はじめに・ご挨拶

 ご覧いただきありがとうございます。笛田ちひろと申します。


幼少期に難病を発症し、5歳までの命と宣告された中を生き延び、後遺障害と向かいつつ、
そして、性的マイノリティとも向き合い、激しいいじめを耐え抜く支えとなった
リコーダーを今はプロ奏者として、演奏とともに講演活動を行い、
今年の8月で20年目に突入しました。
 CAMPFIREでは3年前に
「レインボーブライダルショーに出演して性的マイノリティに少しでも夢を届けたい」
というクラウドファンディングでお世話になり、ご支援いただき、
無事、ショーに出演することができました。
その節は本当にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。


今回はそれ以来のプロジェクトになります。あれから障害の度合いは

厳しくなっているものの、演奏のレパートリーは500を超え、

さらに磨きをかけているところです。

ヘッドにも掲載していますが、2020年に地元のテレビ局から取材を受け、

自己紹介VTRにはぴったりの動画に仕上がっていますので、

自己紹介としてご覧くださいませ。


https://youtu.be/FPJ968e5bMs


リコーダー一本で本格的なジャズを吹いている人はなかなかいないということで、
十八番になりつつあります、チック・コリアのスペイン。演奏動画をどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=PpsniYyEKa4


このプロジェクトで実現したいこと

本は単に自分史に収まらず、特に多様な性に関しては、いまだ性教育というと
男女二択の範囲で、多様な性に関する知識、生活する上でのリアルな経験談などを
学ぶ、知る機会はまだまだ少なく、多様な性について学ぶ上での手引き、
学校の授業にも活用できるくらいの内容で執筆しました。

私自身、自分らしい生き方に悩んだときに、図書館に通い、沢山の本を読み漁りました。
多様な性に関してのリアルな経験談を読む機会はなかなかありませんでした。

手術をすることなく望みの性で生きている方の体験談や、役所などの手続き、
バスの定期更新など本当に身近な出来事で望みの性で生きる経験を読む機会が
なかなかなくて私自身ずいぶん路頭に迷いました。
自分で言うのは何ですが、当時の私だったらこの本に出会いたかったなと思います。
それが原動力となって本を書きあげました。

ネット、電子書籍が普及してはいますが、やはり紙媒体、書店に並んでいることで
多くの方に手に取っていただける環境というのはとても大きいものがあります。
ぜひ一人でも多くの方にメッセージを届け、多様な生き方、
自分らしく生きるってそういうことなのか、という気付きを幅広く
多くの方に届けたいと思っています。

そして、出版できた際には、この本の執筆後で掲載できなかった
レインボーブライダルショーで花嫁になれたエピソードを加筆しようと思っています。



プロジェクトをやろうと思った理由

これまで何度か本を執筆したものの、出版費用という分厚い壁を前に、
同人誌的なものになってしまい、出版には程遠いものでした。


(ざっと項目はこんな感じ。気になる項目はありましたか?)


3年前、「杖とリコーダーと魔女修業」という題で本を出したものの、

出版費用がいらない代わりにネット通販のみ。さらには完全受注生産で、

手元に本を置いて講演会やイベントで直接販売したくても著者でも

定価購入しなければならず、気軽に手に取っていただけるものではありませんでした。


スマホが普及したとはいえ、ネットでも買える、と、ネットでしか買えない、

では大きな違いがあり、あらゆる書店の店頭に本が並ぶことにより、

多くの方の目に留まるメリットは大変大きなものがあります。

「書店にはないの?ネットでしか買えないの?」という声もたくさんいただきました。

本を読んでくださった方からは「たくさんの方に読んでほしい」という

ありがたい言葉もいただきましたが、それがうまくいかない現状に

もどかしさもありました。


なんとか書店に並ぶ形での出版ができないものかと探していたところ、

13年前に一度出版した出版社を見つけました。

ただ、当時はまだ多様な性と向き合う前で、出で立ちも、名前も今と違い、

ありのままの自分をさらけ出せていませんでした。

今回、すべてを出し尽くしたといっても過言ではない本、

それが「杖とリコーダーと魔女修業」。

この本こそぜひ店頭に置きたい、多くの方に手に取っていただきたい、

渾身の一冊。


実際、読んでくださった方の中には教師の方もおられ、
子供たちの授業に活用したという方もいらっしゃいました。
単に自分史におさまらない、授業にも生かしていただける、
手引きとなる本を目指していただけに本当にうれしかったです。
それだけにぜひこの本こそ書店に並ぶ形での出版をしたいと強く思います。
どうしても出版費用が壁になるため、
今回、クラウドファンディングで出版を実現できればと思っています。


これまでの活動

リコーダー演奏とともに講演や引きこもり支援などを行う、
リコーダー・アース・ブリッジという団体を2003年に立ち上げ、各地で講演や
出前授業を行っていましたが、これらの思いから、2014年に性的マイノリティ
支援啓発にフォーカスした、リコーダー・レインボー・ブリッジを立ち上げました。
多様性を表す虹、レインボーを団体名に冠することで、あそこなら性的マイノリティ
について相談できるかもしれない、そんな旗印になります。そして、2022年6月、
活動20年の節目を前に「リコーダー・レインボーアース」と改称しました。


小学校での出前授業に加え、最近は看護学生への講義をさせていただいています。
未来の看護師の皆さんに、一人一人に寄り添った看護ができるすてきな看護師に
なってほしい、そのために多様な生き方について知ってほしいと思い、語っています。

また、私の住む北九州市の人権啓発ラジオ番組「明日への伝言板」に取り上げられ、
私のエピソードが教材用CDとなって、市内の小学校に配布されました。


資金の使い道

出版費用 約46万円。
CAMPFIRE手数料 約9万円。計55万円。


リターンについて

1000円、3000円、5000円、1万円、3万円、5万円、7万円、
10万円の8種類で、日頃作品として販売している自作の五行詩ポストカード
(写真も自身の撮影)、作曲したナンバーを収め演奏したオリジナルCDアルバム、そして、
賛助会員の方に年に一度お送りしている活動冊子の最新版、オリジナルCDアルバムに
あなたのリクエスト曲を収められる、出版した本一冊進呈などを支援の金額に合わせて
送らせていただきます。冊子とポストカードなど複数そろえているものもありますが、
活動冊子だけとかCDだけ希望といったことも対応できますのでその旨、
備考欄にお書きくださいませ。
*数に限りがあるものもあります。
*リクエストは私のレパートリー510曲の中から選んでいただく形になります。


実施スケジュール

10.22 クラウドファンディング終了

1月頃 出版予定

2月 出版後、リターン発送開始


最後に

LGBTQと言われる「多様な性」はメディアでも多く取り上げられるようになった半面、
性別に違和感があるからと言って性別適合手術に踏み切れない人のほうが
実際は多いことなど、 伝えられていないこと、誤解されていることもたくさんあります。
リアル、本当のことを伝えたいと思いました。

しかし、さらけ出すことは生半可ではなく、生々しいリアルな体験談に出会う機会は
そう多くはありません。私もたくさんの本を読み漁りました。
そして私自身、執筆しながら何度も具合が悪くなって、ここまでさらけ出すかと
思いながらも、すべてを出し切りたい、本当のことを知ってほしい、
その一念で書き上げました。

そして、多様な性だけでなく、難病、いじめ、不登校、ひきこもり、自殺未遂、
体の障害とこれでもかと襲い掛かり、本当に苦しかったですが、そのぶん、
あらゆることを実体験から語ることができる、口先でけでなく、
心の奥底からいじめにしても自殺防止についてもあらゆることを語ることができる。
私が語ることで一人でも多くの方が前を向けるなら。
かつての私がそれを求めていたように、、、
すべてを出し切った渾身の一冊だからこそこの「杖とリコーダーと魔女修業」を

活動20周年の節目に、集大成として、書店に並ぶ、多くの方の目に
留まっていただける形での出版をしたいと思っています。
ぜひ応援よろしくお願いします!

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

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