▼自己紹介

はじめまして。

Air Repair代表の寒川司です。元々はサラリーマンをやりながら自動車レースを行ってきたレーサーです。現在は自社商品の開発テスト及びPRの為にヒルクライムレースのみ参戦中です)国際ライセンスを所持し、公式戦参戦時代は部品メーカー様の契約も頂いていました。

※写真のライセンスは2017年のもの

Air Repairの取扱い商品やオリジナル商品は、最終的に私がテストを行い、効果が確認できているものしか力を入れて販売をしていません。その特有な頑固さ故に苦労することも多いです。

 

▼プロジェクトをやろうと思ったきっかけ
高齢者による逆走や暴走事故、自動車の持つ潜在的な危険性の認識欠落からくる事故や事件。車好きたちが異口同音のように語る「今の車は面白くない」という言葉。なぜ?

これは、Air RepairがトヨタiQをテーマ車両として選んだ事にも通じます。

ヨーロッパやアメリカで最初に販売されて好評を博し日本に導入されたiQ。その潜在的な車両特性は、イギリスの高級自動車メーカーのアストンマーティンにも認められてOEM供給されていたほどです。

※アストンマーティン「Signet」

 

いざiQを購入し乗ってみると・・・ 小さい故に小回りは効きますが、想像したようなワクワクしたものを感じないんです。レーシングドライバーとして分析すると、装着されている安全装備や不安なく乗れるように調整された特性が逆にiQが持つ潜在的な面白さを消してしまっていることが分かったのです。

メーカーさんの親心的なモノ造りはとても有難いのですが、車そのものと対話する感覚が希薄なものになってしまっているのです。それはすなわち、車を操るという人の持つ欲求を満たさないものになってしまう。それゆえに車は単なる道具になってしまい、面白さを感じなくなってしまったのだと・・・

iQの特性を理解しながら、私流のチューニング(調律という本来の意味に近いアプローチ)を施すと,見違えるような車にiQは生まれ変わりました。その味は、常に程よい緊張感と操る楽しさを体験できるものです。

このように、自動車とはポイントを押さえたチューニングを施すことによって、その楽しさとリスクを教えくれるようになるのです。     

インターネットやゲームなどの普及で、リアルな命の大切さや車の持つ危険性を身近に感じなくなった現代。

周囲の人間からも教わる機会が失われてきています。レースを戦ってきて、常に危険を意識している私にとってはレース以上に一般道を走行する事が怖いと感じる昨今です。

自動車の怖さを理解するには、意思疎通のできる自動車を造りをサービスとして提供し、体験していただく。そして語り合えるコミニティーを造る動きをしなければならない、そう思ったのです。

▼このプロジェクトで実現したいこと

 私には、世界初でもあるiQ専用リミテッドスリップデフを、限定数ですが量産化してこの世に出したい(試作品は既に完成しテストは終了、私の思い描いたiQの動きを実現させることに成功しています)という目標と、自動車離れを加速させるような世の中の流れを変えたいという思いがあります。

インターネットの普及や自動運転技術のスタート、EVやハイブリッド車の普及など自動車を取り巻く環境は日々ものすごいスピードで進化しています。

しかし、実際はどうでしょう?机上だけの理論が一人歩きして、リアルな危険性が蔑ろにされてきているように感じるのです。

Air Repair株式会社は、私が免許を取得した頃のような先輩、友人、父親、兄貴が車についてリアルな体験談を語ってくれたような存在になりたいと思っています。

私一人では限界がありますので、Air Repairに出資(本プロジェクト参加の皆様です)して頂いた皆様とコミニティーを作り、ジャンルを超えて車を楽しみ、日々の生活に役の立つ車社会を造っていきたいのです。

 ▼Air Repair株式会社とは

トヨタiQの車両開発は開業当時から手がけています。フェイスブックなどで、海外のiQオーナーと交流を行ったり、日本国内においては車に関して特化しているSNS「みんカラ」のiQオーナー達と出会ったり、意見交換をしたりしてきました。

そこで分かった事は、市販されている機能性部品がかなり少なく、発表している部品メーカーも本気のテストを行っている形跡が見受けられなかったことです。このままではいけない!そう思うようになりました。

そこで、レース経験があり部品メーカーとパイプのある私の出番だと思ったわけです。実際に色々なシュチエーションを想定した走り込みを行い、ウィークポイントを見つけ出し、そこを潰しまたテストを行う。その繰り返しを行いながら今日の商品群を生み出してきました。

そしてヒルクライムレースへの参戦。それは実戦テストとPRの為です。そういった実戦の中で磨かれ、実績のあるオリジナルのiQ用の部品を販売しています。

 

 

▼Air Repair株式会社の商品開発/最後の課題LSD(リミテッドスリップデフ)をこの世に出したい!

 

今まで当社は、iQ用の各ギヤ比が接近したクロスレシオのギヤセットや足回りの構成部品、ブレーキ部品、電気系部品などハードな機能的部品の開発販売を、私独自のアプローチを行って来ました。

 

そして、理想的なiQを具現化させるために必要な部品を考えた際、最後に行き着いた答えがLSD(リミテッドスリップデフ)の必要性というわけです。

このLSDという部品は、速さだけではなく、楽しいと思う車を具現化させる為にはどうしても必要な部品なのです!

▼自動車を通じて社会に貢献したい

私がレーサ-であり、カスタマイズやチューニングを行う者として、ここ最近気になっているのが、高齢者が関与した交通事故や、人の命を軽く見ているような運転による交通事故のニュース。

その背景には、安全運転に必要な運転技術そのものが無くなってきているように感じていることです。命に対する想いや自動車という危険な物体を動かしているという感覚の希薄さを感じてしまうのです。

まさに機械任せ、他人任せ的な感じです。これは、実戦的な経験値から教えられる人が少なくなってきているせいかと思うのです。

そこで私が思ったのが、Air Repair株式会社は自動車文化を守るための会社になるべきじゃないのか、という事です。自動車の楽しさやリスクをきちんと伝えられる。出資者同士でコミニティーをつくり、意見を交換し合い伝承していくということ。

 

自動車産業は複合産業です。このまま自動車離れが進むと自動車産業は廃れ、それに付随する中小零細企業の衰退も考えられます。そこを見据えた上で、草の根的企業活動をしていく事が当社の命題だと考えるようになってきたのです。

現在、私のレース経験を元にした、一般道における生き残るための運転術についての本を執筆中です。それをベースにしたコーチングも考えています。

ただ理想はあっても現実は資金的余裕がなく、事業を広めていく事ができないのが現状です。そこで皆様のご支援で、お互いに手を携わり新しい自動車の未来を築いていく会社にAir Repairを成長させようと考えたのです。

 

▼資金の使い道

主な使い道としては、CUSCO様と生産の約束を行ったLSDの20個の製作費用に充てる予定です。税込216000/個×20個:4320000円です。こちらを世に出すことができたならば、業界内でのPR効果も増し、新しい事業展開がしやすくなるのではないかと思っています。

前回のクラウドファンディングでは、初期投資費用を盛り込んだ予算にしていましたが、今回は初期投資費用は当社の負担ということして、純粋に新たに作り出す物に対しての費用という事にさせて頂いています。

▼LSD(リミテッドスリップデフ)とは

どの車も、左右曲がるために生じる左右車輪の距離の差を吸収するためにデフ(差動装置)というものが付いています。前輪駆動ならば前輪車軸の左右間。後輪駆動ならば後輪車軸の左右間。4WDならば前後左右車軸間と前後連結車軸の間(フルタイム4WDのみ)に装着されています。

 

 

※後輪駆動車の通常デフ

 

※4WD車の3つのデフの例(センターデフロックはLSDの一つの考え方)

 

でも、厳しい路面環境下においてはこの構造がアダとなります。片側がグリップを失い空転した際に、作動装置の理論と構造から、グリップを失った車輪にのみ動力が伝わるようになってしまうのです。雪道でスリップして前に進まないのはこのためです。

そこで生まれたのかLSD(リミテッドスリップデフ)です。駆動輪の片側がスリップした際に、差動を制限して左右の車輪を直結させて走破能力を高めてやるものなんです。

※後輪駆動車の例

極限状態で使われる軍用車、過酷な状況も考えられる大型ダンプなどにも装着されています。ラリーカーやF1などレース車両にも当然のように使われていますし、D1等のドリフト車にも使われています。これが装着されていないと、あの走行姿勢も作れないし、加速せずに失速していきます。

※トヨタYaris WRカー

 

この部品が、装着されているかいないかで車の特性は全く変わりますし、実用的にみれば、雪やぬかるみで立ち往生する確率がかなり少なくなります。極端な話、片側の駆動輪さえ動けば走行が可能になります。

これを企画し、世に出そうと考えたのが一昨年の秋。各製作メーカーさんを訪ねて企画を話すも冷たい回答。そして最後に行き着いたのがLSDの代表的メーカーのCUSCO様。

話を聞いていただき20個(最初は30個)のロットで製作して頂くことになりました。ロット製作を行う前に試作品を制作し、私が自社のiQでテストをすることが前提となりました。

iQ用のLSDは世界にも実例が無く、当社の持つ物が世界唯一の物となります。基本設計はCUSCO様のラインナップにある、RSの1WAYというもの。パワーのアドバンテージが無く前輪駆動のiQにはもってこいの特性を持っています。

この試作品を製作するにあたり、試作品製作費用、新しくiQの駆動部の部品購入及び運搬諸経費等の経費などなど既に多くの資金を投入しました。それにより、次のステップに進む資金が枯渇しているのが当社の現状です。

 

▼リターンについて

全ての方に対して、出資者という名目で当社の記録に残させて頂きます。お名前の公表のお許しを頂いた方には、当社ホームページ上に出資協力者という特設ページを造り、当社が存続する限りほぼ永久的にお名前を掲載させて頂きます(出資金額は公表しません)。

上記の内容が基本となり、税別で3000円、10000円、30000円、50000円、100000円、200000円のコースを考えさせて頂きます。私の個別コーチングに当社の商品もしくは商品券(お釣りはでません)とさせて頂いております。

▼このプロジェクトの先にあるもの

今の自動車業界は、産業革命に匹敵するくらいの変化を見せています。電機電子機器業界など他業種からの参入もいっそう活発になってきています。華やかな新技術が業界ニュースをにぎわせている反面、高齢者の暴走事故、人の命を軽く見るような運転、車離れ、自動車メーカーや部品メーカーや下請け孫請け企業の統廃合など影を落とす部分も多々あります。

縁があって自動車業界の片隅に生まれた会社として、自動車を絡めて何ができるか?何の貢献ができるか?これを考え、出資して下さった皆様と心を一つにしながら車社会の理想を追求していきたいと考えているのです。

iQという自動車の合法的チューニングパーツを今まで企画開発販売を行ってきて、その最終段階がLSD(リミテッドスリップデフ)の量産計画です。iQという自動車の可能性を追求してそれを表に出すことで自動車の面白さを訴えたい!

そして、小さな会社が情熱を語り、有名なメーカーが耳を傾けて下さり、新しい物を世に出すことが可能になったという事実。その成功実例を作ることによって、閉塞感のある小規模自動車関連会社の未来を少しでも明るくしたい、という思いがあるのです。

加えて、実践的知識が希薄で中途半端なWEB上の知識や評価が力を握る時代の現代において、Air Repair株式会社のこのプロジェクトへの出資者間のコミニティー(仮称:Air Repairサポーターズ)を作り、連携して自動車文化を育んでいく活動をしていきたいと考えています。

皆様のお力添え、よろしくお願い致します。

  • 2018/04/09 08:58

      私、Air Repairのクラウドファンディングは残念ながら未達成におわりました。 出資の意思をしてくださった皆様、応援をしてくださった皆様、私の力が及ばずご期待に添えなかった事を本当に申し訳なく思います。 iQ用LSDの件は、銀行を含めCUSCO様との協議に入ります。 コミニ...

  • 2018/04/08 07:59

    今朝からオートプラネット名古屋で開催されているCars&Cofeeに来てタンクタイガーの即売と本プロジェクトの案内をしています!今日がラスト!皆さまよろしくお願い致します!

  • 2018/04/07 12:28

      このクラウドファンディングの終了まで残り二日! 立ち上がり時の進捗は、皆様のご協力を頂くことができて達成するか?と思いました。 皆様のご協力を諦めてはいませんが、未達成の時の事も考えた動きをする必要もあります。 昨日はメインバンク以外の銀行に融資相談に行きました。 iQ専用L...

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