1.わたしたちについて

はじめまして!

私たちは龍谷大学政策学部の「亀岡スウィーツ班」です!

私たちは、龍谷大学政策学部の科目である政策実践・探求演習「亀岡・南丹プロジェクト」の一環として、京都府亀岡市の農家さんや洋菓子店の方と連携し商品開発をしています! この演習は、「課題解決型学習」(PBL Project Based Learning)であり①具体的な政策プロジェクトに参画する能動的な学びを通じて、主体的な学習者になること、②現場体験を通じて社会的課題を発見する感性を育み、真理を探究する力を養成すること、③公共性を深く理解し、高い市民性をみにつけることを目標としています。http://daigakurenkei.ryukoku.ac.jp/information/pbla.html

「亀岡・南丹プロジェクト」とは「つながりが生み出す持続可能な農業農村づくり」をテーマに活動しているプロジェクトです。京都府南丹市世木地域を中心として地域ブランディングを行っている南丹班、亀岡市東本梅町を中心として農家さん同士のつながりの構築を目指すファーマーズディナー班、そして亀岡市を中心として活動するわたしたち亀岡スウィーツ班の3つの三班から構成されています。

(亀岡市でのフィールドワークの様子)(亀岡市でのフィールドワークの様子)

2.亀岡市について

亀岡市は京都府の中西部に位置する市で、人口は87,115人、総世帯数は39,941世帯(2022年10月1日時点)の市となっています。また環境先進都市を目指しており、市として農業に由来する環境負荷の低減を目的として有機農業を推進しています。

亀岡市の特徴として農業産出額は57億円(2019年)で、京都府全体の農業産出額のうち、亀岡市は8.6%を占めています。主に生産されているのは、米、野菜です。亀岡市は、京野菜が非常に有名で「京のブランド産品」31品目のうち9品目の産地指定を受け、高いシェア率をほこっています。https://www.city.kameoka.kyoto.jp/uploaded/attachment/15159.pdf
主な産業は、電気機械や住宅賃貸業、建築業などが生産額を占めています。農業は45億円と生産は約1%以下と、非常に低いです。農業が盛んな地域ですが、実態を見ていくと、亀岡市の耕作放棄地は年々増加しており、農業者の高齢化という問題があります。


3.農業と環境 

世界では今環境に配慮した農業を推進しており、脱炭素とオーガニックの取り組みを進めています。日本では「みどりの食料システム戦略」としてオーガニックを推進しています。その中で亀岡市は有機農業に盛んに取り組むまちとして「オーガニックビレッジ宣言」を行う予定です。

亀岡市では2018年からはじまった、かめおかプラスチックごみゼロ宣言で有名ですが2008年から「亀岡カーボンマイナスプロジェクト」が大学と生産者、亀岡市役所の協働によって開始されました。 

カーボンマイナスプロジェクトについてはこちらの動画をご覧ください!



4.クルベジについて

「亀岡カーボンマイナスプロジェクト」では、大気中のCO2を減らすために、温室効果ガスのCO2の中に含まれる炭素を固体の炭に変え、農地に撒くという脱炭素農法を推進しています。放置竹林を整備して出た竹や、稲作ででるもみ殻、その他有機物を腐らせないで炭にし、それを撒いた田畑で栽培した作物を「クールベジタブル」、略して「クルベジ®」というブランド名で環境保全価値を見える化して販売しています。そこで得られた収益でこれらのサイクルを回すことができれば、気候変動の緩和とともに、農村の自然の維持、農家の支援という一石三鳥が実現できます。クルベジを生産することは、CO2削減と放置竹林の問題、もみ殻の有効利用などに寄与します。これはカーボンマイナスプロジェクトのコンセプトでもあります。
※クルベジ®(日本【第5191738号】) 

(放置竹林の様子)


(クルベジの仕組み)

また亀岡市は農家さん同士のコミュニケーションをさらに増やし、亀岡市の農業を今以上に活性化させていきたいと考えています。

現状では、クルベジ®や有機農業に取り組む農家さんはなかなか増えていません。これはクルベジ®の知名度の低さや有機農産物のハードルの高さ、クルベジ農家さんをサポートする環境が整っていないことが要因であると、私たちは考えました。まずは地域住民にクルベジ®や有機農産物の美味しさ、必要性をもっと知ってもらうことで、「亀岡=持続可能なまち」というイメージを人々の間に広げていくとともに、地元産環境保全型農産物を求める消費者を増やすことで農家さんを増やしていきたいと考えています。そこで亀岡市の洋菓子店「パティスリーペルル」さん、亀岡の農家さんと連携し商品開発に取り組むこととなりました。「食」という身近なものを用いることで強くアピールできます。私たちは亀岡の環境にやさしい農産物を通して地域住民や農家さんと地域の産業を私たちがつないでいきたいと考えています!

〈商品開発に協力いただく方々〉

山本美紀さん

亀岡市の洋菓子店「パティスリーペルル」のパティシエール。渡仏経験もあるパティシエールで過去には保津川川下りとコラボしたお菓子も製作されています。京都府亀岡市のケーキ屋・洋菓子店ペルル

井上保治さん

クルベジ農家。亀岡クルベジファーマーズ会長。ソーラーシェアリングの取り組みもされています。カーボンマイナスの農業に関心があり、昨年度には、もみ殻炭化機購入のためのクラウドファンディングに挑戦してもみ殻炭化機を購入されました。

もみ殻炭化機を購入して地球をクールに、農村をハッピーに!

炭素貯留農法(IPCCで認められたカーボンマイナスの取組み)で野菜『クールベジタブル』と米『クールライス』を作っています。『食べるだけでエコ』、あなたも試してみませんか?

中林弘一さん

クルベジ農家。亀岡クルベジファーマーズ副会長。環境型の野菜・お米づくりに賛同し、クルベジの発足時点からクルベジ農家として先駆けて活動。東本梅町でクールライスを育てています。

片本満大さん 

有機JAS認証を取得している自然農農家。『 美味しいは楽しい ! 』をコンセプトに農業体験もできるかたもとオーガニックファームのオーナー。植物性マルチを用いるなど自然栽培との多様性を取り入れながら野菜を育てています。有機野菜を学校給食に届ける活動もされています。かたもとオーガニックファーム | Harvest Journey Kameoka

入木啓至さん

有機JAS認証取得農家。保育園向けに給食用の有機野菜を届ける農家集団「かめまる有機給食協議会」の代表を努められています。食べる人、農家、地球にとってベストな農業を志向され、①土壌の発酵を重要視した「環境再生型農業」、②地域の資源を活用した「循環型農業」、③美味しい、安全、栄養素が豊富な野菜づくりを目指されています。

5.商品について

商品開発では、目標である「繋がり作り」という観点から、昨年度ご協力頂いた農家さんだけでなく、持続可能性に貢献するような様々な農家さん(クルベジ・有機農法・自然農法)のお野菜を使うことで、商品開発を通して農家さん同士の関わりや農家さんと商品開発に携わってくださっているパティスリーペルルさんとの繋がりを築いていきたいと考えています。

商品開発のコンセプトは、「持続可能な農業に向けて〜つながりから始める新たな価値〜」です。この目標のもと、亀岡市で営まれている洋菓子店「パティスリーぺルル」さんに、生地の50%にクルベジの米粉を使ったオイルマフィンを開発していただき、現在も試作を重ねていただいています。オイルマフィンとはバターの代わりにこめ油を使ったマフィンです。

私たち学生の『環境に配慮した商品を手に取っていただき、子どもからお年寄りの方まで家族みんなで私たちの取り組みを知ってもらい、クルベジという言葉や有機野菜についてもっと広めたい!』という思いとそれに賛同してくださった地域の方々との協働プロジェクトとして、 商品のコンセプト・名前、包装の決定から試食、ミーティングを重ねています。

(オイルマフィン)

マフィンの種類は米粉本来の味を楽しんでいただくプレーン、クルベジのさつまいも、有機栽培のかぼちゃ、また組み合わせの意外性が楽しい自然農によるモロヘイヤの4種類を考えています。

(学生で行った試食会の様子)

開発された商品は10月10日に亀岡市で行われるアグリフェスタという秋の収穫祭、また龍谷大学の学内で開催される「なないろマルシェ」で販売をしました。どちらもご好評をいただき完売となりました!

(アグリフェスタでの販売の様子)

(なないろマルシェでの販売の様子)

アグリフェスタやマルシェで販売した商品を買ってくれた人が、お年寄りやお子さんまで家族みんなで食べてくれることで、地域の持続可能性やそれを実現するクルベジ®や有機、自然農法の大切さについて知ってもらい、考えていただくきっかけになることを期待しています。

またイベントだけでなく、継続的にパティスリーペルルさんの店頭に置いていただくなど地域の方に親しみを持っていただける商品にしていくとともに、ふるさと納税の返礼品としての提案もしていきたいと考えています。

私たちの活動を実現させることで亀岡市をはじめ、持続可能な地域づくりにチャレンジしようとしている全国の地域にモデルを提示し大きなインパクトを与えることが必ずできます。しかし、商品開発には商品完成までの試作品づくり、材料の調達など様々な用途でお金が必要になってきます。しかし、私たちには資金が足りません。

ぜひとも、皆さんにお力をかしていただきたいのです。

応援メッセージ

龍谷大学政策学部 准教授 大石尚子

ここ何年か、このプロジェクトの学生は「食べるだけで地球を救う!」そんなコンセプトで、クルベジを使った商品開発に取り組んできました。そして今回は、さらに踏み込んで、これから求められる持続可能な食農として、オーガニック農産品の発展・普及も視野に入れ、地元の一流パティシエのお力もお借りして、地域の誇りとなるような逸品づくりを目指しています。

学生の皆さんは休日返上で頑張っていますが、それは、環境問題を何とかしたい、という思いと同時に、何より、異常気象や感染症、市場変動など様々なリスクにさらされながらも、農地を守り、環境を大切に思い、食べ物を育ててくださっている農家の方々を何とか支援したい、という思いからです。今後、私たちが安全安心な食を享受できるかできないか、これから私たちが何を選択して食べるのか、にかかっています。是非、皆様もこの取り組みにご賛同いただき、持続可能な農村・農業の実現に一役買っていただければと願っています。

私たちのプロジェクトに協力してくださったたくさんの方よりメッセージをいただきました。詳しくは下記の動画をご覧ください。


資金の使い道

人件費+材料費+光熱費 :約130,000円
試作費:約33,000円
手数料:約27,000円 (9%+税)
リターン製作費+郵送費:約110,000円

スケジュール

6月 プロジェクト開始
7月 商品決定、試作開始
8月 クラウドファンディング取材
9月 販売準備
10月10日 亀岡市アグリフェスタでの出店
10月29日 龍谷大学なないろマルシェにて販売
11月4日 クラウドファンディング広報開始
11月下旬 クラウドファンディング開始
2023年1月 リターン発送

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

リターン

1,,000円 メールでのお礼
学生からお礼メールを送らせていただきます。

5,000円 マフィン5個セット
商品開発した米粉の風味が楽しめるプレーン味のマフィン5個セットになります。

10,000円 マフィン5個セット+クールライスセット
商品開発した米粉の風味が楽しめるプレーン味のマフィン5個セットに、今回の商品開発の材料も提供してくださった亀岡のクルベジ農家の井上さんがつくられたクールライス2㎏をお付けします。

10,000円 マフィン5個セット+ペルルさんの商品
商品開発した米粉の風味が楽しめるプレーン味のマフィン5個セットに、今回の商品開発に協力してくださった亀岡市の洋菓子店「パティスリーペルル」さんのスイーツをお付けします。

最後に

ここまで、読んでいただき誠にありがとうございます!!
ぜひ、多くの皆様方からのご支援よろしくお願いいたします。

  • 2022/12/11 17:49

    こんにちは!亀岡・南丹プロジェクトです。たくさんのご支援ありがとうございます!!応援コメントもいただき励みになります。改めてたくさんの方に支えていただいていることを実感しております。残りわずかですが、一生懸命に広報活動を頑張っていきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。リターンとし...

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