「茶処wa-laugh(ワラフ)」

北海道上富良野町に、誰もが「ただいま。」と言える場所を。

上富良野町に移住して10年になります、能楽師狂言方、榎本元と申します。この度、妻の佳香と共に、この町に、文化の発信基地としてのイベントスペースを伴った、小さなカフェを開きたいと思い、この企画を立ち上げました。

コンセプトは、「和」と「輪」、そして「笑」

私たち夫婦には、二人の息子がいます。下はまだ4歳で、やんちゃの盛りです。彼らがまだ乳児だった頃、たまには気分転換に、と何処かに出掛けようと思っても、泣いたり、オムツを換えたり...乳児連れでなかなか落ち着ける場所もありませんでした。

例えばそんなママさん、家族が、そういったことを気にせずに、ゆっくりくつろげるお店があったらどうだろう?赤ちゃんが泣いているのを、まわりの皆があたたかく見守りつつ、パパさんママさんも少しゆったり時間を過ごせる...着想の原点は、そんな風景でした。

同時に、そこは文化を発信する場所にも出来るのではないだろうか。

私は狂言師として、東京他全国各地で舞台に立つ傍ら、上富良野町にもお稽古場を持ち、近隣の学校等でワークショップを行うなど、狂言の普及にも務めています。そのスキルを活かし、狂言のみに拘らず、着物、浴衣の着付けや手入れなど和文化に関わること、また、音楽、演劇、絵画や書道、文化にまつわる様々の発信基地として、イベントスペースとしても活用したいと考えています。

上富良野町は、人口一万人の小さな町です。若い世代の中には、例えば音楽をやっているけどライブが出来る場所が無い、演劇やお笑いに興味があるけど発表の場が...内にある情熱を発散出来ないでいる方々も少なくない筈です。ライブがしたい、個展を開きたい...何でもいい、自分の「大好き!」を発信し、共有できる場所として、使っていただけるような、そんな空間を目指します。

カフェ、イベント、カルチャーという基本コンセプト

「茶処wa-laugh」のコンセプトは、以下の3つです。

①カフェ

都会のように、少し歩けばチェーン店のカフェがあるわけでもなく、ファストフードのお店もありません。学校帰りの高校生が、電車やバスを待つ隙間時間を過ごせる場所も、なかなか。そんな小さな町だからこそ、いつもの顔が集う場所でもいい。一人を楽しむ空間でもいい。他愛の無いお喋りが広がる時間...日常の隙間にちょっとだけの、特別な時間、居場所。

赤ちゃん連れのママさん限定の時間を設けたり、小中高生を集めて勉強を教えあったり、観光客の方と地元の方との情報交換の場でもあったり..多様な目的、ニーズに柔軟に対応しながら、既存のカフェの概念にとらわれない、人と人とを繋ぐ場所。

メディカルハーブセラピストの資格を持つ妻による、クッキーを始めとした手作りのお菓子をメインに、コーヒー、紅茶などドリンクメニューも、例えば妊婦さんにはカフェインレスの物を、近所の牧場から直送した新鮮な牛乳を、和文化を大切に、他ではなかなか味わえないお抹茶に和菓子、など...極力ワンコインで楽しんでいただけるようなメニューを考えています。

誰もが気軽に立ち寄れて、ほっと一息つける場所。お喋りも、ひとり時間も、赤ちゃんの泣き声も、見守る優しい視線も。大人も、子供も、地元の人も、観光の人も。日常の一瞬、おだやかに、おいしい手作りクッキーとお茶で、のんびり過ごせる空間を。ワラフはそんな、『みんなの逃げ場所』を目指します。

②イベント

弾き語りのライブ、演劇公演、お笑いライブ、、絵画や書道の個展...くすぶっている、こんなことやりたい!を積極的に応援します。趣味を眠らせず、外に発信することで、特に若い世代の眠っている才能を広げるお手伝いが出来たらと、一文化人として思っています。そうして人が集まり、繋がり、町の文化の発展に貢献出来たら思います。

趣味でも夢でも、心のうちにくすぶっている小さな火、やる気の種をたくさん見つけて、この場所で育み、広い世界に飛び出して行ってほしい。そんな出会いの場、発信と挑戦の場でありたいと願っています。

③カルチャー

手前味噌ですが、北海道内で、プロとして居住している狂言師は、私一人しかおりません。せっかくそんな人間がいるのですから、使っていただかない手はないと思うのです。店舗スペースをお稽古場としても活用する他、定期的にワークショップや講座を行い、狂言を知っていただく機会に。また、それをもとに、様々な形で、伝統的な和の文化を紹介したり、互いに学べる場でありたい。

waは、和の意味も含みます。着物の着付けをしてほしい、着付けを覚えたい、着物の手入れがわからない...そんな声にもお答えします。節句ごとにお菓子や花を変えてみたり、歳時記に則って、忘れがちな季節の変化を体感してもらったり。能楽師として、これまで約25年培ってきたものを活かし、及ばずながら文化の担い手として、次の世代にも和の良さを伝えていく。それを天命と考えました。

それが人と人とを紡ぐきっかけになり、町の活性化に繋がり、少しでも多くの笑顔が見られたら。訪れたお客さまが、「ただいま。」と、ふらっと扉を開けて入ってこられる、そんな「みんなの居場所」を。

十勝岳に向かうまっすぐな道の途中に、そんな小さなお店を構えます。居場所、逃げ場所、発信場所。私たち夫婦は、そんな空間を作りたいと思っています。

リターンのご紹介

以下のリターンを考えております。詳細画像は、製品完成次第、改めて画像を掲載します。

1000円~ wa-laughオリジナルデザイン ボールペンとクリアファイルのセット。

5000円~ wa-laughオリジナルデザイン 団扇、ボールペン、クリアファイルのセット。

10000円~ wa-laughオリジナルデザイン 手ぬぐい、団扇、ボールペン、クリアファイルのセット。

50000円~ 能楽師狂言方 榎本元 出演舞台チケット(令和5年5月、11月いずれかをお選びいただけます。いずれも東京都都内での公演。交通費、滞在費は含みません)。wa-laughオリジナルデザイン手ぬぐい。*公演チケットは、限定25枚とさせていただきます。

100000円~ 能楽師狂言方 榎本元 出演舞台チケット、令和5年5月、11月の二回分(いずれも東京都内での公演。交通費、滞在費は含みません)、wa-laughオリジナルデザイン手ぬぐい。*公演チケットは、限定25枚とさせていただきます。

いずれの返礼品も、御礼状を添えて郵送させていただきます。



プロジェクトで実現したいこと

「居場所」。繰り返しになりますが、それを作ることが何よりの目標です。この先10年20年、時間がたってもここだけは変わらない、安心できる場所としてあり続けたい。そのための、はじめの一歩です

資金の使い道・スケジュール

支援金用途概算は以下となります。

・厨房関連機器購入、設置 約80万円 

・食器、テーブル、座布団など備品の購入 約30万円 

・内装、看板作成 約30万円

・リターン品経費と発送料 約40万円  

・CAMPFIRE手数料 約20万円

開業までのスケジュール

令和4年12月、店舗(1階)、住居(2階)賃貸契約のうえ転居。転居が済み次第、イベントスペース、お稽古場として、運用を開始します。12月中に、返礼品用オリジナルグッズの発注も開始します。

令和5年1月から、カフェスペース設置開始。厨房機器の購入と搬入、設置。テーブル、食器類など店舗用備品の購入。2月を目処に、飲食店としての営業許可を申請。

令和5年3月末、カフェスペース「茶処wa-laugh」オープン。


店舗所在地

北海道空知郡上富良野町旭町4丁目4番45号(JR上富良野駅から車で4分、徒歩約15分)

店舗スペース 47.78平米


最後に

応援コメントをいただきました!

富良野メセナ協会 篠田信子様より

上富良野町に、新しいコミュニティーの場「ワラフ」が開店すると伺いました。オーナーになる榎本元さんとは、16,7年前からご縁があり、その後、毎年富良野メセナ協会の事業で講師として、各学校で「狂言ワークショップ」を開催していただきました。

本物に触れる大切さ、古典芸能を知り体験する大切さを伝え、子供たちの笑顔に触れてきました。文化芸術は、誰でもどこでも享受する権利があります。その場を作るのは行政にだけ頼るのではなく、民間も努力する義務があると考えています。

しかし、民間が担うに当たり「資金」が大きなネックになります。皆さんのお力で、はじめの一歩を飛び越える応援をし、富良野圏域の文化発信の拠点を増やしていただきたいと思います。

やがて大きな文化芸術拠点が面になり、豊かな心を育む地域になることを願ってやみません。古典芸能の普及を柱にする、榎本夫妻の実践を応援させていただきます。



応援コメントをいただきました!

上富良野町長 斉藤繁様より

先日、榎本さんが町長室にお越しになった際、今回のプロジェクトのお話を伺いました。町民の方の夢が実現して欲しい、町長として素直に思ったところです。

榎本さんは北海道に住んでいる唯一の現役狂言師の方です。ご家族でKamifu Lifeを実践されています。上富良野を選んでいただき有り難う御座います。東京からの移住で、しかも伝統芸能の狂言師ですので、このプロジェクトは町内外の人々に大きな輪、和を創造してくれると思います。

伝統をベースに文化の発信、交流の場の創造やイベントなど、榎本さんの新しいチャレンジを心から応援しています。



赤ちゃん、学生からご年配の方々まで、世代も一切問わず、みんなが笑顔でくつろげる場所。

人が和み、輪を作り、才能が育まれて、小さな町から、もっと広い世界に繋がる架け橋。

ゆっくり流れる時間と、文化の溢れる空間を、十勝岳に囲まれた風景のなかに。

いま、上富良野の町に必要とされているのはそんな場所なんじゃないかな、と思っています。是非ともご支援のほど、よろしくお願い致します。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/04/05 11:41

    妻と二人、手作りで準備を進めて参りました。まだまだ足りないところもあるかと思いますが、皆様といっしょに、町の小さな拠り所として、細く長く、ゆる~く歩んでいければと思います。今後とも、宜しくお願いいたしますm(_ _)m

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