愛犬に住まいを、人に癒しを
みなさんはじめまして。株式会社WAN ROOMの金成肇と申します。いわき市でペットケージを販売する小さな会社を経営しております。このたび、オーダーメイドでつくる新しい犬用ケージ「WAN ROOM」を開発いたしました。愛犬たちに、ふさわしい住まいを届けることで、人とペットの関係を密にし、癒しを届けたいと思っております。
今回、一人でも多くの方に、このWAN ROOMをお届けしたいと考え、クラウドファンディングにチャレンジいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
早速、私たちが開発した犬用ケージ「WAN ROOM」のご紹介をさせていただきます。
WAN ROOMは、扉や壁、カーペットなどの色や素材を自由に選ぶことのできるオーダーメイドペットゲージでございます。お客様からひとつひとつリクエストを伺い、犬種や大きさ、性格などを伺いながら、居心地のいい住まいをお届けいたします。
まず、WANROOMには3つのサイズがございます。価格については「標準グレード」と「ハイグレード」がございまして、サイズとグレードに分けて5つの商品をご用意しました。主に、扉の仕様によって仕上がりの価格が異なります。
<標準グレード>
・奥行き90cm × 幅90cm × 高さ120cm(小型犬・中型犬) 45万円
・奥行き90cm × 幅120cm × 高さ120cm(小型犬・中型犬) 68万円
壁:壁は木製となります。壁紙の色は自由にご指定いただけます
扉:木製の扉(LIXIL社製)をご用意しております
カーペット:防水加工を施した下地材、消臭シート、カーペットと複層構造になっています。カーペットにつきましては、洗濯ができます
オプション:壁の高さは、愛犬のサイズによって変更できます。照明もお付けできますが別料金(50,000円)がかかります
<ハイグレード>
・奥行き90cm × 幅90cm × 高さ120cm(小型犬・中型犬) 85万円
・奥行き90cm × 幅120cm × 高さ120cm(小型犬・中型犬) 103万円
・奥行き180cm × 幅180cm × 高さ120cm(中型犬・大型犬) 125万円
壁:壁は木製となります。壁紙の色は自由にご指定いただけます
扉:金属製の扉(LIXIL社製)をご用意しております
カーペット:防水加工を施した下地材、消臭シート、カーペットと複層構造になっています。カーペットにつきましては、洗濯ができます
オプション:ペット用洋服ハンガー、ペット用ベッド(サイズはカウンセリングでお伺いします)がつきます。壁の高さは、愛犬のサイズによって変更できます。照明もお付けできますが別料金(50,000円)がかかります
全てのサイズ、全てのグレードで、ご購入いただくまえに、弊社のスタッフが直接連絡を取り、リクエストを伺いながら詳細な仕様を決めていきます。
扉は、国内の住宅用門扉メーカー「LIXIL」が製造を担当する本格仕様です。鉄製、木製などがあり、犬種や仕上がりのイメージなどを共有しながらデザインを進めます。柱のデザインなどもオーダーを聞きながら、仕様を決めていきます。
床は、防水シート、消臭繊維シート、カーペットという複層構造になっており、一番上のカーペットを取り外して洗浄できる仕様になっています。カーペットの色を伺ったらうえでデザインを進めます。
壁は、爪で引っ掻かれても傷のつきにくい素材を使用しております。どのような色合いにするかは、カウンセリングのなかでお話を伺っていきます。また、ブラケット照明の有無、屋根の有無などについては、別料金となりますが、話を伺います。
そうして一つひとつお話を伺いながら最終的なデザインを決めていくというかたちになっております。WAN ROOMのご入札を希望される方は、ご面倒ですが一度弊社までメールかお電話にてご連絡いただき、カウンセリング後に、そのグレードにあったリターンを購入いただく、という形を取らせていただきます。
どのタイプも「組み立て式」です。ある程度の重みがないと愛犬が飛び出してしまったりしてしまいますので、素材にはある程度の重みも必要ですが、ひとり暮らしの飼い主さまも多く、組み立てがひとりでもできるような重さとなっております。
既存の商品に比べますと決して安くはありませんが、ホテルや旅館、ペットサロンやペットホテルに設置するのにもふさわしいと思いますし、ペットゲージの選択肢を増やしたいという思いもあり、素材やデザインに力を入れ、あえて高価格帯の商品の開発をおこなってきました。幅広いニーズにお応えできるのではないかと考えております。
オーダーメイドにこだわった理由は、お客さまの細かなニーズにお応えしたいからです。
犬とひと口に言っても犬種がたくさんありますし、体の大きさ、毛の色、性格や個性もちがいます。当然、似合う色や居心地がいいと感じる素材も異なります。ですが、既存の商品ですと、デザインに自由がなく、素材も鉄製やプラスチック製のものが多く、愛犬に合わせた選択ができるかというと、正直なところ難しかったと思います。
お客さまからお話を伺うと、「決められたものから選ぶしかない」、「デザインに変化がない」、「家族なのだから、もっといい空間で過ごしてもらいたい」という声を数多く聞きました。もはや、愛犬はペットではなく家族です。その住まいをできるだけいいものにしたいと考えるのは、飼い主として、おかしいものではありません。
また、ホテルや旅館の方に話を聞くと、「既存のケージでは、ペットに特別な思いをさせてあげたいという宿泊客のニーズに応えられない」という声も相次ぎました。ペットツーリズムも盛り上がりを見せるなか、自由度の高い商品で飼い主の期待に応えたいということだと思います。
数年前に、WAN ROOMのプロトタイプを国際展示場にて発表した際には、国内のホテル様、ペット設備の販売メーカー様などからも引き合いがございました。一部、すでに改装計画が進行中のホテル様もあり、今後、早期に量産体制の構築を進めてまいります。
個人のお客さま、宿泊やペット業界の皆さま問わず、製造に入る前には念入りに聞き取りを行い、飼い主さまと愛犬、お客さまの希望に寄り添うゲージにしたいと考えております。もちろん今回のクラウドファンディング挑戦におきましても、ご質問がありましたら、ご入札やご支援の決定前に、ぜひ弊社までご連絡くださいませ。
心の不安に寄り添いたい
私は、ペットゲージの販売会社を立ち上げる前から、いわき市内で納棺業を営んでまいりました。市内の葬祭場と提携しまして、お亡くなりになったご遺体を病院などからご自宅へとお連れし、葬儀を執り行って火葬に至るまでを伴走させていただく仕事です。映画『おくりびと』で、納棺師の仕事ぶりを初めて知ったという方も多いかもしれません。まさに、あの仕事です。
大切な方を亡くされた遺族の皆さまに向き合うなかで、「心の癒し」というものを、もっと大切にしたいと考えるようになりました。例えば、仏教のお葬式の場合、亡くなられた方に対して白い襦袢を着せるのが通例ですが、白い襦袢だけでは亡くなられた故人さまの自分らしさが損なわれてしまうし、もっと選択肢があってもいいのではないかと考え、弊社オリジナルで「カラー襦袢」というものを製造し、皆さんに選んでいただくというサービスも続けてきました。
また、棺に関しましても、もっとデザインに選択肢があってもいいと感じ、国内外の木工メーカーなどとコラボし、さまざまな棺の中から選べるようにいたしました。襦袢も棺も、選択肢を増やしただけですが、「あの人らしい最期に、本人の希望に、ちょっとだけ近づけられたかもしれない」という経験が、ご家族、ご遺族が悲しみに向き合うときの力になると思うんです。
ペットゲージに着目するようになったのも、犬や猫たちには、人の心を癒し、人と人との交流を深める力があると思うからです。コロナ禍で人と人の距離が離れ、人間同士が集うことができなくなった、その隙間を埋めるようにして、国内でもペットの需要が高まってきました。ペットはもはや家族同然の存在であり、かけがえないの存在だと思います。
しかし一方で、まだまだペットの居場所は不十分です。選択肢が少なく、私たちは限られたものの中から選ぶほかありません。ペットと一緒に泊まれる宿泊施設も、数えるほどしかないのが現状です。犬たちと言葉を交わすことができなくとも、犬にとって心地よい居場所を家族が一緒に考えていくことが、その後のより良い関係につながるのではないでしょうか。
私自身も、ペットと長く暮らし続けています。両親が二人とも動物の面倒を見るのが好きで、迷い犬や野良猫を見つけては家で保護していたんです。多いときには犬と猫合わせて9匹と暮らしていました。小学校から二十歳ごろまで、私の傍には、芝犬がいてくれました(犬の名前も)。あのひたむきで、健気な姿に、何度も何度も助けられた気がします。
そんな思いがあり、この数年、犬用のオーダーメイドゲージの開発を模索してきました。開発メーカーの皆さんのご尽力もあり、ようやく皆さまにお届けできるようになったものの、会社組織としてはまだ小さく、ウェブサイトすら立ち上げる余裕もなかったため、皆さんへのお披露目を兼ね、今回、このようなかたちでクラウドファンディングにチャレンジさせていただいた次第です。
支援の使い道とリターン
皆さまからいただいたご支援で、ウェブサイトを立ち上げたり、オンラインでの販路拡大につなげたいと思っております。目標額を上回った部分に関してましては、開発資金に充てたいと思っております。商品が完成したばかりで、まだまだ飼い主の皆さんに対して情報を届けられていない状況ですが、今回のチャレンジを皮切りに、犬たちの、ペットたちの住まいをさらにより良いものにするアクションにつなげたいと思っております。
◆支援の使いみち◆
60万円 ウェブサイトの立ち上げ、オンラインでの営業開拓
40万円 商品開発のための資材購入費
商品の発送についてですが、クラウドファンディングが終了次第、製造に入り、順次商品をお届けしてまいります。オーダーメイド商品の場合、発送前に聞き取りやカウンセリングを行っていきますので、ご安心ください。12月頭には本チャレンジが終了しますので、その後、順次発送というスケジュールになります。
◆スケジュール◆
2023年2月 クラウドファンディングスタート
2023年3月 クラウドファンディング終了
2023年4月より リターンのご送付、カウンセリング
2023年5月より 順次、商品を発送(遅くとも2023年9月ごろまでにはみなさまにお送りいたします)
◆リターンについて◆
リターンは、基本的には商品と紐づけたものになっています。
興味はあるが慎重に話を進めたいという方もいらっしゃると思います。今回はご成約とまではいかなくとも、今後につながるような出会いのきっかけを作りたいと思います。そこで、いわき市でペットホテルやサロンを運営し、こちらの「いわき企業ひと技応援ファンド」でもチャレンジ経験のあるヒロエンタープライズさまとコラボし、福島県内の物産商品、ペットフードの詰め合わせ福袋、シャンプーコースもつくりましたので、ぜひご活用くださいませ。
ご支援ボタンをクリックする前に
今回の商品は、通常は皆さまのご依頼を受け、カウンセリングや聞き取りを経て成約となる商品です。もちろん、購入後・入札後にも念入りにお話を伺いますが、リターンの購入前に詳細を聞きたいという方は、どうぞ遠慮なく、メールや電話にてお問い合わせください。
また、旅館やホテル、ペットサロンなどの関係者の皆さま、ぜひこの機会に、弊社の「WAN ROOM」をご採用ください。仕様や数量、納期などに関しましても、できるかぎり幅広いニーズにお応えしたいと思っております。ペット同伴で宿泊したいというニーズにも応えられるのではないかと思います。メールや電話にてお問い合わせください。
人と犬の、お互いが癒し合い、共に家族として暮らせるような新しい家を、このいわきから届けたいと思っております。皆さまからのご支援、お問い合わせ、心からお待ちしております。
【本プロジェクトは「企業ひと技応援ファンド」の取組です】
「企業ひと技応援ファンド」事業は、いわき市・いわき産学官ネットワーク協会・いわき信用組合・いわき商工会議所が連携し、次世代に継承すべき技術・サービス・商品を持つ事業者、ポストコロナに対応するため新しいビジネスモデル構築に取り組む事業者をサポートするために企画されたものです。今回、私たちを、新しい時代に「残したい・伝えたい」企業として選んでいただきましたので、是非とも皆様のお力をお貸しください。ぜひとも応援をよろしくお願いいたします。(事務局・いわき商工会議所)
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