組み⽴て式のアイテムを作るには、⼿作業が⼊るため量産をするのが⼤変です。

けれども、⾃分で組み⽴てたプラモデルに愛着が沸くように、真鍮製組み⽴て式ボールペン・シャープペンも、⾃分で⼿を掛けて使い続けることで愛着を持って頂きたい。

そう思って、2年に渡り試⾏錯誤を重ねた⾃信作です。

真鍮は、銅と亜鉛の合⾦です。
真鍮は⼈⼯的に合成された⾦属で、加⼯に適しています。

真鍮は、「空気に触れると⿊ずんで酸化する」という特徴があります。
真鍮は使い込んでいく内に⿊ずみ、⾃分だけの⾊に変化していきます。

⻑年使うことで、世界に⼀つしかない味のあるアイテムに成⻑します。
KUMU ONDAには、組み⽴てるだけではなく育てていく楽しみもあるのです。
真鍮の特性を感じていただくためにも、変⾊を気にせず味わいを楽しんでいただければと思います。

KUMU ONDAは、従来のペンの丸いパイプ軸ではなく、8枚の真鍮製のブレード(板)を組み合わせています。
ブレードはワイヤーという電気の⽷で切断し、破断⾯のバリを取りつつも、痛くないギリギリまでエッジを出しています。
そうすることで、丸みを帯びたパイプ軸にはない独特の肌触りが産まれました。

実際に⼿に持ってみると、エッジはそこまで気にならず⼼地良くすら感じます。

また、⾦属はプラスチックと⽐べて重く、⾼級感があります。
⾦属というと、「冷たい」イメージをお持ちになる⽅も多いかもしれませんね。
しかし⾦属は熱伝導が良いため、使い続けると徐々に⼿の熱で温かくなり馴染むので使いやすいです。

KUMU ONDAは、デザインだけではなく機能性も⼤切にしています。
ペンの先端に重⼼を置くことで、書き⼼地が良く滑らかに書くことができるのもこだわりのひとつです。

また、組み⽴て時に接着剤を使って接着をしても、ノックの部分が回すと外れるようになっています。
そこからシャープペンの替え芯を⼊れたり、ボールペンのカートリッジを⼊れ替えることができます。

多様なニーズに応えられるように改良を重ねました。

組み⽴てに掛かる時間は、初めての⽅の場合には約30分〜1時間程度です。
慣れてくると5〜10分位で完成するようになります。
組み⽴てをする際には、組み⽴て動画ををご覧ください。

組み⽴てる際に接着剤を使えば、いつでも好きな時に使うことができます。
また、使う度に解体してケースに戻せば、何度も組み⽴てを楽しむことも可能です。

使う前にひと⼿間掛けることで、より愛着が沸きます。
「余⽩を楽しむことができる、⼤⼈ならではのアイテム」と⾔えるかもしれません。

ボールペンのレフィルはセットになっていますが、市販のアイテムに交換することも可能です。
愛⽤のレフィルを使えるので、お気に⼊りの⾊がある⽅でも安⼼です。

シャープペンは2mmの芯を使⽤、セットの芯ケースに削り器が付いています。
セットの削り器を使⽤すれば、いつでもシャープな字を書くことができます。
セットの芯ケースは、KUMU ONDAと同じデザインです。


東京下町墨⽥区の⾦属プレス加⼯職⼈として、⼤正12年、初代(仁助)が⾦属⽂具メーカーを設⽴しました。

ドイツ製の鉛筆キャップを研究、深絞り技術を⽣かし、⾃社独⾃技術により鉛筆補助軸を自社開発製品化を行いました。また、シャープペンシルの前⾝型である2mmの振り出し鉛筆も開発、ヒットしました。

昭和30年代前半には生産ラインの自動化を図り、平成時期にはトランスファープレスを自社開発し独自の生産ラインを構築、またデザイン商品も開発し、新分野にも進出しました。

恩⽥⾦属製作所は、お陰様で2023年に100周年を迎えます。
「KUMU ONDA」は、次の100年に向けた新製品で、シリーズ化を視野に⼊れています。

記念すべき第⼀弾の「真鍮製組み⽴て式ボールペン・シャープペン」。
恩⽥⾦属製作所の持つ技術を結集し、デザインだけではなく組み⽴てる楽しさ、使い⼼地・書き⼼地にこだわった⼀品です。

⼤⼈の遊び⼼を刺激する「KUMU ONDA」を、コレクションに加えてみませんか。

恩⽥⾦属製作所 代表 恩⽥博

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