木を植える取り組みです。

まずはじめに、昨年度の活動をご紹介します。

2021年『キウイの苗木』を植える活動がスタートしました

関市洞戸を中心に栽培される「ほらどキウイ」は昭和54年から作り始め、現在では40名の生産者が栽培していますが、生産者の高齢化とともに近年は樹齢の古い園が散見され 、ピーク時には年間約100万玉あった生産量は現在では約30万玉にまで減少しました。
「このままではほらどキウイが衰退してしまう・・・」、そんな生産者の思いを受け、JAめぐみのが呼び掛け、生産者と協力機関、パートナー企業が立ち上がり、2021年4月1日、「ほらどキウイを未来につなごうプロジェクト(通称ほらプロ)」が始動しました。

2021年7月1日に行った「ほらどキウイを未来につなごうプロジェクト」出陣式

3年間で500本の苗木を植えます!

キウイの苗木を植えるため、休耕農地を整備し栽培棚を設置しました。

昨年度は苗木220本分のご支援をいただきました!

500本の苗木を植樹するため、3年間クラウドファンディングを行う事を計画しました。
1年目の昨年は、8月1日〜9月30日の期間に実施し、キウイの苗木220本分ものご支援をいただきました。

洞戸の地に苗木を植樹

皆さまからの温かいご支援で購入させていただいた「キウイの苗木」は、2021年12月2日に実施した「植樹式」にて洞戸の地に植樹いたしました。

植樹式にはJAめぐみのをはじめ、生産者と協力機関、パートナー企業の関係者が出席し、植樹作業を行いました。








関係機関、パートナー企業の皆さんと行った植樹作業の様子。

ほらどキウイフルーツ生産部会が農林水産大臣賞を受賞

「JAめぐみのほらどキウイフルーツ生産部会」が農林水産省の令和3年度「豊かなむらづくり全国表彰事業」で東海ブロック農林水産大臣賞を受賞しました。
同事業は農村漁村における「むらづくり」の優良事例を表彰するものです。後継者育成、農福連携やほらプロの生産面積拡大に向けたクラウドファンディングなど、次世代に向けた取り組みを高く評価していただきました。

2021年11月12日、令和3年度豊かなむらづくり賞状授与式(関市洞戸のほらどキウイプラザにて) 
ほらプロの2年目の活動が始まりました!

ほらプロでは3年間で、キウイの苗木500本を植樹する事を目指しています。
2年目の活動では昨年同様、新たなキウイ畑への植樹と合わせて古いキウイ畑への改植を行うことで、現在「ほらどキウイ」を生産しているキウイ畑を守る活動も行います!

昨年12月に植樹したキウイの苗木は順調に育っています(撮影:2022年6月)

甘味と酸味のバランスが良い「ほらどキウイ」

山間地の豊かな自然の中で、清流板取川のめぐみをたっぷり含んで育つキウイは「ほらどキウイ」の名称で地元を中心に愛されてきました。ヘイワード種のグリーンキウイで、昼夜の寒暖差により甘みと酸味のバランスが良いのが特徴です。

おいしい「ほらどキウイ」を育む自然環境

「ほらどキウイ」のふるさと関市洞戸地区は、清流板取川が流れ、豊かな自然がある、日本の昔ながらの里山です。

山間地で冬には雪が多く積もり、キウイ栽培には決して適したとは言えない環境の中で大切に育てられています。

リターン商品のご紹介

贈答用の立派なM玉以上の「ほらどキウイ」のほか、甘さが特徴の「扁平果」との食べ比べセット、「ほらどキウイ」を使用した焼肉のタレ(万能たれ)「ほらタレ」、ドレッシング「ほらドレ」とのセットをリターン商品としてご用意しています。
すべて「ほらどキウイ」のおいしさを感じていただける商品となっております。

・リターン商品には苗木代金を含みます。
リターン商品を購入していただくことで、キウイの苗木1本分の購入代金をご支援いただけます。

〇ほらどキウイ贈答用(9玉)

〇ほらどキウイ食べ比べセット(8玉) 

〇ほらどキウイ贈答用(9玉)と「ほらタレ」、「ほらドレ」のセット

【扁平果(キウイの長男)の商品化】

扁平果とは、樹木(幹)の1番近くに実るキウイのことをいい、「キウイの長男」と呼ばれています。
幹に1番近いため、栄養をたくさんもらっているため、横に膨れたかたちになっています。
キウイフルーツは果肉の芯の白い部分が最も糖度が高く、扁平果はその白い部分がたくさんあるので、通常の「ほらどキウイ」より甘いのが特徴ですが、収穫量も少ないことから農家さんが自家消費していたため、市場へ出回ることは稀でした。昨年は「数量限定」で販売したところ好評いただきました。
今年度も皆さまに扁平果のおいしさをお伝えしたいという思いから、扁平果をリターン商品に加え、更なる「ほらどキウイ」のPRができればと思います。

【ほらどキウイを使った焼肉のタレ&ドレッシングの開発】

「肉を柔らかくする効果のあるキウイフルーツで焼肉のタレがつくれないか」との岐阜県立関高等学校の生徒のアイデアから、「ほらどキウイ」を使った焼肉のタレ(万能たれ)が誕生しました!
関高校と地元の焼肉店とタレ製造業者、JAめぐみので会議や試作を重ね、昨年12月に「ほらタレ」として商品化しました。
キウイフルーツのさわやかな風味が特徴で姉妹品のドレッシング「ほらドレ」も開発しました。
なお、加工品には規格外のキウイを使用しており、袋詰めの労力や出荷コストを抑えることができるため、生産者も助かっています。今回、クラウドファンディングのリターン商品でPRを行い、更なる増産を目指していきます。

プロジェクトで実現したいこと

生産量の拡大
キウイフルーツの樹齢は30年〜40年と言われています。洞戸地区のキウイ畑には老木が目立ちます。
今後の生産量の拡大目指すうえで、新しい土地にキウイフルーツの苗木を植樹していくことと、老木を新しい苗木に植え替える必要があります。

樹齢が古くなった園のキウイの木
令和4年も協力機関・パートナー企業の皆さんと植樹を行います!

プロジェクトでは、洞戸地区内に新たな栽培棚の設置を行います。
このプロジェクトによってご支援いただいた資金で購入した苗木を植樹し、地域の農業の担い手である農事組合法人ほらど未来ファームに管理していただきます。
また、現在「ほらどキウイ」を生産している古いキウイ畑で改植を行うことでキウイ畑を守っていきます。

資金の使い道・スケジュール

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
ご支援いただいた資金は、キウイフルーツの苗木購入費用とリターン商品であるキウイフルーツ贈答用等の商品代と発送費用に充てられ、目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターン商品をお届けします。

●スケジュール
2022年9月1日〜10月31日:クラウドファンディング掲示

2022年12月初旬:関係機関、パートナー企業の皆さんとキウイフルーツ苗木の植樹

2022年12月~2023年1月:順次リターン商品、手配・発送

最後に

昨年はたくさんの方からの温かいご支援いただき、本当にありがとうございました。
昨年ご支援いただいた方もそうでない方も「ほらどキウイ」を食べて産地を応援してください!
地域から愛される「ほらどキウイ」を全国の方にも知っていただき、10年後、20年後、さらにその先の未来へ残していけるよう取り組んで参ります。

ご支援の程、よろしくお願いいたします。


【プロジェクトの運営】
・JAめぐみの「ほらどキウイを未来をつなごうプロジェクト」メンバー

【生産者の皆さん】
・JAめぐみのほらどキウイフルーツ生産部会
・農事組合法人ほらど未来ファーム

【協力機関】
・岐阜県中濃農林事務所
・岐阜県立関高等学校
・関市立洞戸小学校

【パートナー企業】
・十六銀行
・イオンリテール株式会社東海カンパニー
・生活協同組合コープぎふ
・株式会社岐阜フットボールクラブ
・中部学院大学・中部学院大学短期大学部地域連携推進センター

【後援】
・関市
・岐阜県農業協同組合中央会(JA岐阜中央会) 

  • 2022/12/21 12:00

    ご支援者の皆さま。この度は「ほらどキウイを未来につなごうプロジェクト2022」をご支援いただき、ありがとうございました。本日より順次、リターン品の発送を行ってまいりますので報告申し上げます。ゆうパックの宅配便でのお届けとなります。「ほらどキウイ」の到着までもうしばらくお待ちください。改めまして...

  • 2022/11/16 12:00

    11月上旬より「ほらどキウイ」の選果作業が始まりました。各生産者が収穫した「ほらどキウイ」が続々と選果場に運びこまれています。キウイは人の手と目で厳しく選別を行った後に機械で大きさごとに分けられていきます。その後、保冷室で保管され、お届けした時に食べ頃になるようにガス掛けを行い、出荷します。リ...

  • 2022/11/01 12:00

    9月1日より2か月間、支援を募集してまいりました「ほらどキウイを未来につなごうプロジェクト2022」が昨日をもって終了いたしました。今年度も163人という多くの皆さまからのご支援をいただき、目標金額の100万円を達成することができました。本当にありがとうございました。これも「ほらどキウイ」が皆...

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